先週新聞を読んでいていくつか気になった記事があるのですが、その一つにユニクロが中国でネットを活用してビジネス展開を図ると言う記事がありました。中国の電子商取引大手Alibabaが運営するショッピングサイトTAOBAOと提携してオンラインショップを中国で展開すると言う内容です。一勝九敗の柳井さん流のように見えるのですが、これまでの試行錯誤でやっと活路の見えてきた中国から東南アジアでのユニクロの事業展開を、一気に加速するために行われているのではないかと勝手に思っています。中国ばかりでなく、タイやインドネシア、ベトナムなど非常に広いマーケットにビジネス展開する上で、ブランド浸透とマーケット調査の両方を兼ねた打ち手としては、なかなか良いやり方なのではないでしょうか。


ユニクロはどのような取組みをしているのだろうか?(仮説)

こういう記事を読むと、裏ではどのようなシステムを作っているのか、どれぐらいのコストをかけているのだろうか、と言った事を考えたくなりますよね。以下は、私の勝手な仮説ですが、恐らくユニクロは今回の手法が上手くいけば、他のブランドが浸透していない国でも同様の手法を取って行こうと考えているのではないかと思います。そうすると、他国の様々なサイトとコストレス(コストを出来るだけかけずに)、工数レス(出来るだけ工数をかけずに)でスピィーディーにシステム連携できる仕組みを作っているのではないかと思います。つまり、最近色々と語られているSOAのような思想に基づいたシステムを構築し、システムの二重三重開発を極力行わずに他サイトでもサービスを展開することが出来るようにしているのではないかと言う事です。2000年ぐらいまでのユニクロをみていると、柳井さんはあまりITには強くないのではないかと言う印象を持っていたのですが、最近の店舗展開と品揃えや様々なマーケティングの賞を獲得したユニクロックなどの活動を見ていると、恐らくユニクロではこれぐらいのことはやっているのではないかと、個人的に見ています。


ITを武器として活用する

このような内容を書いていると、私がITが大好きで、ビジネスを考える際に常にITを前提に話をするように見えるかもしれませんが、全くそういう人間ではありません。例えば、企業内の知を共有しようとナレッジマネジメントなどといわれるシステムがありますが、勿論そのようなシステムを作ることを否定するわけではありませんが、このようなことは誰がどのようなことを出来るのかを知っていて、その方に直接相談できる人的ネットワークと人間力の方がずっと効果的・効率的である場合も多々あると思っています。しかし、一方でITが有効に使えるところがあるのも事実です。そのようなところでは、様々なITの進化を最大限享受してITを活用すべきだと思っています。例えばですが、これも先週の記事でNTTドコモが2010年に携帯で簡単に送金が出来るサービスを開始すると発表がありました。これは、金融の規制緩和と言う政治的な変化に加え、携帯のブロードバンド化とセキュリティの向上と言う技術の変化に基づくサービスですね。このサービスでは、相手の携帯番号を知っているだけでお金を送金できるようになるそうです。また、サイト上での買い物も含めた決済も相手にカード番号を教えずに出来るようになるそうです。携帯電話は、まさに個々人が持ち歩けるパーソナルATMになっていくようですね。(振り込め詐欺などへの対策も必要になると思いますが。)このような新たなサービスを自社のビジネスにどう組み入れることが可能かを今から考えておくと、実際にサービスが始まった際には何か新しいビジネスを作ることができるかもしれませんね。このように日々刻々と進化していくITを上手く武器として活用できれば、自分達のビジネスをより効果的・効率的にできる可能性があるのではないでしょうか。


ITのパラダイムシフトに対するアンテナを立てる

「ITを武器として活用する」と言うのは、言うのは簡単ですが実行するのは実は結構難しいですよね。まず教科書的に言うと、当然のことながら我々はITのパラダイムシフトに対するアンテナを立てておかなければならないということでしょうか。自社のシステムがどうなっているか、どのようなITの人材がいるかと言うことは当たり前ですが、それに加えて
・どのような技術的な変化が起こっているのか、起こるのか
・その技術は、どのようなビジネス領域で、どう使えるのか
・その技術を自社で取り入れることが出来るのか
・どれぐらいのコストと開発期間がかかるのか
と言った切り口で、ITを見て考え続ける事が必要になると思います。しかし、ITと言っても範囲が広く、技術も多岐に渡っています。これを、全て押さえるなんて不可能ですね。そうすると、やはり自分が何か注目した技術を中心に、他の技術に関してもある程度情報を押さえておくと言うことになるでしょうか。私が、最近注目しているのは、クラウドコンピューティングと言う技術です。(用語解説に私の会社の有江君が書いているIT四コマ漫画を張っておきます。難しいIT用語を出来るだけわかり易く解説しているサイトですので、宜しければ今後も活用して下さい。)この技術は、今後様々なビジネスソリューションの一部として活用できると思い、ITコンサルのメンバーに頼んで他社の方と勉強会を実施すると同時に、自社でもこの技術の代表格であるGoogleAppsなどをシステム基盤として利用して試行錯誤しています。
私もそうなのですが、戦略や業務を考えることを主業務としている人間には、ITは結構敷居が高いですね。特に、英語3文字の略語が多いこと、多いこと。何が何やら良く分からないことが多いのですが、そうとばかりも言っていられないのでそれなりの努力をしています。皆さんも、周りの人とも協力してITに対しても目を向けて言っては如何でしょうか?もう直ぐゴールデンウィークですね。ある程度の時間をとらないとキャッチアップできないことに取り組んでみるには、良い機会かもしれませんよ。

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