2022年08月19日

私はほとんど観ていないので批評はできないのだが、「ちむどんどん」への批判は確かにすごいものがある。

テレビドラマは総合芸術なので、かりに出来が悪かったとしたらそれは誰か個人の責任ということにはならず、トータルでスタッフと演者の責任ということになるし、企画者の責任でもある。また、そもそも出来不出来は誰が何の基準で判断するのか、というのもよくわからない。所詮は好みの問題ということもできる。
ツイッターやらネット記事にある批判の数々をみていると、確かに誹謗中傷に近いものもあるのだろうが、正当と感じられるものもあるし、表現者である以上は受け入れるしかないのではないか。いくつか整理してみるとこういう感じである。

・ストーリーが不快。金銭トラブルをめぐる話が多い。
・ヒロインに魅力がない。努力の描写がない。わがままにみえる。略奪愛。
・「沖縄返還50年」のドラマだが沖縄ならではの描写が少ない。
・料理がおいしそうにみえない。
・時代考証がおかしい。その時代にあり得ない事物や言葉が多い。
・トラブルがあっても突然金曜日に解決する。

などなど。

いろいろ漏れ伝わっているところをうかがうと、スタッフ陣の意向としては、
・沖縄という舞台にこだわりはない。どこでも通じる話にしたい。
・料理にはスタッフは詳しくない。
・明るい物語にしたい。
というような意図があったようだ。

また主演の黒島結菜は、
・ヒロインは成長しない。
というのを人物像として演技をプランしたという。黒島は「アシガール」などそれなりにこれまで主演や主要キャストで出演した作品はあるが、演技賞のたぐいは受賞していない。少なくとも演技力が高く評価されていた俳優ではないと思う。とはいえ、今回は大きなチャンスだった。それを生かせたか。

視聴者の期待などと考え合わせると、まず料理関係の描写が極めて粗雑であったというのは、完全に失敗だったと言わざるを得ない。銀座の一流店舗という設定にふさわしい描写ができていたか。主人公については手さばきや箸の持ち方に指摘が相次いでいる。プロの料理人ぽく見せられていないとしたら、それは演者や演出の努力不足だろう。

また、沖縄返還50年という節目の作品で沖縄を扱っていて、時代設定もあるにもかかわらず関連する描写が極めて少ないという。上記の意向からしたら当然だが、視聴者の期待とは大きくずれてしまった。関連して、時代考証の甘さも指摘されている。

ヒロインの性格やストーリーについては好みの問題ともいえるが、ヒロインへの好感度が弱いというのはあるようで、恋敵のほうが評価されていたりするのは、脚本や演者のヒロイン描写が受け入れられなかったということだろう。

前作「カムカムエヴリバディ」がかなり盛り上がりを見せて、評価された作品だったので落差も大きかった。その点は気の毒ではある。

あらゆる芸術作品の中には傑作もあれば駄作もある。それはそれとして、もし問題があったのだとしたら次の作品で挽回すればよい。そのチャンスを与えてもらえるのならば。





ktu2003 at 14:30コメント(0)テレビ 
77年目の8月15日も過ぎ去った。

戦没者を偲ぶといっても、その人を直接記憶している世代はもう80歳を超えている。
そこで問題になるのが慰霊碑の維持である。そもそも慰霊碑などというものは、そこに集う関係者がいて初めて成り立つものだ。だからその関係者がいなくなれば意味がなくなる。価値が残るとすればせいぜい歴史資料としての価値だろう。歴史資料としてみるのなら、できる限り後世に残る形をとってもらいたいのだが、それは限界がある。

たとえば災害慰霊碑だったら、そこで起こった災害を伝える歴史的な意義はずっと残るので、地域で維持することに理解が得られるかもしれない。将来的にその地域で起きる災害への警告にもなる。戦没者慰霊碑はそういう性質のものではない。思い入れを持つ人がいなくなれば理解を得るのは難しい。

一つには、どこかで区切りをつけて碑を処分することだ。「墓じまい」と同じようなものである。もちろんそれにもお金がかかるだろうから、可能なら個人や団体、場合によっては地域社会が負担することもあるだろう。ただその際には、写真や文章の形で記録を残しておくことだ。どんな形であり、誰が揮毫し、どんな文章が刻まれていたのか。それを記録しておけば、ひとつの地域の歴史になる。

