スポーツ全般

2020年02月21日

 東京六大学リーグの慶大で監督を務めた榊原敏一(さかきばら・としかず)氏が18日、死去した。85歳だった。(スポーツ報知)

1951年選抜大会に中京商(現・中京大中京)の選手として出場。卒業後は社会人の全鐘紡でプレー。66年春から三重高校を3季連続の甲子園に導き、68年から慶大の監督に就任。71年秋の優勝を最後に退任した。本業はミネベアの元常務である。

ktu2003 at 07:22コメント(0) 

2020年01月26日

大相撲初場所の千秋楽が26日、東京・国技館であり、西前頭17枚目の徳勝龍(33)=本名・青木誠、奈良県出身、木瀬部屋=が初優勝を果たした。この日結びの一番で大関貴景勝を下し、14勝1敗とした。(朝日新聞)

平幕優勝も最近はちょっと多くなってきているが、一番驚きの優勝だったといっていい。
何しろ幕内では一番下の番付。先場所は十両にいた力士である。三役経験もないし、三賞もなかった。幕内と十両をいったりきたり。優勝どころか、ちまたの話題になることすらなかったのである。

それが、早々に横綱2人が休場、大関豪栄道はカド番で負け越し、という上位総崩れの中で、勝ち星を重ねていった。上位が実力拮抗して、互いに星をつぶし合ったのも幸いした。そして14日目、ともに単独トップだった正代を破って、大きく前進していた。

おりしも場所中、近大時代の恩師・伊東監督が急逝した。いいはなむけになった。勝った瞬間表情を崩して泣いたその表情には、感動させられた。地味なことだがこれまで休場が一度もないという。力士としてのピークは過ぎているだろうが、優勝はずっと歴史に残る。誇りに思ってこれからも頑張ってほしいところだ。

白鵬、鶴竜の両横綱も年齢的なものか、衰えが目立ってきたようである。大関も豪栄道が陥落して貴景勝1人になった。ただ後釜を担う力士がまだよくわからない。しばらく優勝争いは混沌とした状況が続きそうである。今回徳勝龍が勝ったように、思わぬ力士が栄冠を勝ち取るチャンスもありそうだ。非常に先の読みにくい時代に相撲界は入っている。

ktu2003 at 19:00コメント(0) 

2019年11月16日

休場する力士が多い。

幕内力士6人、十両力士1人で関取計7人が休場している。もともと相撲にけがはつきものとはいえ、確かに多い。いろんな原因が指摘されていて、それぞれに一理あるのだが、問題はきちんとした対策がとられていないようにみえることだ。親方や関係者からの発言も、もっぱら昔からのやり方を肯定する立場のものが多い。しかし時代は変わるし、力士を取り巻く環境も変わる。科学的な観点から新たにわかってきたことも多いだろう。そういうものを踏まえて変わっていかないと、伝統は維持できないのだ。

やはりけが増加の要因として大きいのは力士の大型化だろう。幕内力士の平均体重は160キロを超える。これだけの大男がぶつかり合うのだから、かつて100キロそこそこでやってたころのやり方で対応できなくなるのは当たり前だ。土俵下に落ちたり、ちょっと踏ん張った拍子にけがをする力士も増えている。

巡業の増加や本場所の過密を指摘する声も多い。けがや疲労を治す休養の時間がない、というものである。無理して出場してけがを悪化させた事例が、最近でもあった。また、かつての公傷制度がないため休めば地位が下がる。それを当然嫌って、無理をするという。これは他のスポーツにも共通することだが、トレーニング、相撲なら稽古を「休む」ことへの恐怖があるのだろう。適切に「休む」こともトレーニングの一環なのだ、という意識改革が必要だ。無理することを「美談」にする傾向が、相撲界には特に強いように思う。

