T-Fal ティファール電気ポットの修理

旅館の現場で使っていたT-Falの1.5l電気ポット KO1515JP/87 が「いつまで待ってもお湯が沸かない」との報告。
確かこのポットは3500円くらいで購入した記憶があります。
メインのポットは1.2lですので、大容量で案外使い勝手が良いのです。



原因はヒーターに通電しないと言うことは、ヒーター断線か回路の接触不良にほぼ決定！
と言う事で、廃棄前提での調査＆修理に着手開始。ヒーター断線なら迷わず廃棄決定ですが・・・

先ずは裏面の3本のタッピングビスを外して下蓋を開放



うむふむ！中の構造は至ってシンプルで、ポットの底板にヒーターがぐるっと貼り付けてあり、AC100vの電源のOFFは、ポット上部につながったパイプを経由して、バイメタルの円形の板バネをぺこっと跳ね上げてスイッチを切る構造です。



先ずは一番の問題となるヒーターの断線チェックですが、良い感じで導通がありますのでヒーターは使えると言うこと。



そうなると、原因は接点関係しか有り得なく、温度上昇で切断する接点部分か、電源供給部くらいしか無いわけです。
テスター当てると接点は機能しているようです！と言う事は電源供給の台とポットとの間の接点不良と言うことになります。
接点部を細かい紙やすりで軽く撫でて修理完了で復旧！
せっかくのバラしついでに、接点部分にウエットタイプの「接点回復剤」を噴射してキレイにしておきました！

金額は僅かですが捨てればゴミ。
最近の家電は複雑になっていますが、よ〜く考えると案外簡単に直ることも多いですよ。
特に接点回復剤はホームセンターで300円くらいで売っているので一家に1本有ると便利ですね。

修理時間は30分で費用は手持ちでしたのでゼロでした。