2017年11月19日

座間市で9人の遺体が発見された事件。
容疑者が殺害を自供しているが、その身元が判明し、氏名と顔写真が載った。

このことについて論争がある。
遺族が氏名・顔写真公表を渋ったにもかかわらず、大マスコミは無視して報道した。このことを批判したのが『女性自身』だったというのは、普段の同誌の報道姿勢を考えると何をかいわんやだと思ってしまう。が、ひとまずそれはおいておこう。

一般に、殺人事件の場合被害者の氏名は公表される。多くの場合顔写真も載る。少なくともこれまではそうだった。だが社会意識が変わってきつつあるのも事実だ。プライバシー保護意識の定着、個人情報保護の原則。さらに犯罪被害者と家族への配慮。こうした点への意識が、以前と変化している。

2013年1月、アルジェリア人質事件の被害者氏名を公表するかどうかについて、論争が起きた。この時私は、どういう人物が亡くなったかを明らかにするのは、犠牲者を単なる「数」にしないためには大切だと論じ、氏名を公表しない政府や企業の対応について批判をした。だが同時に、マスメディアが遺族の感情を考えない取材をしたことについても批判した。

今回のケースとは相違点がある。アルジェリアの事件はテロであり、政治的・社会的背景をもっていた。ターゲットも明確だった。誰が、何が狙われたかということは重要だった。一方座間の事件は、きわめて個人的な犯罪であり、また被害者が自殺関係のSNSにアクセスしたこと、性的被害を受けていたことなど、もし生きていたら明らかにしてほしくないであろう事実も含まれていた。では氏名も、顔写真も公表しないほうが良かったのだろうか。

私はここでポイントになるのが、捜索願が出されていたことだと思っている。行方がわからないということで、警察に届けられていた。であれば少なくとも、行方が判明したことについては実名で結果を伝えざるを得ないと考える。一方、顔写真を載せることについては必要はなかった。

かつては報道で氏名が公表されても、時間が経てば人々は忘れたし、過去の報道にアクセスするのも手間がかかった。だが今はネットで検索できてしまう。これは新しい問題なので、報道関係者も新たな観点から考え直す必要はある。また、メディアが興味本位で遺族や関係者のもとへ取材することにつき、一般の不信感が高まっている。そういう背景もある。

自然災害で行方不明や犠牲になった人の報道についても同じような問題が指摘されている。私は少なくとも安否不明の場合は公表するべきだと考えるが、そういった基準について、報道機関、公的機関が明確にしておくべきだろう。
また、第一報を伝える場合と続報を伝える場合との違いもある。第一報として安否を伝える段階と、犠牲者や遺族の人となり、背景を扱う段階では次元が違ってくる。後者に関しては、必ずしも氏名が絶対必要かといえば、そうでもないだろうし、詳細な取材は断りたいという心情もわかる。今回の事件でも、続報段階では氏名を書いていない記事も見受けられる。

現時点での犯罪被害者(とくに犠牲者)の個人情報に関しては、以下のように考えておきたい。

・公的立場にいる人物や、著名人については例外。その動向自体にニュース性があるため、しかたがない。
・安否が不明だった場合は、それが判明したことを伝える意味で、氏名・年齢の公表はやむを得ない。
・突発的な犠牲の場合は、犯罪の内容を踏まえた判断が必要。性的被害を受けた場合、加害者との関係性など、被害者・遺族側にとって明らかにされたくない情報がある可能性を考慮するべき。
・続報でプライベートなことに踏み込む場合には、遺族側との十分なコミュニケーションが必要なことは言うまでもない。

いろんな議論があっていいと思う。だが、一律に氏名など個人の情報を伏せるのが、私はいいとは思わない。とはいえ、続報まで含めて執拗に伝え続ける必要もない。要は段階とバランスである。今回の事件については、もはや氏名を明らかにした報道は必要ないだろう。


ktu2003 at 18:50コメント(0)雑記 

2017年11月17日

人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん役などで知られる声優の鶴ひろみさん(57)が16日夜、東京都中央区の首都高速都心環状線の中央分離帯に接触して止まった乗用車の中で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。(朝日新聞)

