2018年08月06日

植物観察会「富士山5合目・お中道から奥庭を歩く」実施報告

日 時:2018年7月25日(水)
場 所:山梨県鳴沢村
参加者:42名
講 師:勝山輝男学芸員
担 当:植物グループ

 富士山スバルライン沿道にはアカマツ樹林帯、一合目付近ウラジロモミ、二合目シラカンバ帯、三合目溶岩樹林コメツガ、四合目シラビソ・コメツガ林、五合目シラビソ・カラマツ等詳しい説明がありました。
 お中道からお庭には、ハクサンシャクナゲの花、ミヤマハンノキの果実、樹皮が橙色を帯び、側脈が多いダケカンバが目立ち、さらに、コバノイチヤクソウ、ベニバナイチヤクソウ、コイチヤクソウが散策路のいたる所にあり、可憐な高山植物を沢山撮影しました。

1、20180725 ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ

2、20180725 コイチヤクソウ
コイチヤクソウ

 また、川の土手、市街の荒地、石垣などいたる所で見られるイタドリが火山礫帯では、花被が紅いメイゲツソウが目立ち、葉の基部がだんだん細くなるオンタデとともに群生している様子は圧巻でした。
3、20180725 メイゲツソウ
メイゲツソウ

4、20180725 オンタデ
オンタデ

5 20180725 観察会光景
観察会光景

 特に、角果は弓なりに開出するフジハタザオ、ミヤマフタバラン、タカネイバラ、ミヤマオトコヨモギ、ウスノキの果実、ワクワクの連続で時間のたつのを忘れるほどでした。

6、20180725 ミヤマフタバラン
ミヤマフタバラン

7、20180725 ミヤマオトコヨモギ
ミヤマオトコヨモギ

 最後の奥庭で急に雨が降って来ましたが、ミヤマハンショウヅルの果実、ムラサキモメンヅル、ケゴンアカバナ、 コミヤマヌカボ等を観察することが出来ました。この観察会を計画、実施して頂いた友の会植物グループの皆様、講師の勝山先生には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(伊藤保信)

8、20180725 イワオウギ
イワオウギ

9、20180725 カラマツ(お庭付近)
カラマツ(お庭付近)


  

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2018年07月27日

「変形菌を観察してみよう!」実施報告

日 時:2018年7月14日
場 所:茅ヶ崎市特別緑地保全地区 清水谷(しみずやと)
参加者:24名(子供含む)
講 師:萩原博光氏(国立科学博物館名誉研究員)
担 当:友の会スタッフ4名
協 力:清水谷を愛する会の皆さん

 最高気温を更新する日が続く中、清水谷(しみずやと 茅ヶ崎市堤)で、変形菌観察会を行った。2歳から熟年まで、先生の解説を聞きながら、谷戸の中で変形菌を探した。小さい(2~3mm)変形菌の子実体を探すのは大変であるが、目が慣れてくると、あちこちで「これは、変形菌ですか?」と採集する声が聞こえた。昼食場所で腰かけようとした丸太からも数種が見つかり、変形菌の存在が身近に感じられたようだ。
 午後は2班に分かれて、萩原先生より「変形菌の生態」のお話を聞き、参加者からは初めて観察した変形菌の不思議について、活発に質問があり、驚きの声が飛び交った。今回は顕微鏡観察の時間が取れなかったが、倒木に発生する十数種が観察できた。(アミホコリの仲間、マメホコリ、ウツボホコリの仲間 3種、ヌカホコリの仲間 2種、ホネホコリ、モジホコリの仲間、コムラサキホコリの仲間、ツヤエリホコリ、ツノホコリの仲間 3種など)
(友の会・企画者 矢野倫子)


清水谷を愛する会 村中恵子さんの報告と感想
 我が家から清水谷に行くのに、自転車に乗っていても汗がたらたらと流れ、目に入ります。清水谷の道の先導をしてくださいと言われ、先頭を歩いていくことになりました。シダの谷を過ぎて小川の源流下の倒木が積まれている所で、最初にツノホコリが見つかり、次々と皆さんが採取を始めました。
 午後には管理棟に行き、説明を聞きました。変形菌の一生はすごい!特に「変形体」の育ち方、巨大なアメーバになる話などを聞いて楽しくなりました。また、萩原先生の「私たちが吸っている空気の中には変形菌の胞子が多量に飛んでいて、それを吸っている」という話もびっくりでした。
 清水谷は、狭い範囲で多様な地形や環境があり、植物や他の生物が多様ですが、変形菌も多様にいるところなのだということを改めて確認しました。今回は子どもたちも含めて30名ほどの方々が参加され、熱心に観察され、採集されていたのには驚きました。

管理棟にて開講のあいさつ
"
管理棟にて開講のあいさつ

清水谷に入り採集開始
清水谷に入り採集開始
アミホコリの仲間
アミホコリの仲間

コムラサキホコリの仲間
コムラサキホコリの仲間

見つけた変形菌の解説
見つけた変形菌の解説

管理棟に戻り「変形菌の生態」のお話し
管理棟に戻り「変形菌の生態」のお話し


  

