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デザインウィーク中に、原宿のKDDIデザイニングスタジオで行われた深澤直人さんとタナカノリユキさんのトークイベントに行ってきました。

タナカさん曰く、深澤さんは真面目な理論がありつつ、言うことは結構ぶっ飛んでいるとのこと。「CMで一番目だったのは、松下の石油暖房機の謝罪CMだよね」とか。いろんな音が飛び交うCMの中でいきなり無音がくると気になるというのはわかりますが、そういうのを真面目にCM制作の場で議論するのはなかなか難しいことだそうで。


また、いろいろ言われてた中で興味深かった言葉は、「色は機能のひとつである」「もしある色で全体がダメになるプロダクトがあったら、それはもともとのフォルムで失敗している事が多い」「人々の無意識が良いと思ってるのを作るためには、個性を消すことが必要」などです。

特に色を機能の一つと考えるのはプロダクトデザイナーらしい言葉ですが、「特定の色が似合わないプロダクトを作らない」という姿勢はかなりストイックだと思います。実際色が原因でモノ自体の価値までが減じられるのを見る機会はとても多いのですが、深澤さんの手がけるプロダクトはどれも独特な色をしてますが、破綻してませんもんね。



また面白かったのは、「病院は天井が一番大事。なぜならベッドに寝そべる時間がとても多いからだ」というひとことでした。天井って現代ではどんなビルディングタイプでも床面に比して材質や処理などが軽んじられる傾向にありますが、意外に見えがかりの面積も大きいし、天井は空間の雰囲気を決定づける重要なファクターですもんね。