皆さん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2週間ほどこのブログもお休みさせて頂き、私も少しゆっくり正月を過ごす事が出来ました。新聞なども普段よりゆっくり読めたような気がするのですが、日経で新年から連載されている「C世代駆ける 次の世代を担う若者が描く未来図はどのようなものか」と言うコラムを読んでいて考えた事があります。それは、C世代の前の我々の世代はこれからどのような考えを持って活動すべきなのかと言う事です。ちょっと大仰な気もするのですが、新年最初のブログなので少し大きな話を書いてみますね。

B世代

日経では、C世代の定義を以下のように説明しています。

 ジェネレーションC(C世代)」はここ数年、米国で使われ始めた言葉だ。年齢は限定しないが基本的に若者。CはComputer(パソコン)、Connected(接続)、Community(共同体)、Change(変化)、Create(創造)などを意味する。

 人によってはContent(コンテンツ)、Communication(コミュニケーション)、Collaboration(協力)、Contribute(貢献)、Casual(四角ばらない)の意味を込めて使う。

この定義ですと、C世代はインターネットが可能としたネットワーキングを通じて繋がり合い、様々なコミュニティをボーダーレスに創って新たな価値を生み出す世代と言う事でしょうか。そうなると、定義に書いてある通り年齢が限定されるわけではないと言う事になりますね。しかしながら、中核はやはりITネイティブと言われる若者なのでしょう。この世代は、確かに次の世代を作る上で重要な役割を果たすのだと思います。しかしながら、実際に次の世代の枠組みや全体像を作る中核はもちろんこの世代ではありません。今までがそうであるように、次の世代の社会の方向付けをするのは現社会のリーダー(政治家や企業の経営層、コミュニティの指導者など)の多くを占める40代以上(60代まで?)であり、全体像を作るのはそのリーダーのもとで実践を担う層(30代以上?)です。つまり、この層が未来を描き、頑張って次の社会を作らなければいけない。この世代を、私は「B世代」と勝手に名付けてみました。C世代の前だから、B世代。勿論その意味もあるのですが、機動戦士ガンダムに出てくる登場人物、ブライト・ノアの頭文字をとってB世代(中核は、40から50代前半)と私は名付けてみました。C世代との関わりも含め、この層がどのような役割を果たすべきなのか考えてみたいと思います。

B世代こそが未来図を描き、C世代を導くべき
B世代の中核の方々は、機動戦士ガンダムを見て育った方も多いと思います。このアニメでは、主人公のアムロ・レイが人類のニュータイプとして成長して行くのですが、その上官であるブライト・ノアはニュータイプのような能力がありません。時にはニュータイプのアムロへ嫉妬、あるいは恐れのような感情も抱きながら、彼は経験の少ないニュータイプの若者を上手くまとめ上げながら育てていきます。そして、時にはアムロの意見を参考にしながら活動し、戦争で生き延びながら部隊を強くして行きます。C世代の中核である若者に対し、B世代もブライトと同じような感情を持つ事があるのではないでしょうか?就職をするのが当たり前、人とはフェース・ツー・フェースのコミュニケーションが最も大事・・・などなどB世代には色々な常識がありますが、これに対して違うアプローチをとりながらも、B世代には実現できなかったような事を実現している人達がいます。今までの常識にとらわれない、B世代の発想ではなかなか出て来ないアイデアを出し、実際に活動する人達がいます。時には嫉妬や恐れのような感情を持つ事もあるでしょう。一方、そんな事を為し得ている人はごく少数で、皆がそうだと言う訳ではありません。何かを為し得ている人達も含め、まだまだ経験、知識が不足するC世代だけでは上手く行かない事が多々あります。B世代は、その上の世代よりもC世代に近い、そして重なるライフスタイルを持っているだけ、C世代への理解力もあると思います。この世代が、C世代だからこその発想を持つ人たちに知恵を授け、成功するように導くことが非常に重要なのではないでしょうか?そのためには、C世代の発想や言動も尊重し、理解しながら、自分達が発揮できる付加価値も考えた上で、次の世代の未来像をB世代こそが描かなければいけないのだと思います。B世代が今頑張らずして今後の日本の明るい未来はない、私はそんな風に思うのですが、皆さんはどう思いますか?

良きものを残す、伝える
一方、B世代が果たすべき重要な役割がもう一つあると思います。それは、今の社会を作ってくれた先人の良きものを残し、伝えると言う役割です。B世代は、高度成長期、バブル経済、その破綻ごの日本の低迷を経験してきています。この社会を作って来た方々の実際の行動を見、意見を聞き、これまで活動してきています。その中には、今失われてしまった、あるいは失われつつある素晴らしいものが沢山あるのではないでしょうか?例えば、ハングリー精神。簡単に満足しない、安易に今に流されない気持ちが強かったように思います。また、目上を敬う気持ち、目上は下を育てるのが当たり前だと言う気持ち・・・など、など。別にノスタルジーに浸っているわけではなく、個人的にはこのような良き文化が沢山あったように思います。このような文化を、現在、そしてこれからの世の中に合う形にして後輩に伝え、残して行く。これもB世代の非常に重要な役割なのだと思います。

私自身、B世代のど真ん中です。時に、現在の若者の言動で理解に苦しむ事もあります。しかし、そこに理解を示しつつ、我々よりも優れた能力を引き出す手助もし、自身の持てる能力も最大限に発揮して次世代の姿を描いて行かなければならないのではないかと新年を迎えて考えました。このブログを読んで下さっている皆様とも、今年は何かコラボレーションが出来たら良いですね。皆で、是非良い年にしましょう!