井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2013年12月

変化を意識していますか?

いよいよ今年も終わりですね。早いなぁ、1年が。年末になると色々な大型企画があったりしますが、日経の私の履歴書でもマーケティングの大家、フィリップ・コトラー氏が今年の最後を飾っていますね。皆さん読まれていますか?私は、本当はもう少し突っ込んだコトラー氏の物事の考え方などを書いてくれると期待していたのですが・・・ただ、クリスマスの日には、世界中の教え子たちが奮闘し、新たな挑戦をしていることが何よりのクリスマスプレゼントなんて書かれていて、やっぱり素敵な方だなぁなんて思ったりもしています。ただ、そのクリスマスの回で、教え子がキッザニアを創ったことを紹介する際に、

ディズニーランドは子どもたちに楽しさを届けるのに対して、キッザニアは楽しさと学びを提供するのだ。

と書かれています。私は、ここにちょっと引っ掛かったのですが、皆さんはどう思われますか?

世の中は変化している
コトラー氏は、恐らく随分長いことディズニーランドには行っていないのでしょうね。私は特にディズニーファンと言う訳ではないのですが、ディズニーの良さは、子供に『夢』を与えながら『未来』を考えさせる、しかも楽しみながらではないかなぁと思います。私は、日本以外はフロリダのディズニーワールドしか知らないのですが、ここのシンボルであり、開発プロジェクト名ともなっていたEPCOT( Experimental Prototype Community of Tomorrow)センターは、人類の起源から発展段階を見せて、より良い地球の未来を考えさせたりしますね。(しかし、この名前が良いですよ。ディズニーの思想が込められていると思います。)更に、ここでは世界各国の文化にも触れることができる。(多少デフォルメ感が強いですが。)ハリウッドスタジオでは、映画のセットの作りや撮影の仕方を学べるし、アニマルキングダムでは動物の生態や自然保護のための考え方も学べる。オープン当初のディズニーランドは、きっと遊園地に毛の生えたようなものだったのでしょう。世界の大家の上げ足を取るつもりは全くないのですが、具体例として何かを取り上げる時には注意しないといけないですよね。世の中は、変化しているのですから。可能な限り、自ら現地・現物・現実を確認し、間違った喩をしないように・・・自分自身への戒めにも感じたりしました。

さて、皆さんの周りでは、今年はどんな変化がありましたか?ビジネス面・プライベート面、色々な変化があったのではないでしょうか?今年1年を振り返ってみると、私も新たなお客様との出会いや様々な企画への参画での挑戦、子供の成長に伴う新たな体験など、色々と変化がありました。寂しい、悲しい変化もありますね。日々読んでいる日経で、豊田さんの『チェンジアップ』が先日終了してしまったのは、個人的には非常に悲しい出来事でした。年月の流れと共に、本当に色々な変化がありますね。来年はどんな変化があるのでしょう。楽しみですね。皆さんも、ちょっと今年を振り返ってみては如何でしょう?その上で、来年どんな変化を自ら創るかなんて考えて見るのも楽しいと思いますよ。では、良い年をお迎えください。(次週は、年始で1回休もうと思っています。年始は、1月12日から再スタートしますね。)

最後に蛇足で、プライベートの話をちょっと。私は、年末年始は長期休暇を取ることが恒例となっており、今年はフロリダで過ごしています。前半はOrlandのディズニー・ワールドで家族サービス。(20数年ぶりに来たのですが、変わっていないもの、変化しているもの色々あって久しぶりに私も満喫しました。で、今回ディズニーの事を書いたんですけどね。)後半は、キーウエストの近くのKey Marathonと言う島でのんびり(?何故か、こんなところでコラムなどの執筆もしているのですが・・・)過ごしています。ここで泊っているコテージが私には最高の場所なんです。コテージの前にプライベートポートがあるのですが、
コテージの前の風景


