井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

自分に厳しく出来ますか?

昨日、生まれて初めて大相撲を見に両国国技館に行ってきました。正直、太った裸の大男のレスリングには、子供の頃からあまり好きではなかったのですが・・・やっぱり、本物を見ると違いますね。土俵際に追い込まれた力士が踏みとどまって全身のばねで粘り、形勢を立て直して自分より体格がずっといい相手を引き倒す。そんなシーンを幾度となく見せられると、小よく大を制すではないですが、不断の努力、精神と肉体を鍛え上げた男たちの真剣勝負に引き込まれました。

自分を律するための工夫
毎年、角界に入門する方々の様子をニュースなどで目にしますが、結構な数ですよね。昨年は88人、毎年大体100人ぐらいいらっしゃるようですね。その中から幕内力士になれるのは、ごく僅か。私はお相撲さんには詳しくないので分かりませんが、遊びたい盛りにそれを我慢して、物凄い鍛錬を積まれているのでしょうね。どんな工夫をしているのかなぁ?明らかに、生易しい事ではないですね。
ビジネスの世界も一緒。やっぱり、優れたリーダーは皆さん工夫して自分を律し、自分に厳しい方が多いように思います。コニカミノルタ取締役会議長の松正午年氏もその一人。「私も、コニカミノルタもまだまだ発展途上」とよく口にされるのですが、このような謙虚な姿勢を持ち続けているから、自分に厳しく出来るのでしょうね。この姿勢に、色々な工夫を加えるから本当に厳しくあり続けられる。松さんから伺ったお話では、私は特に外部の客観的な指標を自らの行動を律する道具として活用しておられるところに感心しました。例えば、ダウ・ジョーンズのSustainability Index。企業の事業継続性を「経済・環境・社会」の側面から評価して投資判断に活用するもので、ベンチマーク企業として2015年に日本企業から選定されたのは僅か20社。コニカミノルタはこのうちの1社なのですが、外部の専門家が企業を社会において”Sustainable"かどうかを評価する厳しい視点を自らの経営手腕をチェックするための道具として活用しているそうです。謙虚であり続ける意識、それを具体的な行動に移すための工夫、こういうことを兼ね備えないとなかなか自分に厳しくあり続けるなんて出来ないですよね。凄いなぁ。

と、いうことで、ここからは告知。本当は、今回はケアンズ旅行で体験したトラブルととても不思議な話を書こうと思っていたのですが、やっと最終回を迎えることができたコラムが掲載されたので、宣伝させて下さい。(ケアンズの話は、次回書こうと思っています。)
連載最終回のタイトルは、「弛まずTransformし続けるための取り組み」で、こんな書きだして始めています。

「当社も、私自身も発展途上にある」、松崎取締役会議長と話している際に何度となく筆者はこの言葉を聞いた。Transformし続けようとする企業の経営者として、非常に謙虚な姿勢を持ち続けていることの表れと感じる。このような自己認識こそが、進化し続ける企業の経営者として不可欠なのであろうが、これを企業活動に反映させて継続することは容易ではない。本連載の最終回として、今回はコニカミノルタがGoing Concernとして進化し続けるためにどのような取り組みを行っているのかを考察してみたい。

今回は、コニカミノルタが新たなサービス・製品を生み出し続けるために行っている工夫、構築しようとしている仕組に関して書いてみました。お時間のある時に、ご笑読下さい。

さて、昨日の大相撲観戦ですが、見るだけでなく、当然ちゃんこを堪能してきました。国技館の地下で食べられる相撲部屋のちゃんこだけでなく、我が社の期待の若手が予約してくれた土俵のあるちゃんこ屋さんでも観戦後に堪能。とっても美味しかったですよ。連れて行った愚息は、そのお店で土俵入り。息子も、初めての相撲観戦を堪能したようでした。

2017初場所

夢を追い続けていますか?

