井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

情報を見極められますか?

とと姉ちゃん」、見てますか?もう今週で終わりですね。今回も、実在の「暮らしの手帖」がモチーフになっており、物語自体はとても楽しく見させて頂きました。(途中、ちょっと展開などがマンネリ化した感もありましたが。)暮らしの手帖が始めた商品テスト、凄いですよねぇ。実際には、ベビーカーを100キロ押す試験や、築15年の一軒家を購入して火事のテストもしたそうです。凄いなぁ。ドラマの一番の山場は、批判されるメーカーの反発を生み、新聞社にテストの客観性が疑われ、それを公開試験で払拭したところでしょうか。ネットで情報が氾濫する今と違い、限られた情報に頼るしかなかった時代に、その信憑性が問われたわけです。そこを見事に乗り越えた逸話は、見ていて気持ち良かったですね。

何を信じますか?
メーカーからの一方的な宣伝が多かった当時、「暮らしの手帖」は本当に喜ばれたのでしょうね。広告を一切受け付けず、客観的な観点から各メーカーの商品を利用者の視点に立って評価しようとしていたのですから。(コンサル会社の我々も、この姿勢は常に見習わねば。)一方、最近は情報が溢れている。皆さんは、氾濫する情報の中で、どのような情報に信頼を置いていますか?お気に入りの新聞や雑誌、情報提供サイトなどの大手企業が発信する情報はどうでしょう?やはり大手だけあって、取材などにより広くファクトを調査し、それを加工して提供していますよね。但し、書く記者の知識や嗜好、あるいは執筆を頼まれる専門家の嗜好によって、「本当にそうかなぁ?」なんて疑問に思う記事もありますよね。大手だからと言って、信用はできない。では、ネットで個人が発信する情報は、如何でしょう?これは、なかなか評価が難しいですね。個々人のバックグラウンドが違いますから。でも、Amazonなどが提供している購入者の評価、意見なんかは、実際に買って使った(と思われる)人の意見だから参考にはなりますよね。勿論、鵜呑みには出来ませんが。やっぱり、知らない人よりも自分が知っている、信頼している人の意見が、一番信頼できるのかなぁ。個人的には、ちょっと高価なモノを買う時にはカテゴリー別に意見を聞く人、ビジネスでは業界別に意見を聞く人がいます。私が最も信頼している情報源は、やっぱりそこですね。民さん、いつも助けて頂いてありがとうございます。情報に対する信頼、行きつくところは「誰が書いた、言ったか」なのかもしれませんね。

最後は自分
でも、やっぱり最後は自分。収集した情報を評価して、何が信用できる情報かを判断するのは自分ですものね。それが難しい場合に、自分がそもそも信頼している人を頼る。それでも、最後は自分で考えないといけないですよね。(たまに、「思えの言うことを信じたのに・・・」と他人のせいにしている人を見かけますが、それはお門違い。)しかし、情報の氾濫している現代では、これが本当に難しいですよね。最近のニュースの中でも、本当はどうなんだろうと考えてしまうことが多々あります。例えばですが、私は先週の日銀黒田総裁の金融政策の報道に関して色々と疑問があります。日経新聞に掲載されていたこんな話は如何でしょう?

 

(黒田)総裁は(「2年」で物価2%上昇を)達成できなかった理由について「原油価格下落、消費増税後の消費が弱かったこと、新興国経済の不透明さ、金融市場変動」の4点を挙げた。これらに伴い家計や企業の「物価が上がる」との見方がずるずる後退し、実際の物価も水面下に沈んでいるという。


で、結論として

「金融政策でコントロールできない外的な要因がなければ(物価は)2%に達していただろう」


だそうです。どうも消費者視点がないように思うんですよね。暮らしの手帖社のようなところに行って、勉強してもらった方が良いんじゃないかなぁ。100円ショップ、様々なPB商品なども普及し、消費者は既に多くのものが安く作れる、買えると既に知ってしまっているんですよねぇ。しかも、そのことを多くの企業もちゃんと理解している。成熟マーケットの中で、下手に値段を上げようものなら、顧客の離反を招くから怖くてあげられない企業が多い。どこかが値上げしようものなら、それこそチャンスとばかりに値下げして市場を取ろうという企業もある。原燃料高が進めば、それが価格に転嫁されて値上げされることは、消費者も理解している。そのためには、金融政策では円安誘導ですかねぇ。しかし、これには米国含めた他国からの批判も多い。急激な日本経済の破綻でもあれば別ののでしょうが・・・(そんな状態になったら、それこそ値上げに国民が付いて来ないですが。)現在のような環境下では、
既存の製品やサービスを上回る価値、あるいは今までにない価値が提供されれば、消費者も相応のお金を払う、物価上昇が実現するのかもしれません。そうなると、こういう価値を持ったものやことがバンバン出てくる状況に
しないといけない。そのための打ち手は・・・考えられているのかなぁ?
私よりも知識・経験のある方々、お偉い方々が言っているのですから・・・と思いつつも、とても鵜呑みには出来ないですね。やっぱり自分で考えないと。皆さんは、どう思われますか?