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2018年07月25日

生物間共生講演会『人と森林、生活と木』実施報告

実施日:2018年7月8日(日)
場 所:博物館東側講義室
講 師:井上淳治氏(きまま工房:木楽里代表)
参加者:20名

 講師は井上淳治氏、氏は埼玉県飯能市の西川材を育てる林業家です。また、木工工房『木楽里』(きらり)を運営し、生活の中に自分で作った木工作品を取り入れることにより木のすばらしさを知ってもらう活動をしています。地元の子供達に林業を伝える活動も市の教育委員会と共催で30年来続けているそうです。
 日本の森林面積は国土面積の66%あり、世界でも上位の森林国なのですが厳しい現実にさらされています。かつて薪、炭、堆肥を利用するために育てていたクヌギやコナラの雑木林は利用されなくなり荒廃しています。スギ、ヒノキの林は放置され林床が真っ暗になり草も生えないので表土が流され、やがて木の根がむき出しなり災害が起こりやすくなります。なぜ放置されているかというと昭和39年に木材輸入自由化が始まり、安い外材が入ってきて国産材が売れなくなったからです。森林の公益的機能をお金に換算すると年に約95兆円(日本の年間予算と同じくらい)に相当するという計算もあるそうです。このまま公益的機能がどんどん低下すれば社会の大きな損失になります。また、切り出されない木は大きくなり過ぎ、建材としての利用が難しくなっていきます。次世代の木が育っていないのも将来問題になっています。
 しかし、近年森林の持つ公益的機能、水害を防ぐ、CO2を吸収し温暖化防止に貢献する、水源涵養などの機能が見直され、中でも住宅用の木材として重要視する動きが急上昇しているとのこと、木の住宅に住む魅力をたくさん教えていただきました。木は燃えやすいですが、燃えても有毒ガスを出さず灰になって無くなります。コンクリート等の家屋を取り壊すのは大変ですね。木は調湿効果があり、断熱性能が高いので穏やかな室内環境を作ります。弾力があり柔らかいので傷つきやすい欠点はありますが痛くないし、ケガをしない利点もあります。木の木目は人をリラックスさせる効果があり、ストレスを少なくするので免疫力も高まるそうです。国産材はすごく高いと思われがちですが実際はそれほど高くはないということでした。
 無垢の木と金物では触った時の暖かさが違いますが、それは無垢の木が体温を奪わないからで、それゆえ無垢の木の床で遊ぶ子供たちは、何時までもそこで遊ぶことや、木の床は多少へこんでも蒸気をかけると元に戻るなど、実験を交えての説明は説得力がありました。
 森林の持つ公益的機能を失わないためにも、日本の林業を存続させるためにも、私たちがストレスのない住居環境を得るためにも、森のこと木のことを知ることが大切です。そして使う事。まずは国産の木でできたものを一つでも使ってみてくださいとお話しされました。
 講演後の茶話会にも10名の方が残られて、一時間を越すお話で盛り上がりました。(オープン参加:白井操子)

木製指示棒持参の井上さん
木製指示棒持参の井上さん

アイロンで木のへこみを直す
アイロンで木のへこみを直す

茶話会
茶話会

枝と幹の関係(生枝)
枝と幹の関係(生枝)

枝と幹の関係 (枯れ枝)
枝と幹の関係 (枯れ枝)

枝と幹の関係 (枝打ち跡)
枝と幹の関係 (枝打ち跡)

  

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2018年07月01日

よろずスタジオ「作ってみよう!葉脈標本」実施報告

日 時:2018年6月24日
場 所:博物館3階実習実験室
参加者:108名(大人・こども)
担 当:友の会スタッフ12名

 梅雨空の下、朝の内こそ小雨は落ちていましたが徐々にお天気は回復し午後にはお日様もチラホラ見え隠れしてくれました。
 午後1時からの「葉脈標本を作ろう」では、1回30分20名の入れ替えで計4回3時までフル回転で108名の葉脈標本作り体験者で賑わいました。
 スタッフが下処理(苛性ソーダ水溶液で加熱後水洗い)した、ブナ・クチナシ・ヒイラギ・ヒイラギモクセイ・キンカン・ツバキの6種類の葉から自分の好きな葉を2枚選びます。
それを水を張ったバットの中で歯ブラシでトントン・トントンと葉脈が出てくるまで根気強くやさしく叩きます。
 殆どが就学前のお子様や小学校低学年位のお子様連れのご家族が多く、若いお父様やお母様も必死にトントン・トントン!!
葉脈が出てきたらそっとタオルに挟んでアイロンで乾かし、台紙に葉っぱを乗せて葉っぱの名前と自分の名前を書いてパウチします。
 1枚の台紙に家族分4枚の葉っぱをパウチされた方が居られたり、失敗作も含めて3枚をパウチしてチョット得した気分のお子様も見受けられたりで楽しい時間を過ごしました。
 また近い将来、教員を目指しているという若い方は「身近な葉っぱでこんなに楽しい葉脈作りの体験が出来るとは・・・自分もこの体験を次の代へ・・・」とか、あるお母様は「子供の夏休み自由研究のテーマに・・・」とか色んな感想文か寄せられてスタッフ冥利に尽きた1日でした。(浅川久子)

葉脈づくり始まるよ〜
葉脈づくり始まるよ〜

はっぱいろいろ
はっぱいろいろ

作り方など説明
作り方など説明

みんなでトントン 楽しいね
みんなでトントン楽しいね

はっぱの名前を台紙に記入
はっぱの名前を台紙に記入

作品完成!
作品完成!

  

Posted by kpmtomo at 07:31Comments(0)よろずスタジオ | 行事報告

2018年06月24日

2018年度友の会第2回役員会の開催

2018年6月23日(土曜日)午後より、雨の中、今年度2回目の友の会役員会を開催しました。

13時からの発送作業には役員以外に会員の北浦さんにお手伝いいただき、大変助かりました。今回の発送では7月14日から始まる特別展「植物誌をつくろう!」のチラシや招待券に加え、「自然科学のとびら」や「友の会通信」、講座のご案内をお送りしています。友の会通信は今回より編集作業を外注から広報担当者が行うこととしました。レイアウト等は素人ぽくなりましたが、カラー版にしたので友の会活動をよりわかりやすく伝えられたら、と思っています。なお、通信の編集作業や新規企画提案など通信作成のお手伝いをしていただけると非常に助かりますので、ぜひご協力をお願いします。

編集作業のあとは役員会です。会員及び会計状況報告、広報部報告(通信やとびら)、事務部報告(ミューズフェスタや総会について)、企画部報告(講座やサロン・ド・小田原について)、博物館の状況等などをテーマに行いました。

和気あいあいといった雰囲気です。

次回の発送作業は9月15日(土)午後1時から博物館会議で行います。会員の皆様においては、ご都合のつく方はご参加いただけると幸いです。

看板
看板

発送作業
発送風景

発送物
通信&とびら

役員会風景
役員会風景

  

