昨年、AIで8000人分以上の仕事が消えた。こんな、ちょっとショッキングなニュースを先日目にしました。幸運なこと(?)に、これは日本ではなくインドでの話。システムの構築・運用、そしてコールセンターなどのサービスを提供しているインフォシスという企業があるのですが、システムの構築から監視、そしてコールセンター業務の一部までが、AIに取って代わられたそうです。その業務量、社員19万人の実に約5%とのこと。AIに仕事を奪われた方は直ぐに首にはならないようですが、新たな仕事に就くトレーニングを受けてスキルを身に付けないとやはり失業。この波が、いつ日本に!?厳しい世の中になってきましたねぇ。
備えておくしかない
AIの普及により日本の失業率X%アップ!なんてヘッドラインが日本の新聞紙面を飾る日も、そんなに遠くないのかもしれませんね。「AI、なんじゃそりゃ。そんなもん関係ないよ。」そんな風に思われる方もいらっしゃると思います。例えば、私の家の前で築30年を超えた鉄筋コンクリート造の戸建解体作業が今行われています。そこで作業する方々にこんな話を振っても、「ITで俺たちの仕事を取って代われるわけないだろ!」と一蹴されると思います。しかし、建設現場の人手不足は既に深刻な問題になっています。コマツを始め、建機メーカーの方々はドローンも使って様々な現場で建機が無人で作業できるようなソリューションを開発しています。このようなソリューションにより、安全・安心が確保され、確実で工期も短くなり、コストも下がるのであれば、徐々にその浸透はこのような小さな現場にも波及してくるかも。ほんの20年前には、まだまだ携帯の普及率なんて低かったのに、今や誰でも、アジアの新興国の漁師さんでもスマホを持つようになった。最初は小さな胎動でも、サービスが充実し、価格が手に届くようになれば一気に広がる。ぐずぐずしていると、ゆでガエルになってしまうかもしれませんね。最近、仕事で金融業界のこの1年の動きをリサーチしているのですが、世界の中央銀行もデジタル通過への対応を検討している時代です。もしかしたら、何年か先には現物の通貨はなくなってしまうかもしれない(だいぶ先とは思いますが)。AIばかりでなく、ITの普及で今の通貨管理に関わる仕事をしている方々の仕事の多くが消えてなくなってしまうかもしれない。既に始まっていますが、お金の使い方の管理や指導は殆どAIが行うようになるのかもしれない。そんな時代になったら、社会はどんな風になるのでしょうね?こういう変化、現実になるスピードがどんどん速くなっている。そこに対応するためには、どんな変化が起こっているのかをウォッチングするアンテナを磨き、押さえたファクトから未来に対する仮説を立て、それが現実になったらどうするかを考えておく、つまりは「備えておく」しかないのですよね。
現実を直視する
先の記事では、こんな事も言っています。
ただ、負の部分にだけ目を奪われると本質を見失う。AIは職場を奪う一方で新たな職場も生み出す。AIを顧客に合わせて作り替えたりAIが分析しやすいようデータを加工したりする仕事の注文が増えている。
う~ん。ま、確かにそうなのでしょうが、これが本質かなぁ?何だか、議論をすり替えているように私には見えるのですが。AIに職を奪われた人が、ちょっと勉強すればAIを作りかえられるようになる?専門的な、あるいは詳細なデータをAIが分析しやすいように加工できるようになる?難しい気がするなぁ。あるいは、それが物凄い単純作業だったら、それをやりたい?日本では、そもそも生産人口が不足しているわけです。仕事は、やろうと思えば色々とある。でも、失業率が0になるわけではない。ま、贅沢な時代と言えば贅沢な時代なのですが、自分のやりたい仕事を選ぶ、それがなければフリーターで凌ぐ、それが成立する時代です。また、人生は一度きり。折角の人生、やはり自分の生きがいとなる仕事をしたい。それもよく分かる。食い扶持を稼ぐだけでは・・・本質は、一人一人が楽しみながら生きがいも感じて生活を送っていくために、どんな未来を作るべきか、その中でAIをはじめとしたITを如何に活用すべきか、ではないかと思います。このまま適切な準備をせずに、進化するITを今の勢いで活用して行くと、最悪のシナリオでは未来にはかなり暗い影も伸びてきそう。そうならないように、どのような社会を描くかが大事なんじゃないのかなぁ。
