2020年03月20日

新型肺炎、自粛継続へ

 新型コロナウイルスの感染拡大について、政府の専門家会議(座長=脇田隆字・国立感染症研究所長)は19日、国内の状況や今後の対策のあり方の見解を公表した。感染の広がりについて「持ちこたえているが、一部の地域で拡大が見られる」と分析。大規模イベントの実施については、「感染拡大のリスクがあると言わざるをえない」として、リスクへの対応が整わない場合は中止や延期の必要があるとした(朝日新聞)。

基本的には現状と変わらない形で取り組みを続ける。そういう結論になった。内外の状況を見ると、事態の鎮静化の兆しは見えない。
北海道が一足先に、というか早くから感染者が膨らんだ関係で、一つのモデルケースになっている。緊急事態宣言以降、感染者の低減がはっきりとみえてきた。一方、都市部では連日のように感染者が出続けていて、かなり検査数を抑えているといわれる東京も、確認が増加傾向にある。愛知県や兵庫県では老人福祉施設や病院での感染が発生し、病院側の対応能力に余裕がなく、懸念される状況である。

と同時に、いまだ感染者が出ていなかったり、1ヵ月近く新たな感染者が確認されない地域があることもまた事実だ。こうした地域においては、予防措置をとった上で活動を通常に近づけていくやり方もありうるという。ただ、不特定多数が各地から集まる大規模イベントについては、強めの表現で引き続きの自粛を求めた。こうなると、エンタメやスポーツ大会を元通り、というのは難しいだろう。プロ野球やJリーグなどは、無観客なら試合をやることは可能かもしれない。しかし選手やスタッフは全国を移動する必要があるので、そのリスクはどうしても残る。エンタメ界も客を集める興行は難しく、映像・音楽配信やソフト製作のほうで当面稼ぐしかないだろう。

イタリアでの死者が中国を超えたという。欧米各国でも感染者・死者とも急増しており、非常措置の効果が出るまでにはなお時間がかかるだろう。人の行き来や外出自体が極度に制限されている。すでに全世界的な広がりを見せており、医療水準がもともと高くない地域では、やはりというか死亡率の高い国々が出てきている。ある程度の水準以上なら1%程度で収まる、というのがデータからは見えてきているが、10%強に達しているところがある。インフルエンザとはくらべものにならない危険がある。

東京五輪に関しては、今はそれどころではない、という風にしか言えない。スポーツどころか日常生活すら制限され、多くの死者が出ている中で開催する環境がどこにあるのか。関係者は表立って発言しないが、予定通りの開催は難しい、という認識で動いていると思う。それが延期という形になるのか、あるいは中止という形になるのか。他の大会日程との調整を考えれば、2年延期して様子をみるというのが一番穏当に思える。IOCと世界がこれを容認すれば。

私見ではどんなにうまくいっても日本でもあと1ヵ月強、ゴールデンウイークまではかかるのではないか。中国が無理やり抑え込んで2ヵ月以上かかっている。諸外国での感染の広がりをみると、数か月、夏ぐらいまでは平常には戻せそうにない。終息宣言を出すには新たな感染者が1ヵ月近く出ないことが必要だとされるので、世界的な終息は越年する可能性すらあるだろう。結局はワクチンや治療薬の開発を待つしかないのだろうか。

ktu2003 at 09:11コメント(0)国内ニュース  

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