Posted by kpmtomo at 10:01Comments(0)役員会・総会 

2018年06月19日

植物観察会「イボタヒョウタンボクを見よう」実施報告

実施日:2018年6月7日(木)
場 所:長野県諏訪郡富士見町:富士見高原
講 師:勝山輝男学芸員
担 当:植物グループ
参加者:31名

 観察会は梅雨入り発表翌日となり天候が心配されましたが、真っ青な空が出迎えてくれました。
 先ず、勝山先生から見どころのレクチャーがありました。イボタノキに葉が似ているというイボタヒョウタンボクは、山梨県、長野県、特に八ヶ岳に多いのですが、他地域ではほとんど見られず、分布域の狭い樹木です。標高1300m〜1500mに位置する観察地の富士見高原は、八ヶ岳が望め、山を目指す登山者にとっては通過する場所です。ゆっくり、植物を観察していきましょうと促され、エゾハルゼミの声を耳に観察会がスタートしました。
見たかったイタチササゲの大きさに驚いていると、ニガイチゴとクマイチゴ、ズミ、バッコヤナギと樹木が次々に登場してきます。ヨツバムグラとオオバノヤエムグラ、ハタザオとヤマハタザオなど、似通った草本の同定の教えを乞い、ゆっくりと山道を進みました。
カイジンドウ(甲斐竜胆)、ジンヨウイチヤクソウ(腎葉一薬草)の可憐さに目を奪われカメラを向けました。シバスゲに似たツルカミカワスゲなど、初めて耳にする、目にする種が、続々と出てきます。辺りを見回すと、栄養葉の途中の羽片に胞子嚢をつけるオニゼンマイの大群落、ゼンマイ、ヤシャゼンマイ、ヤマドリゼンマイ、沖縄に多いシロヤマゼンマイを加え、丁寧な説明がされました。小休止(もぐもぐタイム)を取り、観察続行。
昼食場所の不動清水は、シロバナノヘビイチゴのお花畑でした。草丈10センチ足らずでピンクの花を咲かせているイカリソウ。イブキトラノオ、タガネソウ、カワラスゲ、イヌゴマ、クリンソウなど、目を凝らせば、もっと見えるのでしょう。
午後の観察を前に勝山先生から、針葉樹のお話がありました。標高1500mの不動清水にはウラジロモミ、もう少し高いところには、ヒメバラモミ、ヤツガタケトウヒと続きます。高木の為、葉を手元で見ることができませんが、垂直分布を考えることで知ることができます。モミは、丘陵、社寺の植栽でも見ることができる針葉樹です。
 最後の観察地、盃流しでは、オオヤマフスマ、アズマスゲ、ツバメオモト、ミヤマハンショウヅル、イワセントウソウ、ヤグルマソウ、ミヤマカラマツが見られました。
下山途中で、植物合わせをしました。チェック表に確認の印が付されていき満欄になっても、植物名が挙がり続けました。富士見高原で、多くの印象深い植物に出会えました。
 勝山先生、担当の皆さま、ありがとうございました。(水上眞知子)
現地でフォーリーガヤとされたイネ科植物はミサヤマチャヒキに訂正されました。それでも昼食後のフランス人・フォーリー宣教師のお話は記憶に残りますね。(植物グループ担当より)

1-20170607イボタヒョウタンボクの若い実
イボタヒョウタンボクの若い実

2-20170607カイジンドウ
カイジンドウ

3-20170607オニゼンマイの胞子のう群
オニゼンマイの胞子のう群

4-20180607ヤマドリゼンマイ
ヤマドリゼンマイ

5-20180607オニゼンマイの説明を聴く (1)
オニゼンマイの説明を聴く

6-20180607ヤグルマソウ (1)
ヤグルマソウ
  

Posted by kpmtomo at 20:28Comments(0)行事報告 

2018年06月07日

茅ケ崎 清水谷(しみずやと)の森の中で変形菌を観察してみよう!

変形菌は粘菌とも呼ばれ、その一生の間に動物的な状態と植物的な状態を合わせもつ不思議な生き物です。森の中で不思議な変形菌を観察してみませんか。
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ムラサキホコリの仲間



【日 時】2018年7月14日(土)10:00〜14:30(小雨決行 雨天(6:00の天気予報で80%以上)は中止)
【集合場所・時間】茅ケ崎 市民の森 駐車場前集合9:45 (集合場所と観察場所は違います)10:10清水谷へ出発します。遅れた人は直接清水谷へ。
図1
集合場所「市民の森駐車場」

【観察場所】神奈川県茅ヶ崎市堤 清水谷(しみずやと)森の中を散策しながら観察します。急な坂はありません。午後は顕微鏡観察します。
【講 師】萩原博光先生(国立科学博物館名誉研究員) 
【対 象】子どもから大人まで 20名 /オープン
【参加費】友の会会員:500円/人
     友の会非会員: 700円/人
【応募要領】
名、年齢、電話番号、友の会会員の方は会員癲砲鯢ず明記の上、博物館までお送りください。メールでの受付はしておりません。当日の詳細は返信はがきでご連絡します。
※送り先 〒250-0031  小田原市入生田499
神奈川県立生命の星・地球博物館 友の会「変形菌を観察してみよう」係
【締切り】6月28日(木) 必着 
【服 装】長袖・長ズボン(半そで、半ズボン、スカートでの参加は危険です)、歩きなれた靴、スニーカーなど  
【持ち物】お弁当、飲み物、虫メガネ・ルーペ(持っている人)、筆記用具、植木用ハサミお菓子などの空き箱(大小可)、雨具、軍手など

◆この講座に関するお問合せは
 筺045−512−5005(友の会  矢野 )まで。夜間にお願いします。
  

Posted by kpmtomo at 21:59Comments(0)