突然のことで驚いた。大動脈解離を発症したとみられるという。数日前の仕事現場で不調を訴えていたというから、あるいはそのときにはもう痛みがあったのかもしれない。

もともとは子役で、俳優志望だったという。
高校時代の1978年に「ペリーヌ物語」で主演として声優デビューを果たした。2年のブランクを経て、80年代から本格的に活動を開始。人気作品に次々と起用されていった。86年「ドラゴンボール」のブルマ、87年「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどか、88年「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃんと、次々とヒロイン役がヒットとなり、人気声優となる。
90年代に入っても93年「GS美神」の美神令子が当たり役となった。気の強さとかわいらしさを併せ持つキャラクターを主に演じ、80〜90年代前半くらいまでのある理想的な女性像を反映していたように思う。

その後はアニメの仕事は少なくなって、ナレーションに重点を移しつつ、「ドラゴンボール」や「アンパンマン」のレギュラーとして活動を続けていた。

印象的な作品が数多くあり、現在も第一線で活躍していたから、何とも惜しい限りである。声優という職業もかなりハードワークなのか、若くして亡くなる人が多い印象がある。それにしても順番が早すぎるというものだ。


ktu2003 at 19:05コメント(0)訃報 
明治神宮大会が明徳義塾の優勝で幕を閉じた。
したがって、来年の選抜高校野球大会の出場校顔ぶれにつき、ここで予想される面々を紹介したい。

北海道 駒大苫小牧 4年ぶり4回目
東北  聖光学院  5年ぶり5回目
    花巻東   6年ぶり3回目
    日大山形  36年ぶり4回目
経験豊富な顔ぶれが並んだ。上位進出が十分に期待できそうである。個人的には駒苫の復活に期待。

関東  中央学院   初
    明秀日立   初 
    東海大相模  7年ぶり10回目
    慶応     9年ぶり9回目
    国学院栃木  18年ぶり4回目
東京  日大三    2年連続20回目
関東は甲子園未経験校が優勝・準優勝という異例の展開。東京との争いはここのところ作新に阻まれていた国学院栃木を推したい。

北信越 日本航空石川  初
    星稜     13年ぶり12回目
    富山商     9年ぶり6回目
航空石川が昨夏に続く出場。石川の強豪として定着するか。3校目は富山商だろう。

東海  静岡     2年連続17回目
    東邦     2年ぶり29回目
    三重     4年ぶり13回目
伝統校が顔を並べた。3校目は三重か。

近畿  大阪桐蔭   4年連続10回目
    智弁和歌山  4年ぶり12回目
    近江     3年ぶり5回目
    乙訓      初
    智弁学園   3年連続12回目
    彦根東    9年ぶり4回目
桐蔭が意外なもろさをみせており、連覇には疑問符がつく。乙訓・彦根東の力強さは印象的。兵庫勢は落選濃厚。

中国  おかやま山陽   初
    下関国際     初
    瀬戸内    27年ぶり3回目
夏に続いて新鋭校が出場見込みだが、レベルの低下が顕著。いかに立て直すのか。

四国  明徳義塾   3年連続18回目
    英明     3年ぶり2回目
    松山聖陵     初
    高松商    2年ぶり27回目
神宮枠確保により、第1回優勝の高松商が滑り込む可能性が高い。

九州  創成館    4年ぶり3回目
    富島       初
    延岡学園   12年ぶり3回目
    東筑     20年ぶり3回目
創成館が神宮で大いに売り出した。大健闘の富島、夏に続いての東筑にも注目。

21世紀枠  市川越   初
       金津    初
       高知追手前 71年ぶり2回目
今回は今までで一番予想が難しい。もうネタ切れ感が強く、現行の選考方法は見直しが必要だと思う。
予想というよりは、自分が選ぶなら、という感じになってしまった。

