1日で約600億ドル(約5兆4000億円)の価値が吹っ飛ぶ。どこの企業の話かお分かりですよね。そうです。アップルです。先週、業績の伸び悩みから時価同額世界1位の座をエクソンモービルに譲り、多くのメディアに「アップル神話の陰り」などと報道されました。皆さんは、この一連の報道をご覧になってどのようなことを考えましたか?
「アップル」、それとも「 ジョブズのアップル」?
スティーブ・ジョブズの死後、アップルはどうなるかと色々と報道されましたが、ご存じの通り2012年はiPhone5も発表し、株式時価総額は世界1位となりました。しかし、昨年後半から徐々に株価が下落し、先日の決算発表で上述の結果となったわけです。この10-12月期決算が、四半期利益が過去最高の結果だったにも関わらず。市場の評価は、今後の成長予測の陰りと多くのメディアが報道していますが・・・厳しい評価ですね。(ま、これまでが少々バブルっぽかったので、致し方なしともいえますが。)
ジョブズの遺産、などと言う報道もジョブズの死後にはありましたね。ジョブズが4年間分の製品と設計コンセプトを遺していったと言う話です。ありそうな話ですよね。このような報道を考慮すると、画期的な新製品が発表されていない、その手の情報のリークが少なくなっているからと言って、ここまで評価を落とすことはないように思います。個人的には、市場は「ジョブズのアップル」を評価していたのであって、ジョブズの亡き後アップルはこれまでのアップルではなくなっていると言う評価をしているのではないかと思います。これも、個人的な経験値によるところ大なのですが、そもそも発売している新製品の完成度、アフターサービスの質が落ちていることで、アップルは以前の輝きを失っていると評価されているのではないでしょうか?皆さんご存じの通り、iPhone5では地図アプリを独自のものに変更して不具合が指摘されました。新型iPadでは、iBookが落ちて利用できず、これまでのようにPDFファイルをiPadと共有して使うことが出来なくなっています。iBook自体は、未だに落ち続けるのに、長期間にわたって何のサポートもありません。日経で報じられた電子書籍ビジネスへの参入とも関係しているのかもしれませんが、サービス停止などの説明も何もないのは・・・もし、ジョブズが生きていたらこのようなことは起こったでしょうか?「自分こそが最も評価の厳しいユーザー」を自認していたジョブズであれば、これほど不完全な状態で製品を上市しなかったのではないかと思います。また、上市後の対応も違ったのではないかと思います。上市する製品への対応、これは直感的とか天才的とか言われる能力がなくても、当たり前のことを当たり前にやればやり切れることですね。それが出来なくなっている。楽天だったら、Kobo発売時の不具合があっても許せる。(株価も急落などしませんでしたね。)なぜなら、楽天だから。しかし、アップルではそうはいかない。なぜなら、アップルのユーザーはアップルに高い完成度を期待しているから。そこにちゃんと応えられなくなっているとすると、やはり会社として変わってきてしまっていると評価されても仕方ないのでしょうね。そこに、新製品に関する情報の不足、人材流出、主要製品の販売単価の下落傾向などの情報が加わり、今回の評価に繋がっているのではないでしょうか?やはり、市場が評価していたのは「ジョブズのアップル」だったのでしょうね。
個人力を組織力に高めるのは難しい
「属人的な力に頼っていてはいけない、組織力に高めないと」などと言うことを、私も良く口にします。言うは易し、行うは難し、ですよね。特に小さな組織では難しいと思うのですが、アップルほどの人的資源があっても難しいと言うことですね。属人的な力が個人の感性などによる場合は尚更ですね。一方、合理的にやれる事、例えば先の上市前の製品を徹底的にテストする、上市後のサポートをしっかり行うといったことは、考えて計画的に組織力を高めれば対応できる事と思います。肝は、
・計画的に適切な期間をかけて取り組むこと
でしょうか。やはり、組織=人の集まりの考え方、行動を短期間で変えるのは難しいことですから、組織として
・どこまでの力を継続する組織力とするのかを明確にする
・これを仕組み化するための取り組みを計画して行う
ことが必要となります。理屈はそうなのですが、これも実行するのは難しい。何故かと言うと、組織の中でこの発想を持って計画を立てる、継続的な取り組みをする人が少ないからですね。皆さんの組織は如何でしょう?こんな取組はなされていますか?会社全体でも、自分の組織でも構わないので、一度このような観点から今後の取組を話し合うことも重要だと思いますよ。
最後に、ちょっと個人的な話なのですが、素敵なことがあったので皆さんに共有させて下さい。先日、ある方の結婚式に招待され、出席して来ました。この方とのお付き合いは10年以上前の一本のメールから。御父様が亡くなられ、大学を卒業したばかりのこの方がその仕事を引き継ぎたいので力になって欲しいとの事でした。それ以来、色々と出来る限りのことをサポートさせて頂いているのですが、この10年で事業規模は10倍になりました。小さな組織ですが、当然のことながら人も増え、正に個人力から組織力へ徐々に変わってきています。その方の人生の大事な節目、お祝いの席に加えて頂けたことをとても嬉しく思いました。(主賓挨拶は勘弁してもらいたかったのですが・・・
)また、その席で一緒になった方とも良いご縁ができ、こうして人の輪が広がっていくのも素敵だなぁと実感した場でした。興一さん、これから公私とも頑張って、素敵な人生を切り開いて行って下さいね。
「アップル」、それとも「 ジョブズのアップル」?