ネットの普及、情報の氾濫、そのような中で多くの出版社などが苦しんでいる中、暮らしの手帖は年間19万部も出ているんですね。凄いなぁ。企業としての存在意義、そのポリシーの貫徹、それが時代の逆風にも耐えられるものを生んでいるのではないかと思います。これからもビジネスを継続していくためには、勿論時代の変改に応じた対応は必要になると思いますが、「中身のあるもの」は必ず評価され続けると個人的には信じています。そいういう会社、雑誌を生み出し、後人に引き継いだ大橋さんも花山さんも本当に素晴らしい方々だと、感服せずにはいられませんね。

本音を話し合っていますか?

先週の金、土で、年に1回の会社の合宿を行いました。毎年恒例の行事で、今期の振り返りと来期(10月から)の目標、取り組みを全員で話す場としています。終了時に、参加メンバーが「楽しくて良い合宿だった」と嬉しそうに話してくれたことが、私にとっては何より嬉しかったのですが、出来るだけそういう場になるように私なりにも今年は一つ工夫してみました。

本音、思いをしっかりと話す

たまたまなのですが、今年は合宿の前日に10年以上お付き合いのある経営者の方と食事をしました。その際に、相手の方が、私の会社で行っている役員合宿(今回の合宿とは別物です)に触れ、

井上さんがやっている役員合宿、良いですよねぇ。私も参考にさせて頂いて、昨年から始めたんですよ。役員会なんかでは顔を合わせて話しますが、どうしてもそういう場では日々のビジネスレベルの話が中心になってしまう。やっぱりゆっくり時間を共有できる場で、会社の未来像も含めて、各自が何を考えているか、どのような思いを持っているかを議論する場って必要なんですね。

そんな風に見ていて頂いたなんて・・・本当に嬉しい限りです。でも、そうなんですよね。そういう時間、そういう議論が重要なんだと改めて感じさせて頂きました。会社の合宿も、毎年やっているとどうもマンネリ化する。そうならないようにと言う思いも込めて、今回の合宿でも表面的な打ち手などより、「何故、この取り組みを重要と考えているか」、「何故こう取り組まないといけないと考えているか」という、私の本音の部分をしっかりと皆に伝え、メンバーにも本音で何を考えているのかを話してもらえるように、私なりには工夫してみました。どこまで出来たかは今度各自に聞いてみないと分かりませんが、それなりには良かったのではないかなぁと思っています。

人を知るには、オフの共有も大事
合宿では、2日目はレクレーションを入れているのですが、今回は午前が釣り、午後はBBQと卓球で楽しみました。こういうオフの時間の共有も、大事ですよね。釣りをしてみると、釣りながらでもよくしゃべる人、無言になる人など分かれたりします。卓球をすると、兎に角勝とうとする人と、ラリーを続けながら楽しもうとする人の違いも見えたりします。互いを知るためには、こういう時間も大事だと改めて感じました。日常から離れて、少し長い時間を共有する、良い効果があると思いますよ。皆さんも、ぜひ取り入れて下さいね。

さて、今回はちょっと告知もあります。やっとITメディアエグゼクティブの連載もの第4回をアップすることが出来ました。今回の出だしは、こんな感じです。

「スマートフォンを、どれぐらいの割合で『電話』として使いますか?」ある時、筆者は松取締役会議長からこんな質問を投げかけられた。筆者も、殆どはメールやスケジュールの確認などで使っており、そもそもの機能である電話としては1割ぐらいの頻度でしか使っていない。「今後は、MFPなども同じような発想で開発していこうと考えています」と松氏は楽しそうに話を続けた。MFPを始め、単なる製品販売からソリューション提供型の企業へとTransformationを図っているコニカミノルタだが、ソリューションのコアには、やはり「尖った製品」がある。そういう製品を弛まず生み続けていってこそ、メーカーならではのTransformを実現できるのだ。「尖った製品」を開発してバリューアップし続け、更にこれを軸にソリューションも生み出して改善し続けることができる企業になるために、コニカミノルタはどのような取り組みを行ってきたのであろうか。今回は、特に製品開発・改善に着目してこの要因を考察してみたい。

最近、サービス、サービスとモノづくり以外に注目が行っていますが、メーカーの場合は製品自体が良くなかったら誰もサービスなんか認めはしない。そんなところに着目して書いたコラムです。皆さん、お時間がありましたら、是非ご笑読下さい。

最後に、1日目の夕食と2日目のBBQのワンシーンをアップします。皆、楽しそうでしょ。
合宿2016

精神的にタフになれますか?