新鋭校が健闘して上位に食い込み、新鮮な顔ぶれになりそう。関東と中国で選抜未出場校が上位を占めたところと、乙訓・富島の進出に新しい流れを感じる。王者・大阪桐蔭にすきがあるとなれば、多くの学校に優勝のチャンスあり。


ktu2003 at 10:20コメント(0)高校野球 

2017年11月15日

米大リーグ、レッドソックスは14日、1937年から51年まで(45年を除く)プレーし、米国野球殿堂入りを果たしたボビー・ドーア氏が13日にオレゴン州で亡くなったと発表した。99歳で、存命の元メジャー選手では最年長だった。(共同通信)

1937年にメジャーデビュー。翌年にはレギュラーに定着し、勝負強い打撃、好守で知られた。39年から現役を終える51年まで2ケタ本塁打、100打点以上6回、3割3回をマークするなど、安定した成績を残し、オールスターにも9回選出されている。45年には従軍して1年間のブランクがある。51年限りで、脊髄に問題を抱えたことによって引退。通算成績は、1865試合、2042安打、223本塁打、1247打点、.288。

引退後はレッドソックスでスカウト、コーチを務めたあと、ブルージェイズで打撃コーチを務めた。86年には野球殿堂入りし、レッドソックスで背番号1が永久欠番となった。

ktu2003 at 19:18コメント(0)プロ野球 

2017年11月14日

大相撲の東横綱日馬富士(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が九州場所前の秋巡業中、同じモンゴル人力士の東前頭8枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=に対して暴行を加えていたことが14日、分かった。(朝日新聞)

貴ノ岩の休場を報じた中で、その診断があまりにも重傷だったものだから、「一体何があったのか」と騒ぎになっていた。「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」というのは、土俵上ではさすがに考えにくいけがの内容である。

真相はショッキングなものだった。先月の鳥取巡業の際、モンゴル人力士の懇親会で、酒が入った上に日馬富士が貴ノ岩の態度を気に入らないとして、ビール瓶で殴ったというのである。暴行の事実について日馬富士は認めている。

29日に貴ノ岩の師匠、貴乃花親方が被害届を出しているというから、それから2週間以上もたっている。このタイムラグは何なのだろうか。日馬富士は本場所に出場までしている。

現時点で考えられる筋道としては、
1.事件後、貴ノ岩は相手が横綱なので自分からは何も言わないが、けがをしていることに親方が気付く。
2.親方が問い詰めて、貴ノ岩は殴られたことは認めたが、相手については口を閉ざしたので、とりあえず被害届を提出。誰かは不明なので警察は届を受理したが動かず。
3.貴ノ岩について様子をみたが、体調が悪くなり、入院。親方は真相につき多方面からも追及。
4.日馬富士が加害者だとどこかの時点で知る。貴ノ岩の診断が出て、マスコミにリーク。

疑わしいのは、相撲協会がいつの時点で事実を把握したかである。事実を知りながら隠蔽していたのではないか。あるいは、協会側と貴乃花親方との間で何かやりとりがあったのかもしれない。日馬富士が初日から連敗したのも、あるいは精神的に追い詰められていたことが原因だろうか。

いずれにしても、格闘技のプロが人を殴って大けがをさせたのだから、刑事的な処分がなされるだろう。もちろん、相撲界でのキャリアも終わる可能性が大である。貴ノ岩のけがは力士生命、下手すると命にかかわる。

4横綱体制は、ついにそろい踏みのないまま、あっけなく終わりそうである。それどころか、度重なる不祥事の反省を誓ったにもかかわらず、横綱の地位にある者が起こした暴行事件ということで、相撲協会の体質が厳しく問われそうだ。これでは新弟子は来てくれない。


ktu2003 at 19:00コメント(0)スポーツ全般 

2017年11月08日

【AFP=時事】米大リーグ(MLB)のフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)などで活躍し、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)を2回獲得した元投手のロイ・ハラディ(Roy Halladay)氏が7日、自らが操縦する軽飛行機がメキシコ湾に墜落して命を落とした。40歳だった。