ここから、釣りができます。
1時間もしないで、1日目の釣果はこの通り。40兌紊梁笋釣れちゃうんです。(有江さん、羨ましいでしょ。釣果
初日には、シャンパン蒸しで楽しみ、2日目も同じ型の鯛を釣り上げ、刺身で堪能しました。なかなか美味しいですよ。本日は、船で沖に出てカジキマグロ釣り?に挑戦!釣れたら良いなぁ。フロリダの正月で、カジキの刺身なんて最高でしょ。今年は、年末年始が長期休暇になる方も多いと思います。皆さんも、1年の疲れを取るとともに、リラックスして遊びを楽しむ時間も取って下さいね。では、また来年!

大人らしく振舞っていますか?

猪瀬都知事、遂に辞任されましたね。以前、東京オリンピック招致のプレゼンテーションの際には、失礼にも踊るピグモンなんて揶揄させて頂きましたが、総務委員会で詰められている時にはその面影もありませんでした。(残念
  しかし、これが多額の税金を費やして行った選挙の結果として良いのでしょうか?色々と考えてしまいますね。

責任ある立場としての言動
まず、徳洲会からの5000万円の借入ですが、これは都知事に立候補する立場としては絶対にやってはいけない事ですね。利害がありますから。そんな事は、都知事に出馬するぐらいの教養をお持ちの方なら誰でも分かると思うのですが・・・何故、猪瀬都知事は借りなければいけない状況に陥ったのでしょうね?当時の都知事の資産状況も含め、本当は明らかにして欲しかったところですね。これを追求しないのは・・・変な勘繰りをしてしまうのですが。
また、総務会での答弁は酷かった。紹介した動画にも出ていますが、貸し借りの際の答弁。「いい人だなぁと思った。」ってこんなバカな答弁ありませんよね。しかも、薄ら笑いを浮かべながら話している。笑って話す場面じゃないですから。油に火を注ぐだけです。辞任の記者会見でも、「説明してきたつもり」、「政治はアマチュアだった」と都知事という立場にあって相応しくない言葉使い、内容ですね。都知事以前に、責任のある大人として如何なものかと思います。しかしながら、これは他山の石ではありませんね。ビジネスの場でも、こういう言い訳をしたり、笑うべき場面でないのに照れ隠しのためか笑いながら話す方を見かけます。自分としても注意しないといけないですね。特に、「・・・したつもり」の発言。自分は伝えたつもり、やったつもり、なんてことを言っても結果が付いてこなければ全く意味をなさない。単なる言い訳ですよね。自分も、しっかりと結果を伴うやり方を考えて行動しないといけないと改めて考えさせられました。

責任ある立場の人達の議論
都議会や総務会もあまり感心できない事が、多々ありましたね。例えば、5000万円の札束相当の箱を用意し、それを実際に使用したとしたされる鞄に詰めさせたシーン。入らないのが分かっているのに、猪瀬知事に皆の前で詰めさせる。正直、集団いじめにしか見えませんでした。このシーンを見ている子供たちはどう思うのでしょう?説明の辻褄が合っていない事を追求したかったのでしょうが、このレベルの事は警察の取り調べでやれば良い。更に私の嫌悪感を増幅させるのが、周りからの野次。このシーンでは、「箱が凹んでいるぞ!」、「閉まらないじゃないか!」なんて野次が。そんなの、見てれば分かりますから。都議会ばかりでなく、国会でもこの手の野次はいつも、いつも飛んでいますね。子供の学級会でも、「意見のある人は手をあげて・・・」とやるのに。政治家の観衆なのかもしれませんが、悪しき慣習としか言いようがない。これが、選挙で選出された人達のやることなのでしょうか?大人なら、質問の内容、答弁に対する引き取り、まとめ方で問題を明確にして欲しいところです。これは、言うまでもなくビジネスの場での会議でも同様ですが。ビジネスの現場でも、たまに声の大きい人がどなったり、横槍を入れたりして流れをコントロールすることを目にします。これは直さないといけないですね。一方、良く目にするのはこれとは逆で、『沈黙』です。思っていることがあっても発言しない、後から会議外で色々言う、会議で決まったことを実行する際になって積極的に協力しなかったりすることもある。これも同じように大人気ないですね。こう考えて見ると、色々と反面教師になってくれているから良いのかな?

