井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

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2019年03月

改元の準備は出来ていますか?

明日は、新元号の発表ですねぇ。午前11時30分に官房長官が発表するんですね。小渕さんが「平成」を発表した時のこと、思い出します。明日の発表は、どんな感じになるんでしょうね。巷では、色々と面白い事が起こりそう。だって、エイプリルフールですからね。官房長官の菅さんも、このノリで何かやってくれると面白いと思いませんか?もう十分軽薄な政権だということは、国民皆が知っているのですから。
ま、発表のことはさて置き、今回の改元は崩御に伴うものではありませんから、実に明るい改元のような気がしています。GWも10連休なんて作っちゃって、改元の経済効果も随分と想定しているように思えますよね。でも、他にも色々と準備することがあるように思うのですが・・・大丈夫なのかなぁ?

火事場泥棒への対策は万全?
今回の改元に対して、特許庁が「商標審査基準」を改定したのはGoodでしたねぇ。平成、昭和の旧元号の商標登録を出来ないようにした。改定しなければ可だったので、悪い輩は改元された瞬間に旧元号の商標登録を行って、旧元号を商品名や企業名に使用している企業に使用権を請求するリスクがあった。ここに対策を打ったのだから、立派ですね。しかし、これって周知されてるのかなぁ?既に、高齢者向けに改元詐欺が発生していますよね。古い元号のキャッシュカードは使えなくなる・・・とか何とか言って、高齢者に詐欺を働いている輩がいる。中小零細の企業主には高齢者もいるわけで、その方々には「お宅の商品名が使えなくなる!」なんて詐欺も出て来るんじゃないかなぁ。今の世の中ですごく怖いのが、ITの普及。一般消費者向けにはスマホを介した詐欺が、企業向けにも使用しているアプリに対して元号変換対応を機に何か仕込む詐欺が、これから出て来ないとも限らない。こういう、火事場泥棒対策はどうなっているのでしょうね。殆ど、報道されていないように思うのですが。
ま、こういうインパクトの大きな何らかの変更を行う際には、教科書的にはロジックツリーでも使ってもれなくダブりなくリスクを洗い出し、そのリスクが顕在化する可能性を検討し、優先順位を付けて対応する必要があるわけですが・・・不足しているような気がするなぁ。政府、官公庁の皆さんには、来月1ヶ月を有効に使って、世間にどのようなリスクがあるかを分かり易く伝え、そこへの対策を耳にタコが出来るぐらい何度も伝えてもらいたいものです。10連休だの浮かれた話ばかりして、被害にあう方が数多く出たらとんでもない話ですからね。

話は全く変わって、この週末は九州の義理の姉夫婦のところに息子と来ています。以前は、釣りをしてもすぐに飽きた息子が、今回は長時間釣りを楽しめたので、ちょっと息子の成長を感じたりして。しかし、来月からは中学生。我が息子は、リスクも含めて新たな環境への準備がちゃんと出来てるのかなぁ、なんて心配しちゃうんですけどね。親バカですね。
20190330_筏釣り

トキメキはありますか?

大人になるとあっという間に1年が過ぎるのは何故?
トキメキがなくなったからぁぁぁぁ・・・。by チコちゃん
まぁ、私も1年なんてあっという間、6年前なんてついこの間、なんて思ってしまうのですから、本当にトキメキがなくなってるんでしょうねぇ。一方、最近の子供はどうなんだろうなぁ?と思って小学校を卒業した息子に聞いてみました。
私:ねぇ、小学校生活は長かった?短かった?
息子:そりゃ、思いっきり長かったよ。トキメキが一杯あったからね。(チコちゃんを見た後ですから。
私:じゃ、この前の冬休みは?
息子:あっという間だったね。
私:あれ、トキメキなかった?ペナン島にも行ったし、正月に初めて「てっさ」も食べたじゃない。
息子:うん、楽しかったらね。あっという間だった。
私:・・・