稽古のやり方や食事のあり方も見直していくべきだろう。近年は稽古量が昔に比べて格段に減ったといわれる。体が大きくなりすぎてきつい、というのもあるし、「厳しい指導」が難しくなってほどほどの稽古で済ませてしまうともいう。食事についても、今は栄養学も発達しており、けがをしにくい栄養の取り方というのもわかっている。力士はとかく暴飲暴食になりがちだから、太ればそれでいいというではなく、適切な食事管理もやっていくべきだろう。

本場所の土俵上でけがをしたことが明らかであるならば、公傷制度の復活も検討したほうがよい。かつてのように1場所留め置くのではなく、いったん番付外に出して枠を空ければ健常な力士の昇進にも影響しなくなる。幕尻や十両最下位などの扱いから再スタート、というような形も取れるのではないか。

土俵の大きさを少し広げたり、段差を小さくしたり、土俵下にマットなどを敷くことも提案されている。少しでもけがを減らせる可能性があるなら、そういうことはすぐにやったらいい。それで伝統が壊されることはない。

ktu2003 at 07:33コメント(0) 

2019年11月03日

王者ニュージーランドを倒したイングランドと、日本に勝利した南アフリカの決勝。

前半はペナルティーゴールの応酬。それは後半まで続く。だがイングランドがチャンスを生かしきれない印象。そんな中で、フィジカルに勝る南アフリカが徐々に押すようになる。そして後半26分に最初のトライが生まれて、イングランドが力尽きたというところ。

事前に、果たして盛り上がるのだろうか?と心配されていた大会。新国立競技場の完成が間に合わず、使えないという逆風もあった。ラグビー人気自体がそれほどでもない中、しかし開幕するとその懸念は吹き飛ばされ、世界的なイベントに各地で熱狂した。
そして日本が初めて決勝トーナメントに進出したのも大きかった。TBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」が場をあたためてくれていたのも多少は寄与したかもしれない。

台風により予選リーグの一部の試合が中止となるなど、トラブルもあった。だが全体としては大会運営もスムースであり、選手も好印象だったようだ。

この盛り上がりを、ちゃんと競技の人気につなげないといけない。楽観は禁物である。高校ラグビーの参加校・部員数は年々減少。大学ラグビーやトップリーグの人気もそれほどではない。ラグビー代表戦をしっかりしたコンテンツにすることができるか?そしてともすれば体育会的雰囲気が色濃く残るとされるスポーツでもあるから、不祥事防止も大きな課題といえる。

世界的にみれば五輪やサッカーW杯にも匹敵する注目度がある。日本が活躍したことのインパクトは私たちが思っている以上に大きい。

ktu2003 at 09:20コメント(0) 

2019年10月20日

前回は予選リーグ最初の試合だった。今回は決勝トーナメント。全く違う舞台、違う世界での対戦である。

前半はむしろ日本がボールを支配し、攻め続けるという展開。南アは先制トライはしたもののその後ミスが相次ぎ、得点できない。前半終了時点で3−5という、ロースコアの展開になった。前回大会と似ている。
しかし後半に入って南アは戦い方を変えてきた。フィジカルを生かして攻めながら、反則を誘う展開である。PGを狙いに来た。そして点差を少しずつ広げ、モールでの優位を利して押し込んできた。この
モールからのトライで、力尽きたようである。

圧倒されたというほどには感じなかったが、南アフリカにうまさがあった。思うような試合運びができないとき、どうするかという対応策があった。また、選手層の差も感じた。メンバーを大きく入れ替えても力量が落ちない。決勝トーナメントが目標のチームと、優勝を狙えるチームの差だったともいえる。

ともあれ埋められない差ではない。ここから上にいくには、今までよりももしかしたら険しい道のりが待っているかもしれないが、ともかくそこに挑むところまではたどりつけた。この戦いぶりを見てラグビーに飛び込む選手たちの力が、後の時代を作っていくだろう。

ktu2003 at 21:42コメント(0) 

