南アフリカのワインです。
海底熟成ワイン サブリナ Act1. 2011ヴィンテージを飲みました。

海底熟成ワイン サブリナは南アフリカ「クルーフ」社のシラーズ100%をボトル詰めし、日本の伊豆の海底で熟成させるというコンセプト・ワイン。

日本の株式会社 コモンセンスという企業が主体となった「ヴィーナス・プロジェクト」の1本であります。
協力として、楽天内のヴェリタスというお店で著名なワインプレスインターナショナルさんの協力を得ているようです。



スペック

今回かなり特殊なのでいったん整理しましょう

●ワインの生産地
ワインの生産地は南アフリカのダーリン地区。クルーフ社のシラーズ100%

●熟成以外の温度管理
定温(リーファー)で輸入、国内配送・倉庫管理も定温管理されています。

●熟成場所
伊豆の中木の海底内 水深およそ15m

●熟成期間
海底の熟成期間はおよそ7カ月(2012年11月~2013年6月)

●生産本数
6,000本(それぞれシリアルナンバータグ入り)

●コルク
DIAM社のコルクを使用

●耐圧性・シーリング
水深100mにも耐えられるようJR総研の協力を得て、ロウキャップでコーティング


もっとも独特なのは、そのボトルの風合いです。
熟成期間中に海底の付着物がつくことでオンリーワンで独特なボトルの風合いが演出されます。


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このようなコンセプトワインゆえ、お値段は一万円。付着物が多いものは12,000円とワンランクお高め。
amazonで販売しているものは1万円の「Bタイプ」という付着物が抑え目の物になっています。


そのかわり、amazon販売分はもれなくこのような専用BOXがついています(画像下に写ってる青いものはこのワインの説明リーフレット)乾燥材が入っていて、付着物がダメにならないように配慮されており、かつフィルム包装です。キャップ部分はロウキャップに近い特殊シーリングです。


面白いなぁ、なにより南アフリカワインだし、という単純な興味から調べていたのですが、1点、どうしても気になる部分があって、当方から販売元の株式会社 コモンセンスさんに直接問い合わせています。そのため、販売ページなどに書いてない内容です。問い合わせた事に関する件は、許可を頂いていますので、掲載します。



熟成する海底の「温度」について


1点、ここがどうしても気になった点です。

このワイン「SUBRINA」の熟成環境。つまり水温です。
商品説明PDFにはこの伊豆沖の海底の水温は「12~26度」と記載があり、そもそもワインの熟成には温度が高すぎるのでは??という疑問です。

で、これって実際本当に26度くらいまでいくの?実測温度とか、なんかデータ無いの?と問い合わせたわけです。

すると、丁寧に回答を頂きまして。

このワインが沈められる伊豆の中木という漁村は、川の水が入ってくる環境にあり、平均水温は沖の平均的な場所よりも2~3度ほどは低く観測されるようです。
平均水温の参考は:http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/01ocean/1-4-1.html

以前、コモンセンズさんの方で実測された際は、もう少しピーク時が低くて、熟成の期間である7か月(11月~6月)の水温で12度~17度の範囲であった、とのことです。

温度管理には気を使っているようで、ボトルのエッチング(彫り作業)も15度、定温リーファー輸送、トラックももちろん定温。その後定温倉庫管理。amazonで扱っているのはamazonが定温倉庫管理を始めた時からのようです。

なるほど、それであればスッキリしました。
悪く見ても20度を超える、という感じではなさそうです。ありがとうございます。



ソムリエナイフは「必須」です

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感覚的にはかなり堅いロウキャップのタチの悪いタイプ、くらいがっちり堅いです。
グリっと注ぎ口のあたりを一周回して、タテに切り込みをいれてガリガリ削りましょう。ソムリエナイフは必須となりますので、贈り物・プレゼント用途時はソムリエナイフも一緒に上げた方が親切ですね。

コンビニや100均にあるようなT字コルクでは家から包丁かドライバーを出してくるような感じになると思います。


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ボトルの風合いは大変ロマンがあります。



■海底熟成ワイン SUBRINA(サブリナ)レゼルブ シラーズ 2011 ACT1
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amazonでの価格は10,500円(専用BOX込み)です。


香り立ちは革製品やハムのような燻製的な香り立ち。
チョコレートのようなビターな香り、プラムやブラックベリー。コショウのようなスパイス。ミルクの要素など。

シラーズらしい香り立ちの方向感で、新世界的に類する香り立ちのように思います。

時間の経過で、鉄さびのような香り立ちが出てきたので少し気になる所。
焼けたような印象はありません。この鉄っぽい感じは時間の経過で大人しくなりましたので、飲むタイミングは少し様子を見ながら楽しんだ方が良さそうです。全体的に肉厚でビターな香り立ちである印象です。

抜栓2時間も経つと、トーストやモカ、わずかにハーブ香も感じ取れるようになってきました。


味わいはスパイス感を豊かに感じます。
わずかに鉛筆のような木質的な香りが鼻を抜け、やや塩味を感じる味わい。
プラムのような紫色の果実みが感じ取れます。

口に含むとパワフルなアタックがありますが、酸味は比較的穏やかです。
スパイス感が前に出ているように感じ、ボディからアフターにかけては、比較的中庸です。


余韻にはコショウのようなスパイスが感じ取れます。


さて、正直2011年のシラーズで、かつ海底熟成という他で見ない環境のアイテムです。
もしかすると飲み頃を過ぎて…という線も考えていたのですが、思った以上に元が肉厚なシラーズなのでしょう。まだまだビターでがっしりとした印象があります。

樽熟成させたスペインのワインに近いのかなぁ…という部分は思ったのですが、海底熟成だからどう、という部分は難しい部分で、判断がつきませんでした。

感覚的には、香り立ちのビターさに対してボディがスマートだと思いました。
というのも、ベタッとタンニンが残らず、スパイス感が先行しています。
それゆえ、そのようなイメージを思わせるのでしょう。

思った以上に、枯れ感や熟成感、という見方とはこのワインは遠い位置にあるように思います。
ヴィンテージから見て、焦って飲んだりする必要はなさそうです。



個人的に評価したいのは、このワインの需要が特にプレゼントや贈答用で活躍するであろう点です。
コンセプト面がしっかりとしている部分が特に気に入りました。

ワインビギナーの方が特にロマンを抱くであろう「生まれ年ワイン」が対抗馬になるのかなと思うのですが、このブログをご覧の方はご存知の通り、生まれ年ワインは、なかなかリスキーな産物であります。

そのような生まれ年ワインに対抗するポジションとして、「海底熟成」という切り口で比較的若いヴィンテージをもってプレミアム感を演出できると言うのは非常に貴重なポジションのワインではないかと思います。


専用BOXが良く出来ていて、見栄えがいいのが大きいですね。
しかもamazon定温配送可、ってことですぐにサクッと誕生日に贈るなんていうシーンも想定され、話題性も高いワインです。今後も応援したい1本であります。



海底で熟成されたワイン - SUBRINA 【ギフトボックス入り】 2011 赤 シラー フルボディ 750ml

ぜひとも贈答用にどうぞ。



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