井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2014年11月

新たな目標を作れますか?

先日、初めて知って驚いた数字があります。それは、プロ野球選手の平均寿命(在籍年数)です。なんと、4.5年だそうです。1965年から2003年までは、8.25年だったそうで、この10年で『球団が見切りをつけるスピード』がどんどん速まっているとの事。契約金や年俸の高騰など、どちらかと言うと華やかな話題が報道され、注目される裏側で、実はこんなに厳しい現実があるとは・・・皆さん、どう思われますか?

目標を作る、切り替えるはどちらも自分次第
この記事を読んでまず思ったことは、「戦力外となった若者たちはどうしているのだろう?」です。そもそもプロになること自体が非常に狭き門ですよね。多くの選手は、子供の頃からプロを夢見て野球に打ち込んできたのだと思います。首になっても、好きな野球やスポーツに関わり続けられるのであれば、まだ何か新たな目標も立てられるように思いますが、コーチやトレーナー、ブルペンキャッチャーも含めた球団職員になれる方はほんの一握りなのだと思います。若くして小さなころからの目標を諦める、好きな野球が続けられなくなると言う挫折の時に、新たな目標を立てるなんて・・・物凄く辛い、本当に大変な事なのではないかと思います。「そういう厳しい世界に自分で望んで入ったのだから」と言われる方もおられると思いますが、個人的には痛みを察せざるを得ません。
一方、ビジネスの世界ではどうかなぁ、なんてこと考えてしまいました。厳しい環境下においてはリストラなどもありますが、そうやって辞める方は全体の割合からすると少ない。また、その後に同業で仕事に就ける可能性も多々ある。そもそも、余程の事がない限りは、日本の多くの企業では解雇されることは少ないですね。それより、七五三現象なんて言われるくらい、何年も在籍しないで転職して行く人達が沢山いる。「この会社でもやりたいことはあるけど、他の会社にもっと自分が本当にやりたいことが出来る会社がある」なんて前向きな転職であればOK。でも、どうなんでしょう?数値をちゃんと押さえていないから何とも言えないところがありますが、「この会社じゃ・・・」とどちらかと言うと後ろ向きの理由で転職して行く人の方が多いんじゃないかなぁ。そもそも、社会人になって何をやりたいなんて目標を持っている人自体が少ないのかもしれない。「こんな事がやれるんじゃないかなぁ」と漠然と思って入社し、そこで色々な経験を積むうちに「この仕事が面白い」とか、「こんな事がビジネス上で出来るようになりたい」なんて思うようになる人が多いのかもしれません。そうだとしたら、折角入社した会社では出来るだけ多くの事を経験し、その中で掴んだことから自分の軸となる目標を考えないといけないと言うことですね。それなのに・・・結構短期間で辞めて行く人達が増えているように思います。それじゃ、ビジネスの世界で自分にとって軸になる目標なんて、なかなか出来ないですよね。軸もない中で転職しても、明るい将来を切り開くのは難しのでは・・・なんて個人的には思ってしまいます。
しかし、先々にはもっと難しいことがありますね。「こんな風になりたい」としっかりとした軸を作って挑んでも、思ったようにそれが実現できない事が多々ある。追い続けるのも一つのやり方ですが、どこかのタイミングで切り替えて新たな目標を立てるのも一つのやり方ですね。ビジネスの世界で難しいのは、多くの場合これを自分の判断でやらなければいけないということだと思います。怠けずに仕事をしていれば首にはならないので、ずるずるやり続けることもできる。「このままやっても無理だ」と自分で踏ん切りをつけない限り、挑み続けることは出来る。簡単に諦めてはいけないですが、実現できな夢に縋り続けるのも・・・難い問題ですねぇ。しかし、やはり時にはどこかのタイミングで決断しなければいけないのでしょうね。自分はどうかなぁ?どこかで、そんな風に目標を切り替えたことがあるのだろうか・・・なんて考えてしまいました。(実はあるのですが、内緒と言うことで。)今後はどうなんだろう?年と共に残された時間が短くなるわけですから、自分なりにどのような段階でチェックしなければいけないかを考えておかないといけないのでしょうね。

