実は、選挙前から、新聞、テレビなどのオールドメディアが一切、伝えてこなかった民主党の公約に「記者クラブの解放」がある。これは小沢一郎も鳩山由紀夫も口を揃えて実現を確約していた。かの池田信夫先生はじめ複数のネット有識者も、この点は民主党政権になって良い方向に変わるであろう、と述べられていた。ただ筆者は、あまりに偏向した民主寄り報道を見る限り、半信半疑であった。しかし、その答えは、あまりにもあっさりと、政権交代早々に出てしまった。以下、週刊朝日編集長、山口一臣氏のブログに、経緯、結果、予測が全て記されている。山口氏もテレビ朝日スーパーモーニングのコメンテーターとして著名であり、論調は左寄りのオールドメディア側の方である。当然であるがテレビでは、この件については語られていない。記者としての良心によるものなのか、或いはブログでは大勢に影響なし、と思われているのだろうか。

  http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_90.html

 総選挙直後から水面下で熾烈な戦いが繰り広げられ、新聞、テレビの既得権メディア側は経営幹部から一般記者まで、動員して、民主党各層に働きかけたという。殺し文句は「新聞、テレビを敵にまわしたら、政権が長くもちませんよ。」というものであった。
このブログでも繰り返し述べてきたように、新聞の特殊指定、再販制度、テレビ局の電波割り当て、新規参入の障壁、放送法改正問題、さらに広告税など既存メディアの理不尽な特権に、一刺しでも試みようとした安倍、麻生政権はマスコミによって潰された。同じ自民党でも、そういう試みを出さなかった福田政権には露骨な攻撃はしなかった。
 もういい加減に気づいてほしい。自民も民主も二大政党として争っているが、その遥か上にマスコミ様が君臨しているのだ。マスコミ様のご機嫌と金ヅルを侵さないレベルで政策を競い合っているだけである。日本のこの構造を利用して、そこに外国、宗教勢力が入り込んでしまっている。その点は従来の保守派の方々が仰っている通りなのだろう。
 筆者は、マスコミ各社が自らの利権を守るために画策するのは、仕方がないと思っている。社会主義、共産主義の考え方をもたれる方が多々みえるのも当然だと思っている。現に仕事上接する方でも、本当に社会的、経済的、健康的に恵まれない方のために奮闘努力していらっしゃるレフトウィングの方も多く知っている。筆者はその点で、彼らを尊敬している。
 問題はただ一つだ。日本のマスコミが両方の意見を公平に報道しないことだ。公平を装い、作為していることだ。報道、言論機関を装いながら、マスコミ業界の既得権益を守る目的で動いており、不幸なことに、紛れもないその事実を国民が共有していないことだ。現に、この記者クラブ解放問題を、国民の何%が知っているだろう。少なくともテレビは一秒もとりあげていない。過去数十年、ネットがない時代は、こうして誰も知らないまま推移してきたわけである。
 一年ほど前にある保守派の論客の講演を聞いた。既存マスコミには一切出ないので知名度はない方であったが非常に感銘を受けた。その講演のさわりに、「自分なりに努力をしてきたが諦めています。もう、何をやっても、この国は衰退、崩壊していくでしょう。日本の崩壊を見ながら私は死んでいきます。」と語られていた。
 法相千葉景子、総務相原口一博、金融相亀井静香、その他・・・。
内閣支持率75%、やはり国民の多数が気づく前に、国家が衰退していくのは避けられそうにない、ただ一部の既得権層を除いて・・・・。