井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

自分に厳しくできますか?

あの時はあんな議論をした、xxを調査したのが良かったが解釈が甘かった、xxさんに現状をヒアリングしたのが良かった・・・終わってしまえば、そんな話をしながら結構大変だった取り組みを楽しく振り返ることが出来る。先日、昨年度の経営塾卒業生のあるチームメンバーが、私なんかの労をねぎらって食事会を開いてくれました。こんなに楽しく嬉しいひと時はないですね。最近は歳をとってお酒に弱くなってきていることを感じている私も、時間を忘れて沢山ワインを堪能させて頂きました。

厳しい環境に身を置くことで自分を成長させる
今回集まってくれたメンバーが扱ったテーマは、自社のビジネス変革。比較的プロダクトアウト的な発想が強い企業なのですが、そのビジネスモデルを現状の強みを削がずに顧客志向の軸を入れ込んだ形に変革したいというものでした。長年かけて作ってきたやり方を組織で変革するのは簡単ではない。そういう難しいテーマに取り組んでくれたことを、私もとても嬉しく思っていました。そして、皆で議論した事をメンバーそれぞれが現在の職場で実践しようと取り組んでくれている。そんな話を聞きながら呑むお酒は、この上なく美味しい!酔っぱらうはずですよね。
そんな中で、個人的は驚きを持って聞いた話が。これまで企業の支援機能を担う部署で企画系の仕事をしていた方が、この春から希望を出してライン機能の仕事に異動されたとのこと。環境分析から論理的に考えて策定する戦略と現場実務でのその実践、塾での議論を通じてそのギャップを埋めることの難しさ、実践に向けて自分の経験や知識が不足している部分があると実感されたそうです。そして、そんなご自身を成長させるために決断したことが異動だったそうです。この思考と行動力、本当に素晴らしい!ご自身を磨き、成長させ、自社へより貢献するためにあまり得意ではない領域に自らチャレンジしている。自分を客観的に見つめ、自分の経験や能力を評価する。これだけでも、実践するのはなかなか難しいですよね。更に、自ら弱いと思った部分を強化するための取り組み、チャレンジを考える。そして、その実践を半ば強制するために自らの立場を変える。本当に凄い力を秘めていると感動してしまいました。
私の好きな言葉の一つに「自分変化論」というものがあるのですが、正にその実践です。何かが実践できていないには理由がある。それを他責にしない。実践できていないのは、自らに足りないところがあるから。それを身に付けるためには、自分が変わらないといけない。変われれば、新たな価値を発揮してできなかった事ができるようになる。この積み上げが、社会に対して組織が提供できる価値を変える。社会に対して新たな付加価値を発揮できるようになる。こういう考え方を持ち、自ら実践している若者が沢山いるのは本当に心強い。そろそろ一線を退いていくオッサンとしては、こんなに美味しくお酒を頂ける場はないですね。
20260428_御礼のお食事会

エンタメで感動する事ありますか?

ジョブチューンズ、皆さんはご覧になりますか?食べ物好きな私としては、たまたま食事時にオンエアされていると比較的好んで見る番組です。コンビニ、ファミレス、冷食などなど、普段の生活で私たちが食べるものを一流レストランのシェフが審査する。いつも何気なく、またそんなに味わわずに食べちゃっているものの開発者が出てきて、どこにどんな工夫をして作っているのかを説明してくれるのが個人的には興味深くて面白い。昨晩は、タリーズのスイーツがまな板に乗っていたのですが、食べてみたいなぁと思うものも幾つか。何気に楽しく観ていたのですが、最後のタリーズ一推しのクッキークリームチーズケーキの不合格の際のやり取りには不覚にも感動してしまいました。こういうエンタメでも、感動する、涙するオッサンになったのかな。

不断の努力が良い結果を創る
私が感動した要素は2つ。一つは、やはり開発者の思いがひしひしと伝わってきたこと。そして、もう一つが番組の改善?なのか、シェフのコメントが良かったこと。
開発者は、とにかく「クリーミー」であることに拘ってこの商品を作り上げてきたようですね。試食中にシェフから色々と質問されても、自信を持って分かり易く開発の意図を説明していました。しかし、不合格となってしまう。その表情から、悔しさがひしひしと伝わってきました。でも、そんな状況でもシェフたちのコメント、アドバイスを謙虚に受け止め、次の改善につなげようとしている。こういう直向きさ、日々真摯に良いものを作ろうとしている方がいるから、いつも何気に美味しいものを食べられるんですね。たかがスイーツなんて思う事もあるのですが、こんな方を見てしまうとスイーツもしっかり味わって食べないといけないですね。自分の仕事に誇りを持って日々努力する、こういう姿勢こそが大事だと私も襟を正さなければと一緒にウルウルしてしまいました。
この感動、一流シェフのアドバイスがまた良かったんですよね。開発者の意図を理解しながらも、チーズケーキとしては下地をもっと薄くして香ばしさを出した方が良かった、クッキーはサクサクの方が食感の違いが出て良い(今のしっとりはサクサクにできなかったからそうなっているようにも感じる)など、具体的で的を射ているご指摘。正直、この番組のコメンテーターのシェフ、これまで感心しないことが多かったんですよね。この値段で、この味を、誰もが気軽に食べられるように広く提供している。そんな事あまり考えずに、プロである自分が求める味の視点だけでコメントする人が多かったように思います。(ま、そこが面白さでもあるのかもしれませんが。昨晩も、お一人そんな感じの方がいらっしゃいました。)しかし、昨晩のコメントは明らかに違った。開発者に対しての敬意もあり、工夫に対しての理解もあり、しかしながらプロとして感じることを率直に伝え、具体的なアドバイスをしていた。開発者とのやり取り、素敵でした。きっと、回を重ねることで、この番組自体の改善も行われているのだろうと思います。そこにも、やっぱり不断の努力があるのでしょうね。エンタメで感動してしまう、ちょっと悔しい気もしますね。