2019年10月17日

【ドーハ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は16日、懸念が高まっている東京五輪の暑さ対策として、陸上のマラソンと競歩を札幌開催に変更する代替案の検討に入ったと発表した。

選手のことを考えれば当然の対応だが、この案が組織委員会から出なかったことが残念だし、そもそも開催地選考の段階で考慮されなかったことも問題だ。準備していた関係者からすれば、「それはない」という話になるのは当たり前だし、開催まで1年をきった段階からとなると準備のスケジュールや経費負担など、仕事が増えてしまう。観戦者やボランティアに札幌まで来てもらうことがどこまでできるのだろうか。

真夏の東京でスポーツイベントを開催すること自体への懸念の声は、そもそも大きかった。暑さ対策もいろいろ出たが、文字通り焼石に水のようなアイディアしか出てこなかった。運動していなくても一般人が熱中症でばたばた倒れている季節なのである。そもそも五輪の開催時期を今に固定していることの、妥当性が問われているのだ。アメリカのスポーツスケジュールへの配慮というのは周知の事実である。放映権やスポンサー料で儲ける、という構造にしたが故の弊害だ。もう、考え直すときではないだろうか。そもそもマラソンや競歩だけではない。他の屋外競技も事情は同じだと思う。

都市開催にこだわる必要もない。様々な競技の会場が実際には各地に分散している。今後の五輪招致自体も、複数の都市や地域、国レベルでのプランも含めて検討すればよい。開催のたびに新しいものをつくるのでなく、既存の施設をなるべく活用するなどの工夫はまだまだできる。



ktu2003 at 06:56コメント(0) 

2019年10月14日

初めてのワールドカップから32年。4年前まではトータルでわずかに1勝しかできなかったラグビー日本代表。長かったが、ついに扉をこじあけた。

スコットランドに先制されたものの、前半のうちに3トライをあげて点差をつけた。オフロードパス、カウンターもあった。相手もかなり焦りがあったようで、その隙にうまくつけこんだという印象だが、タックルされても倒れない強さもあった。
後半に入るとすぐにインターセプトからの追加点。だがここからスコットランドも巻き返し、日本は守勢に回る。トライを2つ決められて1トライ・1ゴール差となったが、ここから必死の守りを見せ、逃げ切ったのである。

4年前、南アフリカを破って世界を驚かせたが、リーグ突破はできなかった。その後の4年間ラグビー界は順調だったわけではない。しかし今大会でアイルランドに続き、スコットランドを連破して4連勝で決勝トーナメント進出を決めたことは、歴史的快挙と言って過言ではない。とくにラグビーは、少数の国々が独占的に争ってきたスポーツ。そこに、日本が割って入ってきたのは間違いないだろう。開催国でもちろん有利な条件はあったが、前回開催国のイングランドは予選敗退しているのだ。

歴史は確実に受け継がれている。南アフリカに対する勝利がやはり血肉となっていた。今やサッカーよりも、野球よりも注目されるスポーツになったかのようである。ニュージーランドに敗れて大きく人気を落としてから20年。巻き返しのときがやってきた。そして決勝トーナメントで待つのは因縁の相手、南アフリカ。相手も当然意識しているだろう。もちろん力関係は、相手が間違いなく上。だが勝てない相手では決してない。

ktu2003 at 09:39コメント(0) 

2019年09月28日

タイトル通りである。
ラグビーW杯。事前は盛り上がるか懸念されたが、そこそこいい感じ。
そんな中、日本代表が先日まで世界ランク1位だったアイルランドを相手に、試合内容的にはしっかりといっていい勝利を収めた。

前半はアイルランドがボールを支配したが、日本が良く守った。2トライを奪われたものの、ペナルティーゴール3本で3点差に食い下がった。後半は逆に日本が終始ボールを支配。途中出場の福岡の逆転トライでリードを奪うと、さらにペナルティー1本を加えた。後半、アイルランドは0点だったのである。