変わることもあれば、変わらない事、変わって欲しくないことも沢山ありますよね。やっぱり春は、日が延び、暖かくなる中で、桜を楽しみたい。先週、天気が良くなってきたところで、早朝(5時過ぎぐらい)に愛犬のチュラを連れて朝の散歩に出ました。やっぱり、変わらぬ日本の風物詩、桜は良いですねぇ。
備えておくしかない
AIの普及により日本の失業率X%アップ!なんてヘッドラインが日本の新聞紙面を飾る日も、そんなに遠くないのかもしれませんね。「AI、なんじゃそりゃ。そんなもん関係ないよ。」そんな風に思われる方もいらっしゃると思います。例えば、私の家の前で築30年を超えた鉄筋コンクリート造の戸建解体作業が今行われています。そこで作業する方々にこんな話を振っても、「ITで俺たちの仕事を取って代われるわけないだろ!」と一蹴されると思います。しかし、建設現場の人手不足は既に深刻な問題になっています。コマツを始め、建機メーカーの方々はドローンも使って様々な現場で建機が無人で作業できるようなソリューションを開発しています。このようなソリューションにより、安全・安心が確保され、確実で工期も短くなり、コストも下がるのであれば、徐々にその浸透はこのような小さな現場にも波及してくるかも。ほんの20年前には、まだまだ携帯の普及率なんて低かったのに、今や誰でも、アジアの新興国の漁師さんでもスマホを持つようになった。最初は小さな胎動でも、サービスが充実し、価格が手に届くようになれば一気に広がる。ぐずぐずしていると、ゆでガエルになってしまうかもしれませんね。最近、仕事で金融業界のこの1年の動きをリサーチしているのですが、世界の中央銀行もデジタル通過への対応を検討している時代です。もしかしたら、何年か先には現物の通貨はなくなってしまうかもしれない(だいぶ先とは思いますが)。AIばかりでなく、ITの普及で今の通貨管理に関わる仕事をしている方々の仕事の多くが消えてなくなってしまうかもしれない。既に始まっていますが、お金の使い方の管理や指導は殆どAIが行うようになるのかもしれない。そんな時代になったら、社会はどんな風になるのでしょうね?こういう変化、現実になるスピードがどんどん速くなっている。そこに対応するためには、どんな変化が起こっているのかをウォッチングするアンテナを磨き、押さえたファクトから未来に対する仮説を立て、それが現実になったらどうするかを考えておく、つまりは「備えておく」しかないのですよね。
現実を直視する
先の記事では、こんな事も言っています。
ただ、負の部分にだけ目を奪われると本質を見失う。AIは職場を奪う一方で新たな職場も生み出す。AIを顧客に合わせて作り替えたりAIが分析しやすいようデータを加工したりする仕事の注文が増えている。
う~ん。ま、確かにそうなのでしょうが、これが本質かなぁ?何だか、議論をすり替えているように私には見えるのですが。AIに職を奪われた人が、ちょっと勉強すればAIを作りかえられるようになる?専門的な、あるいは詳細なデータをAIが分析しやすいように加工できるようになる?難しい気がするなぁ。あるいは、それが物凄い単純作業だったら、それをやりたい?日本では、そもそも生産人口が不足しているわけです。仕事は、やろうと思えば色々とある。でも、失業率が0になるわけではない。ま、贅沢な時代と言えば贅沢な時代なのですが、自分のやりたい仕事を選ぶ、それがなければフリーターで凌ぐ、それが成立する時代です。また、人生は一度きり。折角の人生、やはり自分の生きがいとなる仕事をしたい。それもよく分かる。食い扶持を稼ぐだけでは・・・本質は、一人一人が楽しみながら生きがいも感じて生活を送っていくために、どんな未来を作るべきか、その中でAIをはじめとしたITを如何に活用すべきか、ではないかと思います。このまま適切な準備をせずに、進化するITを今の勢いで活用して行くと、最悪のシナリオでは未来にはかなり暗い影も伸びてきそう。そうならないように、どのような社会を描くかが大事なんじゃないのかなぁ。
変わることもあれば、変わらない事、変わって欲しくないことも沢山ありますよね。やっぱり春は、日が延び、暖かくなる中で、桜を楽しみたい。先週、天気が良くなってきたところで、早朝(5時過ぎぐらい)に愛犬のチュラを連れて朝の散歩に出ました。やっぱり、変わらぬ日本の風物詩、桜は良いですねぇ。