トキメキを楽しめなくなっている?
こんな会話をしていると、ときめかなくなると短く感じるのではなくて、トキメキを楽しめないと短く感じるんじゃないかなぁ、なんて思ってきました。まず、我々大人はどうか?私も、始めていく所(例えば年末のペナン)では、新たな体験にトキメキ?は感じますし、息子と一緒に過ごす時間では色々と新しい発見もあってとても楽しい。でも、時間は短く感じる。その理由を私なりに考えると、まずは先が見えている。明日何やって、明後日何やって、いつ帰って・・・。そして、ここにもう一つ重要な要素が加わる。それは、先の嫌な?予定が頭に入ってくる。帰るまでに何をしなくちゃいけなくて、帰ったら何が待っていて・・・こうなると、純粋に目の前のトキメキを楽しめないですよね。しかも、仕事をしていると3か月先の予定まで見えている。今思い返すと、小学校3、4年生の頃までは、夏休みが永遠に続くような感じを持っていたように思います。で、今の子供たちはどうなんだろう、と察してみると、我々の頃よりずっと短く感じているように思うのですが、皆さんはどう思いますか?小学校低学年から塾に行き、普段の遊びもゲームを始め家の中で、基本的にはいつも同じような風景。先が見える、嫌な予定も見える(本当は遊びたい)、新たな刺激も少ない、トキメキを楽しむ時間が短くなっている・・・早く大人のような感覚、時を短く感じる感覚を持ってしまうのではないでしょうか。
近年、ITの進化がもたらした便利さなど素晴らしい事も沢山ありますが、一方で昔の「良さ」も沢山失っているように思います。これからは、「なくしてはいけないもの、こと」をしっかり定義して、それを無くさないようにするためにはどうしたら良いか、なんて議論も必要な気がするのですが。便利だけど忙しい、日々何かに追われて生活するようだと、子供らしい子供がどんどんいなくなる国になっちゃうんじゃないかなぁ、なんて思いませんか?ま、一方で、私ももっとトキメキを楽しめるようにしなければと、反省しきりなのですが。
20190319_浩喜卒業式

やりたい事をやってますか?

先日、息子が初めてエキストラでドラマに出演しました。「ハケン占い師アタル」というドラマの最終回、豪雨災害で学校をなくした子供たちの卒業式が大人達の勝手な利害で滅茶苦茶に・・・という設定だったので、役としては仏頂面した小学生ということでした。親としては記念に残すのにはイマイチ感があるのですが、本人はそこそこご満悦のようです。普段は、勉強もせず、ゲームばっかりやっているのですが、週に一度の演技レッスンにも楽しそうに通っています。今回の撮影も、結構遠くでみっちり2日間、もうやりたくないというかと思ったら、「またやりたい」だそうです。やっぱり、自分のやりたい事には一生懸命取り組むんだな、と親としては嬉しくもあります。一方、親の私はどうか?自分のやりたい事に取り組んでいるのか?、なんて考えてしまいました。皆さんは、如何ですか?やりたい事に取り組めていますか?

「強さ」と「勇気」がないと・・・
私は、今の会社を作って25年。早いなぁ。会社を作った当時は、私もまだ29歳。特に、「これがやりたい」があって会社を作ったわけではありません。当時、外資の大企業に勤めていて、そこでしかできない魅力的な仕事も沢山ありました。しかし、それでも外に出たのは、本当に外部の力が必要な中小、中堅企業の方々が頼むのには値段が高すぎるんじゃないかと思ったからかなぁ。(そもそも、外部の力を使おうという気もなかったかもしれませんが。)タイミングも、インターネットや企業システムでのPCサーバー活用の黎明期。バブル崩壊以降の不況を脱するためにも、日本の中小・中堅企業を強くするための仕事を「すべき」では?なんて世間知らずな若者の傲慢さが後押しして今の会社を始めたようにも思います。この思いは、今も変わっておらず、今の仕事をやり続けるべきとも思います。一方、最近はいくつかこんなことが「やりたい」と思うことも出てきました。しかし、そこにはほとんど全く手を付けていない。何故か?なんてちょっと立ち止まって考えてみました。
その原因の一つは、「弱さ」ですかね。日々やらなければならない事は多々あり、それに流される。「忙」しいという字は、「心を亡くす」という意味だなんて言いますが、正にその通り。そうなるのは、自分が弱いからなんでしょうね。もう一つの原因は、「勇気の無さ」でしょうか。よく「選択」とは、「捨てる勇気」だなんて言いますが、これも然り。もし、私が務めている会社を辞めるように今の仕事を止めたらどうなるんだろう?私の会社の社員は?お手伝いすると約束している今のお客様は?などなど考えてしまいます。本当は、上手く行くように計画してやれば皆にかける迷惑を最小限にしてやれるし、そもそも私なんていなくても大丈夫な事の方がずっと多い。しかし、今を変えるには、そこそこ上手く行っていたりすると「勇気」が要りますよね。この2つ、今の私の課題かな。何も今やっている事を止めるというわけではないのですが、もっと新しい事にもチャレンジする、「やりたい事」に取り組む「強さ」と「勇気」を持たないといけない。無邪気にやりたい事に真直ぐに取り組む息子から、そんな事を再確認させてもらったように思います。
20190314_浩喜初出演

”古臭い”ものはお嫌いですか?

