井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

家事はロボットがする時代?

遂に、洗濯物自動畳機なるものまで来春に発売されるんですねぇ。その名も、「ランドロイド」。セブンドリーマーズという会社が開発したもので、2019年には洗濯乾燥機と一体型のものを30万円を切る価格で販売したいと考えているようです。洗濯物を畳むぐらい・・・なんて思うことなかれ。人は、一生の累積では9000時間、つまり375日も洗濯物をせっせと畳むことに費やしているとか。(しかし、これどうやって計算したんだろうなぁ?)この作業から解放されるのであれば、値段にもよりますが、これも大いにありですよね。

家電≒ロボット?
ランドロイドの紹介記事を読んでいて、ちょっと気になることがありました。これを、「洗濯物を自動で畳むロボ」と紹介しているんですよね。これをロボットと呼ぶのなら、今ある洗濯機も、電子レンジも、コーヒーメーカーも・・・家電は全てロボットですね。そもそも、ロボットを「人の代わりに何等かの作業を自律的に行う装置、もしくは機械」と定義すればそうなのでしょうけど、何か釈然としないですね。ま、良っか。洗濯、乾燥、仕分けと畳みまで全自動になったら素敵ですからね。どうせだったら、生地や洗濯の仕方をICチップに組み込んで洋服に付け、洗濯機が特殊な洗い方をするものを自動ではじく。汚れ物が適量になったら、電力料金が一番安い時に勝手に動く。当然、洗剤や柔軟剤は自動投入。洗剤や柔軟剤が少なくなってきたら、ネットで自動発注。これぐらいまで任せられたら良いと思いませんか?ここまでワンセットになると、洗濯ロボットと言われて何の違和感もないように思うのですが。

家事ロボットとして何が欲しいですか?
先日、お客様と「2025年未来の世界」みたいなことを議論した時も、やはり家事はロボットが行うようになるなんて議論が出ていました。どうですか?皆さんは、10年後にどんな家事ロボットがあったら良いと思いますか?ルンバに始まり、お掃除ロボットは多々ありますが、床の水拭き、乾拭きまでをセットにしたものはまだないですね。そこまで進化してくれると良いなぁ。最近は、窓拭きロボットなんていうのも出てきているようですが、1枚のガラスをふくのに3~5分かかるそうで、もっと早くなった方が良いですね。掃除系では、この他に風呂掃除、靴磨き、洗車なんかもあったら良いのかも。しかし、家事の手間から行くと、やっぱり食事系ですかね。冷蔵庫や調味料棚を自動でチェックして不足しそうなものは自動発注。この1週間に食べた料理を管理して、味のバラエティーと健康面からおすすめメニューをレコメンド。更には、その料理もロボットが作ってしまう。ここまでやってくれるようになれば、家事はかなり楽になる。生産人口の減少、日本国民総活躍社会にするためには、家事はロボットがしてくれるようになったら良いのかもしれませんね。

他人の手を介すから良いものもある
こんな時代になったら、「暮らしの手帖」も新たな特集をやって欲しいなぁ。当然のことながら、ロボット比較。どのロボットが一番優れているかを、中立的な視点で評価してくれたら良いですね。一方、何でもロボットが良いのかというと・・・私は違う気もします。自分の生活するところは、自分で大事にするのも重要では。自分で汚れが気になっているところを磨いたり、補修したり。磨いて綺麗になるのも、とても嬉しいもの。(古臭いのかなぁ。)料理は、他人が工夫して作ってくれると、本当に嬉しいし、美味しい。そもそも、何でもロボットがやってくれたら、自分では何もできなくなってしまうのでは。そうなると、人間からは新たな工夫が出て来なくなるのでは、なんて極論を危惧してしまいます。でも、本当に他人に何かしてもらうと、すごく嬉しいですからね。そんなところをどう残すか、そういう議論も必要なのかもしれませんね。

個人的なことですが、先日私の誕生日を家族と友人に祝ってもらいました。心のこもった料理、お手製のカード、とても楽しく、嬉しいひと時を過ごすことができました。(年を重ねるのは、もういいかなぁとは思っているのですが。)こういう時間を持ち続けられる社会にしたいですね。

Birthday2016

「慣れ」は思考を麻痺させる?

