地層探知機

徒然なるままに、読書、映画、ドラマ、美術、芸術に接する

感受性の違い

今年のノーベル文学賞をとったカズオ・イシグロの作品を4点をKindleで買い、「わたしを離さないで」と「日の名残り」の2作品を読んだ。正直な感想を述べると、おもしろさがまったく伝わらなかった。ほぼ歳は同じなのにこの感受性の違いは何なのだろうか。どこかでおもしろくなるだろうと思ってがまんして読み終わったけれど、2作品とも期待する展開は見られずにたんたんと終わってしまう。純文学ってこんなものなのかな。でも、村上春樹は読んでいておもしろいと感じるところがたくさんあったわけだから、単純に作家との相性が合わないのだろうか。文学ってやっぱり幅が広いから、世の中の人がみんなで良いと認めても、おもしろくなかったらやっぱりそれまでであり、自分の感受性を信じるしかないものだ。後の2作品、正直に言って読み切る自信がない。

ドキドキ三連チャン

35年ぶりにブレードランナーが来たあ~あ~あ~。
「ブレードランナー2049」が今日から公開される。
SF映画の中では最高傑作と言われる(「ブレードランナー」は奥深くて何回観てもすばらしい)。この名作「ブレードランナー」の続編が作られたのだ。
これはもう興奮するしかないでしょう。早速、土曜日には観に行きたい。
ブレードランナーに再会するなんて、ほんとにドキドキするなあ。

今日は大変忙しい日だ。
ニンテンドースイッチ用の「スーパーマリオ オデッセイ」が発売されたので朝からダウンロードをする。もちろんマリオたちのamiiboウェディングスタイル3体も購入済み。

そして、iPhoneⅩの予約開始の日でもある。迷わず予約をしたけれど、品薄とのことなので購入は来年2月頃なのかな。

「静かなるドン」と「バガボンド」

組織論としてギャグやくざ漫画「静かなるドン」(新田たつお)全108巻を読む。さすがに100巻を超えると読むのに時間がかかって疲れる。この漫画は26巻までで十分完結していて、後はだらだら続いているだけの凡作だった。それでも前半の笑いは心から楽しんだのが救いだ。ヤクザが組織を維持し、更に拡大していく過程での複雑な抗争の過程を見ていると、ビジネスの社会や福祉業界でも同様のことが言えると思った。組織の裏切りとつぶし合い、そして手打ち、その中で下層の人間は虫けらのように死んでいく。上層部には変化がない。この漫画はシビアな組織論としてみると少しは救われる。鬼州組五代目姐の死でもってこの漫画は終わりだったと思う。それにして読み終えるのに時間がかかって長かった。もうこんな時間つぶしは嫌だ。

次に、井上雄彦「バガボンド」を人生論として読む。200年に第24回講談社漫画賞一般部門受賞。2002年に第6回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。誰もが知っている井上の傑作漫画だ。中身は、吉川英治の「宮本武蔵」が原作になっている。現在まで37巻が刊行されているがまだ完成していない。最近、作者はなかなか続きを書こうとはしないのはなぜなのか、いろんな憶測が飛ぶ話題作である。それにしても井上の絵はうまい。特に後半の絵は一枚一枚が水墨画のようである。これは剣術漫画と言うよりは人生の指南というか、人は生きるに当たって何を考えるのかということを真摯に追求している漫画なので、ちょっと読むのがしんどい漫画とも言える。武蔵のセリフに共感することが多かった。原作も一度読み返したい。

今年の読書週間は10/27から11/9まで。この時は、カズオ・イシグロの本を読みたいと考えている。やっぱり、ノーベル賞作家は押さえておくべきだ。Kindleで読めるのがうれしい。日本の作家は電子本への理解が低い。歳をとると大きな活字で読みたいし、照明も必要なのだ。漫画は文学書を読む前の肩慣らしかな。小説も好きだけれど漫画も好きだ。映画も好き、美術も好き、カメラも好き、パソコンも好き、他にも興味のあることはたくさんある。凡庸に老いるわけにはいかない