ところで、今回の件ですが、これで終わりじゃないんですよね。徳洲会からのお金の流れに関しては、全く解明されていませんから。公職選挙法に照らし合わせて問題がないかどうかまで、解明してもらわないといけないですね。更に、徳洲会のお金の問題は猪瀬知事に留まる事ではないのではないかと思っている人は、きっと私だけではないはず。本当は、もっと大物にもお金が流れていて、猪瀬都知事はスケープゴートとして血祭りに挙げられただけではないのか・・・そんな穿った見方をしてしまうのは、行き過ぎでしょうか?

イシューは何ですか?

秘密保護法、ついに13日に公布されましたね。色々と物議を醸していますが、皆さんはどう思われていますか?個人的には、とにかく「気持ち悪い」。何のための法律なのか、この法律によって何をしようとしているのか、そもそもなぜ今なのか、全く分かりません。、つまり、イシューが国民に分かり易く伝えられていないんですよね。こんな法律を作って、これからの日本はどこに行ってしまうのでしょうねぇ?

イシューが特定されていない議論は難しい
国民の血税を使って運営している国会で、なぜ今こんなにも時間とお金を使って特定秘密保護法を議論する必要があるのでしょうね?アベノミクスでデフレからの脱却が確実になったわけでもないですし、東日本大震災からの復興もまだまだ手つかずの話もある。原発問題をどうするか、貿易赤字の問題と代替エネルギーの議論もしなければいけない。(国民の目を他にそらしているうちに、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置付け、再稼働を推進する方向で議論を進めているようですが。
色々な報道では、アジアの安定と基地問題、米国経済問題やTPPの交渉などなどの話をアメリカと円滑に進めていく上で、軍需も勘案してこの法案を成立させ、武器輸出や集団的自衛権まで踏み込んで米国と協調できるようにしようとしているなんて事が言われていますね。ま、日本の経済を立て直すうえでも、米国との関係修復は非常に重要だと言うことは誰でも分かりますね。また、昨今の中国の脅威なんて話を考えると、やはり日米関係の重要性は理解できる。イシューが、米国との関係強化と言うことであれば、それはしっかりと議論しないといけない。しかし、そのために秘密保護法が必要かどうか、そもそも他に議論しなければいけないことがないかどうかも、公には伝えられていません。う〜ん、気持ち悪い。イシューを特定、共有せずに議論しているからですね。こういう事は、ビジネスでも結構目にすること。例えば、来年の具体的な戦略を議論していても、成長の実現手法をビジネスの拡張で考えている人と生産性の向上で考えている人では、なかなか意見がかみ合わない。(先日、そんな場面を正に目にしました。)何の話をしなければならないのか、イシューが何かを特定、共有して議論しなければいけませんよね。企業の戦略も、今回のような国家の将来を左右するような重要な法案も同じですよね。企業の議論では、多くの場合、誰かが議論を修正してイシューを明確にして行くのですが、国会ではできないのですかねぇ?