もしかすると日本のいまだ暑い気候で、アイルランド側が消耗したのかもしれない。それにしてもこの1勝は大きい。決勝トーナメントに行くにはアイルランド・スコットランドのうちどちらかを上回らないといけない。このハードルは相当に厳しいと思っていたが、アイルランドには勝てた。決勝トーナメントに行く資格は十分にある。

いや、前回大会では3勝しながら決勝トーナメントに行けなかったのだ。それは初めてのことだった。実力的には十分に行ける。それを今回証明したといえるだろう。サッカーはワールドカップでいまだ「強豪国」と言われるチームには勝っていない。それを考えるとラグビーは前回の南アフリカに続き、アイルランドにも勝ったことで、先んじているのではないのか?と思ってしまう。

ヨーロッパと南半球の独壇場だったラグビーという競技に、日本が割って入っていくのだとしたら、それは楽しい。

ktu2003 at 19:02コメント(0) 

2019年09月15日

スポーツを盛り上げるには、それなりの舞台を用意することが重要である。
日本でもっとも成功したのが野球、甲子園であろう。世界的にはサッカーのワールドカップであり、オリンピックがある。
オリンピック選考会ということだから4年に1回の開催になるのかもしれないが、新たな可能性を示すスポーツイベントになるのではないか。

MGC。マラソン・グランド・チャンピオンシップ。
毎回のように選考で物議をかもしていた男女のマラソン。だが世界との差は開く一方。根本的な選考方法の変更が行われた。今回は開催国でもあり、好成績を残すことは至上命題。そこで考えられたのが、来年の五輪本番とほぼ同じコースで、夏場に開催し、そこでの勝者を五輪代表として送り込む。

極めて明快である。まず出場資格を設け、いわゆる1レースだけの「一発屋」が代表とならないよう、しばりをかける。特定のレースで一定以上のタイムを出した選手だけに出場を認める。そして上位2名が五輪代表として内定。3位の選手については「有力候補」とする。そして残り1枠は、それぞれ設定タイムを設けて、それを指定のレースで上回る選手が出ない限り3位の選手を選出する。男子については日本新記録、女子は指定レースの過去最高タイム。ハードルは相当高い。

そして今大会の出場選手は、普段なら一同に会することのない、有力選手ばかりという顔ぶれになった。まさにガチンコ勝負。そうだったからなのか、前半からハイペースになった。男子は、設楽悠太が飛び出し、独走する展開。しかし失速して、最終的には中村匠吾が勝った。2位は服部勇馬。女子は中盤から前田穂南が飛び出し、そのまま逃げ切り。2位には鈴木亜由子が入った。

わかりやすいし面白い。この大会で2位に入ればオリンピック。ダメだったらタイムで逆転。目標を立てやすい。ギャラリーにとってもわかりやすい。そして、とりあえず日本で最強の選手を送り出せる可能性は大幅に上がったと思う。ただ、世界との差は大きく開いている。あくまでも日本の選手の中での勝利。スピードに秀でた外国の選手とどう渡り合うか。

日本にとってマラソンは、最初の五輪出場から100年以上にわたる伝統がある種目。国民的人気も高い。その五輪選考にこういうイベントができたことは、競技の人気を高め、五輪選考会が国民的注目を集める方法としても面白い。もちろん、本番で結果が出ないといけないのだけれど。

ktu2003 at 15:38コメント(0) 

2019年03月02日

元法大野球部監督の五明公男(ごみょう・きみお)氏が1日午後5時48分、大動脈解離のため東京都多摩市の病院で死去した。(スポーツ報知)

伝説的な強さを誇った、法政二高の甲子園優勝メンバーである。法大進学後もリーグ制覇に貢献し、卒業後の71年法大監督に就任。大エース・江川を得て六大学リーグ4連覇を果たした。監督退任後は法大で教員として長くつとめる一方、野球部OB会長でもあった。

