井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2012年01月

世の中のためにならない仕事はない!

皆さんは、モレラートと言うブランドの時計バンドをご存知ですか?日本では、株式会社シンシアーと言う会社が総代理店となって小売店やネットで販売されています。このシンシアーの社長の山西さんとは、知り合ってもう10年ぐらい。山西さんは、まだ大学生の時にシンシアーを創業したお父様が亡くなられ、お父様の会社を何とか残したい、成長させたいと考えてこの会社を引き継いだとても男気のある素敵な方です。そんな山西さんの力に少しでもなれたらと、私も及ばずながらサポートさせて頂いています。その山西さんと、先週久しぶりに食事をしました。(何だか結構飲んだ時の話ばかり書いている気がしますが、飲んでばかりいるわけではないんですよ。)今回は、その山西さんと食事をしながら話した事、そこから考えた事を書きますね。

喜んでくれる人の笑顔を考よう
モレラートはあまり知名度は高くないブランドですが、このところネットでの露出も上げ、ビジネスは順調だと言う事です。そのような状況を伺い、今後どんな計画でビジネスを進めようとしてるのか聞いてみると、山西さんがこんな事を仰いました。
「昨年、東日本大震災が起こりましたよね。困っている人が沢山います。そのような状況下で、生活必需品でない時計バンドのようなファッションビジネスが伸びているのは、何だか申し訳ないような気がして。日本の景気は、世界情勢などを見ているとこれからも格段に良くなると言う事はないと思うんです。多くの方々が生活する事に一生懸命になっている中、私がやっているようなビジネスをどう考えるべきか悩んでしまうんですよね。」
いやぁ、素晴らしい!山西さんのビジネスは、これまでずっと順風満帆だったわけではありません。伸び悩み、なかなか販路も広げられずにとても苦労された時もあります。そのビジネスがやっと軌道に乗りかけて来た時に、それを手放しで喜ばない。日本社会の状況も考え、自分のビジネスがどのような意味を持つのか考えている。この姿勢は素晴らしいと思います。世の中で何か大きな惨事などが起こった時、趣味嗜好にお金を使うのは良くない。自粛すべき。このような常識から考えると、ファッションなどの嗜好品ビジネスや娯楽などのレジャービジネスなどが震災後に伸びるのは後ろめたいと感じるのは無理のない事でしょう。もし皆さんが山西さんのような立場だったら、どう考えますか?
私は、こう言う事を考えるためには、そもそも「何のためにこのビジネス・仕事をしているか」と言う原点に立ち戻る事が重要だと思っています。そこで、山西さんに「なんで、今の仕事をしているんですっけ?」と聞くと、
「それはやっぱりお客様の笑顔ですよね。なかなか時計バンドまで拘らない方も多いですが、『こう言うバンドが欲しかった』と言う方のご要望にお応え出来た時、それが一番嬉しいですからね。」
と言うような事を仰いました。素晴らしい!こう言う考えでやっているのであれば、上記のような事で悩みすぎる必要はないと私は思います。世の中が暗い時に必要なものは、人の笑顔、元気ではないでしょうか?山西さんのような方々は、そこに応えようとしている。生活が苦しい時でも、ちょっとしたおしゃれが出来たらそれだけでとても嬉しく感じる人は沢山いると思います。ちょっとした息抜きをできれば、それで元気になる人も沢山いると思います。勿論、過度な贅沢などは控えるべきでしょうが、適度な遊びが人には必要です。そう言う事に応えるビジネスは、どのような時にも必要だと思います。世の中、多種多様なビジネスがありますが、基本的にはどんな時にも不要なビジネスなどないと私は思います。要は、何のためにそのビジネスをやっているかが大事なのです。特に、世の中が良くない時にはこれが問われる。山西さんには、是非お客様の笑顔を思い浮かべて頑張って欲しいと伝えました。皆さんも、今後のために今一度原点に戻って、「自分は何のためにこの仕事をしてるんだっけ?」と考えてみては如何でしょうか?