2018年06月06日

友の会地学G『河原での岩石薄片(プレパラート)作り体験』実施報告

実施日:2018.4.28(土)
場 所:南足柄市酒匂川大口橋付近
参加者:15人
講 師:山下浩之 学芸員

岩石薄片を器械でなく現場でどう作成するか興味があり参加しました。
私は地学初心者で、初めての薄片作成が野外となりました。地殻を構成
しているカンラン石にロマンを感じているので玄武岩を選びました。作業が思っていたより原始的でハンマーで石を割り、紙やすりで削る方法でした。削り初めどの程度削るか確認してみると、厚さ0.03mmまで削ることを知り驚きました。5mm近い石を削る作業は大変で、薄く割った石を準備する重要性を学びました。手に豆を作りながらも薄片を完成させ、斜長石や磁鉄鉱を見ることができました。カンラン石は見られませんでしたが、努力して作った薄片中の鉱物の美しさを体感できた有意義な一日となりました。 (伊藤一成)
初夏の日差しがいっぱいの会場風景
初夏の日差しがいっぱいの会場風景
BBQでは有りません、石片の溶着作業です
BBQでは有りません、石片の溶着作業です
皆でただひたすら磨きます
皆でただひたすら磨きます
最後まで薄片磨きに頑張った本原稿の作者
最後まで薄片磨きに頑張った本原稿の作者
完成した薄片の鉱物顕微鏡画面
完成した薄片の鉱物顕微鏡画面  

Posted by kpmtomo at 21:06Comments(0)行事報告 

2018年06月03日

よろずスタジオ「アンモナイトのレプリカを作ろう!」実施報告

恐竜少年、アンモナイトを作るDSC_0510
恐竜少年、アンモナイトを作る

実施日: 2018年5月20日
場所: 生命の星・地球博物館1階東側講義室
参加者: 子ども57名 大人62名 計119名
担当: 田口公則学芸員 スタッフ10名

 当日は快晴のすばらしい天気でした。こんな行楽日和に室内の行事に参加してくださる方はいられるかなと思いましたが、人気のある行事のようで、開始時間前から会場の様子を見に来る方もいらっしゃいました。
 今回はスタッフとして初参加しましたが全く初めてなのは私だけかもしれません。午前中にアンモナイトのレプリカの材料を用意、言われるままに石膏、水の計量をし、そして会場作り。他のスタッフの皆さんは回を重ねてか、手際よく準備が進み開始時間を迎えました。

<今日の作業>
指令1:アンモナイトのレプリカをつくろう!
 用意されたトレーの上には石膏の入ったコップ、水、割りばしなどが載っています。まず、石膏に水を少しずつ入れ、はじめはゆっくり混ぜ、水がなじんだら手早くかき混ぜ、トロトロになった石膏をゆっくり型に流し入れます。そして、トントンとトレーをたたいて石膏の空気を抜きます。石膏が固まるまで約20分待つとレプリカが出来上がります。

指令2:アンモナイトの壁を探そう!
 展示「アンモナイトの壁」の写真(24枚のうち1部分)を持って展示室へ向かいます。アンモナイトの壁のどの部分にあたるかを見つけてくることが指令2です。参加者は、兄弟で、またお父さんお母さんと一緒に展示室に向かっていました。しばらくして、ニコニコ顔で戻ってきた参加者は田口先生がパネルのどの部分に当たるかをチェックしてくださいます。24枚集れば何か言葉のフレーズが出てくるというもの。24枚のパネルが並んで出てきた文章は何だったかな?

 指令1、2が終える頃にはアンモナイトのレプリカもそろそろかたまって出来上がっています。
 型からできたアンモナイトのレプリカを抜いて、ラベルと一緒に袋に入れてもらってお土産です。嬉しそうに持ち帰る姿は微笑ましいものでした。
 今日の参加者の中にはよろずスタジオのリピーターの方もいらっしゃるようですが3歳の小さい子どもから3〜4年生くらいが多かったようです。自然に親しむ、関心を持つには先ずは大人が子どもと一緒に博物館に足を運んでもらうことが第一歩かなと私の娘や孫のかおを浮かべながら感じました。
あっという間に2時間がたちましたが色々考えさせられ楽しい時間でした。最後にアンモナイトの壁を見て触って帰りました。
(友の会 原田久美子)


アンモナイトのレプリカつくりが始まるよ!DSC_0488
アンモナイトのレプリカつくりが始まるよ!
机に並べられたアンモナイトのレプリカつくり材料
机に並べられたアンモナイトのレプリカつくりに使う材料です
材料はゆっくり型に流し込むのよDSC_0498
材料はゆっくり型に流し込むのよ
指令2です!アンモナイトの壁を見つけてパズルを完成させよう
指令2です!アンモナイトの壁を見つけてパズルを完成させよう
「アンモナイトの壁」が少しずつ完成していくねDSC_0507
「アンモナイトの壁」が少しずつ完成していくね
  

Posted by kpmtomo at 19:40Comments(0)よろずスタジオ | 行事報告

2018年05月28日

第130回サロン・ド・小田原『ヒゲクジラの”ヒゲ”の役割って何だろう?』実施報告

実施日:2018年5月19日(土)
場所:博物館東西講義室
参加者:トークセッション1・・・42人
    トークセッション2・・・23人
話題提供者:伊藤 春香 氏(中央水産研究所・支援研究員)
     :樽 創 氏(神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸員)

