June 07, 2004

「P2PとBlogの勉強会」 ログ及び補足資料(1)

6月6日にP2P勉強会が桐生で開催されました。参加して頂いたみなさま、どうもありがとうございます。中には東京からいらした方もいらっしゃって、本当にお疲れさまでした…

 さて、今回の勉強会は講師がダメだった点もあり、P2Pをまったく知らない方にはわかりにくかったと思います。そこで、今回の勉強会で私の話した内容と補足資料を何回か作ることにしました。

 当日に配られた資料と一緒に読んでいただければ良いと思います。

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 どうもP2P today ダブルスラッシュという情報サイトをやっております、横田と申します。今回はこの場をお借りしまして、P2Pにつきまして簡単な説明を行いたいと思います。KAIN P2PコンソシアムでP2Pの説明となりますと、本来であるならばSIONetの説明をするべきかとは思いますが、今月の下旬に星合先生の特別講演があります。恐らく、そこでSIONetの概要とSIONetの考えるP2Pについて説明があるかと思いますので、今回は一般的なP2Pの話を中心にお話したいと思います。


 まず、P2Pを説明する前に「クライアント/サーバ」について説明したいと思います(2ページ)。クライアント/サーバでは、中央に強力なサーバがあり、クライアントが接続している状況になっています。ここで言うサーバとは、サービスを提供する強力なコンピュータの事で、クライアントとはサービスをうけるコンピュータ、つまり皆さんがお使いのパソコンの事を思い浮かべていただければわかりやすいと思います。

 サーバは強力なコンピュータですので、サービスを受けるコンピュータである「クライアント」の動作を肩代わりをさせることができます。そのため、クライアントのコンピュータに負担がかかりません。また、サーバは処理を負担するだけでなく、クライアント同士の通信の「仲介者」となることもできます。

 クライアント/サーバモデルについて長所と短所をまとめたいと思います(3ページ)。まず「長所」については一点目として、クライアントとサーバの役割分担が決まっているのでクライアントの処理が小さくなることが挙げられると思います。

 クライアント/サーバのモデルでは、クライアントのコンピュータがサービスの提供者になることはあまりありません。そのため、クライアントに突然の負荷がかかることは基本的にありません。また、提供するサービスにはサーバという「仲介者」を通すためサービスの管理が非常にやりやすくなっています。

 逆に「短所」はどうでしょうか? まず、サーバ等の設備を備えるのは大変です。高価なハードウェアやそれを維持する費用や人手が必要になります。2点目として「サーバ」に処理が集中するという点があげられます。

 「サーバ」と呼ばれているコンピュータは、一般のパソコンよりも強力ですが、多数のクライアントから「サービス要求」がくれば、いかにサーバが強力でも、全ての要求に答えるのは難しくなります。3点目としてクライアント/サーバでは変化に対応するのは非常に難しくなっています。基本的にクライアント/サーバモデルではサーバを仲介してのサービスとなっているために、ユーザ(クライアント)側が何か新しいサービスを始めようと思っても、サーバ側が提供しなければ新しいサービスを始められません。


 それでは、次にP2Pモデルを見ていきたいと思います(4ページ)。P2Pという言葉は「peer to peer」という言葉の略語で、Peerとは対等という意味があります。P2Pのモデルでは、この「対等」な相手同士のネットワークがP2Pです。

 クライアント/サーバのモデルでは、サーバとクライアントと明確に役割が決まっていましたが、P2Pでは自分のコンピュータの役割を「ある時はサーバ、ある時はクライアント」と役割を柔軟に変化できます。また、クライアント/サーバの考えでは、コンピュータ同士が通信するには、サーバのような「仲介者」が必要となりますが、P2Pのモデルではコンピュータ同士が直接、通信ができます。

 P2Pのモデルでは、接続されているコンピュータが「サーバにもクライント」にもなるため、サーバに集中しません。高価なサーバや設備を容易しなくとも、インターネットを使ったサービスを提供できる可能性があります。


 それでは、P2Pの特徴をまとめてみたいと思います(5ページ)。まず「各人が持っている(パソコン等の)デバイスが"対等な通信相手同士の通信形態である"」ということ(ピア)、「"対等な通信相手"同士が、サービスの提供者にもなり、サービスの受信者にもなる」こと(サーバント)、「特定のサービス仲介者がいない」(ブローカレス)といった点があると思います。

 次に、これらP2Pの持っている特徴を考えながら、実際にP2P技術を使っているソフト/サービスを見てみたいと思います。(明日以降のエントリに続きます)




<参考>
P2Pの基礎〜P2Pって何だろう?


kozai22 at 22:15│Comments(0)TrackBack(0)P2P 

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