イシューに対して議論すべきことは?
一方、百歩譲って「国益を左右する重要な情報の漏洩を防ぐべきだ」が本当にイシューだったとしたらどうでしょう?そりゃ、そういう秘密は守らないといけないですよね。だとしたら・・・国家公務員法がありますよね。その罰則には、当然「秘密を守る義務」が含まれています。但し、その罰則は1年以下の懲役または3万円以下の罰金ですが。こりゃ、確かに甘いかもしれない。スノーデン級の暴露(正義かどうかは別として)に対して、これじゃ歯止めにはならないでしょうね。だったら、国家公務員法の罰則を改定すれば良い。そもそも法律とか制度といった類のものはシンプルでないといけない。そうしないと、運営が難しくなる。企業内で作る制度やルールも同じですね。例えば評価制度。結構曖昧で、複雑になっている企業が沢山ありますね。そうすると、評価に対して不満を持つ社員も増える。自分の評価がフェアかどうか分かりませんからね。国益を左右する秘密も、会社の今後を左右するような秘密も、世の法律に照らし合わせて正しいことであれば漏洩してはいけない。そんな事は、常識のある人は誰でも分かるわけで、そのルールはシンプルで分かり易くなければいけない。複数の異なる制度を作るのではなく、国家公務員法の範疇で議論すべきと思うのですが・・・ま、そうだとしても秘密の定義やその公開時期など、ちゃんと議論しなくてはいけないですけどね。そもそも、これまでも国家秘密の守秘は国家公務員法で謳われているわけで・・・今までは何だったのでしょうね?何故、今更この議論をしなければいけないのでしょうね?(議論が空回りするなぁ、気持ち悪い。)

法律として正しく運用できるのか?

今もちょっと書きましたが、秘密保護法では運営の不透明さがさんざん指摘されていますね。国会を握る与党が自分たちの都合で秘密を特定し、それを法で縛って守らせては・・・多くの方が第二次大戦の時に何が起こったか指摘していますね。法の解釈、運用、難しい話ですよね。三権分立のポリシーに則って、本当に第三者が牽制するようにしないといけないのですが、そうはなっていない。最悪のシナリオを想定して警笛を鳴らす人がいるのは当然。政府は、そこにちゃんと応えないといけないですね。しかし、司法が独立していても、難しいことも多々あるように思います。先日、こんな記事を目にしました。性同一性障害で性別を女性から変更した男性が結婚し、第三者からの精子提供でもうけた長男の戸籍上の父子関係を、一、二審を破棄して最高裁が認めたとの事です。良かったですね。ただ、その判決理由が、どうも私にはしっくりきません。

「『婚姻中に妻が妊娠した場合は夫の子と推定する』という民法の規定が適用される」、血縁関係がないことを理由に親子関係の形成は認めないのは「法律上許されない」

どうなんでしょう?「推定」すると言ったってねぇ。そうじゃなくて、性転換なんかしていない夫婦でも精子提供で子供を持ちますよね。その場合と同じようにすれば良いだけの話じゃないのかなぁ。私が気にしているのは、こういうこじつけと言うか屁理屈みたいな解釈で司法がなされるのはどうかと言うことです。結果としては、ちゃんと親子になれて良かったと思うのですが、それを言葉の拡大解釈で現実にはあり得ない事をあり得るとするのは無理がある。それが、公になされている。秘密保護法、一体どんな風に運用されるのでしょうね。怖いなぁ。

さて、話は全く違うのですが、以前ブログで紹介したジャズバンドのVAKENECO。見事、サウンドオリンピックで優勝しました。香子ちゃん、おめでとう!!!私は、昨晩今年最後のライブに家族でお邪魔したのですが、とても良かったですよ。皆さんも、是非聞きに行って下さいね。

適切な目標を設定していますか?

12月になると、夜の場も多くなりますよね。私は、先週は火曜日から6連投。流石に、体力的にはちょっときついですね。しかし、今年1年を振り返ったり、来年のお話をしたり、プライベートの話をしたり・・・楽しい食事ばかりで、沢山活力を頂く場になっています。先日は、コンサルでお邪魔しているお客様のプロジェクトチームの皆さんと忘年会をしたのですが、設定していた目標を見事クリアしたお祝いも兼ねた忘年会で、とても楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

