雑感です。

8/14の日経MJの記事で興味深い記事を発見しました。

「希少日本酒、半合で提供」という見出しで
銀座にある「じゃのめ」というお店のメニューや打ち出し方が紹介されていました。

○簡単に言うとこんなお店
・120種類以上の日本酒が取り揃え
・銘柄にかかわらず「半合=90ml」を480円で提供
・質重視のお客様に半合で売る事でたくさんの銘柄を飲んでもらいたい
人気は日本酒の3種飲み比べができる「じゃのめ飲み比べセット ¥1,000」



http://livedoor.blogimg.jp/kozewine/imgs/c/5/c5e5bb5f.jpg



率直に思いました。
・・・これいいじゃん!!!
ワインでこんなの出してもらえない物か、と。


「低価格で複数品種の飲み比べ」というのは
私の見識が狭いせいか、なかなかワインでは見かけません。

この手の打ち出しはワイン初心者の裾野を広げる上で重要ではないかと考えます。


私も今でこそ、ワインのブログを運営してはいますが、
とにかくワインは能書きが多く、とっかかりにくい趣味だと思います。
一度ハマると抜け出せない沼のような世界ですが、
「ハマる前に興味が無くなる」という方も多いと感じます。


それはなぜでしょうか。

高いし」「色んな種類がありすぎるし」「難しい」からです。

スーパーのワイン売り場や、ショップのワイン売り場に行くといつも感じるのは
「ワインが分からない人は何を買えばいいのだろう」
という事です。
つまり、好きになる前に知識的な面や金銭的な面で挫折してしまうのです。


一方で、ワイン業界に個人的に可能性を感じているのは、
徐々にプレミアム系ビールやクラフトビール、
日本の名蔵やウイスキーに代表される
「量より質」という傾向が顕著に出てきている所です。




若い方においては大学生の一気飲みコールなどもNGという風潮が出来上がり、
これまでの酒量重視から、お酒は「ゆっくり」「美味しく」飲むものとして
特に若い方は需要が変化してきていると考えられます。


味わい、奥深さ、これはワインの最高の魅力です。
旧来のワインラヴァーから新しい世代のワインラヴァーを作っていくうえで、
需要にあったシーンや場を作っていき、まずは口に触れさせる事に比重を置くことが重要ではないかと考えています。

つまり

↓↓↓

○まずはこうすればいいのでは
・ワインが分からない人でも「少量ずつたくさん種類が飲める環境を作る」
・「産地の違い」や「味わいの違い」を理解できるシーンを提案する
・酒を飲む⇒気軽に学ぶ・発信できる内容へ変化させる

↓↓↓

○こうなっていけばいいのでは
・「ワインが全く分からない人」から「ワインに好みがある人」を多く作る
・銘柄やブランドを根付かせ、近年流行の安いバルクワインから早く輸入ワインへシフトさせる
・飲み比べが楽しい、飲み比べが趣味という人を増やす


ちょっとバルクワインの話はまた出来ればと言う所ですが、
ワインインポートコンサルティング㈱ 代表取締役社長 岩元 渉さんのブログにて
面白い記事がありましたのでこれもお時間ある時にご覧ください。

2015年上半期のワイン消費支出金額は、前年比‐4.9%の大幅減に

端的に言うと、バルク(大きなタンク)で海外から輸入し、
瓶詰は国内で行うというワインの消費が増加しており、
海外で瓶詰めされたワイン、というのは非常に今数字が悪いようです。

そうすると銘柄もこだわりもありませんね。
平行して「こだわり」がある人を作っていくべきと考えています。



という事で長くなりましたが、
じゃのめさんのような飲み比べワイン版。
どこか飲食店さんで定番的にやってもらえないもんでしょうか。


ボトルの希望小売価格2,000円くらいのワインで
たとえば「フランス」「スペイン」「チリ」とか3種飲み比べでやるだけでも
意外と楽しいような気がするんですが…。
50ml×3種=1,000円くらいで…。

保管環境とか難しいとは思うのですが、
それはもうアンチオックスとかそういう評判のいい保存キャップ使っていただいて…。


以上、雑感でした。


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