アメリカの著名人は豊かになると空を楽しむ。飛行機の操縦免許を取るのは、自動車免許を取るような感覚だという。しかしときに、こういうニュースが飛び込んでくるのだ。

1998年、ブルージェイズでメジャーデビュー。翌年には8勝するがその後伸び悩んだ。02年にブレイクして19勝すると、翌年には22勝して最多勝、サイ・ヤング賞を獲得。メジャーを代表する投手となった。05年からは8年連続2ケタ勝利を挙げ、その間リーグ最多完投を6回記録するなど、現代野球においては珍しく完投できる投手だった。というのはゴロで打たせて取る技術があり、投球数を少なく収めることができたのだという。

10年にフィリーズに移籍して21勝で2度目の最多勝、サイ・ヤング賞に加え、シーズンでは完全試合、ポストシーズンでは史上2人目のノーヒットノーランを達成して、もっとも充実したシーズンとなった。ところが12年から突然不調に陥り、13年に右肩故障に見舞われたことから引退となった。通算成績は416試合、203勝105敗1S、防御率は3.38。

松井秀喜がデビュー戦で対戦し、そしてもっともすごい投手として名前を挙げていたというほどに、日本でも広く知られた大投手だった。操ったのはシンカー。このボールは使い手が少ないので、もしマスターできれば強力な武器になる。引退後は悠々自適で過ごしていたようで、飛行機が大好きだったのだそうだが、最後は悲劇となってしまった。

ktu2003 at 19:21コメント(0)プロ野球 

2017年11月05日

元SMAPの3人が、abemaTVで72時間の生放送を敢行した。

そこで行われた企画、数多くの出演者をみると、ああ、昔テレビはもっと自由だったんだな、今はどうなのだろう?と考えてしまった。確かに、企画自体に新しさがあるかというとそうでもない。ある種のノスタルジーのようにも思える。ではなぜノスタルジーになってしまうのかというと、現在のテレビ・芸能界に自由が失われているからだろう。

何せ、SMAPを脱退してオートレーサーに転身した森且行が、その後メンバーと3回しか会っていないというのが驚きである。そのうち2回は、昨年末と今回。いかにジャニーズ事務所の締め付けが厳しかったかを示す。そもそも森の存在自体を、まるでソ連のように抹殺していたのだから。

彼らがSNSをはじめ、写真や映像が普通にネット上に乗るということが、これほど反響を呼んでしまうというのは、ジャニーズ事務所の前時代性を示すだろう。あの事務所とそのタレントの現状を考えると、もはやこれから時代を作ることはできず、むしろ取り残されていくのは間違いない。

おりしもフジテレビの長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」が終了することになったが、それをうけた松本人志の発言では、もうテレビから視聴者だけではなくて、作り手も離れつつあるという見方を示している。芸能人も、スタッフもわかっているのだ。もう今までの芸能界のやり方では立ちいかないということに。政界や会社のような、忖度と圧力の存在を見せつけられて、どうして芸能界に娯楽性や希望を見出すことができるだろうか?ならば人々は、ネット上などの、より自分の趣味・嗜好にあった場所に、分散していくだろう。

それでいいと思う。テレビは万人に開かれているがゆえに、万人に受ける、当たり障りのない内容へと傾斜していった。いかにクレームのない、もめない番組を作れるかが問題となった。その過程では芸能事務所にも配慮せねばならない。だがそんなことは、人々を楽しませるという意味では、むしろマイナスになる。

いろいろなものを選べる時代だ。ネット上に活路を見出すもよし、テレビで万人受けを目指すもよし、あるいは人と直接触れあう世界を選ぶもよし。いずれにしろすべてが細分化し、それが飽和点に達するとき、また再統合の流れも出てくるだろう。

せっかく芸能人になったのだから、できるだけ好きなことをしてほしい。その結果だったら、たとえ末路が幸運でなくとも、納得できるのではないだろうか。そしてそれは、「芸能人」に限定することもない。人と生まれたのであれば、と言い換えられる世の中ならいいが。


ktu2003 at 19:38コメント(0)芸能 
プロ野球の日本シリーズは4日、福岡市のヤフオクドームで第6戦があった。パ・リーグ1位のソフトバンクがセ・リーグ3位のDeNAを延長十一回に4―3のサヨナラ勝ちで下して通算成績を4勝2敗とし、2年ぶり8度目(南海、ダイエー時代の各2度を含む)の日本一に輝いた。(朝日新聞)

