2017年09月20日

歌手の安室奈美恵さん(40)が20日、自身のホームページ上で来年9月16日に引退することを表明した。今月16日にデビュー25周年を迎え、20日は誕生日だった。「引退までのこの1年アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたい」としている(朝日新聞)。

所属会社などにもまったく伝えていない、突然の表明だった。
時代が移り替わるというのは、政治的・経済的な区切りよりもむしろ、こうしたエンタメの世界から実感することが多い。
昨年限りでSMAPが解散し、今月3人が事務所を離れていった。そして90年代の音楽・ファッションをリードした歌手が引退する。年齢も同世代である。

デビューは1992年。アイドルグループに属していたが、95年にソロ活動を開始してからブレイク。小室哲哉プロデュースのトップランナーだった。97年には結婚と妊娠を発表。人気絶頂期の結婚という点では、それ以前のアイドルと同じ道を歩んだ。00年には沖縄サミットのイメージソングも担当。そう、そういえば沖縄出身芸能人が大挙して進出してくるさきがけ的な存在でもあった。

01年に小室哲哉プロデュースを離れると、ダンスミュージックを極める方向に向かい、ライブ重視の戦略をとっていく。その後もアルバムの売上は安定して上位をキープ。パフォーマンスには衰えがみられない。昨年もドラマ主題歌やリオ五輪テーマソングを担当、この10月からのドラマ主題歌もある。

このように歌手活動はまことに順調だが、私生活においては離婚や母の殺害というつらい経験もあり、また所属事務所との折り合いが悪いと伝えられることもあった。

一流の芸能人の条件として、一つ挙げられるのは「セルフ・プロデュース」の力である。自分がどういう魅力があり、同時にどういうことを期待されているかを見極める。そしてインパクトのある企画を打って、自分の芸を見せる。日本では普通の芸能人は事務所がこうした戦略を立てるが、一流になれば自らやったほうが効果的である。彼女はこの点でとても優れているといえよう。

同年代の浜崎あゆみの衰えが激しいと指摘されるのに対して、彼女はパフォーマンスを維持している。だがそのスタイルは、年齢を考慮すると今後難しくなってくる可能性もあった。いい引き際かもしれない。


ktu2003 at 22:53コメント(0)芸能 

2017年09月19日

1978年(昭和53年)、ヤクルトの球団史上初優勝に貢献するなどしたデーブ・ヒルトン氏が17日に亡くなった。同氏が住むアリゾナ州の地元紙アリゾナ・リパブリック(電子版)が18日に報じた。67歳だった。死因は分かっていない。(スポーツニッポン)

1971年にパドレスでメジャーデビュー。ドラフト1位入団で期待されたが、レギュラーにはなれず、78年にヤクルトにやってきた。独特のバッティングフォームで1番を打ち、8本の先頭打者本塁打を放つなど大活躍。.317、19本塁打でチームの球団初優勝に大きく貢献した。ヤクルトが優良外国人を連れてくるという定評はマニエルとともに彼から始まっているわけである。

しかし翌年はチームの低迷とともに自らも低迷して、阪神に移籍。ここで開幕から起用されたが、打撃不振。さらに内野手としてゴールデンルーキー・岡田彰布が入団しており、その起用を求めるファンの声が殺到。当時のブレイザー監督が辞任する原因にもなった。ということで阪神の御家騒動を彩る外国人となってしまったのである。そのシーズン途中で解雇された。通算成績はメジャーで161試合、108安打、6本塁打、33打点、.213。 日本では、251試合、276安打、38本塁打、128打点、.284。

その後はアメリカ3Aでプレーしたのち、台湾で指導者となった。

ktu2003 at 18:45コメント(0)プロ野球 

2017年09月18日

広島が甲子園で阪神に勝って、セリーグ連覇を果たした。
今シーズンは黒田が引退したものの、その穴を若手投手が埋め、そして打力は他を圧倒する力を出して、他チームを寄せ付けなかった。選手の年齢もまだまだ若く、当分チーム力は維持されそうである。

敗れた阪神の今季についても、ひとまず振り返っておきたい。
Bクラスに終わった昨年に比べると、確かに順位はあがり、チーム力もアップしたようにみえる。その要因の第一は、中継ぎ・抑えが確立したことだろう。昨年登板がなかった桑原が台頭して大車輪の活躍を見せ、マテオ・ドリスの外国人勢も安定した投球を見せた。昨年起用法がぶれた藤川は負けゲームや楽な展開を中心に起用し、安定感を取り戻した。高橋や岩崎といったあたりが、勝敗にかかわらず使えたのも大きかった。他チームなら勝ちパターンの投手である。