雇う側の責任は?
プロ野球の話からちょっとそれましたが、この記事からもう一つ考えたことがあります。それは、雇う側の責任に関してです。在籍年数が4.5年となると、高卒なら23歳ぐらい、大卒なら27歳ぐらいで戦力外となっているわけですよね。若いですねぇ。まだまだ、これから鍛えようによっては伸び代がいくらでもあるようにも思います。49歳でも現役の中日の山本投手は例外かもしれませんが、選手寿命は以前より延びているのではないでしょうか。何で、こんなに若くして切り捨ててしまうのでしょう?ドラフトでは、毎年80人ぐらいの選手が指名される(今年は104人)そうですが、そもそもこの人数が多過ぎるのではないでしょうか?ものにならなければ首にするという厳しい環境に追い込むのですから、そもそも採る時に「本当にプロで通用する」と確信を持てる人材を採るべきなのではないと個人的には思います。学生野球や社会人野球だけで、一生懸命やって来たけどプロ野球選手にはなれなかったというのであれば、まだ新たな道に進むのもやり易いと思います。それを、とりあえず雇っておいて、ちょっとやってダメだったら首なんて・・・ドラフト候補に推薦した人、指名を決めた人はどんな責任を取っているのでしょう?採ったからには出来ることは何でもして育てる、そういう取り組みが不足している気がしてなりません。(ドラフト指名6位以下の投手は、約半分が1軍のマウンドにも立てずに選手生命を終わるようです。
ドラフト1位指名の勝利数
一方、これもビジネスの世界ではどうでしょう?最近は、景気も回復し、売り手市場になっているようですね。個人で多数の内定をもらえる人が増えているとか。新卒採用の枠を広げている企業も多く、予定人数を採用できない企業も増えている。そんな状況で採用された若者は、また景気が悪くなった時にどうなるのだろう、と余計な心配をしてしまいます。企業としては、雇ったからには一人前にするための取り組みをしっかりやる責任があると思うのですが、そっちは大丈夫なのかな?一方、雇われた側も、自分で努力し、勉強し、自分なりの軸となる目標を立てて取り組む必要があるのですけどね。どちらも足りないと・・・悲観的に見ると近い将来また暗い時代が来そうな気がするのですが・・・さて、皆さんはどう思われますか?

積み上げてますか?

今年は、全くと言って良いほど話題になっていないボジョレー解禁の翌日(先週の金曜日ですね)、我が社では毎年恒例の「ボジョレーの会」と銘打っている親睦会を開催しました。会社の期首の懇親会なのですが、お客様やお取引様を中心に毎年70-90人ぐらいの方々小さな事務所にお越し下さいます。今年は、KTの20周年、シンスターの6周年だったのですが、恒例の方、今年初めてお越し頂いた方、沢山の方々ととても楽しいひと時を過ごしました。しかし・・・KTはもう20年、一体自分は何をやってきた、何か積み上げてくることが出来たのかなぁ、なんて翌朝から考えてしまいました。

沢山の『師』が育ててくれている
こんな事を考えたきっかけは、1番乗りでお越し頂いた創業時からお世話になっている大先輩との会話です。
「20周年、おめでとうございます。いやぁ、20年も続いて本当に素晴らしいですね。」とお祝いの言葉を頂いたので、「いえいえ、とんでもない。皆さんのお蔭で何とかやって来れてきただけです。自分達なんてまだまだはなたれ小僧みたいなもんです。もっと、もっと精進しないと」と返すと、「その腰の低さが素晴らしい!20年もやってくると・・・」なんて、とても、とても嬉しいお言葉をかけて頂きました。嬉しいと感じつつ、この「腰を低く」は創業当初に最初の仕事でお客様の経営陣の一人から御指導頂いた事だとその時思い起こしました。
創業最初の仕事で、お客様先でコンサルティングをしていた我々は、本当にただ突っ張っているだけの若造でした。その若造に、お客様のある経営者が、