もう一つは地域社会に引き継ぐことである。戦争の歴史を後世に伝える意義を理解してもらい、管理が行き届く場所に移築するなどの対応も考えられる。ただし、戦争に対する価値判断が入っている碑も少なくない。こういう場合には、あくまでも死者を慰めるという趣旨に沿うような形とし、また宗教的にも中立でなければならない。

いずれにせよそういった「処理」をする段階にきている。

ktu2003 at 13:32コメント(0)雑記 

2022年08月18日

今日は今大会はじめて雨の影響が出て、試合開始時間が遅れた。
準々決勝はそのとき残っている学校が一同に会する。中身の濃い4試合になった。

・仙台育英6−2愛工大名電
育英が序盤からうまく点をとり、3回までに5得点。一方、名電は終盤まで完全に抑え込まれた。

・近江7−6高松商
互いに打線が活発。近江・山田が打てば浅野は2ランなどで今日も3安打。勝敗を分けたのは終盤での高松商内野陣のミス。

・下関国際5−4大阪桐蔭
桐蔭先制も下関がくらいついて接戦に持ち込んだ。7回にはトリプルプレーでピンチをしのぐと、9回に1点差をひっくり返した。

・聖光学院10−5九州学院
聖光が初回から打者一巡の猛攻。中盤にも追加点を挙げて大量リード。九学も追い上げたが序盤の失点が響いた。

なんといっても下関国際の金星だろう。無敵の進撃を続けるかに思われた桐蔭だったが、接戦に持ち込まれるとらしからぬミスが出た。そして継投で目先を変える。見事にはまった。近江と高松商は注目選手の対決になったが、どちらも活躍し、試合も激戦になった。高松商はディフェンス力を高めるのが今後の課題になる。近江は山田の消耗が心配だが、3季連続ベスト4は偉業といっていい。

育英と聖光が準決勝で対決する。東北の悲願を背負うのは果たしてどちらか。そして東北の悲願に対しては敵役になるのはどちらか。どの高校が優勝しても学校としては初。さらに山口勢以外は県勢として春夏初めての優勝になる。大本命が消え、優勝の行方が俄然面白くなってきた。

ktu2003 at 22:54コメント(0)高校野球 

2022年08月16日

今日でベスト8が出そろった。おおむね順当といっていいのではないだろうか。
ここにきて天候が心配されるが、明日がもっとも悪く、明後日は日程には影響しない程度では、
とみられている。昨年とは打って変わって、順延なしの大会になるか。

・下関国際9−3浜田
下関が序盤から猛攻を見せ試合を決定づけた。浜田は終盤に反撃したがおよばず。

・九州学院4−0国学院栃木
九学が初回に先制したあとは、栃木の継投策にはまってかわされたが終盤に追加点を挙げて決着をつけた。直江が完封。

・聖光学院8−1敦賀気比
序盤は点を取り合ったが、聖光が安田の2ランなどで気比を圧倒。

・大阪桐蔭4−0二松学舎大付
桐蔭が序盤に中軸のタイムリーでリードし、二松はリリーフが踏ん張ったものの打線が不発に終わった。

下関国際は前回に続くベスト8。甲子園で勝てる新興勢力として名乗りを挙げた。次の桐蔭にはどう戦うだろうか。聖光学院は初の甲子園3勝。いずれも強豪を破る堂々たる内容である。一方、気比の敗退で北信越勢は全滅。いずれも大敗を喫するということで、地区全体として不本意な結果に終わった。
桐蔭に対してはやはり左投手のほうが通用する可能性はあるのだろうか。となると、桐蔭が強豪である限り各地の強豪も左投手育成に力を入れるのでは。

ベスト8は近畿が5校を占めた昨年とはうってかわり、様々な地域から進出ということになった。レベル差が他の競技に比べるとまだしも少ないのが、高校野球人気のひとつの要因になっていると思う。

