2020年01月12日

PL学園野球部復活は?〜「高校野球」から離れてはどうか〜

高校野球の甲子園大会で春夏合わせて7度優勝の輝かしい歴史を誇り、現在は休部中のPL学園高(大阪)野球部OB会総会が11日に大阪市内で開かれ、野球部復活に向けて学校の設立母体のPL教団と話し合いをしているOB会長の桑田真澄氏(51)は「教団側も復部に向けて、いろいろと準備をしていることが分かった」と明かした。(共同通信)

全国屈指の名門だった高校野球部が休部して4年になる。当初は学校の方針で復活はかなり難しい、と言われていたが、桑田氏が間に入って状況が変わってきたようだ。ただ、氏の発言内容を聞いていると、まだ今すぐにという話ではないようであり、また学校の現状を考えても昔のような強化を図るのは相当困難と思われる。
桑田氏自身は、これまでも発言してきているように現状の高校野球、高野連、およびプロアマ関係にはかなり批判的であり、研修を受けて指導者資格を回復するつもりもないようだ。ではどういう方向性が考えられるのだろうか?

野球部復活といっても、前のように暴力事件がまた起こってしまうようなことではいけない。理不尽な上下関係や部の伝統とも決別していなければならない。また学校自体が生徒数激減という中にあり、生徒を集めたいという思惑もあるかもしれないが、ならば野球部をある程度強化しないと生徒は来てくれないだろう。しかし大阪桐蔭や履正社といった、全国屈指の強豪が存在する現在、それに対抗するチームを作るのは簡単ではない。だからといって同好会に毛が生えたような野球部を作っても、生徒は来ないし学校にとってのメリットもない。

「どういう野球部として復活するのか?」が大事と桑田氏は述べていたが、彼の意向も踏まえて一つのアイディアが見えてくるように思うのだ。「甲子園を目指さない高校野球」というものである。野球部は活動するが、高野連に加盟はしない。したがって甲子園の予選にも参加できない。すでにこの形で活動しているのが、兵庫県の芦屋学園である。高校も大学も、野球連盟には加盟していないが、育成ドラフトでプロに指名された選手もいる。さらに、熊本でもこの枠組みで動き出していることが報道されている。

高野連に加盟しないメリットというのは、桑田氏が批判しているプロアマの枠組みから自由になれるということだ。すなわち、桑田氏が直接指導することもできるし、現役選手が指導しても問題ない。社会人やプロとの交流試合も自由である。「甲子園」のために勝利を求められることもなく、選手の育成に特化できる。そして、指導者にPLOBの元プロをそろえれば、「甲子園はともかく、プロを目指したい」という高校生を呼び寄せることができると思うのだ。たとえば他の高校をドロップアウトしてしまった選手を受け入れてもいいだろう。「PL学園」という、甲子園の代名詞のようだった学校が、あえてそこから離れてもう一つの「高校野球」を作り上げるなら、そのインパクトは大きいのではないだろうか。



ktu2003 at 07:21コメント(0)高校野球  

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
最新コメント
livedoor プロフィール

ktu2003

  • ライブドアブログ