今回のサロン・ド・小田原はヒゲクジラのヒゲに関するお話でした。
クジラに関する知識のない私でも、動画や標本などを使った説明のおかげで非常にわかりやすく、また研究中の四方山話など「クスッ」と笑える内容もあり、あっという間の2時間でした。
トークセッション1:一般講演では、クジラのヒゲが餌を食べるときにどのように使われているかという内容をとても分かりやすく教えてくれました。
トークセッション2:専門的講演では、ヒトやシカ、ゾウ等の咀嚼の仕方や、クジラのあごの開き方などを専門的に教えてくれました。
そもそもクジラは大きく3つ(ヒゲクジラ、ハクジラ、ムカシクジラ※絶滅している)に分類できるということや、クジラってどんな生き物なのかというお話から始まり、ヒトやシカ、ゾウなどの動物が咀嚼するときのあごの開き方、また本題であるクジラのヒゲの役割といった盛り沢山の内容を聴講することが出来ました。
これまで教科書やテレビ等から、ヒゲクジラのヒゲはエサと海水を一度に口の中に入れて、そのあと海水だけ吐き出すためのザルの役割をしていると聞いていました。しかし伊藤さんからヒゲの役割はザルではなく、エサをのどまで誘導する※ポテトスクープの役割をしているという新しい説を伺い、「ええっ、そうだったの!」という思いで目から鱗が落ちました。
ポテトスクープ説はもちろんのこと、家族や知り合いに話したくなる内容がたくさんあったサロン・ド・小田原でした。

※ ポテトスクープ・・・ハンバーガーショップでフライドポテトを紙パックに入れるときに使う道具のこと。

(文章:高須賀俊文、写真:飯島俊幸 )

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展示されたクジラの頭骨を囲んで
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盛況な講演会風景
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右: 話題提供者の伊藤春香氏 左: 同じく樽創氏  

Posted by kpmtomo at 20:08Comments(0)サロンド小田原 | 行事報告

2018年05月22日

昆虫観察会「みつけよう春の虫いろいろ」実施報告

実施日:2018年5月16日(水)
場 所:足柄上郡中井町比奈窪
講 師:渡辺恭平学芸員
担 当:里山むしてくクラブ
参加者:19名

 初夏の日差しが降り注ぐ比奈窪(秦野駅からバスで20分)で初の昆虫観察会が開催されました。昆虫青年の渡辺学芸員を先頭にワクワク気分、どんな昆虫に遭遇できるのでしょう。
 まず昆虫の食害が著しいオニグルミの木を発見。葉の裏には音符のオタマジャクシが無数にぶら下がっています。クルミハムシの蛹です。そばには天敵のカメノコテントウの幼虫、カメノコテントウの幼虫の腹には他の虫が食らいついています。木全体がフードチェーンなんですね。

カメノコテントウの幼虫とクルミハムシの蛹
カメノコテントウとクルミハムシの蛹

 応援旗を振るように渡辺学芸員が虫取り網を大きく8の字にスイーピング。網のなかは生物多様性の世界!さっそく珍しい昆虫をミルビンに入れ回覧。普段は五角形の虫=カメムシは反射的に払いのけるのに、今日は顔をくっつけてじっくりご対面。ホソハリカメムシ、いかり肩の甲冑で「カッコイイ!」渡辺学芸員がガマズミの木を指差し「色々な昆虫が集まる木を爐靴紊Δ舛紊Δ蠅腓(集虫力)がある木″って呼ぶんですよ」とユーモアを交えながら食草食樹の解説もしてくれます。「昆虫のなかには呪文のような長い名前を持つものもいますが、まずは昆虫を楽しみましょう」と学芸員。
 
スイープ中
スイープ中

網の中は何が?
網の中には何が?

 さて本日のハイライトは何と言ってもミイデラゴミムシ。円陣を組み、その真ん中でゴミムシにその特殊な噴出能力を音響を交えて披露してもらいました。その温度たるや火傷を負うほどの迫力だそうです。

ミイデラゴミムシ
ミイデラゴミムシ

円陣を組んで観察
円陣を組んで観察

 柑橘類の匂いのするスジグロシロチョウの翅、「ザ・糞」のムシクソハムシ、前脚マッチョなヒゲナガカメムシ等、何億年という時の中でトライアル・アンド・エラーを繰り返しながら進化してきた昆虫は魅力に満ちていました。
 惜しみなくうんちくを傾けてくださる渡辺学芸員、そして企画担当のスタッフの方々、ありがとうございました。楽しみながら100種以上の昆虫観察ができました。昆虫シニアを虜にした観察会、この楽しさを次々世代に伝えながら自然保護につなげていきたいものです。
(友の会 矢澤)

ルリカミキリ
ルリカミキリ
  
  

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2018年05月09日

樹木観察基礎講座 「ハナミズキ(北米)やヤマボウシ(中国)の自生地探訪。〜その地における枝の伸び方や、冬芽の構造との関係を探る〜 」実施報告

実施日:2018年4月28(日)
場 所: 横浜市「こども植物園」研修室
参加者:13名
講 師:樹形研究会代表、国立科学博物館名誉研究員 八田 洋章氏

 箱根のヤマボウシの生活サイクルのことから始まり、5年に1度大なりの年があり、また4枚の総苞片には白から濃いピンクまで色と形に変異が多いとのことであった。日本全体でみると本州北部や日本海側で大型になり、ブナ帯下部を中心に分布している。驚いたことに日本のヤマボウシには2系があり、半常緑のヤエヤマヤマボウシが石垣島や西表島にあるとのことだ。さらに中国には常緑のホンコンヤマボウシとヒマラヤヤマボウシがあると聞きぜひ見たいと思った。最近ホンコンヤマボウシは新築の庭で盛んに植栽されているようだ。目を転じて北米にも落葉の西海岸のセイガンヤマボウシと東海岸のアメリカヤマボウシ(ハナミズキ)があり、1個1個の果実が離れていたり、総苞片が6枚もあって大形で大いに興味をひかれた。ミズキ属は地球全体が暖かかった、第3紀周北極要素の植物群に属し、その共通祖先から寒冷期の第4紀に北米と東アジアに分布が分かれたと聞きブナやユリノキと同様と納得した。(友の会 芥川ひとみ)  

総苞片の変異
総苞片には形や色で、こんなにたくさんあることにびっくりです

20180428 八田先生講座103s
講座の風景

20180428 八田先生講座106s
八田先生のヤマボウシの対する研究の熱意はすごい!


