2019年05月28日

球界訃報情報19−13

1986年ワールドシリーズ第6戦で、球史に残る痛恨のサヨナラエラーをしたことで知られるビル・バックナー氏が認知症など闘病の末、死去した。69歳(スポーツ報知)。

一つのプレー、それもミスが長く語り継がれてしまう。野球という団体競技ながら、個人に背負わされる責任。野球というスポーツの矛盾ともいえる。

1969年にドジャースでメジャーデビュー。3年目には定着し、73年には.275をマークしてレギュラーに定着した。翌年には.314をマークしてチームのリーグ制覇に貢献。77年にカブスに移籍し、その後も安定した成績を残し続けて、80年には.324で首位打者となった。84年途中レッドソックスに移籍。そして86年のワールドシリーズの運命にあたる。レッドソックス68年ぶりの頂点まであと1死と迫った中でのプレーだった。その後、年齢的な衰えもあって低迷し、エンゼルス、ロイヤルズと渡り歩き、90年再度レッドソックスに戻って引退した。通算成績は2517試合、2715安打、174本塁打、1208打点、.289。

残した成績は大選手といってよい。首位打者のタイトルもとっている。三振が非常に少ない打者で、年間平均では20個程度であった。しかしこういうアベレージヒッターは、なかなかメジャーでは評価されにくいところがある。そのため殿堂入りは果たせなかった。オールスターにも1度しか選ばれていない。エラーの印象も強いのかもしれない。

ktu2003 at 18:49コメント(0)プロ野球  

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
最新コメント
livedoor プロフィール

ktu2003

  • ライブドアブログ