大事なのは、「どう役に立ちたいか」
このような事を考える時に注意すべきと私が思う事を、最後にちょっと書いておきますね。それは、「自分の仕事って何の役に立っているんだろう?」なんて考え方はしない方が良いと言う事です。「何の役に立っているか?」は、評価する人によって答えが違います。客観的にこれを評価しようとしても、それはなかなか難しい。結局は、主観が出てくる。そうであれば、「自分は何の役に立ちたいか、どう役に立ちたいか」を考えた方が良いですよね。その上で、「本当にそれが実現できているか?十分でないとしたら、何が足りないのか、どうすればよいか?」と言った事を考えるのが建設的です。そう考えても、じゃ実際に出来るかと言えば、勿論簡単ではない。しかし、こう言う事を考えていなければ、そもそもの目的に辿り着けるわけないですよね。是非、皆さんもこんな風に考えてみては如何でしょうか?

さて、最後にちょっとプライベートなメッセージを。山西さん、今年はビジネスばかりでなく、プライベートも頑張って下さいね!

「エッジ」をどこに立てますか?

先週の日経新聞で、「日本の企業力 第3部 製造業の明日」と題した特集が4回に渡り掲載されていました。非常に興味深い企業の事例も多く、個人的には楽しく読ませて頂きました。各回の内容は、以下の通りです。

第1回:AppleのCCC(キャッシュコンバージョンサイクル)と現代自動車のITを活用しValue Chainマネジメントを事例に、新たなビジネスモデルの構築、ビジネストランスフォーメーションの必要性の考察
第2回:東レの炭素繊維、旭硝子の「曲がるガラス」などを事例に、これまで黒子役であった生産財メーカーの役割の変化(様々なイノベーションを通じて新たな製品開発の主役となる)の考察
第3回:諏訪の中小企業であるミクロ発條(精密バネ製造)、IHI呉事業所(航空機エンジン用回転軸製造)・・・を事例に、産官学の協業も含めたニッチトップとなる技術を軸とした戦い方の考察
第4回:サービスを軸に強さを発揮するオリンパス、GPSを利用した建機稼働管理システム「KOMTRAX」でビジネスを作るコマツなどを事例に、製品力だけでなく仕組で戦うことの考察

事例となっている企業の取り組みはどれも素晴らしく、このような力を持つ日本企業が新たな挑戦をして行けば日本の将来も明るいのではないかと心強く思います。しかし、何か引っかかる。皆さんは、如何ですか?私は、この一連の特集を読んで何が自分で引っかかったのか考えてみました。

日本人の思考の"癖"からの脱却も考える必要があるのでは?
上述の事例、どれも非常にレベルが高いと思いませんか?確かに、このような"凄い企業"が日本には沢山あるという事を知ると、勇気づけられます。日本の未来にも明るい兆しを感じる事が出来ます。しかし、このような取り組みを行えるのは、全体の何%の企業なのでしょうか?
このような、「今後の成長に向けどのような事を考えるべきか?」と言うようなお題になると、どうも日本人は「これまでよりも付加価値の高いもの」、「これまでにないもの」など、常に高いレベルのものを追い求める傾向が強いように思います。例えて言えば、「足算、掛算」の考え方ですね。今あるものの機能を削って「より安く」、とか「より面倒をなくす(故障などを起こしにくくする)」といった「引算、割算」の発想はどうも苦手と言うか、美徳に合わないというか、敬遠されているように思います。(但し、このような事を実現するには、生産技術を高度化したり、マーケティング機能を磨いたりなど、様々な工夫をしないと実現できないのは言うまでもありません。これも、簡単というわけではありませんね。)日本市場もニーズが多様化する中、グローバル展開も視野に入れて考えると、成熟度もニーズも異なる市場が沢山あります。その中には、何か新しいものを付け加えなくても、これまでに培ったものを違った形で出していくだけでも市場機会は色々とあるように個人的には思います。
また、これも私の感覚かもしれませんが、日本人は低価格で勝負することを嫌う傾向があるように思います。どうせやるなら、高付加価値・高品質で勝負。そうなると、当然コストもかかり低価格の勝負は出来なくなる。このような考え方が強いように思いますが、皆さんはどう思われますか?最近の消費財は安くても高品質のものが多くなってきましたが、どうも「安かろう、悪かろう」の固定概念が拭えていない気がします。この概念からすると、「低価格で勝負するのは力のないプレーヤーのすること」と言う考え方になっていきますよね。特に、生産財メーカーや耐久消費財メーカーには、まだこの考え方が強いように思うのですが。(完全に個人の感覚です。)しかし、低コスト・低価格で高品質の商品を提供できれば当然勝てますよね。また、コストに対して品質や付加価値は相反する概念、トレードオフで考えなければない概念ではありません。更に、品質や付加価値には、スピードや生産量、そしてアフターサービスの概念も加わってくる。何を言いたいかと言うと、製品自体が他社と変わらなくてもよりスピーディーに出せるとか、大量生産に対応できるとか、更にはアフターサービスまで良ければ非常に意味のある事であり、これを少しでも安く提供できれば非常に意味があると言う事です。つまり、競争のパラメーターは沢山あり、今自社が持っている強みを生かして「エッジ」をちょっと効かせれば、何も”物凄い事”を考えなくても戦い方は沢山あるのではないかなぁ、と言う事です。こう言う事を考えることは今後の企業戦略を考える上で重要であり、そのためにはこれまでの慣習にとらわれない考えが必要なのではないでしょうか?

