井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

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プレミアムな時を過ごしていますか?

税金の無駄遣い、またまた始まりましたね。何のための選挙なのでしょう?仕掛ける方も仕掛ける方ですが、受ける側もどうなんでしょう?打倒安倍政権?スポーツの試合じゃないんだから。目的は、相手を倒すことではなく、どのような政治をするか、どう国を良くするかですよね。その支持を得られれば、結果として競う相手を倒すことになるのだと思いますが・・・
ま、この話はこれぐらいにしておいて、現政権が打ち出した施策が色々ありますが、個人的にとても中途半端でよく分からないもののひとつに『プレミアムフライデー』があります。産業界、そして企業トップには、どうも不評なようですが、皆さんはどう思われますか?始まってから、何かプレミアムな事はありましたか?(私は、無縁ですが。)

やっぱり日本は社会主義国?
個人的には、いつの間にやら急に始まった感のある『プレミアムフライデー』なんですが、そもそも何なんでしょうね?経産省は、こんな風に定義しています。

個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、
(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。

ふむ、目的は明らかに3ですね。だったら、『消費促進デー』とでも言ったらどうなんでしょう?そもそも、国に「プレミアムな金曜日を過ごせ!」なんて言われたくもないし。いつ、どうするかは、個人の勝手でしょ。それに、「プレミアムってどういうこと?」なんでしょうね。大辞林には、「高級、上等」と出ています。「買い物や家族との外食、観光等」が所謂「高級、上等」なんでしょうか?家族との楽しい時間は、私にとってはプレミアムですが、別にそれは「外食」に限ることではないですね。ま、そういう人もいると思いますが、そう思わない人もいる。決めるのは、個人の主観ですね。誰かから、「これが高級な時間の過ごし方だ」と押し付けられるものではない。そもそも、国中が横並びで特定の日に「プレミアムに過ごそう!」なんて気持ち悪い。👎やっぱり日本は社会主義国なんですかねぇ。

仕事を楽しんでいますか?
日本の祝日は年間16日で、世界で3番目に多い国なんだそうです。これに加えて、盆と正月には休業日を設けている会社も多い。これに有休を加えれば、土日以外に30日ぐらいは休める。(ただし、日本企業の有休を取り難い文化を何とかしないといけないですが。更に、休みをとるからには必ず旅行か何かを必ず企画しようとする習慣も変えた方が良いのではと個人的には思います。)皆さんは、もっと休みたいと思いますか?それとも、休みたいのではなく、仕事をしたくない?(今の歳になると、私もたまにそう思いますが。)日本人は働き過ぎとか言われますが、仕事が楽しくて、本人がやりたくてやっているのであれば、それは本人の自由。私も、若い頃は何の疑問もなく、よく徹夜して仕事していました。その頃は、お金を頂きながら、本当に色々なことを勉強させて頂いたと思います。仲間と議論しながら、期日までに最善の結果を出そうと頑張るのも楽しかったし。そう、楽しかったんですよね、仕事をするのが。今も、勿論そういう時が沢山あり、これも私にとってはプレミアム。個人的には、今の世の中に必要な事は、更に休みを作ることではないと思います。ゆとりだの、ライフワークバランスだのと言って、祝日、休日は十分増やしたと思います。仕事は、納税の義務(無駄に使われるのには腹が立ちますが。)を果たすためにもしなければいけないことなのですから、仕事は楽しいものだということを社会に浸透させ、更にはそういう環境を作るための後押しをすることがもっと必要なのではないかと思います。金欲、知識欲、名誉欲・・・頑張れば仕事によって満たせる欲も色々あります。共に働くことで仲間を増やす、そしてそこでの達成感、自分の成長・・・色々な喜びも沢山作れる。働き過ぎ⇒もっと休もう、何だか安直でコインの裏表のような考え方ばかりが増長しているような気がするのは、私のような人間だからですかね。

話は全然違うのですが、先週の金曜日にある製造業の工場を見学させて頂く機会がありました。凄いですねぇ、製造工程、在庫・物流管理、どんどん自動化されていく。産業革命4.0ですね。IoT、AIなどの技術が更に進化すれば、単純作業ばかりでなく、色々な仕事がITを上手く活用した機械に任せられるようになっていく。今は人手不足が騒がれていますが、あと5年、10年もするとどうなるのでしょうね?上手くやれば、今よりずっと休みの多い世の中になるかもしれない。休むことばかり考えている場合じゃないかもしれないですね。そもそも、仕事が無くなってしまう人が増えて、失業者の山・・・そんな時代になるかもしれないですよ。
ちなみに、訪問させて頂いたこの会社は、私の社員がかつて在籍していた企業です。彼に段取りをしてもらったのですが、訪問すると皆さんが彼を温かく迎えてくれました。かつて、彼と一緒にその方々がした苦労話も聞かせて頂きました。その時に共に過ごした時間、仕事を通じての縁が、今のこの繋がりになっている。素敵ですね。これって、人生にとってとっても「プレミアム」だと思いませんか?
20170922_工場見学

目標管理、出来てますか?