「あなた達は、頭は良いのかもしれない。しかし、それを全面に出しているようでは駄目です。ビジネスをやって行く中でとても大事な事は、『腰を低くし続ける』ことですよ。

と教えて下さいました。その言葉、ずっと念頭に置き続けてビジネスをやって行こうと心掛け続けてきたつもりです。その観点からお褒めの言葉を頂いたことは、私にとって本当に嬉しい事でした。そこから、ちょっと思いを巡らすと、これまで本当に色々な方々から素晴らしいご指導を頂いて、自分達は多少なりとも成長してくることが出来たのだなぁと改めて認識しました。これまでに周りの方々から頂いたご指導を、いくつか紹介しますね。

「何か物凄いことを書こうとしてはいけない。1行で良い。1行で良いから自分なりの考えを足しなさい。それが、あなたの付加価値ですよ。」

これは、随分前の事になりますが、私が大学生の時に論文を書くに際して教授から頂いた言葉です。これまでに私よりずっと優秀な学者の方々が研究を重ねているのだから、まずはそれをしっかり押さえることが重要だということ。その上で、1行でも良いから自分の考えを足すことができたら、それで十分な付加価値だと教えて頂きました。この教えも、ずっと念頭に置いています。ビジネスの世界でも、これまで私なんかよりずっと優秀な方々が色々な試行錯誤を繰り返して多くの事を創り出してきている訳です。私なんかが新しく考えられることなんか、殆どない。これまでの様々な取り組みをしっかり勉強して、そこに一つでも、ちっぽけな事でも何かを加えることができたら、それが自分の出せる付加価値なのだと常に考えています。

「驕りがある。」

この言葉、痛かったですねぇ。30代半ば過ぎ、会社の方も多少順調になり、お客様先での仕事も相応にご評価頂けるようになってきた頃の話です。プロジェクトの最終報告会も上手く行き、その打ち上げの席でこれまたお客様のある経営者の方から言われました。色々と上手く行き、少し自信も出来て来ていたのでしょうね。それが、表に出ていたのだと思います。「世の中はもっと広いんだぞ。君が考えたぐらいの事では、まだまだ十分ではない。そんなちっぽけな自信、捨ててしまいなさい。」と言われた気がしました。奢らず、常に切磋琢磨する姿勢を持たないといけないなぁ、と考えるようになりました。

「仕事を難しくする。」

これは、40歳の頃に一緒に仕事を作っていた企業のマネージャーの方から頂いた言葉です。私としては、お客様に付加価値を出すためにはどうすべきかを、私なりの理屈で考えてやっていたつもりでした。しかし、一緒にやっている方は、所属してる企業の方針もあれば、仕事の仕方、収益を出すための考え方もある。私には、その観点が抜けていたのですね。勿論、最優先に考えなければいけないのは、お客様に提供する付加価値です。ただ、その付加価値を出すために、一緒にやっている人が納得してともに取り組めるようにしなければ、チームとして機能しない。そんな事も考えられなかったのですね。

「教えようとする。」

40代半ばでしょうか。徐々に年も重ねてきたという意識でもあったのかなぁ。「こう考えたら、こうやったら」と自分の考えを話してしまう傾向があったのだと思います。しかし、周囲の人の育成を考えたら、自分で考える癖、工夫する癖を付け、スキルを伸ばしながら結果を出せるようにしないといけない。ある経営者の方から、「上に立つ者は、もっと周りの人に本当にプラスになる事を考えた言動にしないといけないよ。」と教えて頂いたように思いました。

他にも、もっともっと沢山のご指導を頂いてきたのですが、切がないのでこれぐらいにしておきますね。こうやって振り返ってみると、多くの『師』に囲まれ、仕事を通じて多くの勉強をさせて頂いたのだと改めて実感します。お客様に育てて頂けるなんて、私は幸せ者ですね。こういう教えを常に念頭に置いて取り組んでいるつもりなのですが・・・どうなのでしょうね。少しは、自分自身にも積み上げてきたものはあるのかな、と思います。(そうでなければ、ご恩に報いてない事になってしまいますものね。)