  

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2018年05月03日

植物観察会「春の高尾を歩く」実施報告

実施日2018年4月24日(火)
場所:小仏城山・日影沢林道
講師:勝山輝男学芸員
担当:植物グループ
参加者:34名

 高尾の大垂水峠から小仏城山を経由して日影までを歩きました。沢沿いの道は湿度が高く、しっとりとしていて新緑の中をオオルリの囀りを聞きながら歩く。「良いな 良いな」ホウチャクソウ、チゴユリが見られ、花の時期はもう少し後のワニグチソウも群生している。ホウチャクソウ、チゴユリはイヌサフラン科、ワニグチソウはキジカクシ科と変わったとお聞きする。「へぇ! 当分は旧ユリ科で良いか」とつぶやく。
 周りの方は皆さんどなたも植物に詳しくて何を尋ねても即答で解説して下さる。特にイカリソウの花の構造を教えて頂きました。皆さんの博学に感心しきりです。
 昼食後、日影沢林道を下る。ここはシダが多く若い葉が印象的だった。サツキヒナノウスツボやカヤランを見せてもらう。カヤランは図鑑でしか会えないと思っていたので「わぁ 今日の目玉商品!」
 このコースは初めて歩いたのですが、歩きやすく四季折々何度でも歩きたいと思うお気に入りのコースとなりました。心配された雨にも合わず、しっかり準備されたリーダーの皆さんのご苦労に感謝しながら気持ち良く帰宅しました。ありがとうございました。(船木曄子) 

20180424新緑の中講師の言葉に耳を傾ける
新緑の中 講師の言葉に耳を傾ける

20180424花の作りも魅力的なイカリソウ
花の作りも魅力的なイカリソウ

20180424可憐なチゴユリ
可憐なチゴユリ

20180424エドヒガンの大木に着生したカヤラン
エドヒガンの大木に着生したカヤラン


  

Posted by kpmtomo at 12:29Comments(0)行事報告 

第129回サロン・ド・小田原 『石川県の桑島層(前期白亜紀)から発見された新種の小さな両生類の化石』実施報告

開催日:2018年04月14日(土曜)
場所:博物館東西講義室
話題提供者:スーザン・エバンス教授(ロンドン大学)& 松本涼子(当博物館 学芸員)
参加者:26名

 今回の話題については、4/6に石川県白峰で発表され、全国紙や地方紙のオンライン版、印刷版で取り上げられており、如何に重要な発見かが分かる。そのような話を研究者から直接聞けるというまたとない機会に立ち会えたのは幸運であった。それだけに参加者26名というのは余りにもったいないことで、博物館(友の会)の宣伝方法については一考をお願いしたい。
 まず、松本先生が、今回の化石が発見された桑島化石壁(国指定天然記念物)についてお話された。1874年にライン博士によりイチョウモドキという植物化石が、1986年に日本最古の恐竜化石がこの化石壁から発見されている。その後、1997〜1999年に、化石壁の裏に「ライントンネル」が掘られ、掘削された大量の岩石を手取層群化石調査団が発掘・研究し、多くの爬虫類や恐竜、昆虫、魚類などの貴重な発見を報告している。
 休憩後、松本先生の逐次通訳つきで、スーザン・エバンス教授が今回発表された新種の小さな両生類(アルバノペトン類)についてお話された。両生類は、現生ではカエル、サンショウオ、アシナシイモリしか知られておらず、その小ささゆえに化石として発見されにくいことから、その進化についてはほとんど知られていない。今回発見された両生類は、これまでヨーロッパ、北アメリカ、南アフリカのジュラ紀から鮮新世にかけ複数個体が発見されていたが、アジアからはウズベキスタンの白亜紀後期の地層でしか発見されておらず、北アメリカからアジアに渡ってきたと考えられていた。しかし、今回の発見が白亜紀前期の地層であったことなどから、これまでの仮説が覆る可能性がでてきた。また、今回ほぼ完全な頭骨が立体的に発見されたことから、現生の両生類よりも古い生物(実は両生類ではない可能性もある)であることも分かった。
 さて、実際の化石の大きさであるが、大きいものでも4mm程度で約1.5×2×0.5cm3の岩石の中に43個もの化石が存在していた。このように小さな化石であったので、クリーニングして掘り出すことは難しく、最終的にマイクロCTスキャンを用いて1200枚もの画像を打ち出し、肉眼で1枚1枚精査して個々の形状を決定するに至ったという。更に、化石を取り出す代わりにスキャニングデータから3Dプリンタで20倍に拡大したレプリカを作成し、立体的な頭骨を復元している。
講演終了後に、顎の実物化石と、20倍に拡大したレプリカ化石群を見せていただいたが、参加者の皆さんは、一様にその小ささに驚いていた。
 学術名は、発見地と調査団長の伊左治鎭司(いさじしんじ)氏(千葉中央博・主任上席研究員)の名前を基に、「シラーペトン(白い這う者)・イサジイ」と名付けられた。
(文書 両生類・爬虫類ボランティア 井上 昭、写真 飯島俊幸)

