2008年02月02日
日教組の教研全体集会中止〜「自由」の自殺〜
日本教職員組合(日教組)は1日、2日から東京都内で開催する教育研究全国集会(教研集会)のうち、参加者が一堂に集まる「全体集会」を中止すると発表した。
会場に予定していた「グランドプリンスホテル新高輪」(東京都港区)が、東京高裁の会場使用を認める決定を無視して開催を拒んだため。今回で57回目となる教研集会で全体集会が中止になるのは初めて。
ホテル側は、高裁決定に従わない理由として、街宣車などが押し掛ける「警備上の理由」をあげているが、憲法の「集会の自由」にも反する企業判断に批判が集まるのは必至だ。日教組は、同ホテルに損害賠償を請求するとしている(読売新聞)
いやはや、「集会の自由」がいとも簡単に踏みにじられたものだ。
この論理を使えば、サミットも「テロがありそうだからやめようか」という話にもなろう。
会場の利用の可否、については一般論としては、もちろん貸す側に判断する権利がある。もちろん、利用を断る場合にはなんらかの合理的な理由が必要である。
今回の「警備上の理由」とか「お客様の安全」とかいうのはいかにも「合理的でない」。
大体大ホテルの担当者なら、日教組がどういう団体で、どういう集会をやっているかぐらいすぐ悟らないといけないし、一度契約してから半年もたって断るなんていうのは非常識である。いやなら最初に断ればいい。「そういう集会には基本的にお貸ししていない」と言えば終わりである。
日教組の集会には街宣車が来るのは恒例だが、毎回警察側の警備も機能しているし、大きな混乱は生じていない。もっとも右翼の側も、街宣車でもって宣伝するのが目的なのであり、実際に妨害してしまったらパクられるのだから、本気で集会をつぶそうなどとは考えていないのである。
もっとも日教組も、民間ホテルを会場として使おうとしたのは初めてだった、という。会場確保が難しくなっているのだろうか?
これで「日教組の敗北」と喜んでいる右翼がいるとしたら、それは本当にバカだとしか言いようがない。「集会の自由」はその組織が不法な活動形態をとっていない限りは、どの勢力にも認められねばならないからだ。今回と同じ論理は右翼側にも適用されうる。
戦時中に弾圧されたのは左翼だけではなかった。左翼が壊滅したのちは、政府批判をした右翼にも弾圧が及んだのである。体制により近い立場からの批判だったから、それはより深刻なものとなった。
そんな歴史がちょっと思い浮かぶ。
今回の話だけではないが、世の中、各方面で窮屈になってきている気がしてならない。こんな流れが続くとは思いたくないのだが。
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折角なので少々コメントします。この西武系企業に政治的な意図など全く無いでしょうから「自殺」したとも思っていないでしょう。そんな企業を社会に括り付けるためのキーワードがコンプライアンスやCSRだったはずですが、どうもそれも怪しい、といったことに今回よく分かりました。
ところで、過去には「教研集会でxxを報告」なんてありましたが、そんなニュースも出ないほど日教組は影響力も中身も萎えてしまったんでしょうかね。そちらの方が気になりますね。
>政治的な意図
明確な思想的背景を持っていない、という無自覚が怖いです。だというのに、これを「良識」と称賛する意見がTBされたブログの中にも見受けられますが、かえって彼らも迷惑でしょうね(笑)。
>影響力
そういえばそうですね。よく探せばどこかでは伝えられているかもしれませんが。
暴力団やオウム等反社会団体に貸さないのとまったく同じこと。
こういう考え方をするのなら中国や北朝鮮は一切批判しないでくださいね。敵と同じことを言っているのにも気がつかないとしたら、右翼以下ですよ。
槇枝元日教組委員長。
北朝鮮から勲章をありがたくいただく。