監督としての実績は、やはり江川に負うところは大きいだろう。この大学時代の酷使は、プロに入ってからの江川の選手寿命に影響しているとみてよい。とはいえ江川を使わないで負けたらやはり批判されるし、あれだけの選手は使ってみたくなるというのも人情。
アマ野球ではどうしても二律背反になる、投手の実力と酷使だ。


ktu2003 at 08:59コメント(0) 

2019年02月12日

競泳女子日本代表の池江璃花子(18)が白血病と診断されたと12日、自身のツイッター上で明らかにした(朝日新聞)。

今や東京五輪に向け、もっとも注目されていたトップアスリートに、突然病が襲った。
オーストラリアでの合宿中、体調不良を訴えていたという。予定を切り上げて帰国したことはニュースになっていた。注目の選手ということでいろんな仕事がある。大学進学も控えている。年末の紅白では審査員に引っ張り出された。疲労が出ても不思議ではない。しかし、その疲れがなかなか取れなかったという。

16歳でリオ五輪に出場。昨年のアジア大会では6冠を獲得して最優秀選手となり、地元開催の五輪でも好成績が期待されていた。ルックスの良さもあって、おそらくスーパースターとしての将来が約束されたかのような趣さえあった。

「白血病」といっても、昔ほど不治の病ということはなくなっている。スポーツ選手でも復帰を果たした事例もある。いろんな種類があり、それによって予後にかなり差はあるが、完治する事例も少なくはない。そういう意味ではまず治療に専念することしかないが、それがどれくらいかかるのか、また、病が治ったとしても競技に復帰できるかどうかは楽観を許さないだろう。今年の主要な大会に出られないとなれば、東京五輪の代表となるのも難しくなる。

それはともかく、まずは病を治すことしかない。4年後・8年後でも可能性のある年齢だ。一気に元には戻らなくても、時間は十分にある。



ktu2003 at 19:13コメント(0) 

2019年02月02日

カタールがこんなに強いのか、と驚いた人も多かったんではないだろうか。

とにかく前半は圧倒していた。12分にFWアリが狭い場所からのオーバーヘッドで先制すると、27分にはハティムのミドルシュートが決まる。ともにワールドクラスのシュートだった。
後半に入ると日本が攻めるシーンも多くなり、1点を返したが、38分に吉田がハンドを取られてさらに失点。

試合前は、最強イランを破った日本有利の予想も多かった。史上初めて、海外クラブ在籍の選手がスタメンすべてを占めたことが大きく報道されていた。一つの時代の変化であることを感じると同時に、今後はチームの完成度を高める方法が課題になる。カタールはその点でいうと、少数のクラブ在籍者で固めることによって、チームの完成度をかなり高くしていた。

そしてカタールは、多くの帰化選手を集めて強化をはかっていた。もとより小国のため、黙っていても人材がいるわけではない。しかし金はある。そこから導きだす答えが、人材を海外に求める、ということだ。しかしながら、サッカー強国出身の選手は少ないと言う。

日本は決勝までくればこれまで負けていなかったが、今回はこれまでの試合内容も楽勝が少なく、結果からみると妥当にもみえる。大迫がいないときにどうするか、層の薄さが課題であるし、堂安や南野といったあたりはまだチームを背負って立つレベルにはない。今回はケガ人も多く、そこも各人の課題になるだろう。

アジア杯は今回から出場枠が拡大し、東南アジア勢やインドなどが参加してきた。いずれもまだまだレベルは低いものの、人口は多いし強化は進めている。タイやベトナムは日本でプレーする選手もおり、今後はこうした地域が急速にレベルアップしてくることも考えられる。面白くなりそうだ。サッカーのこの世界的広がりというのは、やはり世界を一つにするのに資する。

ktu2003 at 09:37コメント(0) 

