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早いものでもう三日目だ。今日はバスに乗って九份(ジョウフェン)へ向かう。バスに乗って約1時間半、運賃は102元だったが、ちょうどは無かったので110元払った。チクショウ。

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海を見ると故郷を思い出す
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九份はかつて金の採掘で栄えた町だ。金が掘りつくされてしばらくは打ち捨てられていたが、台湾の映画のロケ地になったことで観光地として復活したらしい。また、日本人にはジブリの「千と千尋の神隠し」のイメージになったということで有名だそうだ。でも、あれって愛媛の道後温泉がモチーフじゃなかったかな。あれはあくまで温泉だけなのか、ムムム。

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九份のメインルート、基山街の入り口、某コンビニのおかげで全然迷わなかった

基山街は金鉱時代のトロッコ道の名残だ。現在は土産屋や飲食店がずらっと並ぶ長い商店街になっている。中に入れば入るほど、観光客でごったがえってくる。途中でなんか凄い臭いがしたが、臭豆腐の臭いなので気にしない。そうだ、よくよく思えば今はお昼ごろだ、僕は空腹を思い出した。

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「天空之城」ネーミングでビビッときた

昼食は「天空之城」でとることにする。なかなかのインパクトのあるネーミングだ、ラピュタかよ。11時とちょっと早めの時間帯だからか、客はいない、まさか営業時間じゃないのか。ここはガイドブックによると日本語はダメだが、英語が使えるらしい、店員らしい人に「あースミマセン…now...open?」とジャパニーズイングリッシュで語りかける。悲しいがこれでもTOEICは700Overだ。「ええ、モチロンです。」返答は普通にジャパニーズ、通じるじゃないか。

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天気がそこそこ良かったのでテラスで食べることにした
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台湾烏龍茶、茶の渋さがあんまり無くて飲みやすい。中央のやかんで急須に湯を注ぐことで「Five times OK」だそうだ。

ここは凄くのんびりした空気が流れている。忙しい僕の日常、納期、障害、会議、承認…そしてこの旅行でも、僕は観光所を回るために忙しなく足を動かしていた。そんな空気がここにはまったく無い。こんなに落ち着けるのは本当に久しぶりだ。そんな感じで勝手に癒されているところで、料理が運ばれてきた。

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豚の角煮定食といったところか。漬物みたいなあっさりしたものは久々だ。

正直なところ、ここは茶館なので料理には期待してなかったが、なかなかいい見た目だ。味も、見た目どおり、いやそれ以上か。よく煮込まれている角煮だ。それに脂っこいものが多かったここ最近の食事の中、煮物や漬物のあっさりした味が際立つ。嬉しい誤算に小躍りしたい気分になる。

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デザートまででてきた。ツバメの巣に梅、茶クッキー。

追加でデザートが出てきた。なんてこった。まさかここで初めてツバメの巣を拝むことになるとは。味はほんのり甘い感じ。そういえばおいしんぼの山岡が偉そうにほざいてたな、ツバメの巣は体にいいって。そう思うと心身ともに満たされた感じがしてきた。

食後に最後の一杯を楽しみ、会計してもらう。380元、出てきたもの、何より僕の満足を考えると実際安い。天空之城を後にし、適当にブラブラ歩くことにする。

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金鉱街跡っぽい穴

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この坂のあたりが千と千尋っぽい、と日本語ガイドが言ってるのを盗み聞きした。
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確かにそうかもしれない
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あそこの仮面がカオナシ、と日本語ガイドが(略
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ここら辺は建物の雰囲気が凄くいい

しばらく歩き回った後、九份名物らしい芋圓を食べるため阿柑姨芋圓へ向かう。ガイドブックによるとここは日本語も英語も通じないらしい、列の中で1人緊張が走る。そして僕の注文の番がくる。「あなたひとつ?冷たい?熱い?」「あ、冷たいの1つで」普通に日本語で聞かれた。このガイドブック嘘ばっかりじゃないか。何はともあれ芋圓をゲットし、景色がいいらしい奥のスペースに向かう。残念ながら窓際が埋まっていたのでテーブルで食べることにする。

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3種類の芋から作られた暖かい芋圓の下に小豆っぽい豆と小ぶりの氷。季節柄冷たいものを頼んだけど暖かい方がおいしいだろうな。

ちなみに上の写真で突き刺さってるスプーンは、日本でいうレンゲくらいのサイズだ。なかなかのビッグサイズだが、50元程度だ。味はほんのりとした甘みがある、芋とか豆の素朴な甘みだろうか。据え膳食わぬはなんとやら、の精神で完食。確かに量は多いが、意外と食べられるものだ。

料理、茶、雰囲気、風景…色々と満足した僕は、ジャパニーズ感謝の意として土産屋にもお金を落とすことにする。天空之城で飲んだ台湾烏龍茶、それと脈絡無くドライフルーツを購入。そして再びバスに乗り、台北にリターンをかます。旅の終わりが近付いてきたな、なんてことを思いながら、それを忘れるように軽い眠りにつく。


<続く>



全然関係ないけどAmazon様がKindleを発表されたぞー、アリガタヤー!