人の輪、繋がりが唯一誇れるもの
ま、個人的なことも大事だとは思いますが、こういう事を改めて考えてみると、「積み上げてきたもの」としては個人的なものなんて大したことではないんじゃないかと思えてきました。それよりも、もっと、もっと大事なものは、集まって下さる皆様なのではないかと思います。師走に向かい忙しくなってくる中、毎年本当に多くの方々が立ち寄って下さいます。大したおもてなしもできないのですが、皆さんボジョレーを楽しみながら寛いで頂けているように思っています。そこには、お客様同士の新たな出会いもあります。そして、帰り際に笑顔で「ありがとうございました。楽しかった。来年も誘って下さいね。」と言われるのが何よりの喜び。こういう人の輪、繋がりが作れたことが、これまで私とパートナーの有江君、そして社員の皆が「積み上げてきたもの」なのではないかと思います。まだまだ、小さな輪かもしれませんが、それでも私が唯一誇れるものと思います。これから、こういう繋がりをもっともっと大きくして、日本に、そして社会に貢献できるようにならなければと、思いを新たにしました。

何かに『反対』する時、どうしますか?

先週オーストラリアに出張していたのですが、ネットで新聞を読んで「解散・総選挙」の機運が高まっているという記事を読んで、正直驚きました。また政治の空白を作り、お金を浪費するんですね。日本の政治家は、一体何をやっているのやら。報道では、「支持率の高い今、国民の信を問う形で政策の信任を得ようとしている」なんて書かれていますが、本当に『支持』何でしょうか?私には消去法でしかないように思えるのですが、皆さんはどう思われますか?

反対する時の論点は?
今回の流れは、皆さんご存知のように消費税増税ですね。解散を口にした後、安倍首相と言うか自民党も増税の延期に舵を変えそうですが、そもそも政治家の皆さんの議論って、議論になっているのかなぁなんて思ってしまいます。片や、今の国家財政と今後を考えると増税止む無しという主張ですね。片や、現在の経済状況を考えると、来年10月の消費税増税には反対という主張ですね。ここで、私が個人的に思いっきり気になるのは、反対を主張する野党の議論です(自民党にもおられるようですが)。どうも納得感がない。何ででしょうね。こういう事は、「何かに反対の主張をする時」に共通の事なので、私なりにちょっと整理してみますね。(ただ、私が無知なだけで、反対派の方々が仰られている事を知らないだけかもしれません。その際は、平にご容赦下さい。
まず、反対の根拠が明確でない。どうも感覚論と言うか、「なんとなくそう思う」事を言っているようにしか見えません。8%への消費税増税後、生活が苦しくなっている人も確かにいる。特に地方など、経済の持ち直しが遅れているところもある。一方で、勝ち組も沢山いますよね。上期に最高益を更新した企業も沢山あるし、収入が増税率を超えて増えている人もいる。そういう事実には目をつむり、自分達に都合の良い事実しか見ていない。更には、こういうファクトから、結局消費税を10%にしたら一体どうなるのかの仮説が具体的でない。10%増税により、最も悲観的なシナリオではどうなるのか、最も楽観的なシナリオではどうなるのか、そのシナリオが現実のものとなる確率は?そういう事をしっかり分析すると「来年10月の増税はやってはいけないのだ」という結論にならざるを得ないという事を、分かり易く説明している政治家は・・・皆無ですよねぇ。
次に、こっちの論点がもっと大事だと思うのですが、「代替案」がない。これは、非常によく目にすることですが、兎に角「反対」だけを主張する人っていますよね。だったらどうしたら良いのか?来年10月に消費税を増税しないとしたら、具体的に税収アップをどうやって図るかの案を具体的に出さなければ、駄々っ子と一緒ですね。現在のイシューは、日本の財政のあり方ですね。少子高齢化が進展する成熟社会でも発展していける社会、国民が安心して生活して行ける社会を如何に築くか、そのための国家財政は?を議論している訳です。増税しなくて済むのであればそれに越したことはなく、そんな素晴らしい実現可能な代替案を作ってくれたら、皆その方を支持しますよね。ただ、それは本当に難しい。だから、消費税増税を議論している。(ま、勿論その前に国会議員削減や議員の経費の適正化など、やるべき事も沢山ありますけどね。)そもそも、消費税増税は手段に過ぎない。その手段に反対するのであれば、他の方法、もしくは消費税増税の他の実施方法を具体的に、ファクトに基づき提案してくれなければ、納得感は醸成できませんよね。
つまりは、

