日本のワイナリーです。
ヒトミワイナリー キュヴェY 2015を飲みました。

ヒトミワイナリーは日本の滋賀県東近江市に位置するワイナリー。設立は1991年。
最寄りは八日市駅からバスでおよそ30分。名神高速八日市ICから降りて15分くらい。
いずれも滋賀の彦根からも中途半端に遠く、大阪・京都などの主要都市からも遠いと言う所です。

すでに多くのワイナリーが実践している、無ろ過の「にごりワイン」のパイオニア的なポジションとして知られます。
若手醸造家が3名ほど在籍しており、銘柄は一部のレギュラー品を除いて変動的です。
「タータル」という銘柄が一応のフラグシップ。醸造家である岩谷氏は2016年に退職し、今はフジマル醸造所に籍を置いています。

キュヴェYは14年を初ヴィンテージとしたリリースで15年ヴィンテージで2年目、のはずです。
山田直輝氏の作品なので、頭文字をとってキュヴェ・ワイのようです。 亜硫酸塩未使用、国産葡萄100%

で、一番の特徴はマスカットベイリーAとデラウェアの混醸です。赤と白のブレンドって感じでしょうか。
14年ヴィンテージは雑誌PENなどでも特集が組まれた経緯があります。
15年ヴィンテージはどうでしょうか。


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香りは梅やイチゴキャンディ、アセロラを思わせる酸味。
バニラや樽を思わせる木質的な香り立ち、茎のような青さ、
毛皮のような動物的なニュアンス、お米や麹を思わせる香り立ちなど。

全体的に梅や赤いベリー感が立っているので、
マスカットベイリーAと言うのはすぐにわかる、と言いたくなるほどマスAによくある香りだと思います。
奥に味噌っぽい麹のような香りがあるので、その辺でおや、と感じる所でしょうか。

味わいは、香りのイメージを伝え、
チェリー感やアセロラ、梅のような酸味、ボディには茎のような青さ。
余韻には、後にもバニラやイチゴキャンディ、梅のようなイメージが残ります。

香り立ちが華やかですが、ボディは酸が主張的なもののかなり細く、華奢な印象があるワインです。


飲み始めから5日も経つと、いい感じに香りが開いています。
わずかにナッティーな要素、酸味などは相変わらずアセロラや梅的ですが、香ばしい要素が開きいい感じです。

記憶をたどることになるのですが、14年のころと比較すると、ちょっとボディに厚みがないですかねぇ…。

香りは華やかで非常に◎
また、チグハグ感もなく、2015年ヴィンテージながら味わいにまとまりがあるのも◎
変に甘みもなく酸がボディを支えているのも◎

ですが、梅やチェリー、アセロラ的な要素が強く、特にスッキリ!と終わる感じがあるのが少々気になります。
もう少し荒々しかったり、濃いテイストでも良かったくらい。

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好みか好みでないか、で言うと「好み」です。
14年が凄くよかったので15年も買おうと言う感じになっているくらいなので。

ラベルもテイストを変えてきたのはヒトミワイナリーらしいと言うのもあるのですが、
14年と15年はちょっと違うなぁ、ということもあったのでしょうか。


面白い路線であることには変わりません。
今後も追いかけたい1本であります。



ヒトミワイナリー cuvee Y(キュベ ワイ) [2015] 720ml※12本まで1個口で発送可能



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