第二は若手選手が躍動を見せたことだ。投手陣では秋山である。大器と言われて久しかったがようやく期待に応え、12勝してチーム最多勝を確実にしている。青柳・小野といったあたりも先発ローテーションで働き、これからに期待を持たせてくれた。そして打線では、中谷が今日20本塁打を達成。生え抜きの大砲誕生を予感させる。ルーキーの糸原はけがが惜しまれるが躍動した。ドラフト1位大山も後半に入って4番を打つなど活躍している。

中堅・ベテラン勢も活躍した。鳥谷が昨年の不調から立ち直って、死球によるけががあったものの3割近い打率をキープ。休み休みの福留、FA糸井もよく働いた。大和がスイッチヒッターに転向して打力をアップし、伊藤隼は代打で生き残りを見出した。俊介や上本といったあたりが好調を維持しているのも大きい。

しかしながら優勝するには課題が多いことも明らかになった。まず守備のミスが目立った。凡ミスが多く、キャンプの練習の仕方や選手の意識に問題があると言わざるを得ない。投手陣では、藤浪・岩貞を筆頭にコントロールに問題のある選手が多い。彼らはまだ若いので何とか克服してもらいたい。そうすれば、楽に2ケタ勝てて一流投手になれるのだから。若手打者陣はチャンスはたくさんもらったが、不動のレギュラーはなかなかつかめない。他チームでは不動になっている同年代の打者が何人もいる。なぜ阪神はだめなのか。

若手を育てようという意思は前より明確になってきた。だがチームの軸はまだベテラン。チームリーダーをどう育てていくかがカギである。野球界全体が、補強より育成という流れになっている中で、チームの育成システムから見直していくことも必要だろう。掛布2軍監督の人事が話題だが、たとえば3軍制の導入なども検討してよいのではないか。


ktu2003 at 18:32コメント(0)プロ野球 

2017年09月17日

安倍晋三首相は年内に衆院を解散する検討に入ったと与党幹部に伝えた。28日召集の臨時国会冒頭で踏み切ることも視野に、北朝鮮情勢などを見極めて最終決断する。報道各社の世論調査で内閣支持率が回復基調にある中、民進党は離党騒動で混乱しており、局面打開の好機と判断(朝日新聞)。

やはりこの作戦で来た。
衆議院の任期は来年末。来年になれば時間的制約のほうが大きくなる。タイミングをはかれるなら年内しかなかった。

支持率が急落し、低姿勢に転じて内閣改造。効果そのものは限定的だったが、民進党が代表選をめぐって路線対立が表面化し、離党者が続出する事態に。そして直近の世論調査で支持率の回復基調がみえてきた。
ここで臨時国会となると、森友・加計問題の追及が行われる。そうなればまた支持率低下もありうる。したがって、臨時国会冒頭で解散するという案が出てきたのだろう。まったく国会軽視だとはいえるが、解散権は首相がフリーハンドで使うことができる。

自民党の議席数はほぼマックスに近づいている。だから選挙をやれば議席そのものは減らす可能性が高い。しかし共産党を含めた野党共闘が機能する可能性も乏しく、また小池新党もまだ形にはなっておらず、今選挙となれば準備が間に合わない。仮に新党を作ったとしても、力は限定的であろう。さらに民進党が勢力を後退させ、維新や小池新党が議席をある程度確保すれば、自公で3分の2を取れなくても、改憲勢力としてあわせて確保できる。こういう読みが出てくるわけだ。定数是正が行われたことも好材料である。現在の国会は違憲状態の選挙の結果だが、今選挙をやればその点での批判をつぶすこともできる。

あと考慮すべき問題は、北朝鮮情勢と天皇退位時期の決定である。北朝鮮情勢に関しては不測の事態が起こる可能性があるので、本来政治空白は望ましくない。しかし選挙の争点として、安保問題を前面に出すことができる。そこに憲法改正を入れ込む形。天皇退位時期については今選挙をやり、年末に決定すればよい。こうすれば選挙に勝利して、来年の通常国会で憲法改正案を発議することができるというわけだ。

定数は10削減されて465。3分の2は310である。公明党が35議席だから275議席を確保すれば自公で3分の2となる。これを確保できた場合は維新や小池新党を巻き込みつつ、首相案での憲法改正に踏み切るだろう。もし確保できない場合は、改憲勢力の意見を取り入れる形にして新たな改憲案をつくるかもしれない。