個人も一緒
このような、「自分の強みを生かしてちょっとした”エッジ"を立てる」と言う考え方は、企業ばかりでなく個人にとっても大事なのではないかと思います。誰もがスーパーマンになって何でも出来る花形選手になれれば、それはそれで凄いと思います。しかし、そんな事は無理ですね。また、ある意味「何でもできるは、何にも出来ないと同じだ」と言う人もいます。何でも出来るような方でも、自分の一番の強みが何かを意識できないといけないのだと思います。このような強みは作っていくためには、自分か「こうなりたい」と思う事も大事ですが、自分は「何ができるか?」、「何が得意か?」を考える事が重要だと思います。これ活かして、やらなければならない事をやり、その過程で強みを磨くことで個人としての"エッジ"が立つ。そして、この"エッジ"を効かせて何かに取り組むことで他の能力も伸びる。こんな好循環を作ることで、個人も成長して行くのだと個人的には思います。

多くの企業では、来期に向け現在色々な計画を立て、実際に取り組み始めていると思います。企業としても、個人としても、「どこに"エッジ”を立てるか」なんて事を考えてみては如何でしょう?これを意識し続けて、1年間何かに取り組めば、きっと得るものは多いと思いますよ。

最後に告知です。ITメディアエグゼクティブで、今年は「海外進出企業に学ぶこれからの戦い方」と題してコラムを隔月で書くことになりました。第1回は、このブログでも何度か取り上げているユニ・チャームです。時間のある方は、是非ご覧ください。(感想ももらえると嬉しいなぁ。)

経験を活かしていますか?

先週、ある方が今月末よりベトナムのハノイに転勤されるので、その壮行会をしました。昨年より、知人が何人も中国、シンガポール、タイ・・・と新興国へ転勤されているのですが、皆さん現地法人設立に際してその代表などの重要な役割で出て行かれるので、是非頑張って日本企業再成長の一翼を担って頂きたいと勝手に期待しています。そのような気持ちも込めて先日も色々とお話ししたのですが、非常に素敵なお話を聞けたので皆さんとも共有しますね。

現地の方(相手)の喜び、成功なくして自分の成功はない
ベトナムの昨年の実質経済成長率は5.75%で、マイナス成長の日本に比べるとずっと活気があるのだと思います。しかし、その方によるとベトナムは南に比べハノイの位置する北側はまだまだ遅れているそうです。治安は悪くないとの事ですが、社会インフラの整備はまだまだこれから。その方は、ベトナムとの合弁で設立する生産財メーカーとその販社を設立し、メーカーの経営陣の一角、そして販社のトップになると言う役割で現地に赴かれます。そこでは、現地の方々も採用して会社を作り上げて行くわけですが、会社として社員をまとめ、ビジネスを軌道に乗せるのは当然のことながら一朝一夕ではいきません。皆で、他社の事例なども話しながら、その方にどんな風に進めて行くつもりなのかと言った話を聞たのですが、その際に素晴らしい話を聞かせて頂きました。

「まずは、現地の方々の考え方を理解する努力をし、その方々がこの会社で働いて楽しい、喜んでくれるような状態にする。そして、この会社の活動がベトナムの発展に貢献し、ベトナム社会に受け入れてもらえるようにする。それが、延いては自社の、そして日本経済の成長に貢献する。こう言う考え方でやらなければだめだと思うんですよね。」

