井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2018年12月

フェイクニュースを見抜けますか?

先日の朝、NHKのおはよう日本で「おやっ?」と思うニュースが・・・

東京オリンピックまで2年を切る中、NHKがスポーツ界で相次ぐ不祥事の原因についてオリンピックの競技団体に尋ねたところ、「ガバナンスにかける人手や予算に余裕がない」と答えた団体が60%余りに上ることが分かりました。専門家は「国は競技力向上だけでなく、競技団体のガバナンスを高めるための支援を強化するべきだ」と指摘しています。

さて、皆さんはこれを聞いてどう思いますか?

事実の歪みに気付けるか?
正直、「???」でした。人手不足に拍車をかける予算不足、その結果として昨今のパワハラやお金の流用が起こっている?ボクシング協会の山根前会長の問題は、それが原因?え〜?ですよねぇ。それより、昭和の頃の悪しき文化、ヤクザのような世界が旧態依然として残っている組織があるとか、お山の大将の周りをYESマンが囲む世界がまだある、なんて事なのでは。パワハラに関しては、これまた昭和の頃のスポ根的な文化とか、過去の実績を自分の偉さに結び付ける人がいるとか、そんな風に思うのですが、如何でしょう?
何れにせよ、国営放送のNHKがこんな報道をするのかなぁ?なんて疑問に思ってこのニュースのソースがないかとググってみると、NHKのサイトにあるじゃないですか、真実が。

パワーハラスメントや助成金の流用などスポーツ界で相次ぐ問題を受けて、NHKは夏と冬のオリンピックで行われる41の競技団体を対象にアンケート調査を行った。
「選手などへの啓発活動が不十分」が26団体と最も多く、次いで「ガバナンスにかける人手や予算に余裕がない」と「スポーツ界で黙認されてきた行為が問題視される時代だから」が共に25団体・・・

この調査結果を見ると、スポーツ界では黙認されてきた不適切な行為が沢山あるものの、選手が問題意識を持って告発することがなく、黙認してきたことが問題を根深いものにした原因、ということですかね。しかし、ちょっと違った角度から考えると、スポーツ団体の指導的立場に立つ人に組織の長としての常識がないことが問題とも取れる。ま、何れにせよ、NHKは調査結果の特定部分だけを切り出して報道している。しかも、この調査は選択式アンケートのようですが、その質問自体が適切かどうか疑わしくさえ見えて来る。如何でしょう?私としては、裏に何か意図がありそうな気がしてならないのですが・・・(オリンピックを控え、スポーツ団体へ国の予算を回そうとしている?国営放送が、こんな事やって良いのかな?)
これほどあからさまに事実を歪めて伝えるニュースがあると、考えちゃいますよね。ゴーン氏のニュースも、何かフェイクがあるんじゃないかとか?事実を隠す、事実を歪める、見方を捜査して真実とは異なったように見せる、そもそも伝える側の意図に合った事実だけを集めて来る・・・こんな事は幾らでも出来ますね。更に、写真やビデオなどの加工技術もどんどん上がり、「ここには事実しかない」と以前は思えたものも今や疑う必要がある。こんな今の世の中で、皆さんはどんな風に真実を見極めていらっしゃいますか?難しいですよねぇ。最後に信じられるのは、自分しかいない。見たもの、聞いたことを鵜呑みにせず、自分なりに判断する力がこれからはこれまで以上に求められるように思います。

さて、話は変わりますが、今年も残すところ1週間余り。平成も終わりですね。ここ数年は、テロの問題やトランプ大統領をはじめとしたおかしな国家元首の出現、保護主義への回帰など色々ありましたが、来年はどんな年になりますかね。日本の政治は、もう少しちゃんとした大人の政治を行って欲しいなぁ。AIやIoTなど、ITの進化を享受できる飛躍が色々なところで起こって欲しいなぁ。人は、他人にもっと優しくなれる世の中になって欲しいなぁ・・・欲張りですね。個人的には、色々思います。自分自身はどうなるかな。年末、家族とゆっくり過ごしながら、ちょっと考えてみようと思います。と、いうことで、来週はブログはお休みです。今年も大変お世話になりました。皆さん、どうか良い年を迎えて下さい!