スポ根マンガにはまる

2017-08-31-09-10-21
日本橋ヨヲコ「少女ファイト」を14巻まで一気に読んだ。次の巻が楽しみだ。バレーボールというチーム力が問われるスポーツを描くことで組織のあり方、組織の作り方を学べる。スポ根マンガがこんなにおもしろいなんて正直思ってもみなかった。ここ最近読んだマンガの中では、「少女ファイト」が群を抜いておもしろい。eBookJapanの半額セールで買った中では一番お得だったかもしれない。(まだ全部は読んでいないので)

大石練と小田切学の成長、黒曜谷ストレイドッグスという愛称のある高校のバレーボール部の練習と試合を通して、組織と個人のあり方が厳しく問われていく。これは大人のスポ根マンガと言ってよいのではと思う。僕自身としても考えることが多かった。次に何をするべきなのかは個人の意思にかかっている。やるべきことをこなすことでチームに貢献していくことの重要性を改めて認識できた。

2017-08-28-08-21-00

マンガばかりを読んでいる

暑いときはどうも読書がはかどらない。というわけでもないけれど最近はマンガばかりを読んでいる。マンガを読むためにebookjapanにも入会した。このサイトは電子書籍の割引も多くて、早速、シークレットイベントとかで40%分のポイントがつく。しかも、ebookjapanはマンガに強くて古いマンガもそろっている。上村一夫、池上遼一、つげ義春、樹村みのりの主要作品を購入し、「もやしもん」と「響」と買っていたら、何とAmazonカードの7月分の請求がマンガだけで5万7千円になっていた。6月はニンテンドースイッチと「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」 、「マリオカート8デラックス」、スイッチ用プロコントローラーなどを買ったのでゲームが中心で6万5千円もつかってしまった。これはやり過ぎなので少し自重したい。といっても「Splatoon2(スプラトゥーン2) 」も当然だけど予約はしている。

「マンガ大賞2017」大賞受賞作の「響~小説家になる方法~」柳本光晴(現在まで6巻)はさすがに個性的でおもしろい。同時並行で「60センチの女」(全6巻)上村一夫も読んでいた。「響」は天才小説家の常識では測れない感受性を描いているし、「60センチの女」は劇画家を目指す男の隣に引っ越してきた宇宙人の女のぶっ飛び感受性が描かれている。どちらも、常識なんて壊すためにあるみたいな強烈な個性の持ち主が主人公だ。上村の作品は1978年から1979年に刊行されたほぼ40年前の作品だ。これが、今読み返しても実におもしろい。45年前の「修羅雪姫」なんていう作品はゾクゾクする美しさを全編に漂わせている。天才絵師上村一夫の傑作と言えよう。

マンガの古典と、マンガの最新作。同時並行で読むのもなかなか楽しい読書方法だ。

五木寛之「親鸞」全6冊を読む

1月に五木寛之の小説「親鸞 完結編」上下巻を読んでから、遡って「親鸞」上下巻、そして「親鸞 激動編」上下巻の6冊を一気に読んだ。親鸞完結編以外は紙の本でも読んでいたが、今回はKindleで読む。この小説はよくできたエンターテイメントだけれども、奥の深い宗教哲学書とも読み取れるすさまじい小説であった。70歳後半から80歳にかけて五木寛之が全力で書いた代表作である。さすがに完結編は老人小説の趣があるが、その前半の4冊は若き日の親鸞と中年の親鸞を描いていて楽しい。それにしてもこれは一つの宗教哲学書として読み解くのが正しいのだと思う。正直なところ、まだこの6冊の感想を書く力が僕にはない。ハイライトの部分(マーカーを引いた)を読み返しながら、すごいなあとつぶやく日々である。参考までに吉本隆明の「現代に生きる親鸞」の講演をiPhoneで聞く。それでも、なかなか、親鸞についての言葉が出てこない。生きるとは何か、死とは何か、浄土とは何か。

