俺の趣味といえば本屋に行って立ち読みしていたときにたまたま出くわした万引きした女子高生を捕まえて「黙っててほしかったらパンツ脱げ」と言って反省を促す、今風に言うと「エロ気持ち悪い」男を演じることなのだが、先日久しぶりに本屋に行った時、会社法が会計に与える影響をまとめた本を探していたのだが(太田達也氏の『会社法決算のすべて 』という本を買った。法律と会計がらみの本といえば太田氏が有名だ)、ふと会計コーナーに目をやると黄色い本が山積みになっていた。
色も目立っていたし、山積みと言ってもかなり売れている様子だったので、職業的専門家である俺はとっさに「これは分析的手続で言うところの異常な差異だ」と判断し、リサーチに向かった。
その本を手に取ると、作者の欄にどこかで見たことのある名前が書いてあった。
俺の脳をフル回転させた結果、いつもブログでコメントを残していただき、試験前にはありがたい励ましのお言葉をいただいた望月実さまであることが判明した。
本を出版されることは事前に知っていたのだが、実物を見たのはそのときが初めてだった。
もちろん俺が執筆した部分は一文字たりともあるはずがないのだが、ブログという現実と虚栄の狭間にあるような世界とはいえ、知り合いの方が執筆された本を手にとるというのはある種の感動を覚えた。
内容に関しては実際に見ていただくしかないのだが、会計の初心者の人でも超分かりやすい。正直、あのわけの分からない会計というものをここまで分かりやすく書くというのはすごいの一言に尽きる。会計を始めて勉強したときに、こういう感じで教えてもらっていれば俺の合格はあと2年は早くなっていただろう。
俺も一念発起して「ミジンコでも分かる内部統制の本」なんて題名で書いてやろうかと思ったが、今のところペッティン、否、ペンディングとなっている。
本を書くというのはそれくらい難しいのである。
今回紹介した『会計のトリセツ』に関して、
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