時代は刻々と変化するもの。数年前のものは、直ぐに”古臭い”なんて言われる。おっさんなんかは、80年代が青春真っただ中だったから、2000年ぐらいのものなんてついこの間、結構新しいものに感じることも多いのですが、若い世代から見ると「古い!」なんて言われちゃう。でも、そこに「良いものは、良い。古臭くなんてならない!」と開き直る強さも必要だと思いませんか?


良いものを残しつつ、新たな要素を加えたら・・・
毎年、毎年、沢山の企業が社名やロゴを変更したなんてニュースをよく耳にするのですが、個人的には「良いねぇ。」と思ったことはあまりありません。特に社名なんかは、英語やカタカナに変わって「何この会社?」なんて事を思うこともしばしば。例えばですが、UACJって言われて皆さんは何の会社かすぐに分かりますか?新しいボクシング、プロレス団体?なんて思ったりして。古川スカイと住友軽金属が合併して2013年に作ったアルミの会社、United Aluminum Company of Japanの頭文字が社名になっています。分からねぇー!って感じですよね。(UACJさん、ごめんなさい。以前から気になっていただけで、悪気はありません。)ま、こういう社名、最近は凄く増えてますよね。それに伴い、ロゴやマスコットの変更なんかも多い。古いものが捨てられていくのですが、最近復刻版なんてものを出す企業もあるのですね。(キリンラガーもそうか。)先日、街中で下の写真の車を見かけました。サニクリーンという会社のルートカーなのですが、皆さんはあまりご存知ない会社かも知れませんね。ダスキンに、今のビジネスを教えたのがサニクリーンですね。縁あって、私は随分昔から知っているのですが、創業期から使っていたのがマットとモップを持った坊や(確か、サニ坊や?)の絵。右上は、今のものなのですが、皆さんはどちらがお好きですか?現在のサニクリーンは、勿論マットやモップのレンタルをやっていますが、それ以外にユニフォームレンタルや微生物検査、HACCAP対応など、幅広く環境衛生ビジネスを展開しています。そういう意味では、祖業のマットとモップの絵は正しく体を表していないですね。しかも、やっぱりちょっと古臭く感じる。しかし、右上の車のロゴがそれを表しているかと言うと・・・?なんですけどね。一方、この古いロゴとマスコットは、知る人は良く知っている。つまり、社会の認知があり、そこに愛着もある。そういうものを一気に捨て去ってしまって良いのかなぁ、なんて思っちゃうんですよねぇ。そんな事を思っていたら、復刻版の車に街で出会うことが出来て、結構嬉しかったなぁ。古臭くてもそこには良いものがあり、資産もある。一方で、新しい今後の成長のイメージも会社としては持たせたい。悩ましいところですねぇ。ま、デザインとか、うるさくなっちゃいけないですが、上手く並行して良さを残すことも大事なんじゃないかなぁ、そんな試みをしているのは良いなぁ、なんて色々と考えてしまいました。
サニクリーンのルートカー

自分の考えを分かり易く相手に伝えられますか?

「コミュニケーションは、相手が決める!」、色々な場でコミュニケーション関連の話しをする際に、私も良く使う台詞です。自分は、「言った」、「話した」と主張しても、相手が「聞いていない」、「そういう意味だとは思わなかった」と言えば、結局コミュニケーションとしては成立しない。つまりは、相手に伝わっていなければ何の意味もなく、コミュニケーションの成否は結局相手が決めることになる。言うは易し・・・で、これが本当に難しい。私も、ビジネスの現場で「自分もまだまだだなぁ」と感じることが多々あります。皆さんは、如何ですか?

シンプルに伝える
テクニックとしては、話した後に相手がどう理解したかを最後に確かめる、がもっとも有効な手法なのでしょうね。しかし、場と相手によってはこんな事は出来ないこともある。上司やお客様に、「今お伝えしたこと、ご理解頂けましたか?どう理解されましたか?」なんて、とても言えない。普段から良く話す相手には、相手の反応見て「大丈夫」と高を括ることも良くある。(それじゃ、本当はいけないんでしょうけど。)この最後の確認以外となると、やはり伝え方の工夫。伝えたいことを常に意識して、必要な事を相手が理解しやすいように伝えることが非常に需要なのだと思います。しかし、言わなくても良い事も含め、どうしてもぐちゃぐちゃ色々話してしまって、話が歪む。難しいですよねぇ。最近読んだ日経の記事でも、やはり新聞記者でもこの実践は難しいんだなぁと思うものがありました。「進化する経済」というタイトルの次の新聞記事、コミュニケーションの観点から皆さんはどう思いますか?

