南アフリカのワインです。
カレンダーピーク ウィンターフック ソーヴィニヨンブラン 2015を飲みました。

カレンダーピークは南アフリカのステレンボッシュに位置するワイナリー。
マクドナルド&ジェフリー家族による所有。南アのステルハイスというワイナリーの醸造家のヨハン・クルーガー氏と、ケープワインマスターというワイナリーのクライブ・トール氏が手を組んで作ったワイナリーになります。

2014年から南アの若手の生産者である、ラールワインズのドノヴァン・ラール氏をワインメーカーに迎えています。ラール氏もレーベルを挙げれば「ラール」「フュールバーグ」「ビーストワンダリング」「カレンダーピーク」と何でもござれな感じですね。

ちなみにこの辺りのワイナリーの説明はワインショップのAnywayGrapesさんが詳しく調べています。
参考:カレンダー・ピーク (Calleder Peak)/Anyway Grapes
いつの間にかブティノのページの一つに入っているようです。そう考えるとラール氏(ビーストワンダリングはブティノ社によるレーベル)というのも分かります。

「セレス」という独立小地区のW.O.表記になっています。
タルバック地区の東、ブレードクルーフ地区の北に位置し、標高は850mとのこと。
また、近隣にブティックワイナリーのDonkiesbaaiという所があるようです(ピノノワール作ってるようです)

カレンダーピークの輸入元はラフィネ社です。
ウィンターフックはおそらく、下位レンジという位置づけで良いのだと思います。
ソーヴィニヨンブラン単一。


■カレンダーピーク ウィンターフック ソーヴィニヨンブラン 2015
ウィンターフック ソーヴィニヨンブラン 2015

輸入元価格は2,500円。


香りは青草を思わせるグリーンさに、
土をかぶったネギのようなスパイシーでツンとした香り立ち。
香り立ちから甘い要素は無くシャキッとドライな要素が感じ取れます。

味わいはやはりスッキリしており、
ネギのような辛み(からみ)、ライムを思わせる清涼な要素などがあります。
ボディは香り立ちよりはふっくらしており、貝類のような旨味があるように思います。
ほんのわずかにコンソメやポテチのような香ばしさがあるような気がします。

余韻はスパイシーなイメージに青草のような爽やかなイメージ、
ほんのりナッティーな要素が残るように思います。


さて、香り立ちから見ると、こんなもんかなぁとも思ったのですが、
味わってみると意外と追いかけたくなるいい塩梅のワインだと思います。

あまり特定の要素がバシッと前に出てない中庸さもある点も割と高印象です。

もっとも、南アのソーヴィニヨンブランと言うと意外と競合が多く、
千円台からは、おなじみブーケンハーツクルーフのポークパインリッジ、
また、3千円クラスもデイヴィッドニューウッドが有する「セダバーグ」「ゴーストコーナー」など2千~3千円クラスだとかなり肉厚でボリューミーなものが多くあります。

南アのソーヴィニヨンブランは個人的にはいい感じの物が多いように思います。
そのような狭間の2千円くらいの所にあるこのワインが、特筆してこいつはすっげえ!という感じは正直ないです。価格対比で見るとちょうどその中間にあるいい塩梅のワインかなという気がしました。
15年とヴィンテージは若いので、もう1年くらいは待ちたい所です。



【南アフリカ】【白ワイン】ウィンターフック ソーヴィニョン・ブラン 2015[辛口]

購入はヴァンヴァンさん。


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