井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2018年03月

機会を逃していませんか?

先週、四国の高松に行ってきました。ある企業の方々に、ビジネス機会をどのように見て、これを如何に掴むかというようなお話をしてきたのですが、四国にも色々なビジネス機会があるんですよね。私にとっても、とても良い勉強になりました。

機会は誰にでも平等にある
そんなお話をするために、私も四国の経済や最近の企業の取り組みなんかを勉強させて頂きました。少子高齢化と過疎が進む四国、色々と厳しい状況もあるのですが、そのような状況下でも色々な取り組みがなされていますね。インバウンド需要の取り込みは勿論ですが、太陽光発電に適した地として再生可能エネルギーの活用を活用して環境首都を目指したり、繊維産業の集積地として高機能素材創造に次世代マテリアルクラスターとして取り組んだり・・・今、そして今後のビジネス機会を手にしようと本当に様々な取り組みがなされていると感心しました。そんな勉強を色々とした中、個人的に非常に興味を持ったベンチャーが2社あったので紹介しますね。
1社目は、ウミトロンという会社です。会社と言っても、まだ2名?なのかな。JAXA出身の社長さんが、宇宙開発、衛星を使った農業支援などの経験を積んで興した会社のようです。魚の養殖支援サービスを提供する会社なのですが、衛星から海面温度・プランクトン分布データを取得し、いけす内に設置したカメラ・センサーからは魚の餌消費状況などを取得し、生産コストの半分を占める餌の最適な量と給餌タイミングを養殖業者に提供 しようとしています。更に、データ分析を通じて赤潮の発生予測情報も提供する。この企業の面白いところは、成長市場の目の付け所。少子高齢化で日本の養殖業は4,000億円で横ばいですが、人口が増える世界全体では養殖市場は年間約5%で伸長しているそうです。今後は、更に必要性が増すとの事。そんな状況で、全世界で養殖業の餌の1割を削減するサービスを提供して売上2,000億円を目指しているとのこと。目線が良いですねぇ。
もう1社は、6次産業に挑戦するTenという会社です。露地物みかんは、栽培も収穫も重労働。労多くしてもうけが少なく、高齢化による生産人口の減少に非常に苦しんでいるようですね。そんな中、だったら儲かる産業にしようじゃないかということにチャレンジしている企業です。愛媛県内の柑橘農家をネットワーク化して80種類もの品種を扱い、新鮮なみかんを自ら展開するお店でジュースにして販売したり、手作業で希少性の高い品種をジャム・ゼリー等に加工したりして付加価値を向上させているとのこと。今では『GINZA SIX』でも取り扱われ、ブランドを確立しつつあるようです。この企業の面白いと思ったところは、アナログなところ。最近は、何でもIT、デジタルにばかり目が行きますが、アナログでピンチをチャンスに変えようとしているところは、本当に素晴らしいと思います。
こんなことを調べていてつくづく思うことは、『機会は誰にでも平等にある』ということ。要は、それがあることに気付くか、そしてそれを掴みとることができるか、が分かれ目ですね。毎日、のほほんと暮らしていないで、もっと世の中の変化、機会に敏感でないと、そして行動しないとと反省しきりです。

そんな有意義な四国出張ではあったのですが・・・生まれて初めて高松を訪問するという素晴らしい機会は十分には生かしきれませんでした。駄目ですねぇ。前日の夜にホテルに入り、翌日仕事してとんぼ返り。全く高松、徳島を自分で体験していない。こんな事だから、変化に鈍感なんですよね。ま、せめてもの体験と思い購入した駅弁のタコめしはとても美味しく、暗くて寂しい感じはしましたが電車で本四架橋を渡りながら眺めた瀬戸内海は綺麗でしたが。次回からは、折角の機会をもっと享受できるように工夫しようっと。
201803_四国出張

友達の輪、広げてますか?

