「日本は金利を上げるほどの物価高に直面していない。」、日銀黒田総裁のこの言葉ですがちょっと前に日本で聞いた時には「そんなことないでしょ。」と思っていました。特に、企業物価を考えると、日本も金融緩和維持をこれ以上続けるのはどんなものかと。しかし、アメリカの物価高、Hyperinflationは、想像を超えるものでした。エッグマックマフィンのモーニングセットが、何と1,230円ですよ!日本では440円。米国人の大好きなお得感を出すPOPで、2for$XXってありますよね。で、とあるガソリンスタンドでは、350mlのコーラが2for$4!ですって。1本280円?OKストアだったら、70-80円なのに。アメリカ政府がインフレ抑制に躍起になるのも、分かるような気がします。

実感しなければ正しい判断はできない
毎日のパンやジュース、野菜にお肉、そんな普通の買い物をしただけで、結構簡単に$100が飛んでいきます。3年前に来た時の倍ぐらいの感覚かな。そこに円安(2019年8月は1ドル=106円)が拍車をかける。半端ないですね。しかし、日本のニュースを見ていても、ここまでとは思わない。いや、思えない。だから、日本のデフレの根付き方、消費者物価が以下に抑えられているかの実感値もない。日本の小売さん達が、どんなに我々の懐に優しくしてくれているかも、本当には分かっていない。これじゃ、判断間違えますよね。自民党に投票するわけだ。せめて、ニュースでも具体的に比較可能な商品で物価差がどれだけあるかを伝えれば良いのに。一方、我々は、そういう情報がなければ自分で確認するぐらいの敏感さは持っていないと駄目なんですね。今回つくづくそんな事を感じました。(自分の鈍さも含めて。
こういう分かっているようで分かっていない事、分かった気になっている事って、実は身の回りには沢山あるんですよね。先週、私のお客様先である執行役員が現場に出て施策の状況確認を行って下さいました。状況確認と言っても、ただ見ているだけではなく、現場業務に完全密着して状況をみるというやり方です。で、その方曰く「いや、この歳になると、当社の現場は本当にきつい。特に夏は。どれだけ現在の社員の皆さんが大変な中仕事をしているのか、よく分かりました。」とのことでした。素晴らしい経験とコメント。自分で実感しないと、本当のところは分からないですからね。今回の取り組みに関しては、かなりうまく行きそうだと確認できたので、それも良かった。で、この方最後に一言。「当社の役員、全員がやるべきですね。でないと、今後の強化策など現場に即したものが出せない!」と。さぁ、本当に実行できるかな?

今回の体験で、自分の実感値もかなり鈍っていると痛感しました。今後、もっと敏感になるようにしないと反省です。ま、米国のこんな状況下で、先週私が励んだのが息子への簡単料理法の伝授。米国で手に入る安いお米でも相応に美味しいご飯を鍋で炊く方法や、安い肉でも美味しく焼けるステーキの焼き方、安い野菜で美味しく作れる日本のカレーの作り方・・・などなど。ま、寮の食事はあまり美味しくないようなので、倹約しつつも充実した食生活を送る手法となれば良いのですが。
20220807_US物価高と手料理