井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

真面目過ぎませんか?

「屋根のある部屋で、早くまた暖かいご飯が食べたいですね。」、取材に応える39歳のホームレスの言葉です。このニュースを見てからもう10日以上経つのですが、どうにも頭から離れない。この方、確か39歳で仙台におられた。コロナの影響でアルバイト先の仕事がなくなり、月5万円の家賃が払えなくなって路上生活に。何とか早く元の生活に戻りたいと訴えていました。このニュース、皆さんはどう思いますか?

日本人だなぁ
私がまず思ったことは、これです。真面目なんですねぇ。まぁ大家さんがなんて言ったか分かりませんが、家賃滞納になってしまうからと言って何も出ていくことはないと思いませんか?しかも、額も月5万円だし。取材に応えていた方をテレビを通してみる限り、とても真面目そうな人で、ホームレスになっても身なりはちゃんとしている。きっと、毎月しっかり家賃払ってたんだろうなぁ、なんて思いました。ま、それは私の勘繰りでしかないのですが、何も自分から借家を出てホームレスになることはない。「こんな時なんだから、勘弁して下さい。ちょっと待って下さい。」と言って、借家に居続ければ良いのに。でも、真面目な日本人、昔ながらの教育に基づく常識を持っている人には難しいのかもしれないですね。未だに現金が決済の主流で、きちんと期限までに耳をそろえて払うのが当たり前。お金で人様に迷惑を掛けてはいけない。でも、今は「緊急事態」!そんな常識に縛られずに、自分の生活を守ることが大事なはず。しかし、取材をしたNHKは、取材後この人に何をしてあげたのかなぁ?

本当に必要な策が打たれていない!
この方に、「ここはそんなに生真面目にならず・・・」なんて事を言ってあげても良いと思いますが、今は社会全体でこういう問題が頻発しつつある。そこですべきことは・・・現金が尽きたら、家賃が払えなくなったら・・・こういう問題が起こった時に「こうしなさい」というメッセージが政府からは全然出されていないと思うのですが。まずは、「現状の生活を変えなくて良い」(国が何とかしていくから)というメッセージは出すべきでしょうね。そして、相談先を伝える。勿論、XX生活支援センターとかもありますが、近くの交番、おまわりさんに相談したって良いと思うのですが。政治主導で、警察も市民の困りごと、相談に乗れるようにしたって良いと思うのですけどね。家賃や光熱費は、国が立て替えたって良いのでは?10万円支給、そんなレベルじゃどうにもならないのですから、国が立て替えて、平時に戻ったら返済計画をちゃんと立ててもらって、しっかり回収すれば良い。踏み倒す人もいるかもしれないけど、多くの物凄く「真面目な」日本人はきっとちゃんと返すと思います。何でこんなこともやってあげられないのだろう、今の日本の政府は。賭けマージャンの話で盛り上がってる場合ではないと思うのですが。

真面目な日本人、悲しい性かも知れないですね。勿論私にもその血は流れているのですが・・・少しいい加減かも。ご近所さんとは、相も変わらず3密は避けながら食事会などしています。例年なら、薔薇とJazzの会を開いて下さるのですが、今年はそれは流石に無理。プライベートで美しいバラを眺めながら、ワインと美味しい料理を楽しんだりしています。
20200517_ミトちゃんちの薔薇

『新たな日常』をどう描きますか?

久しぶりですねぇ、東京の感染者が一桁になるのは。3月22日以来ですか。(ま、本当のところは分かりませんけどね。)安倍首相も、声高らかに39県での緊急事態宣言の解除会見に臨んでいましたね。歓迎、不安、様々な声があることがニュースで拾われていましたが、何にしても明るいニュースであることには間違いない。このまま、何とか乗り切れると良いですよね。
さて、この安倍首相の会見で、首相が一つのキーワードとして使っていたのが『新たな日常』。コロナウィルスを駆逐できたわけではなく、ワクチンが出来たわけでもないわけですから、当たり前に以前とは違う。しかし、そんな事だけじゃない!皆さんは、どんな『新たな日常』を思い描いていますか?その実現に向けて、どんな風に取り組んで行こうと思いますか?

社会のセーフティーネットをどう機能させるか?
考えることは色々とありますが、最優先はやっぱりこれですね。このパンデミックで、立ち行かなくなった企業、働く場を失った方々、生活が成り立たなくなった方々・・・数多くいらっしゃると思います。(ブログを書いて普段通りに生活が出来ている私なんて、なんて幸せなんだろうかと思います。)こういう方々を支援し、時に立ち直っていただくために何をすべきか。ある意味、困っている方々が『新たな日常』を迎えられるように、社会と生活の再構築をしなければならないかもしれない。その実現のためには、物凄く強い、正義感溢れるリーダーシップが不可欠だと思います。これが欠けると・・・貧富の差の拡大、特に貧困層の拡大、自殺者や精神疾患に悩む方々の増加、治安の悪化などなど、社会的安定を損なう状況がどんどん生まれてくるのではないかと危惧します。勿論、そうならないために個人で出来ることも色々ありますが、社会としての力強い活動にできないとモグラ叩きの様に次から次に新たな問題が出てきそうな気がするなぁ。しかし、今の政治家にそんな事期待できるのだろうか?

