「パパが渡してくれたクレジットカード、殆どのお店で使えないんだよね」と留学中の息子がクレームを。「マスターカードだから、そんなはずはないんだけど・・・
」と言うと、「今日だって、使えなかったもん」とのこと。15歳の息子なので、当然のことながらその時チャージしているお金が使用限度額のカードを渡しています。で、残高を確認すると・・・何と僅か2週間で2万円入れたカードの残高が265円に。
「残高ないから、使えないんだよと」と説明すると、「僕は、そんなに使ってない」と切り返す。で、一つ一つ使用履歴を確認して行くと・・・当然のことながら、やっぱり使ってるんですよね。
お金の管理の仕方、教えないと。



管理しながら本当に必要なことに使う
そもそもカードを使わせるのは、あまりよくないですよね。しかし、現金持ち歩きより安全なので、今回は持たせました。しかし、カードで払うとお金を使っている気にならない。そこで、まず金銭感覚がなくなるんですよね。今回、その事をしっかり教えるつもりです。使ったお金はメモするように。これに加えて、USドルの感覚がないのも金銭感覚のずれを生むんですけどね。ま、何れにしても、親が与えたお金なので、自ら管理しようという意識が薄い。一応、外で毎日買わなければならない昼食用として渡しました。本人に、毎日お昼代が幾ら必要かを聞いて、確認して、チャージしたわけです。但し、もし毎日の昼食代を節約したら、その分は自分の小遣いにしても良いとも伝えました。本人、その時は分かったと言いながらも、買わなくても良いくだらぬものを買い、友人とレストランで昼に2000円を超える金額を使い・・・
ま、そう言う意味では、本当にチャージした金額しか使えないカードで良かった。


息子にも教えないといけないですが、実は大人でもお金を「管理」しながら、「本当に必要なこと」に使うが出来ていない人がいますよね。先日から、社会を賑わせている山口県阿武町のコロナ給付金の件。誤送金の原因が、チェック漏れのようですね。しかも、振込依頼のデータを新人が作っていたとか。これ、当然のことながらこの新人さんが悪いわけではない。やらせた側、チェックすべき側が悪い。こんな多額の支払をするのに、なんでその管理が出来ていないのか?そもそも、政府は一律の支援金や助成金を何故払うのか?その額は、どうやって決めたのか?良いですよね、自分の懐が直接痛むお金じゃないですから。ま、政治家の皆さんも一部は負担することになるでしょうが、それよりも企業や一般人の方が圧倒的に税金でこれを負担している。また、債務が膨らめば、今後の国民負担、つまり若者につけを回すことになる。そこに対しての責任を考えた上で本当に必要な事に使おうとしたら・・・給付金や支援金の在り方、あるいはその支給の仕方、事務処理も今よりずっと良くなると思うのですが。何となく、今のわが息子と政府や地方自治体が同じレベルに見えてなりませんでした。
