2012年08月13日

総括ロンドン五輪〜日本、メダル獲得が史上最多〜

ロンドン五輪が平穏のうちに閉幕した。

日本選手団は終わってみれば金7、銀14、銅17ということで、計38個のメダルを獲得。これは史上最多。銀・銅がいずれも史上最多であった。

今大会は初めて、あるいは久しぶりのメダルを獲得した種目が多かった。
久々だったのは、
ボクシング男子・ミドル級の村田諒太はボクシングとして東京五輪以来48年ぶりの金メダル。
体操男子・個人総合の内村航平は28年ぶり。
レスリング男子・米満達弘は24年ぶり。
バレー女子は28年ぶりの銅メダル。

初めてだったのは、
女子重量挙げの三宅宏実。男子を含めると28年ぶりのメダル。
バドミントン女子ダブルスと、卓球女子団体、フェンシング男子フルーレの団体、は初のメダルが銀。そして忘れてならないサッカー女子も、初めての銀メダルを獲得した。アーチェリー女子が銅。

競泳は金こそなかったが史上最多の11個。レスリング女子は3個の金メダルを確保した。

このように幅広い競技、そして団体での活躍が目立ったことは、従来にない特徴だったといえるのではないか。上村団長は、ナショナルトレーニングセンターの存在が大きかったことを会見で指摘している。やはりそれなりに金をかければ、成果が表れてくるものなのだろう。

とはいえ銀・銅メダルの多さは、世界一になるにはあと一歩の何かが足りないということでもある。それを追求できるのは、前にも書いたが幸せなことである。アジアのライバル、中国・韓国は金メダルが多いが、特定の種目に偏る傾向も否めない。特に韓国は人口規模から考えると戦略的に仕方ない面があるが、日本はまんべんなくいろんな競技を強くする方向を目指してほしいところである。

一方、柔道の不振は目立った。男子の金0は深刻だし、女子も松本だけで、軽量級の有力な選手が敗れたのは痛かった。陸上も室伏の銅のほかは、男子マラソンが2大会ぶりの入賞を果たしたぐらいで世界の壁は厚かった。
シンクロも初めてメダルが途絶えた。競技力にも栄枯盛衰が必ずある。課題を洗い出して、復活を期してほしい。

五輪全体では、やはりボルトの2大会連続3冠はすごい。伝説の選手になったというべきだろう。
審判をめぐるトラブルが多かった大会でもある。日本が巻き込まれたケースもあったが、これまでと違い、日本側がきちんと抗議できていたのはよかった。
女子選手の存在感が日本においても、他国においてもますます高まっている。メダル上位を占めた国々は、いずれも女子選手の獲得数がものをいったようだ。男子は有力選手が分散している反面、女子はまだ国家間の環境格差が大きいということだろう。

五輪報道も変わってきた。主役だったテレビは、放映権料の高騰で体力がもたなくなってきている。日本に関していえば、メダリストが多すぎて一人ひとりに対する時間のかけ方が短くなっていることを感じたし、選手へのプレッシャーという点でも前より緩くなっているようにも思う。
インターネットによる中継はマイナー競技もフォローして存在感を増している。自由にハイライト映像を見られるのもいい。ブログやツイッターなど、選手が直接発信するメディアも発達し、応援するファンとの関係も変わってきている。

次回はブラジル・リオ。新興国で開かれる。ラテンアメリカということで、また一味違った盛り上げ方をするんではないか。4年は長いようですぐにやってくる。世界は、五輪はどう変貌していくだろうか。それを楽しみにしたい。





ktu2003 at 20:08コメント(0)トラックバック(2)スポーツ全般  

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トラックバック一覧

1. [ロンドン五輪]最後に金  [ BBRの雑記帳 ]   2012年08月14日 00:05
今回の五輪は、日本にとって「メダルのない日」というのがなかったですね。いつもは競
2. ロンドン五輪雑感  [ ハローお馬ちゃん ]   2012年08月14日 07:50
 始まってしまえば、あっという間に最終日。欧州開催は時差がちょうどTVで視聴可能

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