井上浩二のブログ:現在(いま)を考える

株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター の代表取締役井上浩二が、ビジネスに関して日々考えていることを発信。

株式会社シンスターでは、人材育成に関するコラムを発信しています。是非こちらもご覧ください。

2025年10月

コントロールしてビジネスを創っていますか?

3年に1度開かれる瀬戸内芸術祭。訪れる方、多いんですねぇ。聞いてはいましたが、実際に見てびっくりです。インバウンドの方々も沢山いる。国慶節と重なったからなのだと思いますが、中国の方も沢山いらっしゃったように思います。高松に戻るフェリーの最終便は、臨時便まで出さないと乗り切れないほど沢山の人がいる。沢山の島々がある、そこで海と山を楽しめる、常設の美術館もある、海の幸と山の幸で1年中美味しいものを頂ける。こりゃ香川県はインバウンドで「がっちり!」と思いきや、地元の人に聞いてみるとそれほどでもないとのこと。昨年の観光客数は前年に比べて3.5%しか伸びていない、来る人は多いが宿泊者が少ないなどの理由で経済効果を出し切れていないそうです。なんか、勿体ない話ですね。

コントローラブルにビジネスを創る
円安を追い風に、ネットのお陰もあって日本の価値が情報として世界に広がり、ポストコロナの今インバウンドはうなぎ上り。当然のことながら、その恩恵を受けて潤っている企業も沢山ある。でも、何となく成り行きに任せていると言うか、自らビジネスを創りに行く活動が少ないというか、やればもっとできるのに勿体ないような気が個人的にはしています。
海外からのお客様、日本を巡りながらお越し頂いても良いですが、そんなに長期旅行が出来る人たちばかりではない。アジアからはリピーターが増えている。そう考えると、地方空港に直接来て頂く人を増やし、その周辺で日本を堪能してもらえば良い。という事で、日本の空港の数を調べてみると、大小含めて100以上ある。地方空港でインバウンド利用者が増えていて、官民の協力でビジネスを盛り上げているところがあるかGemini君に聞いてみると、次のような答えが。

1. 富士山静岡空港


  • 連携主体: 富士山静岡空港株式会社、地域企業(旅行代理店、ホテル、バス会社など)

  • 取り組み:

    • 富士山という圧倒的な観光資源を前面に押し出したプロモーション: 航空会社に対し、「富士山を望める空港」としての魅力をアピールし、就航便を誘致。特にアジア圏の旅行会社と連携し、富士山観光ツアーを企画・販売。

    • 二次交通の整備: 空港から富士山周辺や温泉地、大都市圏へ直接向かうバス路線を充実させ、外国人観光客の移動の利便性を向上。

    • 地域特産品のPR: 空港内の売店で、静岡のお茶や和菓子などを積極的に販売し、地域経済への波及効果を高めています。

この結果、国際線の利用者が増加し、地域全体への経済効果が生まれています。



2. 旭川空港


  • 連携主体: 北海道エアポート株式会社、旭川市、周辺市町村、地元観光協会

  • 取り組み:

    • 「雪」という強みを活用: 冬季の豊富な積雪を観光資源として前面に打ち出し、旭山動物園や富良野、美瑛といった周辺の観光地と連携したツアーを企画。

    • 台湾との強い連携: 旭川空港は台湾からのインバウンド需要が特に高く、現地の航空会社や旅行会社と協力して定期的なチャーター便を運航。SNSを活用した情報発信も積極的に行っています。