そうそう、ここの所忘年会などで夜で歩くわけですが、先日は渋谷の「青の洞窟」を見たり、広島の日本一長い?プロジェクションマッピングなんて目にしました。光の幻想、これもある意味事実を歪めて美しく見せているわけですが、こういうのは良いですよね。クリスマスに年末年始、このような場も増えるでしょうから、皆さんもたまには見に行ってみては如何でしょう?最近の技術に驚かされますよ。
2018年末イルミネーション

先例に囚われていませんか?

平成も残すところ、あと2週間!なんですねぇ。「今年も」と書くか、「平成も」と書くかで、大分感じが違うなぁ、なんて思ったんですけど、どうですか?平成30年、30年間何をして来たんだろうなぁ、なんて考えちゃいますよね。一方、新しい元号は何になるんだろう、なんて事も。元号が変わったら、対応しなければいけない方々は沢山いらっしゃいますよね。お金も物凄くかかる。こんなに余裕があるのだから、とっとと決めてあげれば良いのに。皆さんは、何でだと思いますか?

考える『軸』を持つ、作る
元号って、内閣に制定権があるんですね。知らなかった。現在は、来年の4月、つまり天皇交代の1か月前に公表する予定との事ですので、発表もいつしても良いようですね。だったら、早くやれば良いのに。先例がないからかなぁ?そう言えば、秋篠宮さまは大嘗祭に関して苦言を呈していましたね。宗教色が強いから、公費ではなくて天皇家の私的費用で執り行うべきだと。そうなったら、予算はグッと減る。質素で良いと思いますけどねぇ、個人的には。しかし、宮内庁は先例主義で、平成の時には・・・という理屈を持ち出して聞く耳さえ持たなかったとか。ま、色々と思いますが、先例主義に陥ってしまうことは仕事でも多々ある。去年はこうやったからとか、他のお客様ではああやったからとか。口には出さなくても、頭の中で当たり前のようにそう考えて行動してしまうこともある。失敗したくない、そつなくやりたい/こなしたい?、いちいち苦労したくない?・・・どんな心理が働いてるんでしょうね?でも、先例主義に囚われていると、新たな価値や面白さなんかはほぼ生まれて来ない。下手すると、マンネリ化する。ビジネスだと、思考停止の結果の茹でガエル?なんて事にもなりかねない。そこから脱却するために必要なことは、勇気かなぁ?それも要るけど、結局は『何を実現したいか』という思い、考える軸があるかどうかだと思います。ビジネスでは、お客様に、会社の仲間に何を提供したいのかですし、元号だったら世の中に受け入れられる新元号に如何に混乱/無駄なく移行するか、かな。そういう軸を持たないと駄目ですよね。

これ、実は自分に対しても良く思うことなわけです。平成の30年間、自分は何をして来たんだろう、なんて事も愛犬チュラの散歩をしながら考えるわけですが、世の中のためには大したことは出来ていないと反省しきりです。もっと強くてしなやかな軸を持って考えないと駄目ですね。平成の後の新たな時代には、多少なりとも今より成長して頑張ろう!なんて考えずにはいられない今日この頃です。

でも、身近な事ではちょっとは出来てるかも。先日の息子の誕生日では、フルコースの料理を担当したのは私。好みは知っているし、リクエストも聞いた。後は、何か一つ、私の工夫で息子が誕生日に「これ、美味しい!」と喜んでくれるものを。軸がしっかりしていますよねぇ。で、作ったのが、息子の大好きなフルーツを使った一品。たまたまスーパーで見つけたマンゴーを使って冷製パスタを作りました。結果は・・・やっぱり自分でしっかり考え、最善を尽くすと、良い結果に繋がりますよね。
20181209浩喜_Birthday

外国人と仲良く出来ますか?