先日の大雪、びっくりでしたねぇ。都心で11月に初雪が降るのは、54年ぶりですか。火曜日には、日中気温が上がって20度を越し、日当たりの良い私のオフィスでは空調が25度の自動運転で冷房になったのに・・・僅か2日間で20度ぐらいの気温差なんて、本当にびっくりですね。でも、こんな異常気象にも、もうだいぶ慣れてしまいましたよね。

「慣れ」は怖い
話は全く違うのですが、先日日経を読んでいて、ビールの税金に関する記事でこんな文章を目にしました。

ビール系税額を統一するのは税額差が日本独特の市場のゆがみをもたらしてきたためだ。先進国でビール系飲料の税額が異なるのは日本だけ。海外の大手ビール会社は正規のビールの商品開発を進める一方、日本のビール各社は税額の安い第三のビールの開発に注力し、過度な価格競争を生んだ面がある。

この考察、皆さんはどう思われましたか?お酒を飲み始めた頃に、発泡酒や第三のビールが当たり前に売られていた30代半ばまでの方は、「そういう面もあるよなぁ」と捉える方が多いのではないでしょうか?しかし、私のようなおっさんは、こんな風に言ったらビール各社、特に大手の後塵を拝しているビール会社にとっては「可哀そう」と思えて仕方ありません。何故、そんな風に考えるかというと・・・
そもそも、制度の違う他の先進国と同じ土俵で比べること自体、論理的ではないですね。例えば、ビールの大消費国であるアメリカですが、1ガロン当たりの税額は、最も税額が高い州で$1.29、安い州で$0.06です。1ガロンを3.7リットルで換算すると、350ミリリットル当たり高くても10円ぐらい、安いと0.5円ぐらいでしょうか。350ミリリットル当たり77円の日本とは、大違い。税額だけが理由では勿論ありませんが、バドワイザーで有名なABインベブの営業利益率が30%を超えるのに、日本のビールメーカーは良くても7%となる原因の一端でもあるわけです。これを一律で比較しても・・・
更に、日本で発泡酒や第三のビールが生まれてきた、弱いビール会社の取り組みを考えると、とてもこんなことは言えないのでは。発泡酒が生まれたのは、1996年。サントリーが、「スーパーホップス」を発売した時に遡ります。第三のビールを最初に発売したのはサッポロビールで、2004年の「ドラフトワン」。90年代のバブル崩壊以降、不況が長期化し、デフレが進む中、何とか低価格商品を開発して業績を向上させたいと考えた当時の業界第3位、4位の企業が、酒税の高いビールにならない商品を開発したわけです。そこで、市場を作ろうとした。これが上手く軌道に乗り出すと、「あんなものはビールではない」と言っていた競合2社が相次いでこの市場に参入してきた。その結果、確かに過度な価格競争に陥ったかもしれませんが、それは結果論。また、プレミアムビールも含め、日本のビールメーカー各社がビールの商品開発を怠っているわけではない。それを、こんな風に論じては・・・
日本の新聞を代表する日経の記事が、このレベルで書かれているのは如何なものなのでしょうね。もしかしたら、この記者はビール業界の大ファンで、日本のビール業界に強くなって欲しいという強い思いを持っている方なのかもしれません。しかし、ファクトを正しく押さえた上での論理的な意見とは受け取れない。ある意味、思い込みにも見えます。今のビール業界に慣れ親しんでしまっている方なのかもしれませんね。読む側も、同じように今の世界に慣れ親しんでいるわけで、あまり考えずにこのような見解を「その通り」と受け取ってしまうかもしれない。慣れって、本当に怖いですね。

もっと怖いのは・・・
さて、異常気象の話に戻りましょうか。最近の日本を見ていると、もはや亜熱帯の国のように思えます。四季ではなく、二季。春と秋が、日本では最も過ごしやすく、食べ物も美味しい時だと個人的には思っています。それが、どんどんなくなる。悲しいなぁ。日本だけでなく、世界中で「過去に比べると」異常気象が起こっている。その原因は、色々とあるのですが、解決に向けての取り組みはきっと人間一人一人が意識して行わないといけないのでしょうね。しかし、こういう異常気象が当たり前になってくると、だんだん人って慣れちゃいますよね。そうなると、改善の意識も低くなり、努力もしなくなる。怖いですねぇ。そうならないと良いですが。
慣れの怖さは、その状況が当たり前になり、考えなくなる。そして、考えないから、そこに問題があっても改善しようとしなくなる。如何でしょう、事の大小を問わず、皆さんの周りにもそういうことがあるのでは?注意しないといけないですね。

さて、異常気象のお蔭で、こんな時期に私の家からはこんな素敵な景色を眺めることができました。これはこれで、嬉しかったんですけどね。

披露山の雪景色

恒例行事はありますか?

