2014年03月18日

ようやく動いた安倍外交

ここのところ、外交をめぐる動きが激しくなってきたようだ。

先週、安倍首相が「河野談話を継承する」と表明。あの「検証」はいったいどうするのか、見直しをしないとすれば何のための「検証」なのかはわからないが、ともかくこのサインに韓国が反応して、少し前向きな動きになった。もっとも、韓国側はさらなる誠意を要求しているが。

アメリカから相当な圧力があったという。年末の靖国参拝以来、アメリカとの関係も空気が悪くなった。これは首相にとって計算外だった。もともと首相は、韓国とは仲良くしたいと思っている。だが韓国がかたくななので、いらだっていた。アメリカもそんな首相の立場に同情的になりかけていたところの参拝であった。これでアメリカが態度を硬化させたのであろう。河野談話見直しの動きについても、強い懸念を伝えてストップをかけた。これに政府は抗することができなかった。

ロシアとの関係改善が難しくなったことも背景にある。ロシアとは関係改善を進めて、外交的得点を稼ぐつもりだった。だがウクライナ問題で欧米と歩調を合わせないわけにはいかず、ニュアンスは弱いながらも制裁に参加することになった。中国・韓国ともめているときだからこそロシアとの話を進めるつもりだったが、あてがはずれた。

ならば、一番実害が少ないのは、韓国に歴史問題で譲歩することである。

北朝鮮との関係では、横田夫妻が先週、孫娘にモンゴルで会った。北に利用されるということで孫と会うのは控えていたが、横田夫妻も高齢になり、拉致問題も進展しないので、第三国での会見を日本側が提案し、北が了承したという。家族会はとまどっているが、夫妻を責めることなどできないし、むしろよかったと思う。このことが、日朝関係の何か変化につながるのかどうか。おそらく日朝双方が、それを狙っているだろう。このような動きを考えても、韓国との関係を前に進めておく必要があった。

4月からは消費税が上がり、内政でも政権への不満が高まる恐れがある。とすれば、外交では関係改善に動いたほうがよい。そういう情勢判断がはたらいたとみたい。ただ、右翼・保守派の期待は裏切った。もとよりそれが無理筋なのだが、今後の展開に注目である。

いずれにしても、ようやく動いたことは確かである。

ktu2003 at 18:56コメント(0)トラックバック(1)国内ニュース  

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