今朝の日経、サッと目を通そうとしたら、いきなり気になるヘッドラインが。「再使用ロケット、JAXAや三菱重工が共同開発 打ち上げ費用4分の1 30年ごろ初号機、目標」ですって。あの有名なスペースXが回収したロケットを使った再打ち上げに成功したのが2017年。「衛星の打ち上げコストがぐっと下がる!」と、私も興奮して色んな場で話をしたのを覚えています。それが、今更・・・しかし、今度はJAXAが中心となりオール日本で産学の英知を集めての挑戦!きっと素晴らしい成果に・・・なんて皆さんは思います?私には、あまりそうは思えないんですよねぇ。
自分「だけ」でやる必要はない!
記事では、産官学の連携による取り組みを称えているように私には見えたのですが、本当のところどうなんでしょう?JAXAは、馬鹿じゃないですよね。馬鹿というより、優秀な方々の集団。これまで、スペースXとかの取り組みを指をくわえて見ていたとは思えない。当然のことながら、研究開発に取り組んでいたことと思います。しかし、結果が出ない。で、今回は大きくやり方を変える事にした。自前に拘らずに、外部と連携してやることにした。本当のところは、こんな所じゃないんですかね。しかし、それでも連携するのはオールジャパン。これで、本当に成功するのかな?そもそも、もう成功しているプレーヤーがいるのだから、そこを自分たちで一から作る必要はないのでは?勉強させて頂くことは謙虚に勉強させて頂き、それを改善・補完するところに日本ならではの価値を付ける事の方が大事なのでは・・・なんて事を個人的には思います。
このJAXAの取り組み、個人的には結構日本っぽいなぁと思います。日本の企業、組織で何かに取り組む時、「自前主義」でやろうとすることが多いのではないかと私の経験では思っています。出来る他人、組織の力をどんどん借りて、他者(社)と組んでより価値の高いものを作り上げていった方が良いと分かっていても、自力で何とかしようとする人・組織が多いように見えます。何でも、自分の力でやろうとしなくて良いし、自分の力なんてそんなに大したもんじゃないと私は思うのですが。これからの変化の激しい時代、上手く自分よりも出来る人や組織の力を借りられるところが成功する?となると、どうやって「上手く借りる」か、そもそも誰に借りるか、そういう目利きと提携力が大事になるのかもしれませんね。斯く言う私、いつも周りの優秀な方に助けられている気がします。昨日なんかも、BBQで「出来るご近所さん」に見た目も味もびっくりの料理を持って来て頂いて、場を盛り上げて頂きました。それは、「みたらし団子の豚バラ巻」です。更に、料理ばかりでなく話にも花を咲かせて頂き、皆が喜んでくださる楽しい場に。いつもいつも助けてもらうだけでなく、私も周囲の方に少しは役に立つ存在にならないと・・・いつか誰も手伝ってくれなくなっちゃうかもしれないですからね。