ktu2003 at 22:07コメント(0)高校野球 

2022年08月15日

3日連続のチケット完売という。やはり甲子園には大観衆が入ってこそ、である。あとは声援を気にせず送れるようになれば・・・。

・仙台育英5−4明秀日立
明秀がホームランなどで先行する展開だったが、石川ー猪俣の継投が7回にはまらず、連続押し出しから犠牲フライを打たれ逆転された。

・高松商2−1九州国際大付
高松商が先行し、渡辺が無四球の好投で九州打線を封じ込めた。

・愛工大名電5−2明豊
両軍とも好守が光った試合だったが、名電がすべて単打の12安打で得点を重ねた。

・近江7−1海星
ロースコアの投げ合いが続いたが、決着は7回、近江山田の満塁ホームラン。

いずれも実力校同士の見ごたえのある試合だった。さすが3回戦である。明秀は2投手の目まぐるしい継投をしたが苦し紛れ感があった。九州国際はついに打線が不発に終わった。コロナの影響がどの程度あったのだろうか。名電は夏の弱さをようやく今回払拭できた。こうなってくるとチーム力はもともとあるので優勝もみえてくる。
そして近江。山田はやはり役者だった。そして2イニング星野に任せて休めたことは今後を考えると大きい。

ktu2003 at 20:50コメント(0)高校野球 

2022年08月14日

チケットは売り切れだったという。かつての「満員通知」にかわり、「チケット完売通知」が出るようになったらしい。少なくとも夏の大会に関しては、行列発生を防ぐ意味から全席指定化の措置は合理性がある。
当初は大幅なチケット代値上げの影響もあって客の入りがかなり減った、とも伝えられたが、お盆ということもありここに来て入りはいい。

・聖光学院3−2横浜
両校守り合いの好ゲーム。同点の5回、聖光がセーフティバントや盗塁などで仕掛けて勝ち越しに成功
し、そのまま逃げ切った。

・二松学舎大付7−5社
二松学舎が強力打線の威力を見せ、エラーも絡んで7点をリード。しかし社は勝股のホームランを機に後半追い上げ、9回には一打同点まで迫ったが及ばず。

・大阪桐蔭19−0聖望学園
桐蔭が序盤から圧倒。単打を積み重ねて後半には松尾の2発など長打攻勢。25安打は桐蔭最多。

聖光はついに横浜の壁を破った。今回についていえば、体格差も感じられたように思う。横浜はまだ再建途上である。二松学舎も念願の夏2勝を達成。しかし後半追い上げられた。勝利は簡単ではない。桐蔭は初戦を苦戦したことで引き締められたようで、すきを全く見せない圧勝劇だった。ライバルに恐怖を植え付けるような試合だったといえる。

ktu2003 at 19:05コメント(0)高校野球 

2022年08月13日

台風が東日本に接近している影響もあるのか、日差しが弱くなった。明日は雨の予報も出ているが、日程に影響があるほどではないのか。

・浜田5−3有田工
有田工が先制したが3回に浜田が相手エラーも絡んで逆転。5回に同点とされたが6回に集中打で3点を勝ち越し、継投で逃げ切った。

・九州学院14−4帝京五
帝京五が初回に先制したがその裏九州学院がエラー絡みで5点を挙げた。帝京五も1点差まで反撃したが中盤以降は九州打線が爆発。

・国学院栃木5−3智弁和歌山
中盤まで点を取り合う互角の戦い。勝敗を分けたのは6回、2本のタイムリーで栃木が逆転に成功、8回には平井の1発で追加点を挙げた。

・敦賀気比8−6市船橋
中盤までは点を取り合う互角の展開となったが、5回に市船が森本に継投した代わりハナを気比打線がとらえ逆転。その後は追加点を挙げ、市船の粘りをかわした。

今日はコロナに見舞われた4校が登場。ベストとはいえないコンディションではあったようだが、どうにか試合はできた。1試合もできずに去るチームが今年はなくてよかった。昨年覇者の智弁は継投のタイミングを逃して敗れた。市船も継投したところをとらえられた。継投はほんとうに難しく、昔はなかった高校野球の監督にとっての難題である。

ktu2003 at 19:31コメント(0)高校野球 

2022年08月12日

まだ初戦を戦っていない学校があるが、これはコロナによるもの。1勝したチーム同士の対戦が先にくるという変則日程になった。

・明豊7ー5一関学院
一関が序盤に3点をリードするが、中盤に明豊が反撃。その後は点の取り合いとなったが9回に明豊が満塁から2点を勝ち越し。

・愛工大名電6−5八戸学院光星
名電が先制したが光星が佐藤のランニングホームランなどでリード、7回にはさらに3点を追加。しかしその裏に名電が猛攻を見せて一気に同点。そして延長の末美濃のサヨナラ打。