イシューを特定して、
そのイシューに対しての主張を聞き手が納得する論点を考え、
その論点に毎に必要なファクトに基づいて自分の考えを展開する


という事をしないと、納得感は生まれない。政治家の皆さんも、クリティカル・シンキングを勉強し直した方が良いのかもしれませんね。安倍首相の消費税増税の(延期)実施に関しては、生活に困る人やビジネスが立ち行かなくなる企業に対しての対応策も含め、『消費税を増税しても大丈夫』という論点が脆弱なので、諸手を上げて賛成とは言えないわけですね。しかし、何らかの形で税収を上げないと国家財政が破たんする可能性が高い事は、多くの方が理解している。だから、『消去法的』に現政権の支持と言いうことになるのだと思います。これで、良いんですかねぇ?

「他の選択肢を考えるべき」の意思表示ができる仕組みがあっても良いのでは?

今、解散・総選挙を行ったら、恐らく自民党が勝つのでしょうね。で、安倍首相は「国民の信を得た」と言って国政の舵取りを行っていくのでしょう。ただ、私としては、これは国民の積極支持ではなく、消極的支持だと思うわけです。そうだとしたら・・・何か別の方法があって欲しいなぁなんて思うわけです。まず、選挙に関してですが、立候補者を誰も支持しないという意思表明、これは出来た方が良いのではとずっと思っています。今の制度では、誰かに投票しなければいけない。そうではなくて、投票に行って「誰も支持しない」を表明させて欲しいなぁ、という事です。で、立候補者不支持票が全体の過半数を超えたら、その選挙区は選挙やり直し。どうですか?そんなことやったらいつまでも選挙の繰り返しになるって?そりゃそうですよね。だったら、という事で次に代替案。全立候補者不支持と一緒に、議員に相応しいと思う推薦者の名前も書いておくっていうのはどうですか?日本も、今や裁判員制度を採用し、お国のために必要な負担を国民が分担する時代になっている訳です。だったら、国政も同じような仕組みを考えてはどうでしょう?ただ、皆が異なる人を推薦し続けたら、これも形にならない。そうなると、誰を推薦するかの推薦活動なんて事を期間を決めてやった方が良いかもしれない。(どの時期にどうやるかはちゃんと考えないといけないですけどね。)誰をどういう理由で推薦するかを選挙事務所に提出して、それを公示する。立候補者が不支持になった場合は、その情報から投票を行って政治家を選ぶ。そんな制度があったらいいなぁ、なんて夢みたいなことまで考えてしまいます。実現性がほぼないですけどね。ただ、ここで言いたいのは、自分ではやれない、代替案もなかなか出せないという人に、「立候補者は不支持」という事だけでも表明する機会が、国政のような場には必要なのではないかという事です。社会や企業のコミュニティ運営と言った、公共性を伴うような事にもやはり同じような事が言えると思うのですが、皆さんはどう思われますか?

話しは全く変わりますが、錦織選手、惜しかったですね。ゲームの後の寝付きが悪かったこと。第3セットのスコアは6-0ですが、内容的には勝てる試合だった。第3セットの1stゲーム、見ている側からも悔や まれます。しかし、勝負にいっての結果だから、仕方がない。やっぱり、トップレベルで勝つというのは本当に難しい。私なんかの想像を遙かに超えている。きっと、紙一重の差なんでしょうね。でも、世界No.1と 互角に戦えるようになった錦織選手は本当に素晴らしい!来年に期待ですね。

ひとつの事をどれぐらい考えますか?

先日、NHKを見ていたら、「へぇ〜」と思うニュースが流れていました。それは、アメリカ海軍がアシカを飼っているという話なのですが、皆さんはご存知でしたか?(NHKのサイトにその画像が掲載されているので、興味のある方はどうぞ。)アシカは水中で速く泳げて音にも敏感、その能力を活かして水中の不審人物に手錠ならぬ足輪?をかけるそうです。凄いですねぇ。アシカは、賢い!こんなニュースを見て、皆さんはどんな事を考えますか?

