皆さんは、ビンゴボックスという中国のお店はご存知ですか?先日のブログでAmazonが試行しているAmazon Goの話を書きましたが、中国では6月に無人コンビニが開店しています。ただ、ここで使っている技術は2次元バーコード。これならやろうと思えば直ぐにでもできますよね。それでも、運営コストは通常のコンビニと比べると15%ぐらいに押さえられるとか。店舗は、車輪の付いたコンテナで、市場が付いて来なければ直ぐに他の場所に移動できるというのも面白いですね。日本でも、過疎地では移動店舗なんて形態がある。どうなんでしょうね、中国に先を越されずに、日本でもいくらでも試せるような形態だし、アイデアのように思うのですが、何故やらないんでしょうね?
もたもたしていると・・・
インドでは、屋台でもスマホ決済ができるようですね。ビンゴボックスと一緒に、日経の記事で紹介されていました。支払いは、QRコードを読み込むか支払先の店主の電話番号を入力すれば終わるそうです。簡単に導入できるこんな仕組みが、低コストで提供されている。便利ですよね。これまた、日本でもどんどんやれば良いのに・・・なんて思うわけですが、この記事ではそうできない日本の事情に対してこんな解説を加えていました。
過去に技術開発で先行し、そこに膨大な投資をかけてきた。すでにインフラが出来上がり、減価償却が終わらないうちに次の投資には踏み出しづらい。
そうなのかなぁ?日本には屋台もあるし、色々なイベントもあるのだから、やっても良いですよね。しかし、スマホを持っていない人達も来るので、現在の決済の仕組みも使わざるを得ない。それよりも、今の現金払いで特に苦労を感じない。だから新たな仕組みを入れようとしない。それ以前に、そもそもそんなアイデアが出て来ない?そんな課題もあるようにも思うのですが・・・でも、やっぱり償却が終わっていない今の仕組みを捨てられないという事情もあるのでしょうね。何れにせよ、もたもたしていると、アジアの新興国で実績を作った新たなサービスが、そこで経験を積んだ企業に持ち込まれて『あっ!』という間に市場を奪われてしまうリスクもある。インドでスマホ向け決済サービスを提供している企業は2011年にサービスを開始し、既に2億3000万人の利用者がいるそうです。そう言えば、私も2011年にタイのランタ島で見て感じたことを書いたなぁ、なんて思い出して読み返してみました。アジアの新興国では、これまで何もなかったところに最新のITなどを活用して、一足飛びに新たなサービスが生まれる。何もなかったから、それを当たり前に使う市場もある。現状に満足したり、仕組みを変えることの難しさから二の足を踏んだりしていると・・・いつの間にやらサービスでも勢いのある新興勢力に追い抜かれてしまうかもしれませんね。
捨てる勇気を持てるか
「損して得とれ」なんて言いますが、難しいですよねぇ。ポイントは2つ。まずは、『損』の額ですよね。そもそも、設備やITに投資したお金もありますが、その仕組みを考え、定着させるために使ったコストもありますからねぇ。ま、余裕資金がたんまりあれば、このハードルは乗り越えらるのでしょうけど。もう一つは、新たな取り組みが『損+新たな投資』を超える効果を生むことに確信を持てるか、ですね。現在の仕組みを作るための投資をする時にも、当然のことながら効果を考えたわけです。そして、その効果を信じて投資した。なのに、その効果を出しきれていないうちに新たな投資ができるか?先を読んで、損をしてでも新たな投資をして得をとりにいかなければならないこともあるのですが・・・先を読むのが難しい。これに加えて、これまでの仕組みに対して思いや愛着なんかもあったりして。結局最後は、「捨てる勇気」があるかどうかなのかもしれませんね。個人的に振り返ってみると・・・やっぱりなかなか持てていませんね。どうしてもけち臭い根性の方が先に立ち、「・・・円も使ったのだから」とか、「苦労して作ったのだから」なんて、ビジネスでもプライベートでもそんな考えの方が勝っています。でも、それではいけない時もある。先を見た時に何が『得』なのか、これを得られる確度、そこに対する自分の確信をしっかり見据えて、時には勇気を持って何かを捨てることも大事、そういう思考を持たなければいけないなぁなんて考えてしまいました。だって、タイのはずれのこんな町でも、スマホ決済が浸透するような時代、変化の速い時代ですからね。もたもたしてると、本当にAmazonされちゃうかもしれないですよね。