皆さん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。ところで、皆さんは「夢を追い続けた男 ホゼ・パロネラ(1888-1948)という方をご存知ですか?私は、年末年始のケアンズへの旅行で初めて知りました。その方の話が、私にとってはとても感動的で、今回の旅行を忘れさせなくする一つの素敵な出来事だったのと、新年にとてもふさわしい話だと思ったので、紹介させて頂きますね。

挑戦する勇気がなければ、夢は実現しない
スペインの田舎町で、あまり裕福ではない家庭に生まれたホゼの少年時代からの夢は、お祖母さんが寝る前に話してくれたお伽話に出て来るような「お城を自分自身で持つ事」だったそうです。しかし、現実は甘くない。家計を助けるために学校も早くに退学し、20歳を過ぎてケーキ職人となります。そんな生活をしていたある日、ホゼはたまたまオーストラリアで労働者を募集している記事を目にします。そして、「人生の中で何を成し遂げたいのか?」と自問し、26歳の時にオーストラリアに渡ります。灼熱の太陽、雨季の激しい雨、そのような厳しい環境下でサトウキビ畑で働き、更に自らオーナーとなって未開地を開拓してサトウキビ畑を作り、ホゼはお金を貯めます。そして、現在のパロネラパークのシンボルとなっている美しいミーナ滝を熱帯雨林の中に見つけ、42歳の時にこの地を購入したとの事です。
ミーナ滝

どうです?感動的でしょ?凄いですよね。当時のスペインは、ヨーロッパの先進国の一つ。一方、オーストラリアは物凄い未開の地。こういう所に行ってまで、夢を実現しようなんて思えますか?素晴らしい勇気と行動力ですよね。しかも、全く違う過酷な環境で夢を実現するために徹底的に努力する。今の自分はどうだろう?考えちゃいますよね。

夢を諦めない
ホゼは、6年の歳月をかけてお城を完成させたそうですが、その時の発想が素晴らしい。単なる個人のお城ではなく、外部に開放し、多くの人が楽しめる場、パロネラパークとしました。当時は、こんな熱帯雨林に電気は届いてない。そこで、滝を利用して自家発電装置を作ったそうです。その電気で、ボールルームにはミラーボールまで設置したとの事。結婚式やパーティーが開かれ、週末には映画も上映。テニスコートやカフェも作り、とても賑わったとの事。建築では、古くなった鉄道の線路を活用して支柱を作り、壁などは手塗りで指の跡が付いている。コストダウンを図るために、色々と工夫もされたそうです。面白いのは、庭にある噴水。滝から落ちる水の力を活用して作っており、今でも自然エネルギーだけで出続けている。再生可能エネルギーを、この時代にここまで活用しきっているのは、本当に目を見張ります。
パロネラパーク

こんなに素晴らしいパークだったのですが、1946年に起こった大洪水で壊滅的な打撃を受けたそうです。その時の洪水でどこまでパークが水に浸かったかを現地では見ることができます。さぞ落胆したことだろうと思いますが、なんとホゼは自分を奮い立たせて、再建を図ります。その時、森の木々の中から大好きな滝を眺め、初心に戻って粉骨砕身再建に尽力したとの事。その甲斐あり、パークは再び多くの人が集まるところになったそうです。
この逸話も、本当に感動的です。夢に邁進、軌道に乗る、しかしどこかで大きく躓く。我々の人生にも、ある事ですよね。そこで、再び自分を奮い立たせて頑張れるか。夢を諦めずに、挑戦できるか。本当に考えさせられてしまいました。
夢を諦めない

夢は世代を超えて続く
ホゼは、1948年に胃がんで亡くなったそうです。その後、パークは家族により運営されるのですが、またまた洪水などの被害で運営が難しくなる。オーナーを見つけて運営を任せると、1979年には火災により建物が焼失、廃墟となり人からは忘れ去られます。しかし、1993年に現在のオーナーであるマークが偶然この地を見つけます。キャンピングカーで夫婦で旅行中、この地を訪れ、滝と古城跡に感銘を受けたとの事。その後、その歴史をリサーチし、ホゼの存在を知り、ホゼの思いと共にこの場を誰もが訪れることが出来る場に再現し、今の運営をされているそうです。(ちなみに、パークに行くとマークさんが出迎えてくれます。入口の駐車場で交通整理してるんですよね。最初は、ただの駐車場管理のおっさんとしか思いません。ほんと、素晴らしい人だなぁ。
人の思い、情熱、こういうものはちゃんと後世にも伝わるんですよね。そして、それを知った誰かがその夢を引き継いでくれる。やっぱり夢って素晴らしいですね。旅行中に観光地と呼ばれるようなところには滅多にいかない私なのですが、今回は行って良かった。本当に、感動しました。
パロネラパークの公式ストーリーは、こちら