素晴らしい!自分の利益を先に考えていては、相手はついて来てくれない。Win-Winの関係を作る最も基本的な考え方ですが、それを実践しようとしている。何故、このような考え方を基本ポリシーとしてやっていこうと考えたのか聞いてみると、

「若い頃(10年以上前)、タイに出向してビジネスをしていた時には、どうして現地の方々は我々の考え方を理解してくれないのだろう?言った通りにやってくれれば上手く行くのに。上手く行かないのは、働いているタイの人のせいだ。こんな風に考えていたから上手く行かないことが多かったんだと思うんですよね。むしろ、責任は自分にったんだと思います。だから、今度は自分のどこが足りていないのか、特にどうしたら現地の方が喜んで一緒にやってくれるかを考えて行動して行こうと思ったんですよね。」

良い事言いますねぇ!物事の失敗を他責にし、自分の利益を優先して考えていては上手く行かない。このような考え方を基本とし、日本の優れた技術や手法も駆使してビジネスを進めて行けば、きっと上手く行くと思います。是非、この考えを忘れずにビジネスを進めて行って欲しいと、皆で盛り上がりました。

過去の経験を活かす
この方のもう一つ素晴らしい所は、過去の経験を活かそうとしているところですね。言うまでもなく、過去の経験の活かし方としては、

・同じ失敗は繰り返さない
 =何故上手く行かなかったかを考え、そこに新たな工夫を加える。
・上手く行った事を再現する
 =上手くいった要因を考え、新たな場面でその考えを応用する。

の2つがあります。前回のブログでも紹介したB(ブライト)世代は、これまでに『良い感じ』で色々な経験を積んできている方が多いですね。一方、当然のことながら一世代上の方よりは少ない。上手く経験を活かして成功の確率を上げると同時に、まだ経験を積んでいない部分は過去の慣例に囚われずに思い切って新しいやり方を試みる。このようなやり方をバランスを持って実行できるのが、まさにB世代だと思います。新たなビジネス機会を掴むのには、当然新しい考え方がなければいけませんが、それだけでは上手く行かない事が多々あります。一方で、あまりにも多くを経験し過ぎるとそれにとらわれ過ぎてしまう場合もあり、掴みうる果実を取り逃してしまう事もあります。大事なのは、バランスです。皆さんも、今一度自分の経験を棚卸し、今後の活動に最大限に活かせる工夫をしてみては如何でしょうか?

このような話をしながら大いに飲み、食べ、壮行会は非常に楽しく素敵な場となりました。そして、前述のような考えでビジネスをした結果「どのような事が起こせるかの目標も持とう」などと言う話に発展し、一つの象徴としてハノイ市から名誉市民の表彰を受けられるぐらいの事はやろう!と言う事になりました。是非、実現してもらいたものです。吉岡さん、頑張って下さいね!

頑張ろう「B世代」

皆さん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2週間ほどこのブログもお休みさせて頂き、私も少しゆっくり正月を過ごす事が出来ました。新聞なども普段よりゆっくり読めたような気がするのですが、日経で新年から連載されている「C世代駆ける 次の世代を担う若者が描く未来図はどのようなものか」と言うコラムを読んでいて考えた事があります。それは、C世代の前の我々の世代はこれからどのような考えを持って活動すべきなのかと言う事です。ちょっと大仰な気もするのですが、新年最初のブログなので少し大きな話を書いてみますね。

B世代

日経では、C世代の定義を以下のように説明しています。

 ジェネレーションC(C世代)」はここ数年、米国で使われ始めた言葉だ。年齢は限定しないが基本的に若者。CはComputer(パソコン)、Connected(接続)、Community(共同体)、Change(変化)、Create(創造)などを意味する。

 人によってはContent(コンテンツ)、Communication(コミュニケーション)、Collaboration(協力)、Contribute(貢献)、Casual(四角ばらない)の意味を込めて使う。