その場で考えてみると
私がその時直ぐに考えたことは、「これって動物虐待じゃないのかなぁ」なんて事です。軍事訓練でも、本番でも、アシカが投入される海はそのアシカが育ってきた環境とはまるで違う環境ですよね。優れた能力を持っているからと言って、アシカにそんな過酷な事をして良いのでしょうか?日本の捕鯨には、あんなに批判的な報道が多くなされるのに、これは許されるのか?「捕って殺して食べるのとは違う!」なんて反論が直ぐにされそうですが、生かして過酷な状況での行動を強いる方がもっと残酷では?私としては、そんな事を何となく考えてしまいました。

ちょっと時間をおいて考えてみると
一方で、「アシカってこんなに賢いんだ」なんて思ったものですから、個人的にはちょっと引っ掛かってお風呂に入っている時にまた考えてしまいました。軍事で「利用」するなんてニュースだったから個人的には否定的に捉えてしまったのですが、あのアシカの能力を人命救助に活用したらどうなるでしょう?日本でも、毎年夏になると「水の事故」が数多く報道されますよね。溺れている人を助けに行って、命を落としてしまう方の痛ましいニュースも沢山耳にします。こういうところで、アシカが活躍してくれたら・・・素敵ですよね。海水浴場など入り色な場にアシカさんを配備し(勿論、ちゃんとお世話しなければいけませんが)、誰かが溺れていたらサッと泳いで行って浮き輪を渡す、そんな風に活躍してもらったら素敵なんじゃないかなぁ、なんて個人的には思いました。

連想ゲーム的に考えてみると
先週、そんな事を考えてみたものですから、このブログで紹介しても良いかなぁ、なんて思ってもう一度このことを考えてみました。で、ちょっと考えたことは、やっぱり「強みを活かす」って大事だよなぁ、なんて事です。水中で泳ぐ能力、音を聞く能力は、人間よりも、現存する機会よりもアシカの方が上なわけです。だから、軍事にも活用されてしまっている。アシカのそういう強みに気が付いた人が、その能力を伸ばして利用しているわけですね。強みに気が付く、その強みを伸ばすと、「へぇ〜」と感心するような事が出来るのだと思います。では、翻って自分はどうか?本当に自分の強みを分かっているのかな?その強みを伸ばすために、何かやっているのかな?う〜む、疑問ですね。周囲の人に対しては、どうでしょう?その人の「強み」を本当に見にいっているかなぁ?どっちかと言うと、弱い部分に目がいっているんじゃないかなぁ?それじゃ駄目だよな、なんて反省しきりとなって今いました。(次には、じゃどうするかを考えないといけませんね。

時間をおいて「時々」、「ちょっと」考えることの大事さ
アメリカ海軍のアシカの話からクチャクチャと書きましたが、結局何が言いたいかというか、何を考えたかというと、やっぱりひとつの事をしっかり考えるのは大事だなぁ、という事。何も、長時間考えることが大事だと言っているわけではないので、誤解のないように。人間、何かの事実を見たり聞いたりすると、最初はけっこう「直接的」な考えをすると思うんですよね。で、時間をおいて考えてみると、結構それが「広がったり、深まったり」する。更に考えて行くと、「直接的には関係ないが、自分にとってその事象から考えるべき本質」みたいな事にまで行きついて、考えたりする。時間をおいて、「ちょっと」考えることって重要だなぁ、なんて改めて思った次第です。

お天道様に顔向けできますか?

最近は、野球好きの私でさえ日本のプロ野球はつまらなくなったと思っているのですが、今年の日本シリーズ最終戦はたまたま家にいたのでちょっとだけ見ました。その結末ですが、ご存じの方も多いと思いますが、何とも後味の悪い幕切れ。阪神西岡選手の守備妨害でホークスの優勝決定。明らかな守備妨害なのに、つまらない抗議をするのでそれが終わるまで胴上げもできない。本当に見苦しい、野球選手の再興の時を汚す振舞いだったように思います。

プロはプロらしく
我々はビジネスの世界でのある意味プロであり、プロ野球選手は勿論野球のプロ。我々も、同様にプロらしく仕事をしなければいけないと思った次第なのですが、その話の前に日本シリーズの場面と西岡選手のコメントについてちょっと触れておきますね。まずは、守備妨害のシーンをご覧下さい。

