2013年06月24日

東京都議選、自公全勝

自公にとっては予想通り、というより予想以上の勝利だったのではないか。

東京都議選は自公が候補者全員当選を果たし、計82議席を獲得して圧勝した。公明はともかく、自民党も全員当選というのはすごい。前回落選組も続々と復活した。
これに対し、第一党の民主党は大きく議席を減らし、公明・共産をも下回って15議席にとどまった。

驚いたのは共産党の躍進である。8議席から17議席と、倍増させた。これは、民主党から左派票を奪い、安倍政権への批判票をかなり取り込んだ結果ということができるし、また投票率が大きく下がったことも幸いした。公明党とともに、組織が堅いところは投票率が低下すると浮上する。ともかく、志位委員長になって初めて主要選挙で勝利を果たした。

第三極は明暗を分けた。みんなの党は7議席を獲得し、1議席から大きく伸ばした。一方、維新の会は現有3議席をも下回って2議席にとどまり、34人を立てたことからすると惨敗といえる。他の野党は議席を獲得できなかった。

投票率は大きく低下したが、自公政権に対する現時点での評価は出たということができる。この半年、安倍政権は大きな不祥事もなく、負ける要因はなかった。ネックになる外交や歴史認識も、橋下・維新が代わりに泥をかぶってくれた。

民主党は深刻な敗北である。維新が転んで、第2党は維持できるのでは、という話もあったがさにあらず。この半年まったく立ち直れる様子はない。自民との対立軸を打ち出そうとしても、内部がまとまらなくてどうしようもない。同じことは維新にも言えて、石原・橋下両氏のあいだにすきま風が吹き、失言のダメージは極めて大きかった。新興政党でしかも両氏の人気に頼っているだけに、もう立て直すのは難しいのではないか。

みんなの党は、結果的には維新を切って正解だった。民主に失望した非自民・非共産票の受け皿にはなっている。維新に比べれば、地道に政策を訴える姿勢もある。

とにかく、野党がいない。共産党がこれだけ浮上するのはなぜかといえば、野党としてきちんと政権批判できる政党がないからだ。確かに共産党は政権はとれないかもしれない。だがきちんとした立ち位置はある。民主党・維新あたりは、自民党に行ったほうがいいのではないかという勢力も抱えており、違いを打ち出せない。つまり政権をとるためには「現実的」な、という発想になり、結果的に自民党と同じになってしまう。前にも書いたことがある。自民党と同じことをするのなら、慣れている分自民党に任せたほうがまだ円満にいく。今回の選挙結果はそういうものだと思う。そうではなくて、いかにこれまでの自民党政治と違い、そしてよりよい日本をつくるのかのビジョンが必要なのだ。

野党がばらばらではどうしようもない。参院選には間に合わないだろうが、自民党と明確に違う野党勢力の結集をいずれはかるべきだろう。とはいえ、まとまるためには政策と理念が一致しないといけないが、それが見えてこない。新自由主義か、リベラルか、より保守か、より左派か。





ktu2003 at 18:59コメント(0)トラックバック(4)国内ニュース  

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1. 共産党風は吹くか?  [ 反戦塾 ]   2013年06月24日 19:43
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