目標って、個人でも、会社でも、国でも、どんな単位でも持ちますよね。またまたミサイル実験を行い、世の中を揺るがしている北朝鮮ですが、金正恩の目標って何なんでしょうね?まさか、世界征服?小池旋風に民進党の離党ドミノ、そして新党結成、この人たちの目標って何なんでしょうね?まさか、政権奪取?何を目標とするか、更にはその目標達成のためにどのような行動を行うか、非常に難しい話ですよね。特に、国や組織のリーダーは、ついてきてくれる人のことも考えて考えないといけない。一方、個々人はそこも理解した上で、しかしながら個人としての自分の夢も実現する一歩としての目標を立てなければいけない。
先週の金、土は、我が社の毎年恒例の合宿だったのですが、その場でもやはりその事をつくづく考えていまいました。「目標管理」、言葉は簡単ですが、実践は難しいですねぇ。

正しい目標が立てられているか?
目標管理、その最初のステップは目標設定ですよね。会社の場合は、トップダウンでは会社目標、組織目標、そして個人へと落ちてくる。ボトムアップでは、将来の夢に繋がる個人のやりたいこと、実現したいことが根っこになる。この両方を上手く擦り合わせて、会社全体で目標を達成することが、個々人のハピネスに繋がっている状態を創りだせたら最高なんだと個人的には思っています。しかし、これが難しい。会社目標は、基本的には経営者次第ですね。自社の置かれている環境とその変化をしっかり分析し、長期的な視点も持って何をどこまでやるべきかの目標を立てないといけない。ま、これは『理屈』の部分が多いのでしっかり考えれば良いのでしょうけど、これと個々人の目標を連動させて設定するのが難しい。個人の目標を設定するには、教科書的に言うと、

・自分のスキルレベル、知識、そして強みと弱みを把握している
・会社、組織の向かうべき方向性を理解し、納得している
・その方向に向けて、自分の夢と照らし合わせて、定量、定性両面で何を目標とすべきかを考えられている

が前提になるのかな。でも、どうですか?『自分の棚卸』をしろ、なんて言葉をたまに耳にしますが、難しいですよねぇ。私も、年と共に、若い頃よりは多少できるようになった気がしますが、それでもなかなか。今の国会議員や人気急上昇中?の都民ファーストの会の方々で、それが出来ている人はどれぐらいいるのかなぁ?トランプ大統領なんて、どうも間違った棚卸をしているように見えるし。ちょっと足を止めて、冷静に、少し客観的にやってみないといけないのでしょうね。ただ、自分だけでやってもどうしても主観が勝ってしまうので、自分とは違う視点を持っている人や自分よりも優れている人に助けてもらって、意見を頂かないといけないのでしょうね。それをどうやるかは、自分次第かな。ま、多くの場合はこの根っこの部分をしっかりやらずに、「やりたい事」が先に立っか、上から落ちてきたものを目標としてしまうから、結果が伴わないことが多いのかもしれないですね。

目標達成のためには、他人の力を借りる
ま、何れにしても目標は少し今を超えるストレッチしたものになる。これを達成するには、どう行動したらいいか?そりゃ、自助努力で達成できるのならいいですけど、そんな事は少ない。これは、企業レベルでも同じで、最近漸く日本でも「自前主義の脱却」とか、「オープンイノベーション」なんてことが随分と言われるようになりましたが、自社に足りないものは外部と協力して成し遂げるというオプションは非常に重要ですね。特に、環境変化が激しく速い昨今では。これは、個人レベルでももっと強く意識しないといけないのかもしれないと私は思います。2000年ぐらいからかな、企業でも実力主義がどんどん取り入れられ、能力評価制度も広まった。そこでは、個人の力量が大きく評価される傾向がある。更には、ロジカルシンキングを始とし、左脳を強化して個人力を上げろという教育も増えた。(本当は、ロジカルシンキングは個人だけでやるものではなくて、組織でやるものだと私は思うのですけどねぇ。)そういう状況で、色々な企業にお邪魔してみていると、「他人の借りてでも」というよりは、「自分の力で何とか」という姿勢の方が強くなっているように思います。しかし、自分の力なんて大したことないのですから、目標(組織と個人の成長)を達成するためには、どんどん自分を補完してくれる他人に協力してもらうことがとても重要だと思います。目標達成のための行動、アクションプランを考える際には、他人の力を借りることも大事なアクションとしてプランニングできると良いのでしょうね。

ま、我が社の合宿でもそんな事を考えながら2日間行いました。プランニングにしても、実行にしても、皆が自社組織の人の力を借りられるような企業文化を作ることも大事。ということで、1日目終了後は勿論皆で楽しく食事、2日目はレクレーションということで、皆で釣りに行き、帰ってきたらそれを私が刺身&BBQで楽しむなんてこともやりました。鰹と鮪狙いだったのですが、土曜日は海の状況も悪く、残念ながら鮪は釣れませんでした。しかし、鰹とシーラで大量。楽しい合宿の締めとなりました。ま、私は美味しいものを食べながら良いワインを飲めれば、それで十分幸せなんですけどね。
2017_KT・SS_合宿

面白味のない、ひ弱な世の中になると思いませんか?