この定義ですと、C世代はインターネットが可能としたネットワーキングを通じて繋がり合い、様々なコミュニティをボーダーレスに創って新たな価値を生み出す世代と言う事でしょうか。そうなると、定義に書いてある通り年齢が限定されるわけではないと言う事になりますね。しかしながら、中核はやはりITネイティブと言われる若者なのでしょう。この世代は、確かに次の世代を作る上で重要な役割を果たすのだと思います。しかしながら、実際に次の世代の枠組みや全体像を作る中核はもちろんこの世代ではありません。今までがそうであるように、次の世代の社会の方向付けをするのは現社会のリーダー(政治家や企業の経営層、コミュニティの指導者など)の多くを占める40代以上(60代まで?)であり、全体像を作るのはそのリーダーのもとで実践を担う層(30代以上?)です。つまり、この層が未来を描き、頑張って次の社会を作らなければいけない。この世代を、私は「B世代」と勝手に名付けてみました。C世代の前だから、B世代。勿論その意味もあるのですが、機動戦士ガンダムに出てくる登場人物、ブライト・ノアの頭文字をとってB世代(中核は、40から50代前半)と私は名付けてみました。C世代との関わりも含め、この層がどのような役割を果たすべきなのか考えてみたいと思います。

B世代こそが未来図を描き、C世代を導くべき
B世代の中核の方々は、機動戦士ガンダムを見て育った方も多いと思います。このアニメでは、主人公のアムロ・レイが人類のニュータイプとして成長して行くのですが、その上官であるブライト・ノアはニュータイプのような能力がありません。時にはニュータイプのアムロへ嫉妬、あるいは恐れのような感情も抱きながら、彼は経験の少ないニュータイプの若者を上手くまとめ上げながら育てていきます。そして、時にはアムロの意見を参考にしながら活動し、戦争で生き延びながら部隊を強くして行きます。C世代の中核である若者に対し、B世代もブライトと同じような感情を持つ事があるのではないでしょうか?就職をするのが当たり前、人とはフェース・ツー・フェースのコミュニケーションが最も大事・・・などなどB世代には色々な常識がありますが、これに対して違うアプローチをとりながらも、B世代には実現できなかったような事を実現している人達がいます。今までの常識にとらわれない、B世代の発想ではなかなか出て来ないアイデアを出し、実際に活動する人達がいます。時には嫉妬や恐れのような感情を持つ事もあるでしょう。一方、そんな事を為し得ている人はごく少数で、皆がそうだと言う訳ではありません。何かを為し得ている人達も含め、まだまだ経験、知識が不足するC世代だけでは上手く行かない事が多々あります。B世代は、その上の世代よりもC世代に近い、そして重なるライフスタイルを持っているだけ、C世代への理解力もあると思います。この世代が、C世代だからこその発想を持つ人たちに知恵を授け、成功するように導くことが非常に重要なのではないでしょうか?そのためには、C世代の発想や言動も尊重し、理解しながら、自分達が発揮できる付加価値も考えた上で、次の世代の未来像をB世代こそが描かなければいけないのだと思います。B世代が今頑張らずして今後の日本の明るい未来はない、私はそんな風に思うのですが、皆さんはどう思いますか?

良きものを残す、伝える
一方、B世代が果たすべき重要な役割がもう一つあると思います。それは、今の社会を作ってくれた先人の良きものを残し、伝えると言う役割です。B世代は、高度成長期、バブル経済、その破綻ごの日本の低迷を経験してきています。この社会を作って来た方々の実際の行動を見、意見を聞き、これまで活動してきています。その中には、今失われてしまった、あるいは失われつつある素晴らしいものが沢山あるのではないでしょうか?例えば、ハングリー精神。簡単に満足しない、安易に今に流されない気持ちが強かったように思います。また、目上を敬う気持ち、目上は下を育てるのが当たり前だと言う気持ち・・・など、など。別にノスタルジーに浸っているわけではなく、個人的にはこのような良き文化が沢山あったように思います。このような文化を、現在、そしてこれからの世の中に合う形にして後輩に伝え、残して行く。これもB世代の非常に重要な役割なのだと思います。

私自身、B世代のど真ん中です。時に、現在の若者の言動で理解に苦しむ事もあります。しかし、そこに理解を示しつつ、我々よりも優れた能力を引き出す手助もし、自身の持てる能力も最大限に発揮して次世代の姿を描いて行かなければならないのではないかと新年を迎えて考えました。このブログを読んで下さっている皆様とも、今年は何かコラボレーションが出来たら良いですね。皆で、是非良い年にしましょう!

livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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