改正出入国管理法、思っていた通りの強行採決でしたね。東京オリンピックの準備に向けた来年の労働力、そこを考えたら既に遅いぐらい。自身の名誉ばかりを気にする安倍首相ですから、こうなることは容易に想像できちゃう。しかし、国会の議論やニュース番組での解説や議論、ちょこっとしか見ませんでしたが、「いかがなものなのかなぁ?」と思うことがしばしば。最初の頃は、「青天井で外国人を受け入れるのか?」とか、「安い労働力が入ってきたらどうなるのか?」とか、そんな議論が多かった。自国の都合で、海外の方々に自国に不足するものを補ってもらう、そういう趣旨だと思うのですが、どうも自分勝手な議論ばかりが目立ちました。すると、ちょっと機転の利く人が、「受け入れるのは人間なんですよ」なんて事を言い出す。「で、何を議論するの?」と思っていると、その議論はほとんどなし。相手がどんな思いで日本に来るか、その人達をどう受け入れるか、一緒にどんな社会を作るべきか・・・議論すべきことは沢山あるのに。そもそも、この法律を施行して10年経った日本の街の様子を、この人たちはイメージできてるのかな?

異文化を理解する姿勢
海外の方々と一緒に生活していくには、勿論言葉の壁を乗り越えないといけない。しかし、本当に大事なのは、相手を尊重し、理解しようと努力する姿勢なのだと思います。その姿勢を持っていても、なかなか理解できない事ってありますからね。個人的にも、そんな事を経験したことがあります。若かりし頃、USで働いていた時、部下の一人がフィリピン人の女性でした。ある時、その子の前で大失言をしちゃったんですよねぇ。日本語で、つぶやいた「バカだなぁ」の一言。私の上司から聞いていた話が、その子のアウトプットに織り込まれていなかったので、「この部分は、xxさん(他のアナリスト)からの指示でやったんだよね?」と聞いたら「そうだ」と言うので、そのアナリストに向けてついつぶやいてしまったのですが・・・このつぶやきが大変な事に。「浩二に日本語で物凄い侮辱を受けた」と、本人⇒フィリピン事務所のお偉いさん⇒米国プロジェクトのお偉いさん⇒日本オフィスのお偉いさんという経由で私に落ちてきました。フィリピンの方々の辛い歴史、そこには日本人の影も。中には、日本人に非常に悪い印象を持っており、日本の汚い言葉を教えられている人もいるわけです。若かりし私は、そんな事すら知る由もなし。「そんな意味で言ってないよ。」と、その時は一生懸命説明したのですが、相手の子には余り腑に落ちた気がしませんでした。それは、私がその子が本当にどんな気持ちになったのか、思いを馳せることが出来なかった、相手の感情まで汲み取って真摯に相手に向き合うことが出来なかったからなのだと、今では猛省しています。
他にはも、知人から聞いたとても印象深い話があります。タイで現地の方を使っていた方が、「井上さん、やっぱり海外の方と働くのは結構難しいよね」とぼやくので話を聞いてみると・・・仕事上で結構重大な間違いがあり、その原因を究明していると、タイ人のあるマネージャーが間違った指示を出したことが分かったそうです。で、事情を聴いてみると、そのタイ人マネージャーは「絶対にそんな指示は出していない」の一点張り。同じ過ちを繰り返さない事が大事なので、まずどこで過ちがあったかを明確にしたかった私の知人は、「君に責任を取れなんて絶対に言わない、今後同じような過ちを無くすための手を打つためだから」と何度も説明したそうです。それでも、相手は「絶対にやっていない」の一点張り。そんな事を繰り返していた時に、その知人にある方がアドバイスをくれたそうです。「無理無理、そんなこと言っても絶対に認めませんよ、タイの方は。ご存知ですか?タイはちょっと歴史を遡れば、クーデターとか起こってたんですよ。で、軍に捕まり『本当のことを言えば許してやる』と言われて話しちゃうと、連れて行かれて銃殺。そんな事を経験してきた人たちは、嘘をついたらどんなことがあってもつき通すんですよ。」とのこと。言われれば、頭では理解できる。でも、そういう人がどういう気持ちで嘘をつき通すかまでは分からないですよねぇ。しかし、そこに思いを馳せることが大事なんでしょうね。

