2013年03月25日

八重の桜第12回〜蛤御門の戦い〜

幕末・維新編をもし2つに分けるとすれば、今回が前半のしめくくりの回。

1864年7月、長州藩兵は3方から京をうかがい、幕府方は南方、伏見の家老・福原越後率いる部隊を主力として攻めかかるが、精鋭部隊は西から御所蛤御門へと攻めてきた。覚馬はその守備にあたり、乱戦に身を投じる。苦戦を強いられていたところに薩摩藩の洋式化部隊が現れ、長州を蹴散らしていく。覚馬は砲兵隊を率いて活躍するが、流れ弾にあたり目を負傷する。

敗北した長州勢は久坂・真木ら首脳が自刃。桂は京から逃亡する。

灰燼に帰した京、すさまじい戦を初めて経験した覚馬。焼け出された京の人々は、会津に非難の声を投げつける。覚馬はとまどうのであった。

一方、会津では覚馬から手紙が届き、八重と尚之助の縁談が提案されるが、八重は拒絶する。「7年一緒に過ごしてきて、いまさら」と。尚之助もそれは同様。とはいえ通常の縁談とは違い、一つ屋根の下で生活する以上、意識せざるを得なくなった。そこに、京都での戦闘の知らせが届いた。心配する家族に、尚之助は「覚馬はきっと無事だ」とフォロー。実は動揺していた、と八重は涙を流し、尚之助はその涙をふこうとする。

今回は戦闘シーンをかなり詳細に描く一方、焼け出された人々の様子にもスポットを当てた。「−JIN−」でも描かれた部分だが、今回は桂と子供がともに泣いたり、覚馬が非難されたりする様子が出てきた。このあたり、単なる歴史の説明に終わらない。蛤御門の変は政局史的に描かれることがこれまで多かった印象があるが、民衆側の視点が導入されてきたことは大事だと思う。覚馬のとまどいも、後年京都政界で町の発展に力を尽くすことへの伏線となる。なお、大垣屋として初登場した松方弘樹の存在感はやはり抜群である。時代劇の経験豊富な俳優は、この世界にばっちりはまる。

八重の物語もようやく動き出した。尚之助とお互いを強く意識しながらも、踏み切れないところがある。砲術が大きな比重を持ってくる時代がやってきている緊迫感も合わさっている。日頃男勝りな八重も、いざ身内が戦に直面したとき、激しく動揺する。それを見て、尚之助の想いもまた募っただろう。

「無事」ではなかった覚馬。ともに歩むことになる八重と尚之助。そして幕末の争乱の矢面に立つ会津。それぞれの運命が明確になり始めた。




ktu2003 at 09:56コメント(0)トラックバック(7)テレビ  

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