世界でも、日本でも、年中恒例行事って色々ありますよね。私の会社の場合は、毎年、11月第3金曜日のボジョレーの会。99年、会社の5周年から数えて18回目となりました。毎年いらして頂く方、今年初めていらして頂く方、色々な方とお会いできて、本当に楽しい会です。ボジョレーも、所詮ボジョレーですけど、毎年味が違って楽しめます。今年は、爽やかな感じで飲みやすい。前菜といっしょに最初に飲む一杯としては悪くないですよ。
ボジョレーの会

恒例の味付け
恒例にした時に気をつけないといけないのは、マンネリ化。我が社では、4コマ漫画も描いている有江君が、毎年お菓子で何か新しい企画をしてくれます。数年前は、「ブルボン祭り」と称して、懐かしいブルボンのお菓子を沢山用意してくれました。子供の頃に食べたお買いなんかが並んでいると、「これ、食べた、食べた!」なんて言って、色々と話が広がる。今年は、有江君の大好きなポッキーから、「塩ポッキー」を用意してくれました。お題は、「ワインに合うお菓子」かな。チーズと合わせるのも勿論いいですが、塩ポッキーもかなり良いですよ。皆さんも、お試しあれ。こういう企画を何か考えて入れると、ちょっとしたアクセントになる。そこから、話も広がる。お客様が持って来て下さる差し入れも、とても良い味付け。銀座の美味しい寿司屋のいなりずし、美味しかったなぁ。鹿児島の地元のお店からわざわざ取り寄せて下さったさつま揚げも最高でした。お客様にも、味付けをして頂けるなんて、本当に幸せ者です。でも、最高の味付けは勿論いらして頂くお客様のお話し。いつもの仕事の場ではしないお話を聞かせて頂いたり、久しぶりに会う方の最近のご活躍の話を聞かせて頂いたり、お客様同士の思いもかけない繋がりがあったり・・・やっぱり、人が集うことが最高の味付けになるのでしょうね。そうなるよにするためには、頂く方に心地よく過ごして頂けるようにしなければいけない。自分達で何か企画することも大事ですが、企画せずとも毎年来ても楽しいと思って頂ける場作りが、最高の味付けを生むのかもしれませんね。
塩ポッキー

恒例にすることの意味
一方、恒例にして、集う方に恒例と認知して頂けると、とても良い事があります。毎年、11月の第3金曜日は私の会社に立ち寄ると予定して頂いている方もいます。1年に1度しかお会いできない方とも、この場で会って話ができる。嬉しい事ですね。やっている側からすると、もう一つ、重ねた年月を感じることができるのも大きな意味かなぁ、なんて思います。私の会社は、KTが23年目、シンスターが9年目になります。シンスターは、まだお子ちゃまですが、KTは人間でみると就職、社会に出る年ですね。これまでは、周りの方々から色々と教えて頂いて何とかやってきましたが、もう自らの力で新たな価値を生み出し、社会に貢献しないといけない年です。そうするためには・・・なんて事を考えるとても良いきっかけになりますね。普段は、やらなければいけない仕事に没頭している。時には、流されている。年月を重ねると、自分の年齢が分からなくなるように、何を目標に何年やっているのかを考えなくなってしまうこともある。人間ですから、致し方ないですよね。でも、恒例行事を上手く使うと、ちょっと立ち止まって考えるきっかけにもできる。皆さんには、そんな恒例行事はありますか?なかったら、自分で作るのも一つの手ですよ。

これから1年、またあっという間に過ぎてしまうのだろなぁ。少しでも進歩して、来年また素敵なボジョレーの会を開催できるように頑張らねば!
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