野球規則(規則6.05(k))によると、一塁に対する守備が行なわれているとき、打者はファウルラインとその外側に引かれているライン(スリーフットライン)の間を走らなければいけないとの事。つまり、送球を妨害してはいけないわけですね。しかし、西岡選手は明らかにファウルラインの内側を走っています。プロですから、まさかこのルールを知らないわけがないですし、知らないでは済まされないでしょう。ま、最悪の打球となったため、「ばれなければ・・・」であのように走ったのでしょうね。プロのスポーツマンとして如何なものでしょう。しかし、本当に後味を悪くしたのは、試合後の西岡選手のコメントです。

「故意で(送球の邪魔を)できるはずがない」

このコメントは頂けませんね。ま、下を見て走っているわけではないので、百歩譲ってラインは意識できないとしましょう。しかし、西岡選手は一塁を見て走っている。守備をしているプレーヤーが送球を受けようと構えているグラブの位置も見えている。それは、明らかにグラウンドの内側・・・せめて「ノー・コメント」であって欲しかったですね。「勝利のために」という一心から取った行為であれば、理解できないわけではない。曲がりなりにもプロとして、この行為、このコメントはあってはならないものとしか言いようがないですねぇ。「喝!」ですね。

お天道様に顔向けできる仕事をしろ!
さて、今度はビジネスの話。我々もビジネスのプロなのですから、商法は勿論、社内規定や業界のルールなどは守って当たり前。更に、ビジネスマンとして、そして人間として守るべき倫理もあると思います。私の存じ上げるある大企業の経営者が、一時社員に向けて「お天道様に顔向けできる仕事をしろ!」と仰っていました。その企業は、その頃業績が低迷し、売上・利益を追いかけるが余り、お客様へのサービスがおざなりになっていたのです。契約上はやらなくても良いことがある。製品・もしくはサービスを購入したお客様が後々困っても助けない。その時お金になる事を優先する。それでは、Going Concernとしての企業はいつか立ち行かなくなる。それをよくよくご存じの経営者なのだと思います。それを、「お天道様に顔向けできる」と表現したところが、私には物凄く印象に残りました。その企業ですが、その後しっかりとしたサービス体制を整備し、1年後にはV字回復をたどる事になりました。素晴らしいですね。
如何ですか?皆さんは、「お天道様に顔向け」できますか?(きっと、出来ますよね。)フェアに、人に望まれることをやる、その時だけのお金を追いかけない。そういう姿勢が大切なのは分かりますが、時にはねぇ・・・だって大変ですから。しかし、その大変な事を愚直にやっていると良いことが必ずあると思います。手前味噌になるのですが、私も先日人生初の経験をしました。あるお客様にお願いされた仕事を社のメンバーとやったのですが、お客様と約束していた金額を請求した時に物凄いことが起こりました。お客様の代表から、「あの短期間であそこまでやって頂いて、この金額では申し訳ない。心ばかりだが15%上乗せしてお支払したいので請求書を書き直して下さい。」と言われたのです。正直、びっくりなんてものじゃありません。値引きを交渉されるのであれば、まぁ分かるのですが、支払いの際にもっと払いたいなんて。お客様の事を考え、最後の最後までしっかり取り組んでくれた我が社のメンバーの気持ちが通じたのだと思います。嬉しいですよねぇ。やっぱり、「お天道様に顔向けできる」やり方を貫いて仕事をすると、良いことがあるのだと実感した瞬間でした。これからも、我が社ではこの姿勢を貫いて行こうと思います。

さて、蛇足が2つ。一つは、今月の日経の「私の履歴書」は前コマツ会長の坂根氏ですね。コマツをキャタピラーに負けないグローバル企業に躍進させた立役者ですね。以前、コマツはITメディアエグゼクティブで連載しているコラムでも取り上げましたが、初回からその辺に触れておられてとても楽しみです。良かったら皆さんも目を通して下さいね。2つ目は、ホークスの秋山監督に関して。まだお若いのに、自分で今期限りと言う区切りを付けて臨んだ日本シリーズで、フェアプレーで戦って優勝!本当におめでとうございます。有終の美を飾れて良かったですね。またグラウンドに戻ってこられる日を楽しみにしています。
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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