まあ、政府と会場は信頼関係がしっかり醸成されているでしょうから、こんなことにはならないでしょうけど。
大きな混乱がなくても、ナーバスな受験生には迷惑でしょうね。晴れの門出の結婚式にも迷惑でしょうね。私が教師なら、静かな環境を優先する施設に受験生を泊めてやりたいですね。プリンスとしては、ホテル業は心理的・内面的な信用・信頼が命綱であって、裁判所の四角四面の判断だけでは成り立ちませんということでしょう。
「集会の自由」。憲法ですよね。一民間企業と基本的には関係ありません。単に民事上の契約問題で当事者同士の事。損害賠償支払いと、左巻き市民の今後の潜在的利用を失う可能性を受けてでも下した企業判断であって、プリンスはマスコミ等の大騒ぎに閉口してるでしょうね。
>迷惑
迷惑を発生させるのは右翼です。日教組ではありません。まずここは確認しないといけない。結果的に右翼の阻止行動が実った、という事態にはなっている。そこを重視したいのですよ。
>心理的・内面的な信用
問題は、特定の勢力の嫌がらせ等に対する姿勢、だと思いますがね。プリンスホテルはそういえば、総会屋との関わりで問題になった企業ですね。
>一民間企業と基本的には関係ありません
「集会の自由」を確保できていない社会が日本近辺にもいくつもあるじゃないですか。これについては私はナーバスでいたいと思います。プリンスホテルに特段の政治的な意図がないだけに、余計懸念されるんですよね。
右翼が迷惑なのは論を待たず、確認するまでもありません。騒音については日教組は無害です。
右翼としては集会中止までは望まなかったとも言えるでしょう。なにしろ騒いでなんぼの集団が、その機会を奪われたわけですから。
客への配慮を蔑ろにしてでも、右翼へ断固とした姿勢を示せと強制する権利は誰にもありません。客への配慮と右翼への断固とした姿勢が両立できればベストですが、無理と判断して一方を捨てた。捨てたのが右翼への断固とした姿勢だったからといってプリンスを責めることもできませんね。
政治的意図がないから健全なのです。プリンスに政治的意図・介入があったのなら、今回の件は全く別の問題をはらむことになってしまいます。
憲法=国家権力の乱用を縛るですから、「集会の自由」についても国民個人がナーバスに注視することは大事なことですね。
これはちょっとおかしいと思いますね。だったら総会屋や暴力団の恫喝に対しても同じことがいえてしまいますよ。不当な要求に対しては毅然とした対応をとる、そしてもしその上で不当な圧力がかかるのだとしたら、警察がいるわけですからね。
>政治的意図がないから健全
そういう意図なしに、厄介なものを単に「怖がって」しまう。「客への配慮」といいますが、結局自分たちが厄介なものをしょいたくない、ということなんですよ。気持ちはわかります。もちろん怖いですよね。右翼などの圧力は。
ただ、政治的でも何でもないそうしたことが、結果的に「自由」への侵害になってしまうことがある、と申したいのです。
私がナーバスでありたい、というのはそういう意味です。
「不当な要求には毅然と対応する」 右翼が街宣活動で何か不当な要求をしていますか? 自分達のイデオロギー・政治信条を叫んでいるだけですよ。
「怖い」「厄介ごとはいやだ」というのは、確かに客への配慮という大義名分を掲げて逃げている部分はあるでしょうね。ただ、怖いもの・厄介なものから逃げる自由もあるのです。自由が侵害されていくと憂慮する人達がいるなら、その人達が立ち上がってはどうでしょう。まさにプリンスを批判するマスコミ等に言いたいですよね。
>右翼の街宣活動は犯罪ではありません。
騒音になれば犯罪ではなくとも「迷惑行為」にはなるし、集会の邪魔をするのなら「威力業務妨害」に問われる可能性もあります。右翼はそのさじ加減をはかってやっているので警察も悩んでいるようですが、取締や対応そのものが不可能、というわけではありませんよ。だから様々なイベントや集会においても、会場・主催者・警察が協議しているのではないですか?