パロネラパーク、今回の旅行で最も感動したところなのですが、それ以外にもう一つ大きな感動がありました。それは、グレートバリアリーフでのシュノーケリング。恥ずかしながら、私は水が怖いのです。子供の頃に、足がつって溺れ掛けたことが2度ほどあり、それからというもの足の届かないところはよう行けなかったのです。今回は、フィッツロイ島という所まで船で行き、勝手にシュノーケリングをして楽しみました。息子に、海の中の写真を撮って欲しいと頼まれ、スマホケースを買って行きました。水温が上がってグレートバリアリーフもいつまで鑑賞できるかと聞いていたので、私も勇気を絞って足の届かない所にも挑戦!すると、実に美しく、素晴らしい!
フィッツロイ島

こんな素敵なリーフと魚を楽しめるので、色々なところで潜る人がいるのだと納得しました。しかし、写真を撮るのに夢中になり、いつのまにやら大分岸から離れてしまい・・・個人的には久しぶりにとても怖い思いもしました。しかし、遊びでも勇気を持って挑戦すると、こんなに感動的な光景も見ることが出来るのですね。良かった。

家族との休暇、本当にリラックスして色々と楽しめたのですが・・・やっぱりトラブルは付き物。今回も面白いことがありました。次回、その話を書きますね。お楽しみに。

ネット環境を捨てることができますか?

皆さんは、まだ仕事中ですか?私は、先週末で年内の仕事は終え、休暇でオーストラリアのケアンズに来ています。日中は35度くらいと熱いのですが、カラッとしていて気持ちが良い。夜は、十分涼しく冷房も不要。良いところですよ。下の写真は、近くのCape Tribulationのビーチです。こんなに広くてきれいなビーチを見ていると、仕事のことなんかすっかり忘れてしまいます。ボケーッとするのも良いものですね。
Cape Tribulation

ネットに繋がない生活も良い
こちらに来て、ちょっと困ったのがネットへの接続。日本でモバイルルーターを契約し、持ってきたのですが・・・車に乗ってGoogle Mapをナビにコテージに辿り着くまでは全く問題なし。コテージに入ると・・・大家さんの陰謀か!?ネットに殆どつながらない。コテージが提供している有料のネット接続サービスを使えば良いのですが・・・こうなると、ここは意地!持ってきたルーターでつながらないのであれば、どうしても必要な時だけ外に出て使えば良い。例えば、シュノーケリングツアーの予約、コーラルフィッシングの予約・・・そういう時だけ繋ぐ。(後、やはり仕事上の急用がないか、朝一だけはメールのみチェック。)例年の旅行だと、ネットの環境が良いので、ついついメールなど時間があると見てしまう。でも今回は違います。わざわざ外に出て繋ぐのは面倒なので、夕食の後など家族とゆっくり過ごしています。近くの海岸から30センチぐらいの小魚が色々と釣れるので、息子と釣りをして夕食に簡単なアクアパッツァを作りました。あさり(もどき)は、息子とか家内が潮干狩りで取ってきたもの。ラムステーキは、柔らかくて美味しいお肉が近くのスーパーで3人分で600円ぐらい。そんな料理を食べながら、行ってきたrain forestやビーチで見たもの、体験したことなど、家族と楽しく話す時間は、とても楽しい。そんな時、ネットに繋がらない(繋がない)と諦めているから、仕事のことなど一切考えない。ベッドに入っても、その時自分の頭にある事だけしか考えない。こういう時間、大事なんだなぁなんて久しぶりに感じています。
ケアンズの夕食
ちょっと昔、20年前はずっとこうだったんですよね。だから、色々な会話がある。自分で考える。そう言えば、息子も初日は「You Tube見れる?」なんて聞いてきたのですが、もう諦めています。で、色々と考えて、寝る前に「みんなでまくら投げで戦争ゲームやろう!」なんて持ちかけてきます。自分で考えて工夫して遊ぶ、そういう環境も大事だと再認識しています。

一方、昨日4日分の新聞をまとめてダウンロードしてみてみると、糸魚川の大火災のニュースを知りました。被害にあわれた皆さんを、本当にお気の毒に思います。こういうニュース、世界中のニュースから隔離されたり、知るまでに大きなタイムラグがあるような生活には、きっともう戻れませんよね。ネット環境とどう付き合うべきなのか、どのような暮らしを自分で作るべきなのか、考えさせられます。来年は、こういうことももっと上手くマネージできるようにしたいな。

今年も残すところ、あと1週間。皆さんには、どんな年でしたか?私にとっては、一瞬で終わってしまいますが、良い年だったと思っています。今年のブログは、今回で終了です。今年も、多くの方に読んで頂き、ありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願いします。皆さん、良い年をお迎え下さい。
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