井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

どこまでリスクに備えていますか?

「この事業のリスクは何ですか?」、と聞かれたら、皆さんは自分が携わっている事業のリスクを答えられますか?あるお客様先で、社員からの新事業提案企画の審査員を務めさせて頂いているのですが、先週末に最終選考に残った方々の事業企画のプレゼンをお聞きしました。そこで、他の審査員の方からすべてのプレゼンに必ずこの質問が飛んでいました。個人的には、「難しいこと聞くなぁ」なんて思っていたのですが。せめて、「・・・ということが現実に起こったらどうなるのですか?」ぐらいで聞いてあげれば良いのに。やっぱり、年をとるとちょっと意地悪になる人がいるのかなぁ?

あらゆるリスクに備えるのは無理?
「想定外」、東日本大震災の際に何度も耳にした言葉ですよね。あれから一時期は、リスクマネジメントが随分声高に言われました。しかし、思いもよらぬことって、やっぱりありますよね。先日起こったアスクルの倉庫の火災を見ていて、改めてそう思いました。(怪我をされた方が軽傷で済んだようで、これは本当に腹中の幸い。)火災に対しては、当然のことながら火災保険には入っているでしょうから、最低限の備えはあると思うんですよね。しかし、ビジネス上の被害は甚大ですね。一番大きいのは、LOHACOのサービスが停止したことだと思います。アスクルは、研修の教材として長年扱わせて頂いているので、創業時からずっとウォッチングしているのですが、個人向けビジネスには岩田社長の並々ならぬ思いを感じています。1990年代後半から個人向けビジネスに何度も挑戦し、上手く行かずに色々と試行してきた。2012年にLOHACOを開始し、漸く黒字化して成長軌道に乗ってきたところでのこの大事故。熾烈な競争が繰り広げられている個人向けネット販売事業で、遅延・サービス停止は顧客の流出を招く。ようやく積年の思いが成就しかけてきたのに・・・岩田社長は忸怩たる思いのことと察します。理屈から言えば、どこかの物流拠点がサービスを停止しても、他の物流拠点で全てを代替できるようにしておくべきということになるのでしょうが、この規模のビジネスでそれは至難の業。火災に対しても、しっかりと予防措置をとっていたと思うのですが・・・事故の原因にもよりますが、今は本当にお気の毒に思います。こういう思いもよらぬリスクに対して、完ぺきに備えるなんて、やっぱり無理ですよね。

せめて、周囲に迷惑をかけないように
では、どこまで備えるべきだと皆さんは考えていますか?個人的には、私は周囲に迷惑をかけないようにすることが大事なのだと思っています。何かあった時に周囲に迷惑をかけてしまう、それはやってはいけない事なのでしょうね。例えば、福島原発。ああいうことは、やってはいけない。東京電力は、あの事故の前までは、寡占企業として毎年相当額の利益を出して来ていたわけです。それを、備えに回さずに使っていた。そういうことは、やってはいけないですね。アスクルの火災の場合、今後詳細な調査が必要ですが、見ている限りは周辺住民の方々への影響もほぼなさそう。そもそも、あれだけの火災で類焼が起こらないように建設していたのは、ある意味備えがしっかりしていたのでしょうね。こういうこと以外には、借りたお金を踏み倒さない、事後に必要となるお金を用意できる、巻き込んでいる人の生活を脅かさない、家族・親族の生活も脅かさない・・・などなどが、周囲に迷惑をかけないレベルでの備えとして必要だと思っています。冒頭の新規事業提案では、その事業を行うことで会社を傾かせない、その事業以外の成長・存続を毀損しない、といったレベルでのリスクとその備えは考えておくべきなのでしょうね。

アスクルの岩田社長が、ニュースで謝罪をし、今後の対応としてまず倉庫の周辺住民の方々への対応を優先する旨、お話になっているのを目にしました。淡々とお話しされていましたが、悔しさ、悲しさ、辛さ・・・など、心境は計り知れません。90年代に誕生した、素晴らしい企業であるアスクルが、この事故をバネに更なる成長を遂げて下さることをお祈りします。

何を信じますか?

”Fake News”、最近よく見聞きする言葉ですね。トランプ大統領が、CNNやNew York Timesを筆頭に、様々な報道を”Fake”だと連呼しています。日本だったら、年末の「流行語大賞」に選ばれたりして。しかし、今や世の中には情報が溢れていて、何が本当なのか、嘘なのか、見抜くことがとても難しくなっているように思います。皆さんは、何をどうやって信じていますか?

