サントリーが2015年より輸入元となった
オーストラリアワインの「ヤルンバ」。


ヤルンバ YALUMBA サントリー
http://www.suntory.co.jp/wine/special/yalumba/index.html



今回はサントリーさんの行っているオーストラリアワインのヤルンバの「プロモーション」です。
私が見かけた物の中で印象に残ったため、記事にすることにしました。


①雑誌dancyuでの特集記事が掲載



dancyu(ダンチュウ) 2015年 12 月号

プレジデント社が発刊する、11月7日発売の「dancyu12月号」でヤルンバの2ページの見開き特集が掲載されています。

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この月の特集は「あしたのワイン」と銘打った、ワイン特集号です。
amazon.co.jpのワインランキングでこのヤルンバシリーズがダンチュウ発売以降、しばらく上位に食い込んできていました。



dancyuの本誌などでもお手に取って欲しいと思うのですが、
大型特集コーナーの流れをそのまま組んだ後のページにあって、
このヤルンバのページ、結構目立つんですよね。

まぁ普段のワイン雑誌的な広告ですが、インパクトあります。
そして、次が個人的に印象的です。


②ワインブロガーに対してアプローチを行っている


これ非常に面白いんですが、7名のワインブロガーさんにサントリーさんが直接
10月末頃にアプローチをしているんですね。

■記事を執筆されているブログ様
アルさんのつまみ食い2
ワインヲタ入門生のチラシ
徒然わいん
プチプラワイン日記
ワイン大好き~ラブワインな日々~
ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~
資格ゲッターが行く!
*ブロガーパーティーである主旨を含め記載されている方のみリンク記載しました
*いずれも大変参考になるテイスティングブログですのでご覧ください

経緯は不明ですが、本当にブロガーしか招待していないようです。


ついつい、人気ブロガーばっかりずるい!!と思ってしまいそうですが、
企業にとっては非常に効果が測定しづらいプロモーションだと感じます。


■企業側としては…
(1)記事に書いてもらえる約束は無い
(2)書いてもらえたとしても、味わいなど批評される可能性もある
(3)アクセス数や更新頻度などは各所バラバラ

など、主催する側からするとかなり不確定な宣伝になります。


アクセス数はあっても一瞬しかトップページにこない、
もしくはアクセス数は少なくても数日トップページに掲載し続けてくれる、
これだけでも宣伝効果は全く異なります。


私も本業の方で(まったくワインに関係ない商品です)
過去にブロガー様向けのアプローチを会社の企画部署主導で行いまして。


まぁ、何も影響がありません。


それどころか検索をかけても、内容を書いてくれてるブログが引っかからないのは涙が出ました
(私の会社は何十人単位でやったと記憶しています)


しかしながら、ワインというと
皆さん買う前にクチコミやブログ記事、確認してしまいますね?


今回のワインブロガーへのアプローチは
「口コミ」がかなり重要な比重を占める
「ワイン」というジャンルで光る手法だと感じました。


これらに見る所感


サントリーさんはこれら①、②をほぼ同時期に実施しています。
ブロガーさんのイベントが10月末、dancyuの発売日が11月7日。

ブロガーさんが記事の執筆に多少時間がかかる事を想定すると、
11月上旬に一斉に「ヤルンバ」の話題が露出されると言う事になります。


今回の上記ブロガーさん、いくつか私も巡回していたので
一斉に同じ話題を振られると「あれ?ヤルンバってブームなの?」とグラつきました。

皆さんもおそらく、お好きなブログが一斉に2、3つ同じ話題をすると
「ニュース」的な錯覚を受けるかと思います。

さらに雑誌広告などの媒体でたたみかけてくる。

これらは言うなればボディーブローのような地味に効くプロモーションだと思います。


先に申し上げた通り、ワインにとってブログやSNS媒体と言うのは
割と他の商品に比べて信頼される傾向が強いように感じています。


理由は単純で「安い買い物ではないから」という所です。

さらに言うと
「味わいの感想は十人十色」「伝えづらい」「星の数ほど種類がある」
と言う事で、宣伝する側も効果的なアプローチは難しいと考えます。


だから「日経新聞1位」「テレビで紹介」などメジャーな媒体でピックアップされると

『ワインに興味はあるけど手を出してなかった人』が殺到するんですね。

某インポーターさんに過去聞いたのですが、
TVで紹介されたとある銘柄が、翌日に1,000本の注文が入っていて
その銘柄はパニックになったそうです。


つまり今回のサントリーさんの広告は
実媒体(本)とWEB媒体(ブロガー)に同時アプローチをした効果的な宣伝と言えるでしょう。

さらに、実施時期についても今TPPでオーストラリアの商品に注目が集まっています

今回ヤルンバを打ち出したのはそうした世情も見越して
先行的に効果検証を行っているのではないでしょうか。

今後もワイン業界のアプローチに注目です。


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