1日3億とも、6億とも言われる国会運営費。無駄に使ってくれますねぇ。首相の一大スキャンダル、国民の大事な財産を何らかの力で一個人に回している可能性がある、政治家や官僚が国民を欺いている、そういう観点では森友問題は確かに大問題!しかし、国会がこれに終始していて良いのでしょうかね?大事な血税を使って議論する場としては、他にもっと大事なことが沢山あるように思うのですが。そもそもは、首相の奥さんの知人?友人?関係から始まっているのでしょうか?やっぱり、類は友を呼ぶんですかねぇ。自分の名誉?、自分が目立つこと?が好きな方には、そういう人が集まるのかな。で、今回のような問題に繋がる。日ごろの行いが自分の友人関係に繋がり、良い事も悪いことも起こるのかなぁ、なんて考えてしまいますね。

良い友人の輪が広がると・・・
別に私の日ごろの行いが良いというわけではないのですが、個人的には良い友人の輪が広がり、人生が豊かになっているように思います。先日は、NYの友人の姪っ子さん夫婦がロンドンから日本観光に訪れ、一緒に食事をしました。美味しいもの好きの私の友人、彼もまた美味しいもの好きなのですが、姪っ子さん夫婦もやっぱり同じ穴のムジナ。懐石料理と日本酒で大盛り上がり。でも、日本食を一つ一つ英語で説明するのは、結構難しいですね。久しぶりに自分の不勉強を痛感しました。彼らと話していて、ロンドンの情報アップデートとして記憶に残った事が2つ。ひとつは、やっぱりロンドンもかなり気候がおかしくなっているということ。日本では、アメリカのニュースは比較的テレビなんかで多く取り上げられますが、ヨーロッパのニュースは少なく感じています。で、日本の最近の異常気象の話をしながらロンドンの話も聞いてみたのですが、ロンドンもやっぱりここ数年かなり気候が変わっているとの事。地球温暖化、世界中のどこにいても肌で感じられるレベルになってしまっているのですね。もう一つは、個人的に気になっていたので教えてもらったのですが、それは日立の鉄道事業の評価。以前、イギリスでついに走り出した日立の高速鉄道が最初からトラブルを起こしたことを書きましたが、その後がどうなっているのか気になっていました。で、聞いてみると、評判は上々だそうです。そもそも、そんなトラブルがあった事すら知らなかったと笑われました。面白いですねぇ、日本では「日本品質の劣化」なんて感じで、気にしている人には響くぐらいの報道をしていましたが、現地ではそんな事はないようですね。ロンドンから来た二人は、他の外国人の方々同様、時間通りに来る日本の鉄道に非常に感心したことを楽しそうに話していました。
やっぱり友人の輪が広がると良いですね。一緒に自分の好きなことも楽しめる場が増えるし、自分の目では確かめられない情報を、信頼度高く得ることも出来るし。それに、その人が遠くにいれば、その地を訪れる理由も出来、行ったら再開してまた新たな楽しみも増えるし。そんな友人の輪をどんどん広がると、人生も豊かになるなぁ、なんて改めて感じました。一方、自分の悪い部分、それが表に出た形で友人の輪が広がると、森友問題のようなことが起こらないとも限らない。注意しないとですね。

NYの友人には、我々の楽しそうな記念写真を添えて一緒に楽しく話が出来たと報告しました。すると彼からは、「楽しそうで良かったけど・・・二人がKojiと会って楽しかったと俺の親戚に話したら、みんながお前の所に遊びに行くからな。警告しておくぞ。」との事。確かに彼の家族はかなりの大家族で、おばあちゃんの90歳か何かのお祝いには、親戚だけで100人を超える人が集まったとか。ま、本当にそうなったら、私も今の仕事を辞めて旅館業に旅行案内業でも始めようかな。それはそれで、とっても楽しい日々を送れそうだし。
20180311_Bhavina&Vik

馬鹿と鋏・・・上手く使えますか?

いやぁ、ビックリしました。北朝鮮の非核化の意思表明と5月までの米朝首脳会談実施表明。このままいけば、金正恩の大勝利ですね。いつからこのストーリーを描いていたのかなぁ?トランプ氏が大統領選に出馬した時から?だったら、凄いですね。強者だなぁ。この結末、皆さんはどうなると思いますか?