組織が一丸となれば目標は達成できる
皆で取り組んでいた目標は、ある製品の生産工程における生産性40%向上。こりゃまた高い目標を設定しましたなぁ、プロジェクト自体は、年初からスタートしていたのですが、なかなか思うような結果に繋がらなかったようで、私は6月からプロジェクトをお手伝いすることになりました。その段階で、具体的にどのように進めるべきかは皆さんと話したのですが・・・夏になってもなかなか結果が出ず、ミーティングで問題点を議論していても担当者は暗い表情。次にどのような改善を行うかの議論をしても、その改善で結果に本当に繋がるかどうかが見えない。これではいけないと言うことで、原点に立ち戻って設定した目標の意味、その達成に向けてメンバー全員がどうプロジェクトに関わるべきか、絶対に目標を達成するために日々行わなければならない取組が何かを皆で話し合い、実行に移しました。そこから、メンバー全員のプロジェクトに取り組む姿勢も表情も変わったように思います。現場での工夫の仕方を皆が自発的にアドバイスするようになっただけでなく、調達する部材の変更、変更に伴う生産方式の変更、工程の組み換えなどなど・・・様々な角度からの改善をメンバー全員が各々できることを考え、協力して実行するようになったのです。その結果、10月ぐらいには大分改善が進み、最終的には生産性48%向上を達成できました。

ストレッチ目標を設定する
この取り組みで良かったことは、勿論メンバーのベクトルが統一されて一丸となって取り組んだことがありますが、そもそもの目標が適切なレベルだったことだと思います。達成の根拠がない目標を立てていること、これは結構見かけますね。経営レベルから、全社での経営目標が出され、それを予算のように各部に割り振り、「とにかくxx%アップ必達」なんて設定されている目標です。どうやったらその目標が達成できるのか、その根拠、仮説が議論されずに設定された目標は納得感がないですから、多くの人がその目標に対してコミットしない。一方、これはあまり会社では見受けませんが、普通にやればできる事を目標としてもダメですね。それは、そもそも目標じゃない。やれば良いだけですから。個人レベルでは、こんな事も結構見受けますね。大事なのは、ストレッチ。工夫して取り組むストレッチをしっかり行えば達成できるレベルを目標として設定すべきですね。先のお客様では、競合他社の製品での生産性、異業種の生産性改善の取り組みなどを参考に、生産性を上げられるポイントと改善の手法の仮説、方向性を議論した上で、ビジネス全体で達成すべき目標とすり合わせて目標値を設定しました。後は、メンバーがコミットして切磋琢磨するかどうか。そこをやり切ったメンバーの方々は本当に素敵です。徐々に結果に結びつき、最後に目標を達成したメンバーの自信に満ちた顔、物言い、本当に素敵な場に参加させて頂きました。感謝、感謝です。

勢いのある、自信を持った組織は違う
このプロジェクトの話の落ちは、来年の目標です。皆で祝った後に、社長から

「来年は更に15%の生産性向上。そして、その手法の水平展開と他のラインでの同レベルの生産性達成!」

という目標が出されました。今、やっと達成して、お祝いをしているところなのに・・・と思ったところ、皆が目を輝かせて、「やりましょう!できますよ!」と仰るじゃないですか。皆、良い男ですねぇ。やっぱり、努力して目標を達成し、自信を持ったメンバーは違いますね。ま、これから年内で本当にその目標レベルが妥当かどうか議論しないといけませんが、これだけの自信と勢いがあると、きっと「出来ない理由」ではなく、「どうやったら出来るか」を皆で議論しますから、きっとこの目標、ともすると更に上回る目標を設定しているかもしれませんね。社長から最後に一言、「と言うことで、井上さん、来年以降も宜しくね。」と言われたのが、ちょっと引っ掛かりはするのですが。でも、このメンバーと一緒に取り組めば、今年以上の素敵な経験を共にさせて頂けると思います。今から楽しみだなぁ。

今年も、もう残すところ3週間。皆さんは、今年の目標は達成できましたか?来年、是非自分のストレッチ目標を立てて取り組んでみては如何ですか?

退化していませんか?

