井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2018年01月

実効性はありますか?

天気予報、流石ですねぇ。見事に、先週の月曜日は関東地方でも大雪となりました。北区に御苦労された方も多いのではないでしょうか?雪による交通事故も666件も発生。(オーメンと同じ、嫌な数字ですねぇ。山手トンネルでは、10時間もの大渋滞。前週からあんなに天気予報で騒いでいたのに、何でこんなことになっちゃうのでしょうねぇ?

ノーマルタイヤで反則金/罰金を取られた人はいるのか?
関東で大雪が降るといつも同じような光景となるわけですが、これに対する道路交通法と地域別の公安委員会が定めた施工細則があるんですね。知らなかった。東京都の場合は、

東京都道路交通規則 第8条第6号
積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること。


と定められているとの事。つまり、ノーマルタイヤは同法違反なわけで、反則金は5~7千円、刑事罰となった場合は5万円以下の罰金だそうです。で、気になったのは、先週この反則金を払った人がどれだけいるのか。この違反切符切られたら、かなり頭に来そうですが、法律は法律。で、ググってみると・・・こんな話出て来ないですねぇ。法律があるという記事は出て来るのですが、違反者の数も、違反を取られた人の話も出て来ない。法に則って取り締まったらかなりの違反金がとれると思うのですが・・・。履行されない法律だったら、無駄ですよねぇ。今後は、立ち往生も罰金の対象とする議論もなされているそうですが、この議論時間の無駄にならないんですかねぇ。

物価上昇率2%は実現するのか?
実効性のある・なし、そんな観点で先週他に気になったのは、日銀が掲げる「物価上昇率2%」の話。欧米中央銀行が金融緩和縮小に動く中、日銀総裁の黒田氏は、

2%の物価安定目標にはほど遠い、粘り強く緩和を続ける

と語ったとか。この目標、皆さんはどう思いますか?私は、天変地異でもない限り、無理だと思います。多少の賃上げが実現しても、金融マーケットで潤う人がいても、難しいでしょうね。運輸業界では、盟主のヤマト運輸が値上げに踏み切った結果、業界の主要プレーヤーが値上げを実施しましたが、それは人材難の問題があるからこその話ですよね。これだって、ドローンや自動運転車による配送が現実のものとなったらどうなるか分からない。自動化されますもんね。他のものはどうか?円安が極端に進めば、為替変動で高くなるものもあるでしょうけど、それもどこまで波及することやら。そもそも、消費者が1円でも安くを求めており、それを受けてネット通販が安さで競い、その情報が瞬時に広がる今の世の中。どこかのメーカーが値段を上げようものなら、そこを突いて少しでも価格を安くしてシェアを奪おうとする競合が多数ひしめく競争環境。こういう環境下でゆるゆると賃金を上昇させたって、物価が上がるとは私には思えないのですが・・・そんな実効性のない目標を掲げ続けて国の大事な政策を司っていくのは、どうかと思うのですが。

こう考えると、やっぱり「実効性」って大事ですよね。これは、企業や個人でも同じ。ルールや目標は、実効性がなければ意味がない。環境変化に対応するための制度改革、夢を実現するための目標、共に実効性が全くないものであれば、作る意味がない。私の今年の目標は・・・、自分に課したルールは・・・再点検が必要ですね。

こんな大雪、逗子では珍しいので雪化粧した風景をパチリ。動くのは大変ですけど、眺めるのは良いですね。木曜早朝の富士山も、いつもより沢山雪をかぶっていて、これもまた綺麗でしたよ。
201801大雪

勉強していますか?

「今年は、ここにお集まりの皆様全てにとって、とても重要な年なのです。」
毎年恒例でお客様が向島で開いて下さる芸者さんをあげての新年会、代表の挨拶がこんな言葉から始まりました。「全員に?」、どんな意味があるのでしょう?皆さん、お分かりになります?

過去を断ち切り、新たな「繁栄」を創り出す年
今年は、60年に一度の「戊戌(つちのえいぬ)」の年なんだそうです。
戊戌
そもそも、十二支は知っていますが、干支はそこに陰陽五行を掛け合わせて60通りあるなんて知りませんでした。で、今年ですが、戊は「勢い良く葉が茂る様子を表し、繁栄を意味する」、戌は「終焉・滅亡・終わりを意味する」そうで、

大いなる繁栄を意味する十干の「戊」と、滅亡を意味する十二支の「戌」が、「比和」という関係によってその威力を最大限に強めつつ、でもどちらに転ぶかは不安定な境界線上にある