もたもたしていると・・・
インドでは、屋台でもスマホ決済ができるようですね。ビンゴボックスと一緒に、日経の記事で紹介されていました。支払いは、QRコードを読み込むか支払先の店主の電話番号を入力すれば終わるそうです。簡単に導入できるこんな仕組みが、低コストで提供されている。便利ですよね。これまた、日本でもどんどんやれば良いのに・・・なんて思うわけですが、この記事ではそうできない日本の事情に対してこんな解説を加えていました。
過去に技術開発で先行し、そこに膨大な投資をかけてきた。すでにインフラが出来上がり、減価償却が終わらないうちに次の投資には踏み出しづらい。
そうなのかなぁ?日本には屋台もあるし、色々なイベントもあるのだから、やっても良いですよね。しかし、スマホを持っていない人達も来るので、現在の決済の仕組みも使わざるを得ない。それよりも、今の現金払いで特に苦労を感じない。だから新たな仕組みを入れようとしない。それ以前に、そもそもそんなアイデアが出て来ない?そんな課題もあるようにも思うのですが・・・でも、やっぱり償却が終わっていない今の仕組みを捨てられないという事情もあるのでしょうね。何れにせよ、もたもたしていると、アジアの新興国で実績を作った新たなサービスが、そこで経験を積んだ企業に持ち込まれて『あっ!』という間に市場を奪われてしまうリスクもある。インドでスマホ向け決済サービスを提供している企業は2011年にサービスを開始し、既に2億3000万人の利用者がいるそうです。そう言えば、私も2011年にタイのランタ島で見て感じたことを書いたなぁ、なんて思い出して読み返してみました。アジアの新興国では、これまで何もなかったところに最新のITなどを活用して、一足飛びに新たなサービスが生まれる。何もなかったから、それを当たり前に使う市場もある。現状に満足したり、仕組みを変えることの難しさから二の足を踏んだりしていると・・・いつの間にやらサービスでも勢いのある新興勢力に追い抜かれてしまうかもしれませんね。
捨てる勇気を持てるか
「損して得とれ」なんて言いますが、難しいですよねぇ。ポイントは2つ。まずは、『損』の額ですよね。そもそも、設備やITに投資したお金もありますが、その仕組みを考え、定着させるために使ったコストもありますからねぇ。ま、余裕資金がたんまりあれば、このハードルは乗り越えらるのでしょうけど。もう一つは、新たな取り組みが『損+新たな投資』を超える効果を生むことに確信を持てるか、ですね。現在の仕組みを作るための投資をする時にも、当然のことながら効果を考えたわけです。そして、その効果を信じて投資した。なのに、その効果を出しきれていないうちに新たな投資ができるか?先を読んで、損をしてでも新たな投資をして得をとりにいかなければならないこともあるのですが・・・先を読むのが難しい。これに加えて、これまでの仕組みに対して思いや愛着なんかもあったりして。結局最後は、「捨てる勇気」があるかどうかなのかもしれませんね。個人的に振り返ってみると・・・やっぱりなかなか持てていませんね。どうしてもけち臭い根性の方が先に立ち、「・・・円も使ったのだから」とか、「苦労して作ったのだから」なんて、ビジネスでもプライベートでもそんな考えの方が勝っています。でも、それではいけない時もある。先を見た時に何が『得』なのか、これを得られる確度、そこに対する自分の確信をしっかり見据えて、時には勇気を持って何かを捨てることも大事、そういう思考を持たなければいけないなぁなんて考えてしまいました。だって、タイのはずれのこんな町でも、スマホ決済が浸透するような時代、変化の速い時代ですからね。もたもたしてると、本当にAmazonされちゃうかもしれないですよね。