サヨナラゲームで決着がついたのは29年ぶりのことだそうである。
期待よりは、面白い、内容の濃いシリーズだった。

ソフトバンク3連勝となったときは、ストレートもありうるかと思われた。そのくらい、チーム力に差があることは明らかだった。しかしDeNAは本拠地で粘り、2連勝と巻き返し、そして第6戦でも優位に試合を進めていた。

ほころびは8回。柳田の投ゴロで飛び出した三塁走者に対し、投手砂田は一塁へ送球、一度止まった三塁走者は生還して、1点差となった。そして9回に内川の同点ホームランが飛び出す。11回もそうだった。1死1・2塁からの松田の三塁ゴロで、ゲッツーかと思いきや宮崎の送球がわずかにそれて、セーフ。その次の川島がライト前に放つと、梶谷のバックホームもバウンドの関係でキャッチャーが捕れないという幕切れだった。

とにかく走塁を含めて、シリーズ全体でDeNAにミスが目立った。シーズンを制することができなかったのは、チームの若さもあるが全体的に野球が雑だということである。盗塁やバントもあまりうまく駆使できない。勢いで持っていくタイプなのである。それでもここまで来たことは大きな進歩には違いないが。

ソフトバンクはその点で、ミスが少なかった。先発投手陣にはやや不安があったものの、中継ぎからの布陣は鉄壁。2連敗のときはほころびを見せたものの、MVPのサファテのボールは圧巻だった。打線はやや低迷気味だったが、しぶとくそれでも点を取る力があった。

ソフトバンクの強さとはなんだろう。まず、読売をも凌駕する資金力である。そしてそれを、選手獲得と育成の両方に振り向ける。今年はデスパイネを獲得したかと思えば、育成からも続々と一軍に選手がやってくる。地元九州の出身者を積極的に獲得する方向も明確だ。そして孫オーナーは王会長に球団に関する全権を委任し、読売のように前面には出ない。この牙城を、他チームが崩すのは相当難しい。それだけ、安定的な強さを誇る。

今の野球界には、読売・阪神のように人気と資金力で戦力を整えるタイプの球団と、広島や日本ハムのように育成と地元密着を打ち出す球団という潮流が出来ている。ソフトバンクは両方を併せ持つ球団といえるのではないだろうか。

そして、セリーグも苦しい状況である。これでシリーズはパリーグ5連勝。交流戦も含め、人気も実力もパ、の時代が来ている。ドラフトで注目選手が次々パリーグへ、ということもあるが、DH制による投手力・打力の傾向の差も指摘されている。また、私は読売・阪神・中日といった老舗球団の方針に問題があると思っている。選手強奪の方法論が機能せず、かといって育成にもはっきりかじをきれず、ファンサービスという点でも遅れ気味だ。阪神はやや変化の兆しがみえるが、ともに新聞社をオーナーとする読売と中日の低迷は、あるいは親会社の衰えを象徴しているのかもしれない。


ktu2003 at 07:47コメント(0)プロ野球 

2017年10月31日

神奈川県座間市緑ケ丘6丁目のアパートの室内でクーラーボックスから切断された2人の遺体の一部が見つかった事件で、警視庁は31日までに新たに7人の遺体の一部を発見した。警視庁は同日、このうち1人の遺体を遺棄したとして、この部屋に住む職業不詳、白石隆浩容疑者(27)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。(朝日新聞)

詳細はまだわからないが、おそるべき事件である。
被害者の1人が自殺志願者で、容疑者と自殺サイトで連絡を取り合っていたところから、判明した。だが、他の8人は一体だれなのか。そして、いつ命を落としたのだろうか。8人とも殺害されたのかどうなのか。