スティーブ・ジョブズの死後、アップルはどうなるかと色々と報道されましたが、ご存じの通り2012年はiPhone5も発表し、株式時価総額は世界1位となりました。しかし、昨年後半から徐々に株価が下落し、先日の決算発表で上述の結果となったわけです。この10-12月期決算が、四半期利益が過去最高の結果だったにも関わらず。市場の評価は、今後の成長予測の陰りと多くのメディアが報道していますが・・・厳しい評価ですね。(ま、これまでが少々バブルっぽかったので、致し方なしともいえますが。)
ジョブズの遺産、などと言う報道もジョブズの死後にはありましたね。ジョブズが4年間分の製品と設計コンセプトを遺していったと言う話です。ありそうな話ですよね。このような報道を考慮すると、画期的な新製品が発表されていない、その手の情報のリークが少なくなっているからと言って、ここまで評価を落とすことはないように思います。個人的には、市場は「ジョブズのアップル」を評価していたのであって、ジョブズの亡き後アップルはこれまでのアップルではなくなっていると言う評価をしているのではないかと思います。これも、個人的な経験値によるところ大なのですが、そもそも発売している新製品の完成度、アフターサービスの質が落ちていることで、アップルは以前の輝きを失っていると評価されているのではないでしょうか?皆さんご存じの通り、iPhone5では地図アプリを独自のものに変更して不具合が指摘されました。新型iPadでは、iBookが落ちて利用できず、これまでのようにPDFファイルをiPadと共有して使うことが出来なくなっています。iBook自体は、未だに落ち続けるのに、長期間にわたって何のサポートもありません。日経で報じられた電子書籍ビジネスへの参入とも関係しているのかもしれませんが、サービス停止などの説明も何もないのは・・・もし、ジョブズが生きていたらこのようなことは起こったでしょうか?「自分こそが最も評価の厳しいユーザー」を自認していたジョブズであれば、これほど不完全な状態で製品を上市しなかったのではないかと思います。また、上市後の対応も違ったのではないかと思います。上市する製品への対応、これは直感的とか天才的とか言われる能力がなくても、当たり前のことを当たり前にやればやり切れることですね。それが出来なくなっている。楽天だったら、Kobo発売時の不具合があっても許せる。(株価も急落などしませんでしたね。)なぜなら、楽天だから。しかし、アップルではそうはいかない。なぜなら、アップルのユーザーはアップルに高い完成度を期待しているから。そこにちゃんと応えられなくなっているとすると、やはり会社として変わってきてしまっていると評価されても仕方ないのでしょうね。そこに、新製品に関する情報の不足、人材流出、主要製品の販売単価の下落傾向などの情報が加わり、今回の評価に繋がっているのではないでしょうか?やはり、市場が評価していたのは「ジョブズのアップル」だったのでしょうね。
個人力を組織力に高めるのは難しい
「属人的な力に頼っていてはいけない、組織力に高めないと」などと言うことを、私も良く口にします。言うは易し、行うは難し、ですよね。特に小さな組織では難しいと思うのですが、アップルほどの人的資源があっても難しいと言うことですね。属人的な力が個人の感性などによる場合は尚更ですね。一方、合理的にやれる事、例えば先の上市前の製品を徹底的にテストする、上市後のサポートをしっかり行うといったことは、考えて計画的に組織力を高めれば対応できる事と思います。肝は、
・計画的に適切な期間をかけて取り組むこと
でしょうか。やはり、組織=人の集まりの考え方、行動を短期間で変えるのは難しいことですから、組織として
・どこまでの力を継続する組織力とするのかを明確にする
・これを仕組み化するための取り組みを計画して行う
ことが必要となります。理屈はそうなのですが、これも実行するのは難しい。何故かと言うと、組織の中でこの発想を持って計画を立てる、継続的な取り組みをする人が少ないからですね。皆さんの組織は如何でしょう?こんな取組はなされていますか?会社全体でも、自分の組織でも構わないので、一度このような観点から今後の取組を話し合うことも重要だと思いますよ。
最後に、ちょっと個人的な話なのですが、素敵なことがあったので皆さんに共有させて下さい。先日、ある方の結婚式に招待され、出席して来ました。この方とのお付き合いは10年以上前の一本のメールから。御父様が亡くなられ、大学を卒業したばかりのこの方がその仕事を引き継ぎたいので力になって欲しいとの事でした。それ以来、色々と出来る限りのことをサポートさせて頂いているのですが、この10年で事業規模は10倍になりました。小さな組織ですが、当然のことながら人も増え、正に個人力から組織力へ徐々に変わってきています。その方の人生の大事な節目、お祝いの席に加えて頂けたことをとても嬉しく思いました。(主賓挨拶は勘弁してもらいたかったのですが・・・














