2018年02月27日

樹木観察基礎講座 果物のなる木々『ウンシュウミカンとその仲間』実施報告

実施日:2018年1月28日(日)
場 所:生命の星・地球博物館 講義室西側
参加者:16名
講 師:樹形研究会代表、国立科学博物館名誉研究員 八田 洋章氏

 「みかん大好き」という人は多い。私もその一人で、手が黄色くなるまで食べた子どもの頃を思い出します。そして私たちは一昨年からみかん畑の再生活動を始めました。ミカンの事はよく知っているつもりだったのですが、講義を聞いて、知らなかったことの多いのに驚き!この講座で初めて知ることばかりでした。

驚き1 刺は葉の変化したものだった!
カラタチやユズなどミカン科には刺があるものが多いけれど、茎ではなく葉が変化したものでした。その証拠に、ミカンの刺には一切葉痕が見当たりません。

驚き2 キンカンは1年に3〜4回も開花する!
一枝についているキンカンの実の大きさがいろいろあるのは、1番花から3〜4番花まで咲くから! 成長の差だと思っていました。 亜熱帯植物の一つと考えられて、年数回の成長ピークがあり、キンカンは年3〜4回も花が咲き、その時期によって果実の大きさが違うのだそうです。早いのも遅いのも一緒に稔っているのです。

驚き3 グレープフルーツの名の由来
ブンタンは総状花序の房咲きになり、グレープフルーツもその血をひいています。一般にはあの大きな果実とブドウとを結びつけるのは困難ですが、実際に熱帯域で写された一枝に沢山の実をつけた写真を拝見し、その形状からこの名前がついたことを納得できました。などなど、他にも驚くことが盛り沢山。とても有意義な時間を過ごしました。八田先生ありがとうございます。(神保智子)

DSCF1681s
きれいなスライドで、いつも驚き、発見のお話をしてくださる八田先生

DSCF1684s
サンプルのミカンはしっかり勉強した後、おいしくいただきました。