台北車站からMRTで士林に向かう。故宮博物館へ向かうルートは色々あるが、僕は士林からタクシーで行くことにした。値段的に一番お徳なのはバスを使うルートだろうけど、バスを使うデメリットとして「運賃をちょうど用意する必要」、「行き先を告げる必要」がある。前者は多少オーバーに払えばいいが、後者は他の乗客のことを考えるとちょっぴりプレッシャーだ。ガイドブックのカタカナ読みはこれまであまり通じなかったこともあり、地図指差しで行き先を告げられるタクシーを選んだのだ。

士林につくと、駅周辺にタクシーが待ち構えていた。どうやら僕と同じことを考える観光客は多いらしい。先頭タクシーのおっちゃんが出待ちしてたので早速話しかける。

「タクシー乗る?どこいく?」
「あー、koko、クオリー・グーコン(国立故宮)…」
「故宮博物館ね」

決してスムーズとはいえないが何とかコミュニケーション成功。日本語が話せる人でよかった。当たり前だけどタクシーは日本語できる人とできない人がいるので注意が必要だ。それにしても日本語が通じる人だとしても、外国の方だと思うと変な話し方になるのは何故だろう。

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何だかんだでたどり着けた

道中「学生でしょ?」「社会人!おー若いね」などとちょっとした会話をしつつ、目的地に到着。値段は100元ちょいくらいで、日本のタクシーに比べれば良心的な価格だ。

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別館、関係者以外は入れないぽい

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ちょっと都心からは外れた感じのところにある

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内部の写真は無し。故宮博物館はパリのルーブル美術館やロンドンの大英博物館に並ぶ博物館だ。中国由来の宝物が保管されており、展示品はその一部である。頻繁に展示物の入れ替えが行われており、全部見るのには30年くらい必要だとか。ここで有名なのは翡翠の彫刻物である翠玉白菜、そして豚の角煮そっくりな肉形石だ。どちらも観光客に人気で、並ばないと見れない。

帰りもタクシーを利用する。日本語のできるおっちゃんに運転手の斡旋をしてもらったのでとてもスムーズに士林まで戻ることができた。「謝謝」、感謝の言葉くらいはきちんと伝えられないとね。

士林は夜市が有名だ。しかし夜市まで時間が多少あるのでスタバで時間を潰すことにする。アイスコーヒーといえばいいので非常に楽だ、ガイドブックを適当に眺めたりして過ごす。スタバ内の雰囲気は学生っぽい人が多めで、MBAでドヤリングしてる人はあんまりいなかった。これが文化の違いか。

そうこうしてるうちに日が暮れてきた。

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士林市場、最近建て直されたらしい。地上、地下に食べ物から服まで多様な店がある。

この旅行はフリープランで行っているが、初日にガイドの人から注意されたことがある。それは夜市で食べ物を食べるなということだ。普通に店で食べる場合に比べ、衛生面のリスクがあるというのがその理由らしい。ここら辺は個人の裁量次第だが、僕は自分の体にあんまり自信が無かったのでこの夜市では見て回ることに努めた。たぶん火が通っているものや、行列が出来ているような店は問題ないと思う。

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右側のおっちゃんがガン見してた。写真だけ撮って買わなくてゴメンネ。

士林夜市は遼寧街夜市にくらべ道幅が狭く、かなりごった返っている。食べ物も食べ歩きに適したものが多い。非常に活気に溢れており、見るだけでも十分に楽しめる。けど、せっかくだから少しくらいお金を使った方がよかったな…。

士林夜市の雰囲気を堪能したあとは中山駅に戻り晩飯に向かう。晩飯はスタバで見つけた店、鶏家荘というところだ。日本語が使用でき、名前の通り鳥料理で有名なところだ。

一日目の失敗、それは料理の量を考慮せずに注文したこと。その失敗を繰り返さないように料理を頼むときに量を確認する。

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安心と信頼の初手台湾ビール。僕はビールの味はよく分からんけど、飲みやすいと思う。

「これ、量はどのくらいですか。」
「量?少ないよ。」

よし、見た目は多そうだけどたぶん一人で食べられる量だろう。三味鶏というものを頼んでみる。後は鳥飯。そして運ばれてきた三味鶏に僕は驚愕する。

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比較するものが無いのでわかりにくいけど、これは確実に1人で食べるものじゃない。

3つの部位の鶏肉を3つの調理法で作っている。生姜ベースのソースと、甘辛いソースで好きなように食べるそうだ。黒い鶏肉にちょっと構えてしまうかもしれないが、別段変な味はしない。途中まではおいしく食べていたがやはり後半戦は胃袋容量との戦いになった。据え膳食わぬはなんとやら、日本の格言を胸に、なんとか完食することができた。

鳥飯は撮りわすれたが、鳥とにんにくがの香りがほのかに香るご飯だった。ビジュアル的には白米と大差ない。全然関係ないが、うどんで有名な香川には一鶴という骨付き鳥の店があり、鶏肉・鶏飯ともに非常にうまい。「香川なんてうどんだけだろw」と言っているブラインドネスな人は是非とも試して欲しい。

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食後にプリンが出てきた。甘いものは別物である。

昨日と同じくオーバーイートをしてしまったので、食後の運動がてらにホテルまでゆっくり歩いて帰ることにする。台湾は治安がよく、夜に1人で歩いていても危険を感じることは無かった。たぶん客観的に見てみると今住んでいる川崎の方が断然治安が悪いんじゃないだろうか。

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夜も結構明るい。ただし交通事故には気をつけよう。

ホテルに戻り、シャワーを浴びてくつろぎタイム…と隣の家主が帰ってきた。日本語だ。何か爆笑しまくってる、凄くうるさい。ホテルのグレードの関係か、壁の防音性能がレオパレスレベルだ。にしても五月蝿い。日本人観光客は礼儀正しいなんて幻想じゃないか。結局隣の人達は0時回るくらいまで爆笑してた。やれやれと思いつつ、僕は眠りに落ちた。

<続く>


今回キャリーバッグを新調した。非常に安くて品質にも問題が無かったのでおススメ。