2/24は東京にてサントリー社さんが開催する
日本ワイン×日本料理をテーマとしたワイン会に参加いたしました。


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サントリー社さんのWEBマーケティングとして、ブロガー向けに開催しているイベントのようです。
規模の小さなブログですが、まさかのお声掛けをいただき、会場は東京でやります、とのこと。

グダグダと直前まで、参加するか否か悩み、根性で休暇を取り、大阪より参戦することといたしました。

参加は10名程度でしょうか。
最後にまとめますが、みなさんブログの運営は大先輩の方ばかりで
適当な私が参戦してもよいかという気はしました。はい。


参加の決め手は「日本食×日本ワイン」というテーマがあった



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お声掛けをいただき、参加の決め手は、日本ワインと日本食のマリアージュというテーマが明確であった所です。

また、以前も別の記事で話をした内容とかぶりますが、この「日本ワイン×日本食」は個人的に非常に興味が合った内容でした。

■過去記事
甲種の輸出が大幅増?日本のワイン輸出と「日本食×ワイン」を考える


日本ワインについては品質の向上がなされているものの、葡萄自体の生産量が少ないこともあってか全体的にコストパフォーマンスは「悪い」部類に入ると思っています。
一方で、インバウンド需要であったり、日本食の海外進出などがクローズアップされています。

輸出をするならば、国外でもそれなりのプレミアムレンジになってくるでしょう。
その価格のギャップを埋めるならば「日本食と合わせるほかない」というのは必然だと考えています。


おそらく、長期的には「やらないといけないテーマ」になってくるでしょう。
日本食とワインは合わない、なんて言い続けるのはもう時代遅れです。


そんなところにサントリーさんからのお声がけです。


やったね!サントリーはすげえ!
ということで、最大手のサントリー社さんはどういうストーリーで持ってくるのかなぁ、というのはとても気になっていました。




会場は「六本木 瀬里奈 本店」



serina
http://www.seryna.co.jp/seryna/roppongi/




サントリーはすげえ。

いや!いいの!もっと軽いところでいいの!!重い!ぼくには重いよ!!!

私のようなお小遣いサラリーマンにとっては、「役員が接待で使う店だなぁ」と途方に暮れるような感想しか持てなかったわけですが。
訪日客用に英語のWEBページもありますし、要はそういう所なんでしょうね。

ギロッポン(六本木)でワインを飲むだけでも気合いが入っていた上に、
会場の近くで何度も「ここでいいのかしら…」とぼんやりしていました。

ちなみに、今回供されたのは特別メニューのようです。
実際のお店のレギュラーメニューは神戸牛とか毛ガニらしいので、
ガチ接待に使いたい方向けだと思いました。




サントリー社の歴史やこだわりの話



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これは、サントリーさんの現生産研究部の課長様よりご説明。
興味深いなと思ったのは

・サントリーの「日本ワイン」は共通のロゴを使用している

・「日本ワイン」の構成比は国内品種でだいたい5-6割くらい(マスカットベリーA、ナイアガラ、コンコードなど)

・登美の丘は「赤玉ポート」の葡萄原料欲しさに開拓した畑である事

・「赤玉ポート」が売れに売れて、その収益源で欧州品種に拡大し、結果、国内の欧州品種のパイオニアになったこと

・登美の丘の植樹は10年スパン程度で見直しており、「この品種は合わない」と判断したら植え替えていること

・ビオディナミの要素を入れたワインにも注力している

・「日本らしさ」の訴求として、「甲州」品種への植え替えも方向感としては持っている(特に「登美」)


こんな所でしょうか。
他のワイナリー含め、結構ポロポロと情報が出てきて話を聞いていて面白かったです。




供されたサントリー社のワイン



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気になるワインですが、超スタンダードレンジです。ズバリ登美の丘より3種
・登美の丘 甲州2014
・登美の丘 シャルドネ2013
・登美の丘 赤2012
の3種です


あと、うれしいことに乾杯のビールはマスターズドリームでした。
あのCM好きなんですよね。なんか夢とロマンがあって。余談ですが。


ワイン自体は「かみのやま」とか捻った所がくるかな?と思いきや、直球ストレートです。
これらは個別に記事にしたいと思います。



供された日本食



有り難いことに、供された日本食も大変豪華でした。

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前菜3品  ごま豆腐と生うにのせ/法連草とわらびのお浸し/特選牛炙り寿司
お造り   鮪、鯛
盛り込み 銀だら西京焼き/かにサラダ/青森産ホタテのバター焼き/鹿児島産 新筍の唐揚
台物 特選牛サーロインステーキ
食事 ガーリックライス/香物/汁
デザート 杏仁豆腐

ポイントとしては、「洋風を交えた創作料理」などではなく、
かなりド直球に”日本食のディナー”だった所でしょう。
思いっきりとろろ昆布を入れた味噌汁とか出ましたからね。


この記事では、その「相性」について少しコメントをします。




相性を考えながら食す



ということで、とかく、料理との相性を考えながら食べることにしました。
特にバイザグラスというわけではなく、ワイン自体は一斉に出てくる形式だったため、これはラッキー。

魚料理とこっちの白と、あと赤をあわせちゃおう、とか好き勝手出来るのは大きな所です。

以下、「よかったなぁ」と思えた組み合わせを列挙します

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■銀だらの西京焼き×登美の丘 シャルドネ 2013
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これは凄くいいなと思いました。
西京焼きの甘い風合いと、シャルドネのコクが良く合います。

登美の丘 シャルドネ自体がムルソー的というか、小麦やポン菓子的な要素が強く、
余韻はカラメルを思わせる出来だったので、麹を感じるような西京焼きには良く合ったのだと思います。