働けることに感謝
「今の会社で働けていること、現在の社長、経営陣に本当に感謝です。」
ある企業の管理職と話していたら、先日こんな事を言われました。この気持ち、素晴らしいですね。また、緊急事態宣言以前には感じることが難しい気持ちのように思います。これまで、今回のように社会活動が停止されたことはなく、大きな社会問題が起こってもずっと仕事はし続けていた。しかし、今回は違う。仕事が出来ない、する仕事が減っている人は多い。それでも、自分の所属する会社がビクともしなかったら、こんなに心強いことはない。そうだとすれば・・・その会社の足腰をもっと強くする、今回を超えるような大惨事が来てもさらにビクともしない会社にする、『新たな日常』ではそんな事を意識して働く人も増えるのでは。今回の経験で、テレワークも増えるでしょう。無くしても実は大丈夫な仕事を廃止するような活動も増えるでしょう。色々な「働き方変革」が意識・無意識の中で進むのだと思いますが、働けることに感謝し続けながら仕事上の『新たな日常』が出来てくると良いですね。

豊かな生活とは?
『新たな日常』、プライベートではどうでしょう?これは、当然個々人違う。私が、ここ数日考えているのは、何が本当に豊かな生活なのかなぁ、ということ。外出自粛期間、家族と話す時間は明らかに増えました。家の片づけやったり、料理したり、ゲームしたり、映画見たり・・・両親へ電話を掛けたり、日常生活の手伝いに行ったりすることも増えました。これまで、自分がいかに仕事中心で毎日を組み立て過ぎていたか、また今もっとすべきことがあるのではないか、なんてことも考えるようになりました。私自身、非常に恵まれていると感謝しつつ、プライベートでの『新たな日常』ではもう少しゆったり構えて時間を楽しめるようにしよう!なんて事を考えています。
因みに、写真は息子が庭のヨモギを取ってきて作ってくれたヨモギ白玉。私が料理する日が増え、楽しさを伝えていたら、「今日のお昼は僕がパパの喜ぶものを作るよ!」なんて言って作ってくれました。とっても美味しかったですよ。こういう時間、良いですよね。
20200515_朝食とヨモギ白玉

どうコントロールしますか?

先週末から出張に出ています。不要不急の外出を避けるということで、約2カ月テレカンだけで進めてきたプロジェクトも、流石に・・・という状況となりまして。GWの新幹線の状況を見て、これなら大丈夫と思って出てきたのですが・・・驚いたのは、その新幹線にたどり着くまで。逗子駅始発の横須賀線には、コロナ前とあまり変わらぬ光景が。横浜までの車内は相応に人がいて、7人掛けの長椅子には全て席が埋まっているところもある。そして、横浜駅で乗り換えようとすると・・・写真の通りです。
しかし、この方々は出てきたくて出てきているわけではないのだと思います。私も含めてですが、出て来ざるを得ないので出てきている。こういう状況下でも、何とかコロナを止めなければいけない。どうやったらコントローラブルにできるか。皆さんは、最近どんなことを考え、どんな行動をとっていますか?

リスクをどう回避するかを考える
家を出てどこかに行く。現在は、コロナ感染リスクが最大の関心事ですが、リスクはそれだけじゃないですよね。交通事故に合うこともあれば、空から看板が降ってくる、崖崩れに巻き込まれる・・・色んなリスクがある。考えなければいけないのは、発生確度とそれをリスクが現実となることを避けるための行動。交通事故に合わないようにするためには、周囲に注意を払って歩くのは勿論ですが、出来れば交通事故が起こりそうなところは避けて通る。
先日の東横線内で驚いたのは、電車に乗っているとマスクをしていない人が何人かいた事です。しかも、「マスクをする必要なんかない、私に何か問題でもありますか」っていうような表情で辺りを一瞥し、周囲を気にする様子もなくどかーんと腰掛けている。(ま、私にはそう見えたのですが。)それから、ちょっと動けば人があまりいないすいているスペースがあるのに、既に人がいるところにいて平然としている人もいる。こういう状況に遭遇すると、相手に対して腹立たしいという感情が起こるのは自然の事ですが、それでどうこうしても何にもなりませんよね。で、私が思ったことは、「自分が動けば良いんだ」です。避けたい人が来たら、そういう人がいないスペースにそそくさと逃げる。出来るだけ他人との距離が近くならないように、人がいないところを見つけて自分が動く。自分の行動はコントロールできますからね。

意識を変える、行動を変える
しかし、人の意識を変えるのはやっぱり難しいですねぇ。上述の例でも、やっている個々の人は悪気もなく、無意識の場合も多々ある。総理や知事がどんなに声高に叫んでも、聞かない人、聞いても意識しない人は沢山いる。個々の人の意識を変える、それはアンコントローラブルですからね。しかし、組織の意識改革はやろうと思えばできることも沢山ある。そこは、リーダー次第かな。出張の往路、ご覧の通りのぞみのグリーン車はほぼ貸し切り状態。これなら、感染リスクはない・・・というわけでもないんですよねぇ。実は、人が来る。それは、JRの方々。車掌は当然の事、普段と変わらずおしぼりを配りに来る女性も、ワゴン車を押して車内販売に来る女性もいる。これは、いつも通りの頻度。このご時世に、こんな事続ける必要あるのかな?車内販売なんて、止めちゃえば良い。おしぼりは、通路に置いておいて、自分で取って乗ればいい。大したリスクじゃないかもしれないけど、いつもと変えればリスクは下がる。そもそも、私のような人間は、少し心安らかに時間を過ごせる。なんでやらないんでしょうね?JRの経営陣、管理者層にそういう意識がないから?そんなこともない様に思うのでけどねぇ。もし自分たちで気が付かないのであれば、こういう市場の声を聞けば良い。そういう取り組みをすれば良い。世の中を見渡すと、やり方次第でもっとコントローラブルにできることがありそうな気がするんだけどなぁ。

こういう事、現在のコロナ危機で色々と考えるわけですが、この危機を乗り越える際にも、更にはその後の正常に戻った世界でも大事だと思います。どんな事でも、「どうやったらコントローラブルになるか」、常に意識しないとですね。
20200509_出張の光景
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Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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