錦織選手、残念!今度こそ、GSで初優勝と思っていたのですが・・・準決勝でワウリンカ選手に敗れてしまいました。でも、試合はとても面白く、紙一重で敗れたものの、錦織選手には大拍手ですね。何と言っても、アンディ・マレーを倒したのですから。そんな錦織選手の戦い方を見て、私も色々な事を感じ、大事なことを再認識したように思います。いつもは日曜日にアップしているのですが、今日はその気持ちが冷めないうちにブログを書いてアップしますね。

精神的にタフになる
マレー戦の最終セット、錦織選手は先にブレークしてリードするものの、マレー選手の底力で追いつかれる展開。確か第8ゲームだったと思うのですが、錦織選手は40-0からブレークバックを許します。試合後のインタビューでは、その時のことを「本心はかなり落ち込んでしましたけど、反省は試合の後にして、とりあえず今できることを頑張ろうと思った。」と語っています。そりゃ、落ち込みますよね。取っていれば、そのまますんなり勝てる可能性が高いゲーム。その後、一旦はリードを許すのですが、再度ブレークして勝利する。少し前の錦織選手だったら、なんとなくそのままずるずるとビッグネームに負けていたような気がするのですが、こういう場面を見て物凄く精神的にタフになった、成長したんだなぁ、なんて感動しました。また、今日のワウリンカ戦でも、第3ゲームに4-1とリードされ、サービスゲームで窮地に立たされながらキープし、その後ブレークバックして一旦は追いつく。第4セットでも、同じように先行されながら、また追いつく展開でした。第3ゲームからちょっと右足を引きずっているように見えたので、怪我が心配ではありますが、窮地から何度も追いつく精神力は本当に素晴らしいと思いました。「諦めない」という精神的なタフネス、錦織選手はどのように鍛えたのか分かりませんが、自分も見習わないといけないなぁとつくづく感心しました。

新しいことにチャレンジする
今大会で、私的には錦織選手のネットプレーの多さが目に付きました。決まっている時は、物凄く格好いいのですが・・・ワウリンカ戦では無理にでもネットに出てミスをしているように見える場面もありました。一時は、「そんなに焦らなくても・・・」なんて思ったのですが、きっとあれはジョコビッチも意識して、自分よりも強い相手に勝つための新たなチャレンジだったのでしょうね。そう言えば、一昨年ぐらいだったかな、錦織選手はサーブを強化したと語っていました。その次は、ドロップショットでしょうか。そして、ネットプレー。自分よりも強い相手に勝つために、常に新しいことにチャレンジしてプレーの幅、深さを変えているのだなぁと感心しました。そんな錦織選手の姿を見て、今年も既に3/4が終わろうとする中、自分は何か新しいことにチャレンジしたのだろうかと思わず自問しました。錦織選手は、恐らくものすごい量の練習をこなし、試合で試し、腕を上げて来ているのでしょうね。そんな錦織選手の姿が、眩しくさえありました。

人間としての姿勢
最後に、物凄く感動したのが、試合後の握手の時の錦織選手の笑顔です。清々しささえ感じ、「やり切った感」があるのだろうなぁなんて思っていたのですが・・・会場を去りロッカールームへ引き上げる姿までLIVEで中計されていたのですが、その表情は悔しさに満ち溢れていました。本心は、本当に悔しかったのだと思います。しかし、試合直後には勝者を称え、素敵な笑顔で握手する。錦織選手の人間としての素晴らしさも垣間見た気がしました。それから、試合中にウェアを着替えた時の行動も、とても印象に残りました。ワウリンカ選手は、自分のベンチの横に汗まみれのウェアを脱ぎ散らかしていましたが、錦織選手は全試合でバッグの中のビニール袋に毎回ちゃんとしまい、散らかさない。そんな一つ一つの行為にも、錦織選手の素晴らしい人柄が滲み出ていた気がします。別に、ワウリンカ選手を駄目だと言っているわけではないのですよ。試合後に錦織選手が退場する際には、会場と一緒になって拍手を送っていました。そんな場面を目にし、清々しさを感じながらも、何だか「よし、俺ももっと頑張らなきゃ」なんて元気ももらったような気がします。スポーツって、やっぱりいいですね。さ、これからはアメフトのシーズンだ!また、寝不足の日が増えるなぁ。

ちなみに、錦織選手は東京オリンピックが行われる2020年には30歳ですね。ジョコビッチ選手が今29歳だから、大体同じ。その頃には、錦織選手が今のジョコビッチ選手のようになっていたら素敵ですね。
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