    • 多言語対応の強化: 空港内の案内表示や観光パンフレットの多言語化を進め、外国人観光客が安心して利用できる環境を整備しています。

これらの事例は、地方空港が単なる交通拠点ではなく、地域の観光戦略の中核を担う「ハブ」として機能していることを示しています。


そこで、両空港の2023年度と24年度のインバウンド利用者数も聞いてみると、富士山空港は17.4万人が倍増の35万人に、旭川空港は倍とまではいきませんが12.1万人が20.5万人に増えている。皆で協力して上手にビジネスを創っていらっしゃるようですね。こんな事例があるのに対して高松空港はどうかというと、同期間のインバウンド利用者は17.5万人、19.8万人で僅か2万人しか増えていない。この差は大きいですね。当然のことながら、経済効果も広がらないわけです。香川には、父母ヶ浜や天空の鳥居などの名所もあり、小豆島をはじめとした素敵な島々がある。個人的には、官民が協力して作り込めばもっと成功すると思います。勿体ないですよね。違ったやり方で最近伸びているところがあると友人から聞いた話が、茨城空港。今や、韓国からゴルフ旅行に来る人も増えているそうですが、同時期のインバウンド利用者数は18.3万人から26.8万人と8.5万人も増えている。こう言っちゃなんですが、茨城空港からインバウンドの旅行を作り込むのはなかなか難しい気がしますが、それでもこんなに伸びている。やり方次第ですよね。
そう考えると、100を超える日本の空港には色々と面白い取り組みを作り込める余地がまだまだたくさんありそう。狙いを決め、その狙いを達成するための取り組みを周囲を巻き込んで作り込む。コントローラブルにビジネスを創る。本当は、官が軸になってやれればいいのですが、日本は難しそう。やっぱり民主体でやるしかないような気もします。しかし、そんな取り組みがあっちこっちで始まったら、日本はもっと素敵な場所になるんじゃないかな。
20251004_瀬戸内芸術祭2025

楽しく稼いでいますか?

皆さんは、うどんはお好きですか?香川県に来ても、これまでは仕事一色であまり地元のものを楽しむ機会がなかったのですが、今回はプライベート。友人が、讃岐うどん巡りに連れて行ってくれたのですが、どのおうどんもコシがあってとっても美味しい。朝6時から10時までに3件巡り、お腹いっぱい、幸せ一杯になりました。

楽しく、正しく稼ぐ
まず1件目は、うどんバカ一代さん。朝5時にオープンして、6時には2時間待ちの行列が出来ることがしばしばとか。どうなることやらと行ってみると、雨がぱらつく昨日は運よく15分待ちで食べることが出来ました。頂いたのは、名物の「元祖釜バターうどん」。生卵と薬味をよく混ぜて頂く。うどんはかなりコシが強く、バターと胡椒がかなり効いているのですが全くうどんが負けない。こんな食べ方もあるのかと、感心しました。続いては、看板も何も出ていない三嶋製麺所さん。名物のおばあさんは、やっぱりいらっしゃいました。ただ、ご高齢だからだと思うのですが、今は椅子に腰かけてお孫さん夫婦?の仕事を見守っているだけですが。頂いたのは、釜揚げうどんの小。これまた生卵と薬味をかけて頂く。コシはバカ一代さんのように強くはなく、しっかり小麦の味を味わって欲しいというような感じ。お店の外のテーブルで、山間の風景を楽しみながら、製麺所が作る昔ながらの味を堪能しました。そして、最後はやまうち製麺所さん。到着したのは、9時30分ぐらいかな。6時30分ぐらいから3時間にうどん3杯。食べられるものなんですね。こちらは、バカ一代さんと三嶋製麺所さんの中間ぐらいのコシの強さ。「ひやあつ」で頂いたいのですが、これは井戸水でしっかり〆た冷たい麺を温かいスープに入れた一杯。3件目で初めてだし汁に入ったうどんを頂きました。最後だったので、たこ天と油揚げをトッピング。流石に、満腹、もう食べられない状態まで到達しました。
どのうどんもとっても美味しかったのですが、こんなにおいしいのに全てとっても手ごろなお値段。一番商業的な感じがしたバカ一代さんでも、釜バターの小は530円だったかな?最も安かったのは、三嶋製麺所さん。何と、250円。今のご時世に、こんなに美味しいのに、これで本当に良いの?と言いたくなるようなお値段です。もっと高くてもきっと今と同じように大勢の方が食べに来ると思うのですが、そんなことは考えていらっしゃらないんでしょうね。こんな計算したら失礼かもしれませんが、恐らくいっぱいの原価は50円もしないのでしょう。後は、人件費ですが家内経営なのであまり気にされないのかな?この場では、生産性云々の議論なんてないんでしょうね。これでしっかり働けば、家族で生活していくには十分な収入があるのだと思います。そんなお店で、お土産の麵の事を聞いたりしても、忙しい中とっても丁寧に対応して下さる。多分ご夫婦だと思うのですが、お互いに協力し合いながら、とても楽しそうに働いている。きっと、仕込みから始めているので仕事開始はとっても早いのだと思います。それを毎日。こんな仕事の仕方もあるんだと、改めて考えさせられる素敵な光景でした。
20251009_讃岐うどん巡り
livedoor プロフィール

Koji

美味しい食べ物とお酒をこよなく愛すコンサルタントです。戦略立案とBPR、及びこれを実現するためのITなどに関するコンサルティングを提供しています。また、ビジネスリーダーを育成するシンスターで企業研修などの講師も務めています。
株式会社ケーティーコンサルティング、株式会社シンスター代表取締役

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