もちろん思惑どおりにいくかは様々な不確定要素がある。北朝鮮問題、スキャンダル、テロ、そして可能性はかなり低いが野党共闘がある程度機能した場合。こうした場合でも政権交代の可能性は低いが、3選される可能性はほぼなくなるだろう。

ktu2003 at 09:30コメント(0)国内ニュース 

2017年09月09日

陸上男子100メートルで、21歳の桐生祥秀(よしひで、東洋大4年)が9日、9秒98(追い風1・8メートル)をマークし、日本選手で初めて10秒を切った。(朝日新聞)

ついに日本陸上界の悲願が達成された。
リオ五輪リレー銀メダルのメンバーではありながら、個人では今年の世界陸上の代表も逃すなど、伸び悩みが指摘されていた桐生。東洋大学最後のレースで、自己の、そして日本記録を更新したのである。

注目されたのは高校時代。10秒01という日本記録に迫る快走を見せ、何しろ若いだけにすぐ9秒台を出すのではないかと言われた。ところが大学進学後は調子を崩し、その間に多くの選手が台頭。サニブラウンやケンブリッジといった、黒人の血を引く有望株も登場して、桐生の立場は、有力選手の一人に過ぎなくなっていた。だが純粋な走力では、やはり桐生がタイムを出せる。追い風参考ながら9秒87を出したこともあった。

今回はインカレだから、大学選手権という決して小さな大会ではないが、すでに五輪を経験している彼としてはそれほどプレッシャーはなかっただろう。今後は、9秒台への期待のプレッシャーはなくなるから、ライバルとの競い合いに重点がおかれる。当然、ライバルたちも刺激を受け、どんどん9秒台が出てくる可能性もある。そうすれば、タイムからみて五輪や世界陸上の決勝の場に立つという、夢もふくらもう。

ktu2003 at 18:21コメント(0)スポーツ全般 
プロ野球阪神の鳥谷敬内野手(36)が8日、DeNAとの18回戦(甲子園)でプロ通算2千安打を達成した。二回1死一塁での第1打席、井納から右中間へ適時二塁打を放った。8月13日に巨人の阿部慎之助が達成して以来、史上50人目。阪神の生え抜き選手としては、1983年の藤田平以来、2人目となった。(朝日新聞)

あっさり達成してしまった。この男にとって、2000本安打はまさに通過点。
高校時代にはエースとして甲子園出場、そして早大では強打者となり、鳴り物入りで阪神に入団した。大学の先輩でもある当時の岡田彰布監督のもと、1年目から一軍に定着。以後、現在に至るまで連続試合出場を続け、衣笠祥雄に次ぐ歴代2位の記録となっている。ショートというポジションにあってこのタフさは驚異的である。昨年からは不振もあってサードにまわり、さすがに力の衰えも取りざたされたが、今年は打撃が復調し、打率3割に達している。

主要な打撃タイトルは獲得していない。そのため地味な印象があるが、ベストナインやゴールデングラブ賞は何度も獲得しており、いわば業界内評価は高い選手だ。そして彼のもっともすぐれた点は、選球眼の良さである。主力打者としては打って打点をあげたくなるところでも、慎重にボールを選んでいく。あまり喜怒哀楽を表に出さず、黙々と自分の役割を果たしている。2013年WBC台湾戦での土壇場の盗塁が、脚光を浴びたぐらいのものだ。

阪神の選手としてはじめて、甲子園球場で2000本安打を達成できた。ファンはみんな知っている。彼なしにチームは成り立たないし、優勝もないということを。


ktu2003 at 10:00コメント(0)プロ野球 

2017年09月08日

待機児童問題で安倍晋三首相を追及して脚光を浴び、先の通常国会での共謀罪審議でも論客として注目された民進党の山尾志桜里・元政調会長が7日、離党届を出した。記者会見で週刊文春の報道内容を否定したが、記者の質問には一切答えなかった。(朝日新聞)

民進党前原体制が出だしからつまづいた。
「文春砲」が直撃し、またも政界を揺るがせたのである。

「山尾幹事長」が前原新代表の目玉人事だった。トップに立ってみると、「抜擢人事」というのをやりたくなる。当たり前の人事ではなく、自分の見る目というのをアピールするため、あるいは若手にやる気を与えるためでもある。とはいえリスクも高い。今回はリスクが就任前に発生してしまった。

山尾氏は東大卒で検察官出身。学生時代には舞台女優としても活動していた。そして民主・民進の苦しい近年の中にあって、小選挙区を勝ち上がる力のある政治家である。そして政府追及の先頭に立ち、党三役の一角を占めるに至っていた。そして幹事長の座を手に入れれば、近い将来には一気に党代表という目も出てくるところであった。
しかし反発は前原側近から出たという。当選2回の人物にただでさえまとまりのない党内をまとめることができるのか?というわけである。確かに国会で鋭い質問をするということと、党内調整をするというのは別の能力が求められよう。このあたりの人事センスで早くも前原氏に疑問が生じるが、とはいえ当初は押し切ろうとしたようだ。