歎異抄第三章「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。しかるを世の人つねにいわく、「悪人なお往生す、いかにいわんや善人をや」。この条、一旦そのいわれあるに似たれども、本願他力の意趣に背けり。」

この考えが親鸞の本質であるが、この考えを受容することは本当に難しい。時代の制約と背景を考えなければならない。だから、親鸞について書くにはもう少し時間がほしい。

「綿の国星」が半額

大島弓子の「綿の国星」がKindleで半額で購入した。1978年から1987年にかけて白泉社の「LaLa」に不定期で連載された傑作漫画である。山岸凉子「日出処の天子」と共にLaLa1980年代の代表作だ。40年経っても色あせない。大島弓子の漫画は時に哲学的であり、時に純文学であった。説明するまでもなくチビ猫の視点で描かれる世界は斬新で驚きである。漫画家としての画力は大島は天才的である。思考と感受性が40年前にタイムスリップするのも楽しい。すごい時代があったものだ。

2016秋の読書中

夏の間に漫画をKindleで30冊ほど読んだので、秋は本格的に読書。新刊から古典まで、何とか今年中に読んでみたい。現在購入の本の99%はKindle電子本である。紙の本は本屋さんで立ち読みするだけ。読むには圧倒的に電子本が便利で身体に良い。

・「シャドー・ストーカー(上・下)」(文春文庫)、ジェフリー・ディーヴァー (著)、池田真紀子 (翻訳)
・「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福(上・下)」(河出書房新社)、 ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)
・「組織戦略の考え方 ―企業経営の健全性のために 」 (ちくま新書) 、沼上幹 (著)
・「生き方」(サンマーク出版)、稲盛和夫 (著)
・「読書について」(光文社古典新訳文庫) 、ショーペンハウアー (著), 鈴木 芳子 (翻訳)・「人間アレルギー―なぜ「あの人」を嫌いになるのか」(新潮社)、岡田尊司 (著)

秋深まると共に読書

寒くなってきた。大阪には秋がない。暑いと思っていたら、すぐに寒くなって冬が来る。短い秋を読書へのスイッチといつも考えている。

ずいぶん本や漫画を読んだけれど発信はしなかった。理由は別にない。なんとなく面倒だっただけかな。それと今年は体調が悪くてなかなか読書にも集中できなかったことも事実だ。これからの季節、がんばって読みながら発信もしたい。

そういや紙の本は1年ぐらい買っていない。今や読書は99%、Kindleに頼っている。  
新鮮さより目の健康の方が大事なので。

8782d01e.png

 

「新世紀エヴァンゲリオン」HDリマスター版

NHK BSプレミアムで2016年9月16日(金)から放映されている「新世紀エヴァンゲリオン」HDリマスター版もいよい今日で第3話になる。音声も5.1ch surround、これはなかなか迫力があります。家のTVとプリメインアンプにつながれた7台のスピーカーの音声からエヴァと使徒の激闘が繰り広げられる。すごい迫力のあるTVアニメである。

1995年10月4日にTVで放送が開始されて21年が経つ。TVのシナリオでは2015年に使徒が来襲、第3新東京市は破滅の危機にさらされる。まあ、2000年には東京は全滅しているから、エヴァの世界は現実より先行しているのかもしれない。ひとまず、2011年には東日本大震災はあったけれども、東北の街々は力強く復興してきている。こんな時に使徒なんて来られたら生きる望みを失ってしまう。

それにしても謎の多い物語であり、未来への警告という意味でもこのエヴァンゲリオンは語り継がれていくのだと思う。半年かけてエヴァを解析していきたい。庵野監督はエヴァを製作する過程で精神が崩壊してしまったと言うが、少しは元気になっているようなので劇場版の完結編を期待したい。エヴァを本気で見ると精神的に苦しくなるので、ちょっと離れた視点で見てみたいと思う。
ギャラリー
  • スポ根マンガにはまる
  • スポ根マンガにはまる
  • 秋深まると共に読書
アクセスカウンター

    • ライブドアブログ