良くしようと常に考え、努力する。一言で言ってしまえば不断の努力でしょうか。しかし、実践が難しい。でも、やっている人たちがいる。近所を散歩していてもそんな事を感じることが。今が旬のツツジですが、ご近所さんのお家がいつも素敵で感心しています。毎年同じように奇麗だと感じていたのですが・・・5年前(写真左上)と比べると、しっかりと手入れしていることがよく分かる。きっと光り輝く人も同じなのでしょうね。いつ見ても素敵なのですが、過去と比べるとより一層素敵になっている。タリーズの開発者の方、是非また何年か後にこんな番組にチャレンジして欲しいな。その時は、より一層素敵な方になっているのでしょうね。
20260424_ツツジ

恩をどうやって返していますか?

春と言えば、多くの人が新たなステージに歩みを進める季節でもありますね。長年息子がお世話になっている元家庭教師の一人がこの春から新社会人。これまでの御礼とお二人の活躍を祈って、昨日お祝いの会を。流石新社会人、一緒にお酒を楽しめるのは私にとってはとても嬉しい。息子も、早くこの輪に入れると良いな。そんな日が、楽しみです。

今の若者も捨てたものじゃない
こんな言葉は、いつの世代も年寄りが宣う台詞。私も、もうそんな歳なわけです。ニュースなんかで退職代行の話を聞いたり、闇バイトの問題が取り上げられたり、歩きスマホなどのマナーが社会問題化されたり・・・昭和のおっさんだとつい言いたくなるんでしょうね。「最近の若者は・・・」常にそんな事が頭にありつつも、二人に職場を選んだ理由や今後やりたいことなんかを聞いてみました。一人は文系、一人は理系なのですが、二人とも今後のエネルギーに関わる仕事をしていきたいとのこと。文系の彼は、まずは世界が保有するエネルギー資源全体を把握した上で、その利用における政治力学を理解して先々のために改善していきたいとのこと。理系の彼は、学んできた科学の知識を活かして実際に社会に貢献する新たなエネルギーを、複数の企業を結びつけてビジネスになる形に出来るように貢献したいとのこと。二人とも、より豊かで安定成長できる日本、世界作りに貢献したいとのことでした。素晴らしい!おっさんとしては嬉し涙なしでは聞けない話。テレビなんかの報道では、どうしても軽薄な若者の行動なんかばかりが取り上げられますが、やっぱりこういう素敵な若者もいつの時代にもいるんですよね。しかも、従来の慣行や手法なんかに囚われずに考えようとしている人が。頼もしく感じると同時に安心もする。こういう若者に、是非次の世代を牽引してもらいたいものです。

恩返しは「じゅんぐり」が大事
そんな彼らがこれまた泣ける話をしてくれるんです。「これまで色々とお世話になったので、今度何かおじさんに恩返しをしたい」なんて。そんな気持ちだけで、本当に十分。嬉しく思いつつ、自分の事も考えちゃいますよね。自分は、これまでお世話になった方々にちゃんと恩返しをしてきたのか、なんて。私は、まだまだ十分ではありませんが、それなりには積み上げているつもりではいます。その方法は、後人に対して出来る限りの事をすること。元家庭教師の彼らにも、私なりに出来るアドバイスを必要に応じてしてあげようと心がけています。また、仕事においても、常に(出来ているかなぁ?)次の世代の方々に、私が先人に教えて頂いたこと、先人に育てて頂いたことを伝えようと心がけています。それが、社会ですよね。彼らにも伝えたのですが、恩返しをしてくれるのであれば、是非後輩に出来る限りのアドバイスや支援という形にして欲しい。そうやって「じゅんぐり」やっていけば、必ず社会は良くなり続けると私は信じています。自分なんかの力はちっぽけなものですが、皆でやれば大きな力になる。現在、社会はトランプなんかの身勝手な行動で乱れてしまっていますが、それは長い目で見ればほんの一時の事。ただ、壊れたものを修復し、より良い状態にしていくにはとても長い時間を要する。でも、きっとこういう若者が協力し合って素敵な世界に変えていってくれるのだと思います。日本、世界の未来は、思っているより明るいんじゃないか、そんな事を感じさせてもらえる日になりました。
20260418_就職祝い
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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