馬鹿と鋏は使いよう
まだどうなるかは分かりませんが、私は、恐らく
金正恩が非核化と引き換えに多大なる利益を手にすると思います。金正恩は、cleverな政治家なのかもしれませんね。核とミサイル開発に勤しみ、挑発的な言動も行い、何考えているか分からない、狂気の国家主席と世の中に思わせる。世界各国も振り回し、対立も誘発しておいて、最後は「狂った老人」に花を持たせたように見せて自分が勝利する。何だか、映画か何かを見ているような気になるなぁ。金正恩がこのストーリーを描いていたら、きっともう止められないでしょうね。「狂った老人」は、自分のことしか考えないようですから。この話に乗れば、これまでの歴代大統領が解決できなかった北朝鮮の問題を平和裏に解決した大統領として名が残る。こんな名誉な話はないですね。「馬鹿と鋏は使いよう」、悔しいけど金正恩は本当に上手く使っているなぁ。

一方、日本の国会も、改ざん疑惑や国税庁長官辞任など色々ともめてますが、いつもと変わり映えしないですね。野党は、相手の失策を見つけるや、鬼の首を取ったとばかりに騒ぎまくる。相手が失策をしているのだから、これを上手く活用してもっと大きく流れを変えるような強かな政治家は出て来ないのかな?
金正恩は、こんな日本を「取るに足らぬつまらぬ国」ぐらいにしか思っていないかもしれませんね。困ったものです。ま、これはあくまでも私見ですけどね。

ロボットは”派遣”?

”ロボット派遣”、この言葉を皆さんはどう思いますか?私は、嫌いだなぁ。人材派遣じゃなくてロボット派遣、要はロボットで十分人の代替が出来ると取れますよね。こういう言葉を使うから、ロボットが人の仕事を奪う、なんて議論になる。何だか、社会に”対立”をわざわざ持ち込むような概念に見えるんだけどなぁ。

対立は災いを生む
先日、面白い調査結果を目にしました。2025年の産業別人材需給ギャップとなのですが、これだけ人不足が叫ばれる中、製造業では19万人も余剰になるという予測があるのですね。(政府サービスは、246万人も余剰というのは、もっと面白いですが。)製造業での人余りは、IoTとロボット化などにより自動化・無人化が進む結果ということなのでしょうね。要は、ロボットが人の仕事を奪うと言うことでしょうか。でも、これまでも様々な発明が人間の仕事を代替してきましたよね。例えば、蒸気機関車に自動車、コンピューターに製造設備・・・人力車は観光用ぐらいしかなくなったし、手書きで清書してビジネスドキュメントを書く仕事もなくなった。しかし、これまでこういう機械を”派遣”なんて人と同等には扱わなかった。確かに、AIの進化はこれまでの単純な機械化とはパラダイムが違うのでしょうが、それでも機械は機械。誰かから何かを”奪う”という概念が蔓延るような言葉を使うと、対立が生まれやすくなるように思います。個人的には、もっと慎重に言葉を選んだ方が良いと思うのですけどねぇ。

機械は使いこなすもの
「当社の強みは、全てのお客様との人的な接点を持っている事」、先日あるお客様先で議論している際に、お客様経営陣が言い切っていた言葉です。素敵ですねぇ。本当に鉄腕アトムやドラえもんが現実になったら話は変わりますが、それまではヒューマンタッチは機械では代替できない。人と人の触れ合いがあるからこそ、という部分がとても大事なのだと思います。そういう部分を企業の強みと認識し、その強みを活かすためにどうすべきかを考える。その中で、AIやロボットも可能な限り使い倒す。個人的には、AIがどんなに進化しても、機械は機械だと思います。それを使いこなすのが人間。これまでの様々な発明を使いこなして進化してきた人間社会。これまでと同じように、AIやロボットをいかに使いこなすか、使いこなした結果どんなに素敵な社会を作れるかを議論し、その中で誰もが安心して楽しく暮らせる生活とは何かを描いていったら良いと思うんだけどなぁ。

ま、話は下世話になりますが、”派遣”というぐらいだったら、何かもっと可愛げがあった方が良いと思いませんか?やっぱり日本の製造業は、真面目すぎるのかな?
双腕スカラロボットduAro
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Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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