とのこと。で、この方のお話ですが、60年前、120年前はどんな年だったかをまず引き合いに出されました。1898年には、これまでの藩政から脱却し、初の政党内閣である第一次大隈内閣が誕生した年。1958年には、皇室が初めて民間から皇太子妃を迎え入れた年。巷では、巨人軍の川上哲治が引退し、長嶋茂雄が入団、王貞治が入団を決定した年。つまり、これまでのスキームを断ち切って、その後の反映に繋がる新たな取り組みが始まった年ということですね。で、1958年に他にはどんなことがあったかと言うと、東京通信工業がソニーに社名を変更、スーパーカブ発売、自動車を大衆化し、日本に自動車産業を反映させるきっかけとなった「スバル・360」発売・・・などなど、日本の高度経済成長を支える大きな出来事が、この年に起こっています。いやぁ、良い話を聞かせて頂きました。今年は、どんな年になるのでしょうね?世界や日本もそうですが、私自身にとってもどんな年になるか、すべきか、なんて事を改めて考えるきっかけを頂きました。世の中の変化は早く、後から振り返るとビジネスの世界では今年はAI元年と言われるような年になる気がします。人の働き方、付加価値を創り出す仕組みも大きく変わるのでしょうね。そんな時に自分は何をすべきか、ちょっと遅めの新年会でもう一度じっくり考えるべきと気付かされました。

勉強しないと!

もう一つ思ったことが、この方はやっぱりよく勉強しているんだなぁ、ということ。周りの方にも聞いてみたのですが、誰も「戊戌」なんてご存じありませんでした。勿論、こういう場で挨拶をするに当たり、何を話そうかお考えになった事とは思いますが、それでもやっぱり普段からこういう事を考えて、勉強されているのだと思います。私は、意志が弱いからなぁ。どうしても、自分にとって楽しい事、遊ぶ方へ流されてしまいます。もう少し、ちゃんと勉強もしないとですね。反省です。しかし、人の習慣はそう簡単に変わらないので、どうやったら自分を変えられるか、工夫しないとですね。頑張ってみます!

違和感を大事にしていますか?

「今の世界は、終焉を迎えようとしているよう見みえる」、ヨーロッパの人がこんなコメントをしているのを正月の報道番組で見ました。(確か、サンデーモーニングだったような。)この番組では、世界各国の市民にインタビューをして、今の世の中をどう見ているか聞いていたのですが、欧米のみならず、中国、韓国や中東の人達も一様に悲観的なコメントをしていました。そのようなインタビューを元に、アメリカファーストを標榜するトランプ大統領の問題、イスラムの問題、北朝鮮の問題などを取り上げ、今世界は危機的な状況を迎えていることを議論していたのですが、皆さんはこのような世界の状況、ピンと来ますか?

肌感覚がないと実感が湧かない
個人的には、なかなか難しいなぁと思いました。韓国の方だったかな、「今はもう戦時下のような気がする」と仰っていましたけど、日本にはそんな雰囲気無いですからね。「トランプ大統領が『エルサレムをイスラエルの首都と認める』と発言してから起こっている暴力、世界を分断している」と中東の方が仰っていましたが、そんな危機感は日本では感じられない。移民の問題にしてもそう。肌感覚のない我々日本人にはピンと来ないんじゃないかなぁ?番組自体はとても良い内容だと思ったのですが、何か違和感。こう言う番組だけで取り上げても、そういう危機感が政治家にも感じられないから、政治的なメッセージや行動がないのも問題なのかな。世界をリードしていく国々の中で、何だか日本だけ取り残されている、あるいは浮いているという危機感を感じたりもしました。似たような光景って、ビジネスの世界でも良く見かけますね。「うちの社員には、危機感がない」なんて。それは、社員が肌でそれを感じられるような言動や事実認識がないからなんでしょうね。そういう所から生まれる違和感を何とかしないと、危機が現実になった時に狼狽するようなことになるのでは。一方、自分から肌感覚を持てるようにアンテナを立てたり、行動したりしないといけないとも思います。私も、「茹でガエル」にならないように、もっともっと身の回り、そして世界の動向に敏感でいようと心新たにした次第です。

話は全然違いますが、今の日本は年末、そして正月を肌で感じられるようなものが減りましたよね。私が子供の頃は、年末年始は本当に年に一度の違った世界。家には国旗を掲げ、着物姿にお節料理、お年玉に凧揚げ・・・お店はみんな休んでいて、日本中で正月を祝っていたように思います。「普段と大して変わらない」じゃ、つまらないし、季節の変化への肌感覚が鈍りますよね。自分の子供には、少しは昔と同じような感覚を持ってもらおうと、我が家では家内がお節料理を一生懸命用意してくれ、初詣も家族で楽しみました。2日は、私の実家で姉家族と一緒にワイワイガヤガヤ。「正月を祝うって、いつもとは違うんだ」という感覚を息子も持ってくれると良いな。良き文化が無くなる事への違和感も大事にしたい、そして良きものを残すようにしたいですね。
2018正月

偶然?それとも必然?

