「あと10分したら起こして」、「Bill Evansかけて」、「今日のニュース教えて」・・・便利ですねぇ、言えば色々な事をやってくれる、つまらないことは言い返して来ない、ただ毎回名前を読んであげないといけないのはちょっと面倒ですが。何の話か、お分かりですよね。そうです、先日ついに私もAmazonのecho dotを手に入れました。計算もしてくれるし、思い出せない曲名も教えてくれるし、土用の丑の日の由来も教えてくれるし・・・とても気に入っています。BluetoothでBOSEのスピーカーに繋げば、音も抜群!今更ながら、色々な人にお勧めしています。まるで、私の親友Aさんと私はAmazonのセールスマン。なかなかいい腕してますよ。きっと、2人の話を聞いて数人が買ってくれていますから。
愛がないものを売れますか?
ITコンサルタントのAさんは、若い頃からPCでも音楽プレーヤーでもなんでも、買う時には複数のメーカーの製品をしっかり比較し、自分が気に入ったものを買う。そして、使ってみてその良さを実感すると、機会がある度にその良さを色々な人に話す、しかもとっても嬉しそうに。こんな素晴らしい営業はいないなぁ、なんて若い頃からずっと思っていました。やっぱり、愛ですよね、愛。愛を持っている人がその製品やサービスの良さを実感値を持って語ると、興味を持つ、時に別に欲しくもなかったのに買ってしまうこともある。逆に、実感値なく、とりあえず売り文句だけをなんとなく話されても、別に買う気にはならない。そうそう、Aさんの愛があるなぁと思うもう一つのポイントは、「他社のXXと何が違うんですか?」と質問すると、適切に答えてくれる。競合製品に対する優位性、良さを意識し、情報を集めるのもやっぱり愛があるから。実は、先日あるお客様で営業改革に関しての議論があったので、こんな話をしたんです。会社としてかなり力を入れたい新商品を開発したので、その販売に向けて営業のあり方にも変革を起こしたい、そういう話でした。議論していると、営業を如何に教育するか、製品の良さを如何に分かり易く伝えるか、という当然の議論が最初のうちはあったので、「改革に本当に必要なことは何ですかね?」なんて聞いてみたら、ある方が「やっぱり愛がないと駄目なんじゃないですか?」と言う答えが。素敵!自分が良いと思っていないものを、他人に本気で勧めることは出来ない。営業を本当に変えたかったら、小手先のテクニックではなく、売るものの良さを体験し、そこに共感し、出来ることなら愛す。共感まででも十分。そして、その良さを本気で伝える。こういう泥臭さが、実は営業の本質のようにも思うのですが・・・最近軽視されてる気がしませんか?
他人に話す必要がなく、自分で感じるだけでうれしい愛も沢山ありますよね。話は全然違うのですが、先日出張の時に久しぶりに一人で愛妻弁当を堪能しました。市販の色々な弁当もしいですけど、やっぱり愛妻弁当は最高!浜名湖を眺めながら堪能しました。やっぱり、愛は良いですねぇ。