日本のワインです。
サントリー社のサントリー 塩尻 マスカット・ベリーA ミズナラ樽熟成 2012を飲みました。

言わずもがなのサントリーによるワイン。
日本ワインの中でも「ジャパンプレミアム」としてリリースしているレーベルの一本です。

長野県塩尻市の日本の固有種であるマスカットベリーA種を使用。
ミズナラ樽という、主にウイスキーで使用する樽を使用しているとのことです。

余談ですが、ウイスキーで使用するミズナラ樽と言うのは基本的に、何かしらのお酒を仕込んだ後の中古樽を使うそうです。



なるほどなぁ。まさにサントリーだから出来る必殺技と言う所ですね。
Twitterでフォローさせてもらっている方にご意見いただきました。ありがとうございます。

2012年ヴィンテージは16年の2月にリリースされたばかり。
ジャパンプレミアム"シリーズ 「産地」シリーズ(長野県) 日本ワイン サントリー
上記公式サイトの情報も御覧ください。


価格はざっと4千円チョイごえと言う所でしょうか。


■サントリー プレミアム 塩尻 マスカット・ベリーA ミズナラ樽熟成 2012
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香りはラムネのような清涼な香り立ちに、白ブドウのジュースに、ブルーベリー。
ミントのような樽の香り立ち。洗剤のようなツンとしたニュアンス。
アルコール感は強く感じます。

青い葉の要素、じゃ香(ホワイトムスク)にも似た独特の香り立ち。
サンオイルのようなオイリーな香りに、ハニーカステラのような甘い香り立ちもします。

時間の経過で牛乳のようなミルキーさ、
動物っぽい香り立ち、ハムのような燻製香など。


味わいは塩気をしっかりと感じ、白ブドウ、ブルーベリー、ラズベリー。
飲み口は全体的には軽やかであるものの、
オークの風合いがしっかりあり、青さをしっかりと感じます。


翌日は、より「ココナッツ香の強い日焼け止めクリーム」的な印象が強くなりました。
ミズナラ樽に起因する香りのようです。



あれ、これ良くないですか?日本のワインですけど、これ良いんじゃないですか…?
オリジナル感あっていいような気がしますが…。


ツンと張ったオーク感がかなり主張的ではあるものの
ファンタグレープ的なフォキシーな路線なので、マスカットベリーAでしょうとはすぐに分かりそうではあります。
しかし、香りの方向感としてはシラーの樽を利かせたタイプに近いかなと思います。
むろん、ボディは軽いので明らかに違うのですが、香りは複雑で、かつ独特です。

マスカットベリーAの軽やかさよりも樽の面が前面に出ていることもあり、
総じてしっかりとした印象を持たせる作りになっていると思います。


言ってみれば、防護服やプロテクターでガッツリと体を守っている華奢な選手、という所でしょうか。それでも「あれ?思ってたのとなんか違うぞ?」という意外性は強く感じます。
纏っているものがゴテゴテに色んなパーツがついているイメージなんですよね。


「登美の丘」を過去テイスティングさせてもらった時は正統派の印象を感じましたが、
これは結構トリッキーな路線ですね。ヒトミワイナリーを代表する「にごり」とも違いますが、ファンタグレープに近いフォキシーな路線をそなえつつ、日本らしい樽香を用いたワインと言う、独特の立ち位置なように思います。


ボディ感の軽さがちょっと気になります。もの足りなさを感じる域でもあるのかなとは思いますけど、
ミズナラ樽熟成ってこれ、良いんじゃないでしょうか。


なぜ「良かった!」と言い切らないかと言うと、問題は価格です。
4千円に到達する価格をよしとするかどうか。

個人的には3千円切ったら激賞していた可能性があります。
「わかるけど、そこを、もうちょっとなんとか…」という価格帯の1本かなと思います。



サントリー 塩尻 マスカット・ベリーAミズナラ樽 2012 [2012] 750ml 【箱なし】【赤 ワインレッド お酒 国産ワイン 酒 赤ワイン】【ワインならリカオー】

それでも試す価値はあると思います。
特に日本ワインなんて~とイマイチな評価の方はビックリする、かも。