新聞は信用できるのだろうか?
「今年になって、新聞を読むのを一切やめたんですよ」、先日、ある目上の企業経営者の方からこんな話を聞きました。「えっ!どうしてですか?」とお聞きすると、「日経にも結構誤報があるし、それを読んでもねぇ。ネットなども使って、自分で適切な情報を選んで読んだ方が良いのかもしれないと思って試してるんですよ。」とのこと。なるほど、と思いつつ、しかしこれも結構大変ですよね。とりあえず、これはある程度信用していいだろうと思って特定の新聞を読めば、正直楽♫。自分の情報源を数多から選び、読み分けるとなるとかなり手間がかかりますからね。でも、本当はそれぐらいのことをした方が、世の中に対してのアンテナ、情報を読み解く感度は高まるのでしょうね。これを実践するなんて、本当に凄い!面倒臭がりの私には、とても無理。で、私の場合は日経をとりあえず読んでいるのですが・・・確かにこの方のおっしゃる通り、誤報などもある。となると、鵜呑みにせずに自分なりに判断しながら情報に接しないといけないですね。皆さんは、どうされていますか?

記者の意見と事実を分ける
私が意識していることは、記者の意見部分に気をつける事です。新聞は、本来であれば事実を報道するのが使命のはず。しかし、それだけでは書いている側は満足しないのでしょうね。社説や特集などであれば、記者の意見を出す場と認識されているので良いと思いますが、普通の記事の欄にも結構記者が好き勝手に意見を足していますよね。例えば、昨年末にIHIの現在の苦境を報じる日経の記事がありました。その記事の冒頭で、

新興国勢に追われて造船事業ではもうけられなくなり、技術的な難易度の高い新事業に不用意に進出してしまった経営判断が背景にある。

と書いています。「不用意に」ですよ。これを真に受けたら、まるでIHIの経営者が技術評価ができない、リスクを勘案しないバカみたいに読めなくもないですよね。何を持って「不用意」と判断したのか分かりませんが、そこもしっかり書かずに自分の意見を書いているなぁ、と私には見えます。こういう個所は、気をつけないといけないですね。(記者の無責任なところは、数年たってもしこの事業が利益の出る形に変わると、「あの時の英断と厳しい状況に耐えた経営陣の判断が・・・」なんて書くんですよね。
事実に関しても、意識しながら読んでいるところがあります。それは、事実を見てそのまま載せている箇所と、記者が調査している箇所の違い。特に、技術系(日経の不得手な分野?)の記事では、取材して聞いてきたことでも、間違っていることがあります。そういう所は、「本当かなぁ?」とちょっと疑いの目を持って読み、必要な場合は自分で取材ソースを自分で調べたりもしています。ま、何を読むにせよ、それを鵜呑みにせずに、自分なりに考えながら読まなければいけないのでしょうね。

最後の拠り所は?

しかし、自分ではどうにもわからないことも多々ある。そんな時の拠り所は、どうされていますか?私の場合は、周りにいる信頼できる友人・知人ですね。「これって、どうなの?本当?」なんて気軽に聞いています。で、その人の意見を参考に、最後は自分で判断する。でも、やっぱり自分とは異なる分野に見識を持つ方の見解は、非常に参考になりますよね。そういうネットワークを持っていることが、やはり事実を見極めたり、その事実から何かを考える上で、最も重要なのだと私は思います。先日も、ある方の紹介でそういうネットワークを広げることが出来たのですが、自ら広げるために活動することが大事だと思います。だって、私なんて本当に見識が狭く、どうしようもないですからね。

蛇足ですが、トランプ大統領は実はCNNやNew York Timesが大好きなんじゃないかと個人的には思ったりしています。だって、トランプ大統領がちょっといじると、直ぐに世間に伝わるように大きく反論してくれる。わざと自分に対する反対勢力を作り、そこに果敢に立ち向かう姿を作り出すことで、支持者?ファン?を放さないようにするトランプ大統領の策略にそのまんま乗って来て下さるのですから。

さて、さて、私からのニュース?は、先日披露山公園から見た江の島と富士山。とっても綺麗だったので、思わず写真を撮りました。都心からちょっと出かけて来るだけで、こんな景色を見ることが出来る素敵なスポットがありますよ。って言っても、最近は写真も加工できちゃうので、信憑性は・・・私は、そんなことはしていませんよ。
20170218富士form披露山

今年の春は、どんな春になるんでしょうね?

最近の仕事帰り、ちょっと日課になっていることがあります。これまではあまり読まなかった夕刊を、結構電車の中でチェックしています。何を見ているかって?そりゃ、「今日のトランプ!」です。毎日、色々とやってくれますよね。ツイッター使って、私のような凡人には想像もつかないような、信じられない事を色々とつぶやく。ま、かつて「プロ野球ニュース」という番組でやっていた「今日のホームラン!」みたいな感じで、軽~く見ていると、「今日のトランプ!」も笑えるんですけどね。しかし、超大国アメリカの大統領の言動、これが世界、そして日本に与える影響を考えると、笑ってばかりもいられないんですけどね。この信じられない状況、いつまで続くんでしょうね?