皆さん、アナログレコード聞きますか?今、人気が復活しているんですってね。14年からの2年間で販売されたLPの枚数は何と2倍、09年と比較すると16年は何と8倍(80万枚)。ソニーも、29年ぶりにレコードの国内生産を再開したそうです。CDからネットダウンロードの世界になってどんどん姿を消してきたアナログレコードですが、素敵なジャケットを飾るのもおしゃれとか。その通り!アナログ大好きな私としては、嬉しい限りです。しかし、テレビのニュースで「アナログレコードってどうやって聞くんですか?」と答えている方を見て、ビックリ。そうですよね、今の人はレコードプレーヤーなんて触ったことない人いますもんね。でも、個人的にはもっとアナログに回帰して欲しいなぁ。その方が、面白いことが一杯あるように、また生まれるように思うのですが・・・

尖ったもの、ビックリするようなものが生まれなくなるのでは?
ライフログエコノミー(生活記録経済)って、ご存知ですか?私は、初めて聞きました。XXエコノミー、最近のはやり言葉、バズワードですよね。何でも、スマホで記録した生活記録を売買できるとか。日経の記事では、あるサイトに登録しただけで「4,000円程度の小遣い稼ぎになった」と語っている人の話が載っていました。これ、どう使うんでしょうね。人の行動分析をして、より多くの人がとる行動に対応した商品やサービスを開発するのだと思います。既に起こっている行動に対して、「こんなのあったら便利でしょ」と出してくる。そりゃまぁ多くの人が喜ぶんでしょうね。最初は、「そう、こんなの欲しかったんだよ」というものも出て来るでしょうが、だんだん予測可能になるんじゃないかな。自分で、「これ不便だな」なんて思っていることは、他にも多くの人が同じことを考える。それを解消するものが出て来る。データを科学して確率論で考えるのですから、至極当たり前の理屈。何だか、つまらないなぁ。ウォークマンが発売された時は、「歩きながら音楽を聴きたい奴なんていない」とか、「行儀が悪い」なんて言われたものです。水がペットボトルで発売された時は、「水をわざわざ買う奴なんていない」と否定的な声も多かった。それまで、「そんな行動をとる人はいなかった」ですからね。(そもそもなかったのですが。)でも、作った人は何かを感じ、考え、そういう「世の中がビックリする」ようなものを生み出してきたわけです。今の人の行動をとにかく分析する、そこでより多くの人がとっている行動に対して何かを考える。それはそれで良いのでしょうが、そればっかりになっちゃうとねぇ。でも、この手法が最も確率が良いとなると、傾斜していきますよね。デジタルの世界でデータを分析して考える、そればっかりになってしまうとつまらない世の中になっちゃうんじゃないかなぁ。

ブロイラーの鳥はお好きですか?
ちょっと前に、「IoT椅子」なんて記事も読みました。照度や湿度センサー、カメラにマイクばかりでなく、椅子に座っているだけで心拍や呼吸などの生体データまで取得し、その部屋にいる人に最適な環境を作り出すそうです。それで、そこで働いている人の生産性を上げるばかりでなく、快適で健康にもよい環境が作れるのでしょうね。ま、分からなくはないですが、冷暖房が完備されている今のオフィスは、冷房がない中で幼少期を過ごした私としてはもう十分。これ以上快適にして、どうするんだろうと思ってしまいます。何だか、ブロイラーの鳥みたい。ブロイラーの鳥、あまり美味しくないですよね。それに、弱いし。そりゃそうですよね、守られて、快適な環境で太らされているんですから。こんな環境で生活していたら、人間も弱くなっちゃうんじゃないかなぁ?それに、暑かったり寒かったりしている中で仕事をしていて、あるいはふと気を失いそうになりながら頑張っていて我に戻った時に、ふと思いつくこともある。そんな、「ひらめき」みたいなものもどんどん減っちゃうんじゃないかなぁ。より快適な環境を作ることが悪いとは思いませんが、行き過ぎもどうなんでしょうね。

デジタルな世界だからこそ、生み出されるものもある。それも分かるのですが、私はもっとアナログの世界の方が良いなぁ。書斎のマガジンラックには、気分で飾るLPのジャケットを変えています。こんな事を書こうと思ったので、久しぶりに懐かしい音楽をかけながら。♫マンハッタン・トランスファーにトーマス・ドルビー。クルセイダーズにジョー・ジャクソン。TOTOのHydraは、やっぱり完成度が高いなぁ。ジョー・ウォルシュは暑さを凌いでくれる。昔のLPって、それ自体にストーリー性やメッセージがある、それをジャケットが引き立てる。豆を挽いて、美味しいコーヒーの香りを楽しみながらレコードに針を落とす。書斎で仕事しなくて良かったら、もっと良いんだけど。こういうアナログの世界が、やっぱり私には居心地が良い。
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