新発田市は、明治期の起業家である大倉喜八郎の生誕地です。
その大倉喜八郎が、東京向島に建てた「迎賓館」である「蔵春閣」が解体保存されており、持ち主である大倉財団から、創業者の郷里である新発田市に寄贈されることになりました。
「蔵春閣」は、明治期の贅を尽くした内装など「国宝級」と言われる木造2階建ての文化財でもあります。
その移築に関して現在、市議会総務常任委員会では「閉会中の継続審査」として調査を行っています。
議会では基本的に「会期」があり、会期以外では、議案審査などの「いわゆる議会活動」はしないのが基本ですが、会期にとらわれずに時間をかけて審議すべき案件について「継続審査」として活動をを継続しています。
本日の新潟日報朝刊に掲載された、蔵春閣に関する記事ですが、掲載内容について違和感があり、ここに記します。
20200806日報 蔵春閣001


寄付を受けた経緯や蔵春閣自体の記述には問題ないのですが、論調が基本的に市側のスタンスで書かれています。
まるで、市議会が「金額が高いから難色を示している」との趣旨ですが、これは大いなる誤報であり、市側の説明に基づいた曲解とも言えます。

まず、市議会が問題にしているのは下記の通り
‖⊇娚佞隆鸞に際して市長は一貫して「移築は寄贈する大倉財団の負担で行い新発田市の負担は外構のみで極めて少ない」と繰り返し答弁しているが、活用するための付帯施設を含め1億6千万円の整備費は市民感覚から見て高すぎ、市長答弁の内容とかけ離れている。
∋垉腸颪任蓮過去2年間にわたり、全体の整備費と新発田市の負担額、移築後の活用法とその後のランニングコストについて再三ただしてきたが、市長は「金はかからない」、担当課長は「設計が終わらなければ金額は解らない」と互いに先延ばしを行い、その結果、議会としてやむを得ず実施設計予算まで認めてきたが、今年の6月議会にようやく、新発田市負担の総額1億6千万円が判明した。
0楡濔貊蠅砲弔い撞腸颪箸靴討侶誅世鮟个靴燭里昨年2月、その後約1年間、担当課はまるで「フリーハンドの如く」議会に諮らないまま事業計画を進め、その間も再三「全体の事業費を明らかにするよう」申し入れをしているにも拘わらず、「先送りに専念」し既成事実を積み上げて後戻りできないよう仕向けた。
ずG6月議会では、全体事業費の1億6千万円の説明を伏せたまま、事業費の一部でしかない約3300万円のみを他のコロナ関連予算が大多数を占める中、補正予算に紛れ込ませ進めようとしたため、担当課及び執行部に対しての信頼関係が損なわれた。
ズまでの執行部答弁では、「公園の公衆トイレが活用出来る」、「厨房はフードトラックやキッチンカー」を横付けすることにより不要」などと、費用がかからないことを強調していたが、ここに来て「既存公園トイレは浄化槽タイプが古く使えない」、厨房は「仕出し対応など、温めや盛り付けなど厨房機器を設置しない最低限のスペースが必要」などと、答弁が大きく変遷してきており、そのように前提が変わったのであれば、都度議会に対して報告&説明すべき。
Τ萢冕,砲弔い董大凡の見込みが記されず、夢物語的で画餅と断じても良いようなレベルの内容で具体性に欠ける。また、ランニングコストや指定管理等、開設後の運営のイメージが示されないまま、担当課レベルで事業計画が進められた。
担当課は「実施設計の成果物が納品されれば直ちに総務常任委員会に報告する」と約束しているにも関わらず、3月末の納品後、コロナを理由に速やかな報告を怠り、6月議会の総務常任委員会開催直前に報告がなされた。