「人と出会うのは必然、その後縁が続くのは偶然」、昨年末に出会った人からこんな言葉を頂きました。私は、出会いは本当に偶然が重なりあって生まれるもので、その後縁が続く人は続くだけの理由があり、それが必然と思っていたのですが、皆さんはどう思われますか?

解釈は色々
今回の出会いは、年末の家族での北海道旅行。小樽でお世話になったオーベルジュ御宿櫻井&味の栄六の大将と女将さん、そしてお世話になった皆さんです。大将の言葉で今回の出会いを考えてみると、
・私と家族の趣味趣向や可処分所得→北海道旅行で泊まりたい宿候補
・対象や皆さんがターゲットとしているお客様層
これが合致したから、今回の出会いがあった。確かに、こう考えると今回の出会いはある意味必然なのかも。学校や仕事、旅先で出会う人、皆同じかもしれませんね。その後、縁が続くかどうか。互いの気持ちも大事ですが、その時の状況によって付き合いが続くかどうかが変わってくる。縁が続いたとしたら、それは「たままた」。こういう解釈も成り立つんだなぁ、なんて感心しました。数多いる人の中でたまたま出会った(偶然)、そして意気投合する人の縁が続く(必然)、という解釈も当然成り立つと思います。どちらもあり。しかし、一つの事象も見方によって解釈は変わる。一方からの思い込みで物事を見てはいけないなぁ、なんてたいしょう大将に頂いた言葉からつくづく考えさせられました。

縁を大事にする
一方、この年末の出来事から、改めて今年の抱負にしたことの一つが「縁を大事にする」です。素敵な出会いを大事にすれば、人生は本当に豊かになりますからね。我が家では、小樽の大将は北海道に新たな親戚ができたぐらいに思っています。お世話になった間は、オーベルジュと言うだけあって、北海道の味覚を堪能させて頂きました。ウニ焼き(ミディアムレアがたまらんかった)や毛ガニ甲羅焼き、アワビは勿論のこと、たちかま、マスコ、特製キンキの漬物(ニシンの代わりにキンキを使用)・・・朝は粕汁を温めてくれて、本当に美味しいものをご馳走になりました。(あの宿泊費では、とても考えられないお料理です。息子は、お礼に朝の雪かきを手伝っていました。)更に、洞爺湖に向かう日には電車の中で食べるようにと、お稲荷さんまで用意してくれて。帰ってきたら、正月にはご挨拶のお電話まで頂き、本当に素敵な縁に恵まれました。こういうご縁、本当に大事にしたいですね。息子は、もう今年の夏には「お店を手伝いに行く!」と行くのを楽しみにしています。そうそう、家に帰ったら、昨年の正月に飛行機のキャンセルでケアンズから帰れなくなった時に泊めて下さったPaulとゆかさんFamilyからクリスマスカードが届いており、何と今年の6月に日本に来るので私たちにわざわざ会いに来てくれると連絡もありました。嬉しいなぁ。色々なところで出来る小さな素敵な縁、今年も大事にしていこうと思います。

そう言えば、ご挨拶がまだでしたね。皆さん、明けましておめでとうございます。本年も、どうぞ宜しくお願い致します。ご挨拶がてら、年末旅行での経験を少々。まず、25年ぶりぐらいにやったスキー。学生の頃の感覚は余り失われないのですが、面白いのは体力の衰えを物凄く感じさせてくれること。午前中に昔の感覚で滑っていると、お昼休憩で休んだとたんにもう体のどこにも力が入りません。他のスポーツとは違った体験でした。それから、久しぶりに美味しいと思ったフレンチに出会いました。小樽の後、洞爺湖に行ってウィンザーホテルに泊まってみたのですが、ここのミシェル・ブラスは美味しいですね。一品一品見た目も綺麗で、サービスもとても良い。(他のレストランは、個人的にはイマイチと思いましたが。)普段、フレンチを敬遠しがちな私も、大満足でした。皆さんも、機会があったら小樽のオーベルジュ櫻井、洞爺湖のミシェル・ブラスには、是非行って見て下さい。きっと気に入ってもらえると思いますよ。
2017北海道旅行
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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