2019年01月29日

戦前は日本不利の予想が多数だったが、終わってみれば完勝の内容になった。
前半は0−0の推移。だがイランが思ったより攻めきれず、というところ。

後半の一つのプレーがその後を決めた。南野が持ち込んだところイランDFと接触。南野が倒れたところでDF陣が一斉にシミュレーションをアピール。ファウルの笛が吹かれる、と反射的に考えたのだろうか。ところが笛は鳴らず、起き上がった南野はボールに直ちに向い、大迫にクロスを上げると、これが見事に合った。今大会無失点のイランをこじ開けた瞬間だった。

こうなるとイランは焦りだす。プレーが荒くなる。2点目はこれも南野の蹴ったボールが手にあたり、VARを経てPKに。そして3点目はやや気落ちしたところを原口が決める。最終盤では乱闘気味になる一幕もあった。

メンタルがいかに大切かを思い知った一戦。イランは総合力は上だったかもしれないが、やや日本を甘くみていたようだ。そして、1点目のプレーは完全なミス。日本側はベルギー戦のこともあり、2−0になっても油断せず、3点目を入れた。イラン対策が完全にはまったのだろう。

さて決勝。カタールか、UAEか。どちらが来ても格下ということにはなるが、この試合をみてもどう転ぶかはもちろんわからない。その上、中東という地の利が相手側にはある。


ktu2003 at 21:11コメント(0) 

2019年01月27日

【メルボルン共同】女子テニスの大坂なおみ(21)=日清食品=が26日、メルボルンで行われた四大大会第1戦、全豪オープンのシングルス決勝で、ウィンブルドン選手権を2度制した28歳のペトラ・クビトバ(チェコ)を7―6、5―7、6―4で下して初優勝し、昨年の全米オープン初制覇に続く四大大会2連勝の快挙を達成した。


四大大会を2連勝するというのは、これはもう実力世界のトップに立っているといってもいい。世界ランクも1位になった。アジア人として初めてだそうである。ハイチ人の父と日本人の母、そしてアメリカ育ち。もう国は関係ない。そしてこのところ抜け出す選手がいない時代が続いてきた女子テニス界で、ついに時代をつくる選手が現れたという意味は大きい。

マッチポイントまでいって粘られ、明らかに精神的な乱れが出た。このへんがわかりやすいところが彼女の課題だが、見事にリカバリーしてみせた。昨年の今頃はまだランク70位台の選手であり、まさに急成長である。

世界一になることは難しい。しかしそれを守り続けることはもっと難しい。これから、打倒大坂を目指して世界の選手たちが向かってくる。30代も後半のウイリアムズがあれだけやっているのをみると、10年以上君臨してもおかしくない。それは、日本のテニス界にとって大きな影響を与えてくれるのではないか。

ktu2003 at 19:56コメント(0) 

2019年01月16日

大相撲の東横綱稀勢の里(32)=本名・萩原寛(ゆたか)、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が現役引退を決断した。進退をかけた初場所で初日から3連敗し、一夜明けた16日、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明らかにした。(朝日新聞)

不器用な力士だった。
野球選手として高校から勧誘された実力があったが、相撲を選んだ。運動神経のある才能が、ちゃんと相撲界に来てくれたことはよかった。そして10代で関取になる。だが、幕内に入ってからは苦戦気味だった。相撲はうまくない。小結でも、関脇でも苦戦した。立ち合いのまずさも指摘された。

時代はモンゴルはじめ外国勢の全盛。朝青龍がいて、白鵬がいて、日馬富士や鶴竜もいる。欧州勢も琴欧洲やら把瑠都やら。その中で、間違いなく日本出身として期待を集めた。しかしなかなか期待にこたえられなかった。

大関に昇進したときは、基準が甘いと随分批判を受けた。しかし大関としての成績は歴代の中でもトップクラスだった。優勝次点はなんと12回に及ぶ。ここ一番の取組に勝てない。綱取りと言われた場所はなんと7回に達した。「とにかく優勝が欲しい」その要求に、ようやく応えたのが一昨年の初場所だった。

