皆さんからお預かりしています「どんぐり基金」から今回の震災に対して義援金を出させていただきたいと思っていました。そこで、公的機関よりもいち早く被災者の方々のところへ出かけ、救援物資やら心のケアをしていた日本ユニバーサルデザイン研究機構(通称:ユニバ)に出させていただく事にしました。寄付したお金は、ボランティアの方々の活動資金として利用されます。震災に遭われた方々にお渡しすることも考えましたが、人が人を支えるという行為が、木を育てる事に充当すると考えて、ボランティア支援の資金にしてもらったんです。
 今回の震災は自然の脅威だけではなく、その後が物語るように人災が多くの方を苦しめています。これは日本を覆う悲惨な事件です。政府の情報提供も歪曲された数字であり、何一つ私たちに真実を語っていないようです。
民主党に代わっても、どうやら国民の声は届きません。原発が起こした放射能漏れというこの事件が、間違いなく人災であり、この先何年も「犯罪行為」として、我々に襲いかかるかも知れない事を考えると、これで本当に日本が立ち直れるのか?大変疑問に思います。
 その義憤と共に、この震災で自分の中に生きることへの揺らぎが生じました。被災者の方々の辛い思いには遠く及びませんが、この時期、この瞬間に自分が生かされている意味をしっかり考えることが大事だと痛感しました。
 お陰で朗読のレポートも一ヶ月間手をつけることが出来ませんでした。しかし、芝居の練習を重ねる事で何かが見えてきました。「自分に与えられた事は表現する事を継続すること」だということです。うまい、へたではなく、自分に向き合えることが出来るのか?これこそが生かされた人間の存在証明だと思ったのです。
 ようやく、何かが動き出しました。レポートも書き上げつつ有ります。確実に前に進んでいきます。一日も早く復興の兆しが見えて、「心からの笑顔」になれる日を祈りたいと思います。この朗読会に寄与して下さった主催者の方々、聞いて下さった方々に心から感謝して、ご報告を終わります。ありがとうございました。