■焼きホタテ×登美の丘 シャルドネ 2013

これもシャルドネが良く合うなぁ、と感じました。酸と焼いたホタテの焦がしたようなニュアンスがいい具合にあっています。
一方で赤も割とマッチしていて、これは樽のニュアンスと焦がした感じが良く合ったのだと思います。
逆にすっきり系の甲州はホタテとの相性は個人的には合わなかったです。



■新筍×登美の丘 甲州 2014
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率直に、この甲州は葉物や根菜と合うのだと思います。
かなり前菜の部分から甲州が万能ぶりを発揮していたのですが、
やはりメインに行くにつれてシャルドネや赤に分が回ってくる印象でした。

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赤身のマグロと一番あったのは甲州2014でした。
甲州品種の持つ柑橘の要素が旨い具合に赤みの鉄っぽい味わいと合うんですね。

逆に白身で一番合ったのはシャルドネ、次点が赤でしたので
この辺は一辺倒には言えないなぁ、と。



■サーロインステーキ×登美の丘 赤 2012
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まぁ、そりゃそうなんですけど・・・
申し訳ないですが、登美の丘 赤は割と軽やかな路線だと思っています。
木質香などはあるものの、基本的にはボリューミーではないと。

ただ、食事と合わせると、逆にワインが引き立て役になります。「あれ、このくらいのがいいかも」と思ってしまいますね…。
基本的にワイン単体で判断しているので、これは大いに反省した所です。



■ガーリックライス×登美の丘 シャルドネ 2013
■汁物(とろろ昆布)×登美の丘 甲州2014
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とろろ昆布の味噌汁と甲州、良いですねぇ…。
なんか還るべきところに還った感があります。
ガーリックライスはシャルドネのコクと酸といい感じに合いました。

ガーリックライスは逆に甲州は合わなかったですし、
とろろ昆布の味噌汁はシャルドネとは合わなかったです。
赤はなんというか、合わない物がないというか、リベロ的なバランスがあるなぁ、と。




その他質問



気になってたことは雑談交じりに吸収させていただきました


Q.日本ワインは今度どうなってく?もしくはどうしたい?
A.基本的には国内のワインブーム/海外への輸出両面で攻めたい。
日本ワインの市場は国内ではまだ3%程度。
国内の日本ワインは2011年以降急速に伸びており、これはブームと感じている。
また、海外で言うとシンガポール(グレイスワインがやってますね)が日本ワインに関心が高く、今後も伸びが期待できそう。


Ch.ラグランジュの知見も入れながら、当然サントリー社はやっているのですが、日本の風土に合う作り方、というのを意識されているとのことでした。

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頂いたレジュメで面白いのは登美の丘が雑草ボーボーで栽培していることですね。
仏は逆に土を丸出しでやっているのに対して、これはこの地にあったやり方、とのことです。
なるほどなぁ。



まとめ



想像してたよりとてもよかった
という当たり前の感想を書かせていただきます。

というのも、最初は「登美の丘かぁ…」なんて思っていたのです。
スタンダードレンジですし、どうなるのかなぁ、などと思っていました。


考えると、この価格レンジはレストランであったり、海外輸出を考えると実戦的なラインなのかなと。
(デュオ・ダミとか海外のレストランでいくらするんでしょ…)

また、過去にサクッとテイスティングした時よりはやっぱりじっくり飲むと違うなぁ、と。
特に白は品質高かったです。
こんなことをいうと、これまで飲んだ全てのワインに怒られそうですが、そういう印象は持ちました。これは別途記事にします。


面白いのは、刺身と白なら何でも合うかというと、そういうわけでもなく、
甲州が合う部分と、シャルドネが合うものは別。赤は万能型でしたが、それでも色々と発見がありました。
登美の丘同士だし、そんな変わらないだろと思ってたんですが、結構違いました。


結局、口コミでも何でもいいんですが、日本のワインと日本食というのは、日本人だから発信できる、と感じます。そこが確認できたのは非常に大きかったです。


多少ひいき目に見てしまった感も否めないのですが、
さっすがは大手のサントリーさんやで!!!勉強になった!!
と思った会でした。サントリー様ありがとうございました。


■日本ワイン サントリー公式
http://www.suntory.co.jp/wine/nihon


2/26追記:この記事含め、記事は以下の4本です
サントリー「日本ワイン×日本料理」ブロガーイベントに参加しました
サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 甲州 2014を飲む
サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 シャルドネ 2013を飲む
サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 赤 2012を飲む
それぞれのワインの感想と、合ったものをまとめています


参加のブログ管理者様


この日ご一緒させていただきました方の管理されるブログの本イベント記事は以下です。敬称略してますがご了承ください。

■ 『MOMOの東京グルメ日記
■ 『ワインヲタ入門生のチラシの裏
■ 『ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~
■ 『ワイン大好き ~ラブワインな日々~
■ 『安ワイン道場』 
■ 『わくわくするワイン、ときどきお酒
■ 『プチプラワイン』 
■ 『アルさんのつまみ食い2』 
■ 『ワインと絵画がある生活』 
■ 『ひとりぼっち達のテイスティング勉強会』 
■ 『まいにち、エシェ蔵!』 

ありがとうございました。


登美の丘 甲州 2014 登美の丘ワイナリー 自園産ぶどう100%使用 白ワイン 750ml



登美の丘・白(シャルドネ)[2013]年・蔵出し品・シャルドネ100%




登美の丘 赤 2012 サントリー登美の丘ワイナリー 赤ワイン 750ml


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