新横綱の場所は12連勝と、順調すぎるスタートだったが、13日目に日馬富士に敗れた際に左肩を痛めた。その後強行出場して2場所連続優勝を果たすが、けがは重傷で、完全回復は望めないものだったという。多くの指摘があるが、このけがへの対応がその後の苦闘の元凶になった。横綱になるまで大きなけががなく、多少のけがなら強行出場して、それなりに結果を残していた。それと同じ対応をしてしまったのだろう。体重が過去最高になった、という話を聞いたときにいやな予感がしたものである。

そして完治しないままの出場は、足のけがを招く。ここからは悪循環で、毎場所のように途中休場、全休を繰り返すことになった。そうするとけがに加えて下半身が衰えていった。師匠・隆の里はすでに亡く、適切な助言を与えられる親方もいなかった。左にこだわる点を研究されて封じられると、その取り口を変えることもできなかった。左がけがで使えなくなっているのに、である。

不器用なのは相撲もそうだし、生き方もそうだ。公の場では無口で、あまり他の力士と交流もしない。結婚もしていない。その愚直さが、しかし人気があった。不祥事でやめていく力士がこの間多かったせいもあるだろう。とにかく相撲は一生懸命やっている。その姿が見えたからだ。

大関のままなら長く相撲がとれた、のはそうかもしれない。でも、大関で終わっていい、と考える力士は誰もいないだろう。昇進が間違いだったというのも違う。実力は大関以上だったが、横綱がゴールで、横綱に君臨する力はなかったというだけである。

休む勇気。スポーツ選手には非常につらいことだが、これを相撲界は教訓にしないといけない。照ノ富士の悲劇をみても、「無理して出場」を美談にするのはもうやめにすべきだろう。その相撲界だが、上位陣の低迷が目立つ。年齢も上がってきており、稀勢の里の引退が、世代交代の引き金を引く可能性がかなりある。


ktu2003 at 19:45コメント(0) 

2019年01月04日

正月は大学スポーツにスポットがあたる時期でもある。

第95回を迎えた箱根駅伝。新興勢力から一躍4連覇を果たし、原監督が時の人になった青山学院大。今年も連覇が有力視されたが、ついに止められた。往路では東洋大が制し、復路で東海大がこれを上回った。青山学院大は記録では復路優勝したものの、出遅れを挽回できなかった。東海大は初の総合優勝。箱根駅伝にまた新たな風が吹いた。一方、名門勢が軒並みシード落ちするなど、大学の名前だけではやっていけない部分もあるのだろう。こうした展開もあり、視聴率は過去最高を記録。今や、視聴率でいえば日本最大のスポーツイベントになっている。

それに比べれば地味な大学ラグビーだが、V10を目指していた帝京大学がついに敗れた。相手は関西リーグV3を果たした天理大。7−29ということで、完敗だった。今シーズンは上級生中心のメンバーで、従来の下級生の突き上げが弱く、スクラムで完全に押し負けた。けが人が出たことも響いた。帝京大学はこれも新興勢力で、初優勝からのV9で、従来の大学記録を大幅に更新していった。そして打倒社会人を掲げてチーム作りをしてきたことで知られた。一部では、社会人との手合わせができなくなったことでモチベーションが下がった面があるという。いずれにしろ、連覇を止めたのが関西勢だったことは意義深い。

平成の元号が終わる今年、くしくも大学スポーツで覇者交代が立て続けに起きたのは、やはり新時代を欲する空気がどこかに存在するのであろうか。

ktu2003 at 16:23コメント(0) 

2018年12月30日

高梨 英夫氏(たかなし・ひでお=元札幌学院大硬式野球部監督)28日午前7時14分、直腸がんのため札幌市の病院で死去、76歳(スポーツニッポン)。

千葉県出身。高校卒業後大昭和製紙に入社。そして北海道に移籍してレギュラーを確保。
都市対抗には拓銀の補強選手として初出場。平松政次から本塁打を放っている。そして1974年、大昭和製紙北海道で出場した大会で優勝。北海道のチームとして初めての優勝でもあった。翌年からはプレーイングマネージャーに就任。84年まで現役を続けた。都市対抗野球には10年連続出場、通算9本塁打を記録し、91年に破られるまで大会記録だった。