いろんな報道がなされているが、ネット上の検索では容疑者は最近別件で逮捕されている。悪徳スカウト業をやっていたようだ。そしてアパートに入居したのが8月だが、急いで手続きをし、そのころから異臭がしていたという。遺体と一緒に引っ越してきたとも考えられる。ほんとうに彼しか知らなかったのかどうかも疑われる。共犯者か、犯行を知ってて黙っていたか。

日本では近来まれにみる、不特定多数の連続殺人なのか。


ktu2003 at 19:39コメント(0)国内ニュース 

2017年10月28日

選挙が終り、野党側の連携をめぐる動きが早くも表面化している。

選挙を無所属で戦った民進系議員が会派「無所属の会」を結成し、野党再結集をはかるとした。これに対し立憲民主党は、当面の野党再編には否定的なスタンス。連携はするが合流はしない、というものだ。一方、希望の党は小池代表の求心力が低下するとともに、党のまとまりもいまだとれず、共同代表を決められない。当選した議員は多くが民進党系で、安保法制にも反対の立場である。

それにしても、「保守二大政党」への欲望とは何だろうか。戦前に政友会・民政党の二大政党時代が、短いながらもあった。その結末は悲惨だった。戦後、この両政党の系譜にあった勢力は保守合同で自由民主党となり、新たな対抗勢力として社会党が生まれた。社会党は、戦前の無産政党の流れにあるもので、戦後社会の到来によって勢力を拡大したのである。

1993年に自民党が分裂して、新たな保守政党が複数立ち上がり、社会党とも連立を組んで細川政権が発足した。短期間で政権が崩れたのち、小沢一郎氏らが公明党などを巻き込んで作ったのが新進党である。二大政党制を目指したこの政党はしかし、3年にして崩壊。代わって大きくなったのは民主党だった。民主党は、旧社会党系・旧日本新党系・旧さきがけ系で結成され、やがて勢力を拡大し、2009年には政権奪取を果たした。二大政党による政権交代可能な体制が、実現したかに思われた。しかし民主党のばらばらぶりが表面化し、政権は3年で崩壊。その間に、第三極として維新の会やみんなの党といった勢力が登場した。しかしいずれも勢力を伸ばせず、一部が民主党と合流して民進党となった。

ところが民進党も、15年以来生まれてきた「野党共闘」路線をめぐって対立が表面化し、要するに共産党と協力できない保守層が反発した。そして生まれた希望の党は、維新の会と連携して「もう一つの保守」勢力を目指したがとん挫した。繰り返すが、「保守二大政党」は難しいと知るべきだ。

朝日新聞の小熊英二の分析がわかりやすい。今の日本は右が3、左が2、無党派5の割合である。無党派が寝て、野党がばらばらなら必ず右が勝つ。この分析を踏まえると、右に勝つ方法は無党派から2引っ張ってくるしかない。もちろん左を軸に。右はというと、3を維持すればいいのだから無党派に積極的にアプローチする必要はないのである。

まず「左」がしっかりすることだ。その意味で、立憲民主党の立ち位置は戦略として正しい。正しいが、彼らだけで政権奪還はできない。そこで野党連携という話になるが、従来の失敗は数が目的になり、ばらばらのままくっついてしまったことである。そうではなくて、それぞれの勢力を残しつつ、選挙協力や政策協定を通じて一つの勢力を作り上げるべきだろう。重要なのは、そこで共産党をプレイヤーとして扱うことである。あらかじめ「反共」が前提というのは理解できず、一致点を探り出して勢力を作らねばならない。もちろん共産党にも変わるべき点がたくさんある。

自民党とて、圧倒的多数を持ったからといって盤石とは限らない。公明党への票の依存、業界団体の組織力低下は著しい。これまで何度か党分裂が起こってきた。それがこれからもないという保証はない。おそらく本当に整理されるためには、自民党が割れて今の野党側と再編し、中道右派と中道左派という形になっていくしかないのだが、そうなるには自民党の力はいまだ強い。

理想は二大政党ではなく二大勢力。ここに収れんしていくための第一歩が今回始まったのだとしたら、悲観することはないのかもしれない。


ktu2003 at 09:25コメント(0)雑記 
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