人間の本性をむき出しにしようとする怖さ
トランプさんのつぶやき、本当に凄いですよね。入国禁止令にまつわるものは勿論ですが、娘のイヴァンカさんに関わるものは、本当に信じられない。

「私の娘イヴァンカがノードストロームに不当な扱いを受けている。彼女は素晴らしい人間だ。いつも私に正しいことをするように働きかけてくれる。最悪だ!」

ですか。米国の公職トップに立った方が、公に自分の娘の利益のために特定企業を攻撃する。更には、これを受けてホワイトハウス上級顧問までがテレビのインタビューで「イバンカの商品を買いに行ってほしい」「私もきょう、何か買ってこようと思う」と語る始末。公僕がやってはいけない事ですよね。それを承知でやっている。私のような凡人には、信じられない!という感じです。しかし、それ以上に信じられないし、怖いのは、それでも支持率が40%もあることですね。1月末にNHKのBS放送でやっていたトランプ特集を見たのですが、支持している方々は、非常に熱狂的。トランプはちゃんと行動しているとか、我々の安全を守ろうとしているとか、色々な事をインタビューで話していました。(白人至上主義のKKK団が出てきた場面には、流石にびっくりしましたが。ネットにも、トランプ支持者の声が紹介されているページがあります。)
こんな状況で、好き勝手に暴れまくるトランプ大統領。その言動を見ていて私が思うことは、トランプ大統領は
・人間なんて、利己主義で本音はもっと汚いんだ。
・まずは、自分。自分が豊かで幸せでなければ、世界平和なんて絵空事だ。
・ほら見ろ、それを唱え、実行したらこんなにも支持者がいるじゃないか!
とでも言いたいように見えます。人間には理性がある。だから、自分が我慢してでも、周りの幸せや長期的な視点での社会の反映を考えて行動できる。特に、世界を動かすリーダーは、これが強い。だからリーダーを任せられる。これに対して、トランプ大統領は「もっと腹の底にある(汚い)本音を出せ!」と直接的には言わずに、大統領令やツイッターで人々を煽っているような気がします。こんな事がこれからしばらく続いたら、どんな世の中になってしまうのでしょうね。今起こっていること、個人的には信じ難く、早く終わって欲しいと願っています。

良い意味での信じられないことも起こる
同じアメリカでの出来事、興味のない方にはどうでも良い話なんですが、先週私には信じられない素敵な事がありました。アメフトのスーパーボウルなんですが、皆さんは興味ないですかね?ペイトリオッツが奇跡の逆転劇、スーパーボウル初のOT(延長戦)を制して、勝利を手にしました!実は、私は毎年スーパーボウルは、お客様との避けられない仕事がない限り、休みを取ってLIVE観戦をしています。今年は、ペイトリオッツを応援していたのですが、前半終了時点で21対3の大差。後半が始まってもファルコンズの勢いは止まらず、28対3に差が広がる。やっとのことでタッチダウンをとったら、PATを外す始末。最終クォーター残り10分のオンサイドキックも失敗し、点差は16点。何度も、もう見るのを止めようかと思い、この場面でもどうしようかと迷ったのですが・・・奇跡を信じて見続けました。すると、すると、ファルコンズのまさかの失策もあったのですが、何と残り1分で同点に追いつく。そして、OTでタッチダウンを決め、勝利です!試合後に選手が、「試合時間は60分。60分戦ってみなければ結果は分からない。俺たちは諦めなかった。」と語っていたのが、非常に印象的でした。『諦めない!』という姿勢、素晴らしいですね。トランプ大統領の暴挙、どこまで続くか分かりませんが、これも諦めてはいけないですね。諦めずに世界中の人が理性を持ってしっかりと対応すれば、奇跡が起こるかもしれない。仕事や私生活でも同じ。そんな勇気をもらえた、本当に素晴らしい試合でした。(ファルコンズファンの方は、真逆でしょうけど。

話は全く違いますが、庭の河津桜が漸く開花しました。ご近所さんには、既に満開のお宅もあるのですが。家のは、沢山の蕾が膨らみ、見ごろはこれからです。やっと、春が近づいてきた気がします。もうすぐは~るですねぇ♫なんて口ずさみたくなりますね。今年の春は、どうなるのでしょうね。政治・経済的には、何か奇跡でも起こって、素敵な春になってくれると良いんですけどねぇ。
河津桜_20170211
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