2019年05月22日

NHK朝ドラ、週5回化へ

 NHKは「朝ドラ」の愛称で親しまれている連続テレビ小説について、今は月〜土曜の新作放送日を、来春の「エール」(窪田正孝主演、林宏司脚本)から、月〜金曜の週5日に短縮する。(朝日新聞)

NHKは、新しい映像技術によって編集作業に時間がかかることがわかって、新しい働き方を検討していることは認めた。過労死事案の公表以来、「働き方改革」がNHKで進み、撮影期間の前倒しや、撮影終了時間の繰り上げなどが行われている。大河ドラマも回数が減っている。

朝ドラの過酷さはよく知られており、ヒロインが体調を崩すことはたびたびあるというし、スタッフも推して知るべしだろう。NHK幹部の「朝ドラ制作に関わりたいと手を挙げる職員も年々減っている」という発言も記事にある。また、土曜日は時計がわりにしている視聴者が観ないため視聴率が下がるとも言われていて、放送するメリットの問題もあろうか。

1962年以来、朝ドラは月〜土が続いてきただけに、開始以来の大改革になる。回数も20回以上減ることになり、その分話が薄くなるのか、密度を濃くできるのか。「おしん」と今の「なつぞら」を見比べて感じたことは、働き方の是非はおくにしても、スタッフの熱量が随分違っていたのではないか、と思うのである。番組作りに対する情熱とでもいおうか、今のスタッフももちろん懸命にやっているのだろうが、テレビ界、芸能界の変化の中でいい仕事をするのが難しくなっているかもしれない。とすれば、せめて労働条件を改善することでなにか意識変化が起こってエネルギーが増ることは期待できるだろうか。

しかし懸念されるのは、しっかり手間かけて作品を作るという、当たり前の仕事がおろそかになりはしないか、ということだ。「働き方」改革というのは時間の短縮だけではない。人々の心身の健康にも配慮しつつ、よりよい仕事ができるようにするためでなければならない。セクハラ・パワハラはじめ、テレビ・芸能界にはびこる様々な悪習を改善しなければいい作品は作れないだろう。





ktu2003 at 21:37コメント(0)テレビ  

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