過払い請求の相手業者の変遷についてCFJ(ディック、アイク、ユニマットライフ、マルフク、タイヘイ)への過払請求

2016年10月10日

過払金請求した際の貸金業者の主張、遅延損害金について

過払金返還請求をした際に、相手の貸金業者、信販会社が主張する内容も、時の経過とともに変わっています。

過払金に利息を付するかどうか、については、相変わらず主張してきます(基本的には、業者は悪意の受益者と推定されるので、よほどのことがない限り、借主側が争いで負けることはありませんが・・・)。

取引期間が長かったり、完済した後、長期間経っていれば、数十万単位の利息分が付加されるので、少しでも軽減させようと、必ず主張する訳です。

やはり、ここ2〜3年で多くなったのが、約定の返済日に数日遅れて返済していた場合に、遅延損害金を付けて計算すべきという主張です。1日でも遅れた場合に、以後、全ての取引を遅延利率で計算せよとの主張をしてくるのは、アイフル等の限られた業者ですが、遅れた分の遅延損害金の主張は今やどの業者もしてくるようになりました。

数日の遅れが数回あった程度では、遅れた日数分の遅延損害金を付けて計算しても、付けなかった場合と比較して、過払金額はほとんど変わりません。
交渉して和解する場合には、数百円程度をカットして、解決金を決定することが多いのですが、そのカットした分に呑み込まれているような金額の違いしかないのです。

交渉の際に、注意すべきなのは、長い取引期間中に、かなりの頻度で返済が遅れている方の場合です。請求する際には、遅延利率での計算は一切せずに請求するのが通常ですが、業者側は、「当社の計算では、〇〇円にしかなりません。」と、請求した金額とは、かなり少ない金額を主張してきます。

その際に、利息制限法に従って計算し直した計算書を提示しない業者は、業者側の計算額の根拠を明確にせず、金額だけを主張してくることがあります。

当事務所では、そのような場合には、あえて遅れて返済した日数分を遅延利率で計算して、過払金額を算出してみます。遅れる頻度、日数によっても違うので一概には言えませんが、取引全体を計算し直した場合でも、今までの経験上では、過払金が数十万円以上発生していて、頻繁に遅れているなあと感じる方でも数万程度の違いまでといったところでしょうか。過払金の取り戻しに大きな影響があったことはほとんどありません。

ただし、取引の早期に何十日も支払わずに放置していたことがあった、途中から遅れ出したが、遅れを取り戻せなかった、などという方は、過払金が発生しているといえるか、請求する前に取引全体を精査してみる必要はあります。

しかし、通常、取引の途中から遅れて返済し出しても、業者が貸付を続けて、一定期間の取引が継続しているケースでは、継続した取引によってやがて過払いの状態になります。以後は債務がない状態となり、この状態が続けば遅延損害金は発生しません。
遅延損害金が発生する場面、金額は思ったほどはないというのが実際のところです。

kozomitani at 07:30│TrackBack(0)

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