南アフリカのワインです。

クリスタルムの最高峰、クリスタルム・キュヴェ・シネマ・ピノノワール 2014を飲みました。
インポーターはラフィネさんです。
購入店はワインショップ ワインホリックさんで買いました。

クリスタルムは南アフリカのウォーカーベイのヘルマナス地区に位置します。

マスターオブワインのティムアトキン氏による2015年度の南アフリカワイン格付けでは
第1級に君臨するワイナリーです。

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キュヴェ・シネマは当ワイナリーのピノノワールでは最高峰。
畑により、マハベル、ボナファイドなどのワインがありますが、
価格はエントリーキュヴェのピーターマックスピノノワールを除き
6千円に満たないくらいのワインです。

ワインレポートさんでも直近で大々的に取り上げられたワイナリーです。
さてどうでしょうか。

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香りはラズベリーやイチゴ、マッシュルーム、わずかに梅、
土やバニラ、血液、ミルク。

複雑な香りでどこかキノコを思わすニュアンスが
ブルゴーニュ的な印象を感じさせます。草っぽさはあまり感じません。

味わいは抜栓直後はアルコールを強く感じ、スパイシーなニュアンスを強く感じます。

香りを率直に伝え、赤いベリーに加え、石のようなミネラル。
時間の経過でスミレ、バニラ、ハムのような燻製香、あんこのような甘いニュアンスが蠱惑的です。
「あんこっぽい」というのはちょっとカミュのマゾワイエールシャンベルタンを思い出させますが、
クリスタルムは他の要素がハッキリしているのでいい塩梅です。

抽出はやや高い印象がありますが、口にタンニンが残る印象はありません。
余韻は割と短く感じます。

今の段階では当然ですがまだ飲むには早いです。
硬いのではなく、色々な要素が混在していて、
アルコールも強めに感じるので外交的で派手な印象があります。
味わいの向かう先は軽く、しなやかな印象があります。


抜栓1時間後くらいの香り立ちから
カリフォルニアっぽさとブルゴーニュっぽさを足して2で割ったような感覚があります。
オークっぽさや派手な感じがアメリカらしさを思わせるのでしょうか。

初日はノリがいい香りですが、2日目から減退。5日目くらいでは苦味がたちますが荒々しい印象があります。少々チリっぽい印象が出てきました。
開けて1週間を超え、青っぽいニュアンスが出て甘露なニュアンスもぶり返してきました。
これは旨いですね。ぐっと盛り返してきています。

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※ロットナンバー入りで貫禄感じます


■所感

5千円台、という価格を鑑みると素晴らしいバリューです。

南アフリカの5千円前後の価格帯のピノノワールは
こちらのクリスタルム・キュヴェシネマ ピノノワール2014、
そして以前に、別の生産者となりますがニュートンジョンソンファミリーヴィンヤード ピノノワール 2012を飲んでいます。

過去記事:南アのエレガンスとは ニュートン・ジョンソン ファミリーヴィンヤード ピノノワール2012
※こちらのインポーターはモトックスさん

個人的には価格を無視すれば、クリスタルムの方が複雑味は長けています。
これに対して、ニュートンジョンソンはよりピュアで軽やか。うまみがあるタイプで、翌日以降も美味しく飲めるという安定感があります。

「厚み」や「派手さ」という点ではクリスタルムの方がありますが、
この辺は好みが分かれそうです。
ニュートンジョンソンはスイスイ飲めますが、
クリスタルムはちょっと考えながら飲んでしまいます。

もちろん2年間のヴィンテージ差はあるので、
クリスタルムも数年してこなれてから出会いたい所ではあります。

ただ、双方共通してブルゴーニュ的です。
樹齢が若いはずなので、森のような清涼感や静けさや染みいるような感じはこのワインにはありません。
また、ちょっと濃い感じが見て取れます。
「しいて言えばブルゴーニュ」という感じです。

ただし、実売的な価値を言うと、ブルゴーニュのプルミエクリュですと言われたら信じちゃいそうな勢いがあります。
当然ブルゴーニュもピンキリですので上位生産者クラスとは言いません。その辺は私の感度ですが。
グランクリュ並み!とか言ってしまっているショップもありますけど、さすがにそこまでは無い気がします。


■まとめ

貴重なクリスタルムのキュベシネマですが、あえて2014年ヴィンテージを早々に飲みました。
ギリギリ市場も在庫はある為、
「まず飲んで、あるうちにもう1本保存用に買いたい」
という確認の意味で飲みましたが、正解でした。ストックしたい1本です。

引っかかるのは14年ヴィンテージという若いワインとしては非常に外交的で
素人から見ても、これがいい方向に熟成するかどうかはさっぱりでした。

参考程度に、2012年ヴィンテージはワイナリーは10年は飲めると書いてあるのですが、
この2014年は個人的には向こう3~5年くらいで飲んでしまうのがいいようには感じました。

南アのワインに五千円も出せないよ~というのが今の消費者の本音ですし、
内心私もそう思います。
本来は、2千円くらいで倍値くらいの価値のあるワインを探すのが南アの楽しみとも思っています。
しかし、それでも一言この銘柄についていえば
あるうちに買え、です。



2014年は冷涼な年で抜群のでき!クリスタヘルム / キュヴェ・シネマ・ピノ・ノワール [2014]
上記ワインホリックさん私は購入しました



キュヴェ・シネマ・ピノ・ノワール[2014]クリスタルム(赤ワイン)[S]

タカムラワインハウスさんでギリギリ在庫があります。

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