時計にメガネ、洋服と言った身に付けるものをIT化して行く。ウェアラブル端末が、最近は増えていますね。ちょっと違いますが、先日のNHKおはよう日本では、手袋の親指にスピーカー、小指にマイクを付けていて、手袋をしたままできる電話なんてものが紹介されていました。
手袋携帯






古い人間の私としては、「ここまで不精する必要あるのかなぁ?」なんて思っちゃったりするんですけど、皆さんはどう思われますか?

人間をサポートするITの進化
先週目にしたもっとすごいと言うか、面白かったのは、ソニーが欧米で特許を出願しているかつら型端末『スマートウィッグ』ですね。かつらですよ、かつら!ナビゲーション機能、センサー機能、プレゼンテーション機能があるそうです。ナビゲーションは、地図検索とGPSの連動により、頭皮に進むべき方向を伝えてくれる。センサー機能は、体温や脈拍などを測定して、健康管理に役立つ。プレゼンテーション機能は、もみあげを引っ張る?ことでページ送りやレーザーポインターを操作できる。(レーザーポインターは額から出るそうです。ウルトラセブンか?)その他、かつらがずれた場合も知らせてくれるそうです。(ま、これはかつらに本来必要な機能ですね。)

ウェアラブル端末ではないですが、自動車のナビゲーションもどんどん進歩していますね。最終的には、自動運転。既に実証実験も始まってろい、2020年(東京オリンピックの年ですね。)には市販化を予定しているそうです。同じナビでも、船の船舶ナビも進化しているようです。船の場合は、距離の短さだけが問題ではなく、風向き、風力、波、海流などが影響するわけで、GPSと連動して最適な航路を割り出して伝える仕組みになっています。更に、最近は積載量も最適にするためのITも開発しているようですね。スマホやタブレット、ロボットなども進化しているし、本当にITが個々人の日々の暮らしを快適にする、サポートするものになってきているのだなぁ、とつくづく感じます。

人間の力は?
「ITの進化に伴い、人間の持つ力も進化する」となれば、本当に素敵ですね。今まで振り向けていた力を他に使えるのですから、理屈としてはそうなるはずですが・・・実際は、退化している/していくのではないかと思わざるを得ませんね。皆さんも、実感していると思いますが、どんどん漢字が書けなくなっていますよね。PCが変換してくれますから。その分、何か進化したのかなぁ?90年代半ばの随分前の話ですが、お客様の営業現場でのIT化を議論している際に、お客様の部長から、

「井上さん、日々の営業実績報告は手で書かせなければだめですよ。自分で1件1件の売上を書き、それを自分で集計するから頭に入るんです。」

なんて事を言われたことがあります。一理あり!ですね。システムから、売上集計表が出てきてしまうと、「まぁ、こんなもんか」で終わってしまう人も出てくる。数字が頭に残らない人も増える。1件1件の数字を確認しながら自分で書く、合計が間違っていないか検算もする。そうすることで数字も頭に残り、人によっては何故この数字になったのかを考える。その上で、明日以降どのような活動をするか、その結果としてどういう数字を作り上げるかを考える。そこまで行って欲しいと上司としては思うわけですが、数字が頭に残っているだけでもマシですよね。若かりし頃に、ITで便利になることが全てプラスに作用するわけではないと考えさせられた思い出です。
そんな観点で今のITの進化を見ていると・・・これまで人間が持っていた運転技術とか、健康管理能力とか、色々な力を退化させてしまうのではないかなぁ、なんて思ってしまいます。便利にしすぎることも、時に悪なのかもしれませんね。これから更にITが進化し、人間の生活により深く入り込んで来過ぎたらどうなるのか?何かの天災でITが止まったり、誤作動した時、人間は自分の力で判断し、動く能力がなくなっているかもしれない。自力で考え、行動する力を失うと・・・絶滅?考え過ぎですかね。ま、ITがどんなに身近で便利になっても、頼りすぎる、依存症にならないようにしないといけませんね。
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

Blog Ranking
人気ブログランキングへ
amazon.com
記事検索
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Archives
RSS
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