>怖いもの・厄介なものから逃げる自由
私はその気持ちはよくわかるのです。しかし結果的にその選択が世の中全体に悪い影響を与えてしまうことがある。この自由が「集会の自由」に優越するものとは私は思いません。
右翼の街宣活動は迷惑・邪魔です。日教組等左翼組織の街頭デモも迷惑・邪魔です。大音響の選挙カーも立派に迷惑・邪魔です。右翼だけを例外視はできません。果たしてこれらを禁止したらどうでしょう?先に書いておられた日本近辺の社会になってしまいますよ。
「自由」に優先順位をつけるのですか? その思想も中国や北朝鮮の現状ですね。
>宿泊客や利用客が全く不快な思い
たとえば政治家のパーティーや、外国要人の宿泊でも右翼が押しかけることはありうる。プリンスホテルならそういうこともあるでしょう。その時彼らの利用を断るのかどうか。それと日教組の集会を区別する理由はないかと存じます。
>右翼だけを例外視
左翼のデモでも届出を警察に出していないとできません。一定の規制は行われています。右翼だからだめ、左翼だからいい、というつもりはありません。
>「自由」に優先順位
ある「自由」と別の「自由」が対立したとき、出番があるのが裁判所だと思います。裁判所の判断を尊重する、というのも自由主義社会では大事なルールです。そういう意味で「優先順位」をつけるのは、中国や北とはまったく違う思想です。
日教組を区別する??? 書かれていることがずれてきていませんか? というより全く別の話になると思われますが?
裁判所の判断??? これも前回と変わっていますよ。裁判は全く別の話です。個人の見解として「集会の自由」が優先される旨述べられたので、それでは中国・北朝鮮と同じですね、と申しているのですよ。
なるべく話をそらさず直球でいきましょう。もちろん当方も心掛けますよ。
>街宣活動を取り締まることはできない
だからプリンスホテルの対応は正当化できる、という立場なのでしょうか?街宣活動にそこまで肩入れすることもない、と私は考えているのですがね。
あなたはどこに議論の落としどころを見出そうとされているのですかね?論争大いに結構ですが、ブログというシステムですから字数にも限界があります。ご意見あればあなたのブログ等でもまとまったご見解をください。
>「集会の自由」が優先される
そうです。しかしこれは中国・北朝鮮と同じでは断じてありません。これは譲れませんね。両国では集会の自由は認められていませんから。それから裁判所の話とは別、とおっしゃいましたが、私個人の見解は自由主義のルールにもとづいた見解でもありますから、裁判所と話を分ける、というあなたの論法にも納得できません。
右翼の街宣活動が「迷惑行為」とはお考えのようですが、より好ましい方法で政治的意見を表明する権利は、この日本では認められているはず。したがって「迷惑行為」を「政治的自由」として重視する見解は私はとりません。
これに反対するかどうかはあなたのご見識だと思いますが、一連のご意見によっては私の見解を変えるに至らない、と考えております。
そういう対立が残るのもいい、ではありませんか。
あなたのご意見、ご批判も論点としては重要だと思います。どういう「自由」が重視されるべきか、というのは本問題に限った話ではありませんしね。また別の問題でも議論できれば結構かと存じます。
この点、当ブログの管理者である私の判断で決めさせていただきました。これも一つの「自由」です(笑)。
なお何かご意見があるようなら、繰り返しですがブログやサイト、その他の手段で表明されてはいかがでしょうか。そういう「自由」も万人に認められておりますし、お知らせいただければ読みたいと思います。
論破されるのを嫌がっておられるのかな、ともお見受けしますが、個人ブログに批判したり、論戦を挑んだりなんて、当方そんな攻撃的な人間ではないのでご心配なく。名前の通り「小粒」ですから(笑)。
書きっぱなしにしたり、曖昧にはぐらかしたりせず、認識を確認しながら話を進めていきましょうというだけのことです。でないと会話にならない。制限あるネットのやり取りだからなおさらです。