・近江8−3鶴岡東
近江先制も鶴岡東が2ホーマーで逆転。しかし近江が相手エラーや四球に乗じた連打で再逆転し、その後は小刻みに追加点を挙げた。

・海星4−2天理
初回に点を取り合うが海星が2・3回と追加点。天理は8回にようやく追い上げるが海星の継投策にかわされた。

1勝したチーム同士ということで互いに点もそれなりに入り、面白い試合展開になった。東北勢はいずれも力強さを発揮したものの3連敗。名電・海星はいずれも40年以上ぶりの1大会2勝。両校とも県を代表する名門だが夏はなかなか上位進出ができなかった。名電は6月に死去したチームメートへの気持ちがムードを高めているようにうかがえ、海星は守りが堅い。

近江の山田は今回も投打に活躍したが、決勝までもつ感じの投球ではなさそう。余裕のある試合展開に持ち込みたい。

はじめて雨が降る中の試合となったが、台風の影響は甲子園には及ばなさそう。

ktu2003 at 21:42コメント(0)高校野球 

2022年08月11日

連日の猛暑ではあるが、東日本には台風が接近する見込みだという。ところが甲子園には影響なさそうで、昨年とは対照的な天候である。ともあれ日程が順調に消化されるのはいいことだ。

・仙台育英10−0鳥取商
中盤まで鳥取商が育英の攻撃をうまくしのいでいたが、インターバル後の6回継投に入ったところで育英打線に火がつき、一気に大差に。

・高松商14−4佐久長聖
これも中盤までは互角の展開になった。しかし高松商主砲・浅野の2打席連続ホームランがムードを変え、後半に大差がついた。

・九州国際大付2−1明徳義塾
実力校同士の緊迫の戦いになったが、決勝点は明徳サードの悪送球ということで、ミスが勝敗を分けた。

・下関国際5−0富島
下関が先制したもののその後は投手戦を展開。6回に下関が2点を追加したのに対し、富島は満塁を逃すなど残塁が多く、得点できなかった。

鳥取商は健闘ともいえるが継投は難しい。打線が不発に終わったのは課題だろう。高松商・浅野は評判通りの打棒を見せつけた。今大会のスターに躍り出たといっていい。
九国はコロナのハンディがありつつも、香西の力投で乗り切った。明徳は2度目の初戦敗退だが、有力校と当たった時の打線の不振という課題は解消されない。
富島は選抜と合わせると3度目の挑戦だが初勝利ならず。鳥取商もそうだが公立と私学の差は結局打力の差である。その意味でいうと強打のチームを作った高松商は正解なのだ。

ktu2003 at 19:22コメント(0)高校野球 
お盆前という異例の時期に人事である。
岸田内閣が改造され、閣僚は大幅に入れ替わった。

当初は9月にする予定だったというが、世論調査で支持率が急落、旧統一教会との関係をめぐって批判が高まる中で、刷新が必要と判断したのだろう。ただ、顔ぶれは刷新というより保守的な人選になった。「老・壮・青」のバランスをとる、などと改造前の内閣発足のときは言っていたが、その点では大きく後退した。40代1人、50代前半も1人ということで、初入閣組もベテランが目立つ。
また、総裁選を争った河野・高市両氏を閣内に入れた。注目度の高い、しかし省庁担当ではないところで、実績を挙げれば双方のメリットになるし、だめなら彼らを切ればいい、ということだ。

安倍元首相殺害という想定外の事態のあとで、政治家はまさに右往左往しているといった感がある。安倍氏の後継は結局決まらず、最大派閥のトップ不在という状態が続く。岸田氏との関係からいえば、萩生田政調会長や松野官房長官が後継候補になってきそうだが、国民的な人気があるとはいいがたい。菅・麻生の両元首相が力を持つなんて話もあるが、ちょっとうんざりする。旧統一教会と関係した自民党の政治家は多く、その関係を整理するのも簡単ではないだろう。ほとぼりが冷めるまで待つのだろうか。

世論を形成していく論客もとまどっている。安倍一派を礼賛していたコメンテーターは多いが、もはやそれも意味がなくなった。徐々に本人がニュアンスを変えていくか、マスメディアからフェイドアウトしていくだろう。ネット右翼を含めた保守層の自民党に対する姿勢も変化することが考えられる。

想定外の事態だけに政治学者や評論家の予想も歯切れが悪い。客観情勢を観ればウクライナ情勢や物価高、コロナ対応含め難問が多い中、ますます先を読みづらい時代になっていきそうだ。

ktu2003 at 09:57コメント(0)国内ニュース 
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