そこにふってわいたのがスキャンダル。週4回の頻度で年下の弁護士と会っていたという。両方とも既婚。「事実無根」と山尾氏は釈明したようだが、結局のところかばいきれないとなり、幹事長への起用を最終的に断念。そして報道に対する釈明もないままに、離党と相成った。
まったくの事実無根なら堂々としていればいいが、どうやらそうではないのだろう。実際の関係がどの程度であったかは家族のレベルで問題にすればいい。しかしこれだけ不倫に対するまなざしが政治家や芸能人・著名人をめぐって厳しくなっている中、脇の甘さは否めないところだ。また、彼女をめぐってはガソリン代での元秘書の問題など、いくつか疑惑が取り沙汰されており、能力に比して政治家としてのマナーの部分で疑問符がつく側面もあった。多分にやっかみがあったにしても。

政治家として仕事をしてくれれば、プライベートの問題で政治責任をとる必要はない、とはよく言われることである。私も基本的にはそう思うのだが、昨年の宮崎議員の例にもみられるように、子育て支援の在り方や家庭と仕事のバランスが一つの政治的争点になり、政治家のアピールポイントにもなっている。そうした中での不倫の発覚は、これまで以上に政治的なダメージになってしまう。

民進党はやはりある種の「天命」を失ってしまったのだろうか。だからといって小池新党が新しい可能性だとはとても思えないのである。「自民党に対抗する」ということだけが旗印になっていては、政治勢力としての基盤が弱すぎる。民進党や小池新党に限らない。しっかりした基盤のない勢力ばかりが表れては消えていく。そういう繰り返しこそが政治の劣化を招いているのだ。そして「基盤」という意味では自民党ですら、どんどん弱体化してきている。政治家が笛を吹いても国民がついてこない。そう言う時代になってしまっている。


ktu2003 at 10:09コメント(0)国内ニュース 

2017年09月01日

民進党は1日午後、東京都内のホテルで開いた臨時党大会で党代表選の投開票を行った。前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)との一騎打ちで、終始優位に戦いを進めた前原氏が新代表に選ばれた。(朝日新聞)

蓮舫氏がついに党を掌握しきれず、辞任に追い込まれたあとの代表選。争ったのはともに日本新党出身で同期当選の2人。結果は以下の通り。

前原誠司 502
枝野幸男 332

ということで、終始優位を保った前原氏が代表となった。
最大の争点は、野党共闘を続けるのかどうか。この点で、前原氏は見直しを主張。党の多数もそこになびいた。枝野氏は持論に比べてもややリベラルに寄った主張を展開したが、及ばなかった。

前原氏はよく知られているように党内右派であり、改憲積極的、安保政策でもタカ派、自民党にいてもおかしくないような政策の人物ではある。とはいえ今回についていえば、もし枝野氏が選出されていたら党が分裂する可能性はかなり高かった。すなわち、保守派が見切りをつける可能性である。それを考えると、今回の選択は党を存続させるうえでは穏当なものともいえるだろう。

だが、難問はやはり対立軸をどのように打ち立てるかだ。前原氏の主張を聞いていると、なかなかそのあたりは難しい。消費税・外交政策・社会保障・原発などなど、果たして自民党との違いを出し、かつ幅広い支持を集められるか。

そして野党共闘についていえば、確かに前原氏の主張のほうが筋は通っている。選挙協力はできたにしても、衆院選でも全面的に、連立政権を提示するような形での協力は難しいだろう。とはいえ今の民進党の体力では野党共闘をやめることにもリスクが伴う。自由党や社民党は共産党との協力には前向きでもあり、完全に共産党を排除することに対しては反発も考えられる。そこで小池新党だが、この政党はまだ形になってもいない未知数であるし、合流する場合主導権を取れるかどうか怪しい。

そのことよりも課題は、とにかく党をしっかりまとめることだ。民主党時代からの最大の課題は、党内の主張がばらばらで体制が決まってもみんなで支えようとする意欲に乏しいことだ。それは政権を取っても同じであって、結局自壊してしまったのである。まずは人事が問題になるが、枝野氏を支持した勢力をどのように人事で配置するかによって、前原氏が前回の失敗から本当に成長したかを計ることができそうだ。

ktu2003 at 19:33コメント(0)国内ニュース 
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で、B組の日本(世界ランキング44位)は31日、埼玉スタジアムで豪州(同45位)を2―0で破り、6大会連続6回目のW杯出場を決めた。通算成績を6勝1敗2分けの勝ち点20とし、1試合を残して、W杯出場権を得られる同組2位以内が確定した。日本は豪州に過去の最終予選で2敗5分けで、今回が初勝利となった。(朝日新聞)