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話題提供者のスーザン・エバンス氏と松本涼子学芸員

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頭骨の微小化石群

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20倍化された3D化石レプリカに興味津々

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3Dレプリカの組み立てにトライ
  

Posted by kpmtomo at 12:19Comments(0)サロンド小田原 | 行事報告

2018年04月29日

2018年度友の会総会イベント報告

第1部「オスとは何か?メスとは何か?〜昆虫の交尾器から見える世界〜」上村佳孝慶応大学准教授
第2部昆虫談義 上村佳孝氏 × 苅部治紀当館昆虫担当学芸員

実施日:2018年4月22日(日)14:30〜16:15
場 所:博物館 SEISAミュージアムシアター
参加者:72名

 トリカヘチャタテの研究でイグ・ノーベル賞を共同受賞された上村佳孝先生のお話をお聞きしました。友の会会員だけでなく多くの方が聴講に来られていました。
 イグ・ノーベル賞の賞金が一兆ジンバブエドル=2.5円とか、また授賞式用の30秒のビデオレターで会場を沸かせてくれました。でも研究内容は生物の根源に迫るものでした。
 トリカヘチャタテはメスに男性器状の突起があり、学生に話をすると「実はそれはオスなのでは」と言われたとのこと。では生物学におけるオスとメスの定義とは?何でしょう。
 小さな配偶子(次世代を作る為の細胞)を作るのがオス、大きな配偶子を作るのがメスだそうです。オスは生涯、数千個から一億個の精子でより多くの生産が可能で、多くのメスに精子を渡すことにより多くの子孫を残したい。メスは生涯、500個位の卵で生産数に限りがあり、オス一匹からの精子で十分。これによりオスは積極的、メスは消極的になり、性的対立が起きるとの事。近頃問題になっている、ME・TOO運動もこんな所が根本的な原因なのかなと飛躍的な事を思ったりしました。
 トリカヘチャタテのメスは男性器状突起からオスから精子だけでなく栄養もプレゼントされる。栄養状態が悪い環境にすむ生物にとって、メスにも大いに利点があり、性的対立が少なくなり、子孫の繁栄にも役立つ。オスとメスの進化のメカニズムが小さな生物から見えてくる気がしました。また研究の為のさまざまの御努力に頭の下がる思いでした。
 第2部、(15時45分から)上村先生と苅部治紀先生の対談が有り、トンボの特異な交尾の仕方については古い昆虫の生態を残しているとか、今問題になっているムネアカハラビロカマキリの問題点についてのお話等が有りました。苅部先生のお話の中で「新種を見つけるのは今後大変だが、生態や行動等の切り口での研究はまだまだ新分野がある。」とのお話が心に残りました。(近田あきこ)
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ポスター
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友の会の説明
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イグノーベル賞受賞の記事
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苅部学芸員との昆虫談義





  

Posted by kpmtomo at 07:52Comments(0)行事報告 | 役員会・総会

2018年度友の会総会報告

実施日:2018年4月22日(日)13:00〜14:00
場 所:博物館 SEISAミュージアムシアター
参加者:27名

 総会参加者は例年より少なめの「小数精鋭」27名でしたが、無事2017年度の事業報告、2018年度の予定事業とそれに伴う予算案が審議、承認されました。
 友の会役員として長い間尽力してくださった浅野みえさん、臼井英夫さん、尾崎和さん、金子直子さん、佐藤昭男さん、下田準一さんが退任されました。新役員は植物グループからの佐々木シゲ子さんです。
 また、2018年度博物館友の会担当職員は佐藤企画普及課長、山下学芸員、松本学芸員、本杉企画普及課職員です。この4月にこられた田邊企画情報部長とともに、ご紹介させていただきました。
 友の会では昨年度、会員対象に今後の友の会のあり方についてアンケートを実施しました。役員のなり手が少ない中で会員の要望に沿った事業展開をするためにインターネットを駆使して省力化を図るなど、鈴木会長のもと模索をしているところです。
 今年度も楽しく興味深い多くの友の会行事を予定しています。皆さまの積極的なご参加とご協力をお願いいたします。(田畑節子)


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看板

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新役員紹介

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博物館担当職員のご紹介

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予算案説明
  

Posted by kpmtomo at 07:43Comments(0)行事報告 | 役員会・総会

2018年04月21日

よろずスタジオ「巻貝の中はらせん階段?」実施報告

実施日:2018年4月15日(日)
場所:博物館1階 東側講義室
参加者:164名(大人91名、子ども73名)
担当:スタッフ6人
協力:佐藤学芸員

 毎回スタッフ集めに苦労しつつ、どうにか切り抜けて実施してきた爐茲蹐坤好織献″、この4月から8年目に入った。
 7年前「博物館に来ると週末は何かワークショップやってるよ」という状態にして、博物館を好きになるきっかけにしたいと、相棒と相談し、「初めの一歩」と始めた企画であった。
 続けて来られたのは、学芸員の皆さんや友の会スタッフの熱い協力のお陰である。
 今では、展示物を見るだけではない参加型の催しが、博物館主催で毎週末開催されるようになって、嬉しい限りである。 
 さて、今回の貝類の企画は「巻き貝のらせん階段構造を知ってもらう」ことを願ったもので、実施三回目になり、事前準備もほとんど不要な完成したプログラムである。来館者は貝の断面で内部構造を実感し、その断面をクレヨンで磨り出して、造形の妙も味わうようになっている。
 子供も大人も貝の断面を始めてみて感心してくれ、紙に映し出された七色の断面構造も楽しんでくれたので、このプログラムは大成功と思う。
 何組もの来館者に、穏やかな口調で貝の構造の話をしてくれた佐藤学芸員にお礼申し上げる。(友の会:赤堀千里)

 <参加者感想>
・面白かった、楽しかった(小4男、小3女、年長男)
・巻貝の事が分かって楽しかった(小2)
・貝は食べるばかりで、真剣に考えたことがなかったが、意外な面を知って有意義だった。(大人男女)

看板
看板

(よすた貝類)こんなにきれいになるの?
こんなにきれいになるの?

お母さんも奮闘中(よすた貝類)
お母さんも奮闘中

(よすた貝類)僕たちの作品」見てください
僕たちの作品を見てください

こんなの如何?
こんなの如何?