10年後、日本の街には多くの外国人の方々が普通の生活者として働いている。そこに、今よりも楽しく安全で豊かな場を築くには、異文化で育ってきた人たちと仲良く出来ていないといけない。勿論、表面的な仲良さではなく、人間づきあいをしっかりできるレベルでの仲の良さ。本当に、そんなことが出来るのかなとも思いつつ、子供の頃から言葉が出来なくても海外に行った時に周りの子と楽しく遊ぶわが子には少々心強さも感じます。今日12歳になる息子が大人になるまでに、我々も出来る限りのことをしないといけないと、今更ながら感じます。

話は全く違う、今週の写真。ま、将来への憂いもあって、元気に過ごすために愛犬の散歩なんかにも精を出しています。で、色々歩いていると近所にも自分の知らない素敵なところが沢山あって、嬉しい驚き。一方、夜の誘惑にもまだ負ける。もっと、強くならないと駄目ですね。
201812_チュラと散歩

どんな会社で働きたいですか?

昨日は、私の5?歳の誕生日。家族と近所の友人が祝ってくれました。歳をとるのは嬉しくないですが、祝ってもらうのはやっぱり嬉しいものですね。こういう「嬉しい」という気持ち、やっぱり大事なんだなと再認識しました。一生懸命準備して私なんかを祝ってくれる、家族や友人のありがたさも実感できる。でも、そういう場って以前より減っていると思いませんか?

会社は大事なコミュニティ
小学校の頃は、クラスで月1あった誕生日会。そんな風に多くの人に誕生日を祝ってもらった経験、最後にしたのは・・・私は1991年かな。当時、USの銀行で大きなプロジェクトに参加していて、そのプロジェクトでやはり月1月末金曜日に誕生日会をやってました。良いですよね、そういう場。普段あまり話をしない人を知る、話をするきっかけになりますから。(物凄く甘くて色がグロいケーキには、併行しましたが。)ただ、あの頃はあまりそんな事思っていなかった。逆に、何でこんなことやるんだろう、この忙しい時間に、なんて思ったこともあった。このプロジェクトでは、親睦を図るために他にも色々とやっていました。Outingと言って、半年に1回皆で外に行って遊ぶ企画もあった。(勿論、平日です。)よく覚えているのは、競馬場のParty Roomを借り切って、昼からビール片手に競馬に興じたこと。動物園に行ったこともあったな。今思い返してみると、そういう場で初めて口をきいて、その後仲良くなった仲間も沢山いる。
話はちょっと違うのですが、私が子供の頃に父親の会社がクリスマス会を開いてくれたことをよく憶えています。その頃は、まだまだ小さな会社だったのですが、家族を呼んで中華料理屋さん(多分、東天紅)でPartyを開いてくれました。手品師を呼んでショーをやってくれたり、当時の会長さんがサンタに扮して子供たちにプレゼントを配ってくれたりしました。その時のプレゼントも忘れられないのですが、「こんなPartyを開いてくれる親父の会社は素敵だなぁ。こんな会社にいる親父も凄いなぁ。」なんて思ったことをよく憶えています。
会社って、勿論生活の糧を得る場であり、高尚に言えば仕事を通じて自己実現する場でもあるのですが、個人が一生のうちでかなり多くの時間を使うコミュニティでもある。そこを、どんな場にするかが非常に重要なんだと改めて感じたりしました。以前、ワークとライフをバランスさせることの重要性に関して書きましたが、そもそも会社がライフの重要な一部と感じられるような場になっていないといけない。私の会社は誕生日は休日と定めているのですが、それだけじゃ駄目ですね。皆が会社のメンバーを本当に仲間と思い、緊張感もありながら安心して一緒に働ける、そういう環境を作らないといけない。そのためには、まだまだ取り組みが足りない。猛省です。

誕生日に反省ばかりしていてもいけないので、昨夜の嬉しかったことの報告も。家内が、サツマイモベースで作ってくれたサラダは、絶品!赤ワインにピッタリでした。ご近所さんが八ヶ岳から持ち帰ってくれた馬刺しときのこたっぷりのグラタンも美味しかった。全て私の大好きなワインにピッタリで、とても楽しい夜を過ごすことが出来ました。感謝、感謝です。
2018Birthday
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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