新発田市長選の候補予定者の討議資料から見る「訴えている政策」の中から「その他の政策」を読み解いてみます。
早いもので、日が変わりとうとう今日は告示日になってしまいました。
今まで、両氏の討議資料によって、子育て、産業・経済振興・まちづくりのジャンルで双方の訴えを分析してきました。

私は現職議員で公職ですので、告示後の選挙期間中は、政策の比較なども公職選挙法に定める「人気投票の公表の禁止」条項に緩く抵触するか可能性があるため、気をつけて記事を書く必要があります。
よって、投票日前日までは、討議資料では伺えなかった内容について公平に取り扱っていきたいと考えています。

今後の4年間を任せる大切な市長選挙です。
議員は過半数でようやく市長と対等ですので、首長選挙の重みは議員選挙の比ではありません。
国政と違い「良く解らない」ことだらけの地方自治ですが、市民生活に直結していますので、とても大切です。

私の記事を参考にして、棄権などの無いように投票に行ってくださいね!

さて、その他の政策について記してみます。
二階堂氏
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二階堂氏は、「子育て世代から選ばれる街」になるためには、教育の充実が重要であると訴えていまして、これは二期目に追加した大項目です。
最後の二項目は、国の政策ですし、居場所カフェの新設というのも、ややきな臭さを感じる(ビルの空き店舗対策的?)政策ではあります。
英語、数学の専任職員配置は小さい投資で大きな効果があった政策でしょう。
また、賛否両論ですが、標準学力テストの導入によって、弱点の見える化や、成績の数値化が可能となり、さじ加減的な教育の現場でもPDCAサイクルによって良い循環が出来上がっているように感じます。

一方の小林誠氏は教育の充実についてはあまり触れていません。
市長の肝いり政策なのだから是非対案を示して欲しかったですね。残念!
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小林氏は、大項目として
・高齢者対策として地域包括ケアシステムの強化と、公共交通施策を見直して、まちなかの高齢者の足を確保すると訴えています。一体国から指定されたスキームでどのような独自性のある包括ケアシステムを考えているのでしょうか?こちらも具体策は何も示されていません。
公共交通に関しては、市街地を無人走行するバスの導入を想定しているようですが、現在の自動運転レベルは2〜3と言ったところ・・・。あと4年でレベル4〜5に行くと思っているのでしょうか?バス会社を起業した私から見ると、これも遠い未来の夢を公約にしてしまっています。
改めて言いますが、公約とは4年間に手がける政策について市民との約束ですよ!


・地域のコミュニティ団体活動資金助成制度を作る
→地域の若手リーダーの育成を推進とありますが、生活にそれなりの余裕がある若年層はそんなに層が厚いのでしょうか?若者が声を上げてくれる仕組みが出来れば素晴らしいことですが、こちらも詳細な制度設計につながるロードマップはありません。

・稼げる農業の仕組み作り
→口頭では個別補償復活!と言っているそうですが、財源は一体どこから捻出するのでしょう・・・。
現職の二階堂氏は、農産物輸出によって農家の所得を増やすという作戦を訴えていますが、小林氏はDMOでのコメ輸出は無駄と一刀両断しています。
今のところ、どちらが良いかは結果は解りませんが、同じく所得向上の道筋を示している現職に対しては、是非とも所得向上についての詳細を示して欲しいですね。
また、「市独自の新規就農者への支援制度をつくる」とあります。二階堂氏は国の新規就農者メニューに市独自の「住宅取得支援」などの合わせ技を掲げていますが、小林氏はどのような市独自の秘策があるのでしょうか?是非聞かせて欲しいと思います。