1805030002_ギンタカハマ
ギンタカハマ

1805030003_ギンタカハマ磨き
ギンタカハマ磨き

1805030004_ギンタカハマ削り
ギンタカハマ削り

1805030005_ギンタカハマ断面
ギンタカハマ断面

1805030006_センニンガイ
センニンガイ

1805030007_キングチサザエ
キングチサザエ

1805030008_イトマキボラ
イトマキボラ

1805030009_クモガイ
クモガイ

1805030010_キリガイダマシ
キリガイダマシ

1805030011_オニノツノガイ
オニノツノガイ
  

Posted by kpmtomo at 10:35Comments(0)よろずスタジオ | 行事報告

2018年04月15日

2018(平成30)年度友の会地学G行事開催日変更のご連絡

いつも友の会行事にご協力を頂き有り難うございます。
2018年9月に計画しました地学G行事:『日本地質学発祥の地埼玉県長瀞の地形・地質観察会』に関し、一部初期に発行された2018(平成30)年度友の会行事一覧表に記載の開催日に以下の変更が有りましたのでご連絡します。
詳しくは最新の2018(平成30)年度友の会行事一覧表を確認して下さい。
(地学G 中村 良)

【変更前】:2018(平成30)年9月8日(土)
             ↓
【変更後】:2018(平成30)年9月1日(土)
  

Posted by kpmtomo at 09:57Comments(0)お知らせ 

2018年04月11日

第128回サロン・ド・小田原 『大きな標本をてのひらサイズに!?フォトグラメトリーと博物館』実施報告

開催日:2018年03月24日(土曜)
場所:博物館東西講義室
話題提供者:森健人 氏  (国立科学博物館支援研究員)
参加者:22名

 今回のサロン・ド・小田原は国立科学博物館動物研究部で標本作製に取り組まれている森健人先生から、博物館標本を3DCG化し小さくする方法(フォトグラメトリ―)とその可能性についてお話して頂いた。
 フォトグラメトリーとは、「対象物を様々な角度から撮影した複数の画像を用いて合成することで、コンピューター上に対象物の立体的なモデルを再現する方法」で、もともとは地図作成や地形の測量のために開発された技術なのだそうだ。博物館では標本を3Dモデル化し、様々な角度から観察する為に利用されている。スミソニアン博物館では既に3Dモデルがweb上で一般にも公開されているとのこと。科博でもヨシモトコレクションの一部がYoshimoto3Dとして閲覧可能だ。サーバルやアイベックスといった剥製標本をパソコンで自由自在に動かしてみると、展示標本では見られない部分が見えて、とても新鮮だった。ぜひ科博のHPから見て頂きたいと思う。
 研究においては「計測」で大きな効果が期待出来るそうだ。例えば、クジラなどの超大型動物も写真を撮れば、原理的には3Dモデル上で1ピクセルのサイズまで計測出来る。また3Dモデルで一度測定すれば、測定箇所の座標データが保存出来るので、どこを計測したのかがより客観的に論文に記載出来るようになるとのことだ。
 後半では森先生がこの研究に至るまでの経緯を紹介して下さった。森先生は大学進学後にコスプレに夢中になったそうで、解剖学への思いはコスプレに使うブタのマスクを作製する過程で生まれたのだという。その後、森先生はラッコの後肢形態と泳ぎ方の研究で博士号を取得されたが、自分は何のために研究をするのかという疑問にぶつかったのだそうだ。しかし研究の原点は「コスプレ」だったことを思い出したことで、自然史研究だけでなく文化にも貢献出来るのではないかという考えに至った。今、森先生は標本作製を通じて研究者への支援をすると同時に、一般への学習支援にも力を入れたいそうだ。標本は実物だと安易に持ち出すことは出来ないが、フォトグラメトリーにより標本を3Dプリンタから出力すれば、博物館という場所に制限されず学習支援が出来る。こういった取り組みによってより多くの人が博物館標本に自由にアクセス出来るようになる可能性を語る森先生からは、仕事への情熱が伝わってきた。
講演後のワークショップでは、実際にフォトグラメトリーを体験しようということで、参加者が手持ちのiPhone又はiPadの無料アプリQloneを利用した。標本の周りを歩きながらカメラに対象を認識させる作業を行ったのだが、速く動いてしまうとカメラが認識しない為、皆さん苦労している様子だった。しかし実際に認識した3Dモデルを見てみると、精度は高く、骨の輪郭まで綺麗に構築されていた。 
フォトグラメトリーの力に圧倒されたが、技術的にはまだまだ課題があるようで、標本対象が「つるつる、ふさふさ、のっぺりしたもの」では上手く認識出来ないといった課題があるそうだ。フォトグラメトリーという手法の強みを知ると同時に、今後の技術の発展に伴う新たな成果にも注目していきたい。
(文章 渡邉拓巳、写真 飯島俊幸)
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講演風景
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提示パワーポイント
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3D模型を持つ森健斗氏
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スマホを使って3Dの撮影
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取り込まれた頭骨の3D  

Posted by kpmtomo at 22:20Comments(0)サロンド小田原 | 行事報告

2018年03月18日

第22回友の会総会イベント講演のお知らせ(神奈川県立生命の星・地球博物館&友の会 共催)

第1部 講演「オスとは何か?メスとは何か? 〜昆虫の交尾器から見える世界〜」

昨年ブラジルの洞窟に生息する昆虫(チャタテムシの一種「トリカヘチャタテ」)の雌に、雄のような形状の交尾器があることを発見したことでイグノーベル賞を受賞された慶應義塾大学の上村佳孝准教授をお迎えしての楽しいお話です。
上村氏著書:「昆虫の交尾は、味わい深い…。」(岩波科学ライブラリー)など。

交尾中のネッタイトコジラミ_精液を皮下注射する
交尾中のネッタイトコジラミ 精液を皮下注射

YKamimura
上村佳孝氏

第2部 昆虫談義

上村佳孝氏 × 苅部治紀当館昆虫担当学芸員
他では聴けない昆虫にまつわる話が飛び出すかもしれませんね

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【日時】平成30年4月22日(日曜)14時30分から16時15分(14時15分より一般受付)
【場所】神奈川県立生命の星・地球博物館 SEISAミュージアムシアター(小田原市入生田499)
【交通】箱根登山鉄道「入生田駅」下車3分
【友の会事務局】小田原市入生田499県立生命の星・地球博物館友の会事務局 E-mail:kpmtomo@ybb.ne.jp
【友の会ブログ】http://blog.livedoor.jp/kpmtomo/
【博物館URL】http://nh.kanagawa-museum.jp/





  

Posted by kpmtomo at 07:52Comments(0)お知らせ