「より好ましい方法で政治的意見を表明しろ」と言われるのはどうでしょうか。それならば、道路を占拠して練り歩くデモ、大音響の選挙カー、これらも他の好ましい方法があるでしょうね。何が好ましいか考えは人それぞれであり、右翼自身が街宣が一番好ましいと考えているなら仕方ないことです。また届出や規制があれば良いとするのも違うでしょう。迷惑なものは迷惑であり、理屈ではありません。人間の体験や実感なのです。要するに迷惑抜きに街頭活動を行うのは不可能と言えます。仰るところの「政治的自由」と「迷惑行為」は重なってしまうということなのです。
失礼ですが虎哲さんは学生さんでしょうか? 色々勉強することがお有りのようです。お耳に痛いこと・失礼な言い回し等あったならば、どうぞお許し下さい。連休でお休みになっていたかもしれない所、お付き合いありがとうございました。大変楽しかったですよ。では失礼いたします。
コメント11の虎哲さんの書き込み、
>>怖いもの・厄介なものから逃げる自由
>私はその気持ちはよくわかるのです。しかし結果的にその選択が世の中全体に悪い影響を与えてしまうことがある。この自由が「集会の自由」に優越するものとは私は思いません。
これに対して12で「自由」に順位をつけるのか、と小粒さんは返されてますが、
実は、上の文章を読む限り、虎哲さんは「怖いもの・厄介なものから逃げる自由」が「集会の自由」に優越するとは思わないと述べているにとどまり、「集会の自由」が「怖いもの・厄介なものから逃げる自由」よりも「常に」優越するとは言っていないように思います。それは当然状況にもよるでしょう。
勿論今回の事例が「世の中全体に悪い影響を与えてしまう」かは「個人的見解」でしょうが、今回の事例に関しては、プリンスの判断を斥けた裁判所の判断もあったことから考えて「集会の自由」が優先される、としてもおかしくはないかと。
よって16で虎哲さんが書いているように、
>最初にあなた(=小粒さん)が書き込んだ点については、右翼の行為を懸念しての契約破棄、という企業判断よりも、「集会の自由」は優先される。というのが私の見解であります。
と、事例を限定してとらえた形での「個人的見解」だと私は読みましたが。
それを「大虎哲帝国憲法」では「集会の自由」が優越する…などと批判されても、的外れというかなんというか…。
それと、プリンスに同情する意見にはやや疑念があります。去年3月の時点では使用に合意していたわけですから。日教組の集会にまつわる問題はしばしばニュースなどでもとりあげられているわけで、今頃になって契約を破棄するのは、企業判断としてはあまりにも拙劣ですね。契約の前に調べておくのがまともな企業というものではないですか?
自分の客を守る意識があるのであれば、そもそも最初から断っておけばよかったものを。。。などといったら虎哲さんに怒られるか(苦笑)
お目汚しで失礼いたしました。しかし400字制限は書きにくい感じがしますね…。
「集会の自由」が無前提に他の自由に優越する、と言ったつもりはなかったのですがね。かなり大切な権利、とは思いますが。説明不足だったのはそうかもしれません。
「認めるべきは認め」ましょう。
>最初から断っておけばよかったものを
そう本文には書きました。だから怒るどころかまったくその通りです。そういう「自由」はホテル側にあるでしょうし。
当方にTBいただいているあるブログを読んで考えたことですが、日教組に何も問題がなかった、というつもりもないですね。民間ホテルを予定したのが初めてだった。このあたりにいろんな背景があるのかも。
「怒られるかな」というのは、小粒さんの解釈が正しかった場合ですね(笑)
「集会の自由」がなによりも優先するという考えをお持ちなら、当然虎哲さんは怒る、ということになるでしょうから。
つまりはそうでなかった、ということで…。
とはいえ私も読んでいて「なんかかみ合ってへんな」と思って、じっくり読んでみてその理由に気づいたわけですが。
あわてず読解していくことの大切がよくわかりました。小粒さんにも感謝しましょう。