若い選手の活躍で、不安視された試合を勝ち切ることができた。
ゴールを決めたのは22歳の浅野と21歳の井手口。特に井手口のミドルシュートは、なかなか日本の試合ではみられない見事なもの。オーストラリアにはW杯予選で勝ったことがなかったので、その意味でもこの完勝は大きかった。

ハリルホジッチ監督はこの試合でかなりメンバーを見直してきた。おなじみのメンバーではなく、大胆に若手を抜擢し、そして成功した。井手口はもちろんゴールを決めたが、運動量が多くて試合全体としての評価もかなり高いだろう。FWで起用された乾も仕事をしていた。

昔に比べれば広き門になったW杯予選。とはいえこの試合がだめならプレーオフに回ることもありえて、その場合には何が起こるかわからなかった。敗戦したオーストラリアは苦しくなった。別の組では韓国も苦しんでいる。やはり楽ではない。

来年の本大会までに、若手の台頭がみられてくるか、そしてベテラン勢は巻き返すのか。今回のチームの課題は、チームの過半を占めるまでになった海外勢の調整であった。個々のレベルは間違いなく上がっているとすれば、あとはチームをどう熟成させるか。また、国内組を底上げしておくことも大事になってくる。

ktu2003 at 19:16コメント(0)スポーツ全般 

2017年08月30日

北朝鮮が日本を飛び越えるミサイルを発射し、Jアラートが作動した。
電車が止まったり学校が休みになったり。だが避難の呼びかけがあっても、それで実際に避難行動を起こせるほどの時間的余裕はなかったようである。

とはいえ無駄ということではないだろう。現実にミサイルを撃ってきているという問題はあり、かりに意図的に日本列島を狙わないにしても、落下する場所によっては危険がある。これは事実であろう。とはいえ過剰に騒ぎ立てたところで、何ができるというわけでもない。

また再三論じられているように、北朝鮮は何とか核カードでアメリカと交渉したいのであって、戦争をほんとうにやってしまったら国が滅びてしまうことはわかっている。そのことに対して合理的な判断が行われる限り、日本が攻撃されることはない。

しかしそこに不安があるのは、北朝鮮の指導者が若く、経験不足だということであり、一方アメリカの指導者も、その資質に疑問符がつく人物だということだ。お互いがいろんな読み違いをしたとき、事態は戦争へと向かってしまう可能性も、少なくとも想定はせねばならない。

何か憲法9条や平和主義をばかにする議論が散見されてうんざりする。憲法9条はその歴史的経緯が示すように、日本が戦争を仕掛けないための条文である。近代以降、常に日本は戦争を主体的に始めてきたのであって、攻め込まれて応戦したのではない。したがって9条で日本は守れない、というのは極めてないものねだりの議論である。
ではどのように自国を守るべきなのか。それについては早くから議論があって、再軍備も再三主張された。そして時代の産物として生まれたのが、自衛隊。自衛隊と日米安保でもって日本を守る。これが戦後日本の答えだった。そして9条は、再三戦争を引き起こしてきた日本が、戦争は仕掛けませんという宣言であり、そのことによって戦争の確率を減らしたのである。

なぜ安保法制が批判されたかといえば、「集団的自衛権」は必ずしも自国が攻撃されない場合についても発動されうるからである。名分がなんであれ、「戦争を仕掛ける」側にまわる可能性がある。これを認めるのであれば、9条を改正し「普通の国」になる必要があるが、そのための国民的合意はできていない。これは注意すべきだが、「北朝鮮の脅威から日本を守る」という命題と距離がある。「守るために先制攻撃をする」ことを含意するのであれば、それを日本国民が支持するとは考えられない。

いずれにしても北朝鮮はすでに核兵器を持っている。だとすれば、これを先制攻撃したとしても、報復攻撃のリスクを考えないといけない。それで大きな被害が出てしまっては、たとえ北朝鮮という国を滅ぼしても実質的には負けなのだ。アメリカはだからそう簡単には動けない。この現実を踏まえるならば、どこかで交渉をやるしかないだろう。問題は交渉をまとめられる首脳なのかということだが、それは心もとない。


ktu2003 at 19:25コメント(0)国内ニュース 
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