モノ、時間、カネ。経済の価値を生む源なのに、意図せぬ摩擦も生む。摩擦ゼロの滑らかな経済は夢か。

カフェが試着室

1月、バンコク。カフェを訪れた会社員、マニーラット・テプラビパードさんは店員から小包を受け取ると、コーヒーも飲まずに更衣室に入った。小包の中の衣類3点を試着し、1点を買った。アパレルのネット通販ポメロは2018年末、利用者が指定したカフェやヨガスタジオなどに衣類を送り、「試着室」に変えるサービスを始めた。

空いた空間を「試着室」に転じる発想を支えるのは、ドライバーの位置を把握し、返品された衣類を別の「試着室」に転送するデジタル技術だ。カフェの従業員らの更衣室が1日の間に使われる時間はわずか。自宅の空き部屋、週末しか乗らないマイカー。どんな邸宅や高級車も使わなければ新たな価値を生まない。

需要と供給の動きを見極めて流通の無駄を極力まで減らせれば、大型店舗で大量販売するよりも細かな需要にきめ細かく応じる方が収益につながる。米国の文明評論家、ジェレミー・リフキン氏は「ビッグデータを分析することで在庫を極限まで減らし、生産性を劇的に高められる」と語る。

企業はより効率的な在庫管理に動く。主要10カ国の経済成長率を在庫増が押し上げた度合いをみると、1970年代の1.6%から足元は0.4%まで低下した。40カ月周期の景気循環を指す「キチンの波」を起こすとされる在庫が意図せぬ形で増えるのを防げば、景気の波は穏やかになる。


ま、結論としては、ネットと使い切れていない店舗や輸送手段を上手く組み合わせることで、企業の在庫の考え方も変わる、保有在庫を最適化できる、ということが言いたいのでしょうか。導入部は、良いですよねぇ。カフェで試着なんて、面白いじゃないですか。で、物流は輸送単位を小さくして、カーシェアのような発想で行う。これも、良い。しかし、ここで

自宅の空き部屋、週末しか乗らないマイカー。どんな邸宅や高級車も使わなければ新たな価値を生まない。

と言うのですが・・・これ必要ですかね?在庫の話ではなく、シェアエコノミーの意味を説いているような気がして来ませんか?ま、全く関係なくはないのですが、こんな事、言わなくても良いように思うのですが。

そして、その後の経済効果の話、つまり在庫適正化が景気の波を穏やかに出来るかもしれない、というのは良いですよね。素晴らしい!しかし、ここで

40カ月周期の景気循環を指す「キチンの波」を起こすとされる在庫

なんてことが書いてありますが、これもどうなんでしょう?「キチンの波」なんて、言う必要あるのかな?自分の知識のひけらかし?要らないですよねぇ。在庫増と好景気の関係を定量的に示し、在庫増≒生産増≒好景気が成り立たなくなってきているというはまぁ良いとしても、キチンの波の話は不要だと思いませんか?どうも、わざわざ複雑に話を難しくしているようにも見えます。もっと、言いたいことをシンプルに書いた方良いのでしょうね。

常に実践で意識する
上の例を見ると、お題に足して言うべき事をシンプルに伝えることの難しさがよく分かると思います。しかし、人間、話したりしていると色々考えちゃうんですよねぇ。「そう言えば、・・・」これが一番危険かな。そう言えば、この話もしておきたい、これも言っておきたい、なんてなっちゃうんですね。で、ごちゃごちゃする。分かり難くなる。本当に伝えたい事を「相手に分かってもらうために」、どう伝えるか。意味のない事を言っていないか?相手に分かり易い喩と表現で伝えているか?常にこういう事を意識することが重要なんでしょうね。私も、もっともっと精進しないと。

巷では、先週は米朝首脳会談を含め、色々な事が起こっていますね。今後の世の中の在り方を左右するようなことが沢山。こういう場でのコミュニケーション、果たして基本を大事に行われているのかな?
201903世界のニュース
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Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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