95年からは札幌第一高校、08年からは札幌学院大で指導するなど、北海道のアマ野球界の中心で活動した人物だった。息子2人はプロ野球選手。



ktu2003 at 08:28コメント(0) 

2018年12月09日

付け人に暴行したことを認めた大相撲の幕内貴ノ岩(28)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身、千賀ノ浦部屋=が7日午後、現役を引退した。日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。午後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)とともに協会のある東京・国技館を訪れて、暴行の責任を取った。(朝日新聞)

彼には頑張ってほしい。そう思っていた人は多かったと思うが、一部でささやかれていた噂はやはり本当だったのか、とも思ってしまう。「貴ノ岩は素行が悪い。暴力の常習」といわれているという噂があった。日馬富士も、貴ノ岩の態度を問題にした、と語っていた。翌日貴ノ岩が態度のことを謝り、本人同士は和解していたので大ごとになって驚いた、という話もあった。

貴公俊のときも書いたが、問題はモンゴルだから、〇〇部屋だからということではなくて、相撲界という文化の問題なのであろう。貴乃花元親方も、新弟子時代随分兄弟子から暴力やら理不尽ないじめを受けたといい、その時の関係が旧二子山勢の親方との付き合い方に出ていたという。そんなことがあったのに、部屋でその文化を根絶できなかったのである。

相撲界はほんとに不祥事が多すぎる。大砂嵐が悪質な無免許運転で引退。同じ部屋の幕下力士も同じ過ちで引退。この10年くらいの単位でみてみれば、不祥事のオンパレードで、よく存続しているなと思うくらいだ。暴力に限らず、そもそもの善悪やモラルの基準がずれまくっているとしかいえないし、本人と親方は責任を取るが上層部は全然責任を取らない。基本的に個人の責任にしてしまうので、再発が収まらないのだろう。

今回も再発防止策は打ち出されて、研修をやったりはするが、個人の意識改革を促すにとどまっており、制度的、あるいは文化的にどう変えていくのか、という点が見えない。もともと大きな体を利用した技をぶつけ合う格闘技であって、血の気の多い環境だ。そして上下関係が歴然としていて、部屋という密室で力士は生活している。暴力など、不祥事を根絶するのは相当難しい環境といえる。そのあたりに踏み込む覚悟はあるのか?

観客はあまり減ってないのかもしれないが、新弟子が減っている原因の一つに不祥事はあるだろう。それでも来るのは外国人と相撲文化に染まった学生、それに親が有名力士、という人々だけになりかねない。やはり外部の視点がもっと必要だろうか。


ktu2003 at 00:53コメント(0) 

2018年11月25日

大相撲九州場所(福岡国際センター)千秋楽の25日、東小結貴景勝(22)=本名・佐藤貴信、兵庫県芦屋市出身、千賀ノ浦部屋=が初優勝を決めた。平幕錦木を下して13勝目を挙げると、2敗で並んでいた大関高安が結びで御嶽海に敗れた。22歳3カ月での初優勝は、年6場所制となった1958年以降で6番目の年少記録。(朝日新聞)

横綱不在、大関1人も休場した活気のない場所だったが、ドラマは用意されていた。
相撲協会を事実上追われた形になった貴乃花の弟子が、部屋を移って初めての場所で栄冠をつかんだ。
出世は早い。14年初土俵から2年、10代で関取になり、翌年には幕内に上がってきた。小柄な体ながら勢いのある突き押しが特徴である。新入幕の場所は負け越したが、それ以降は前頭下位では大勝ちしている。今年初場所には新小結。そして先場所小結で初の勝ち越し。まさに伸び盛りだ。

いろんなことがあった。兄弟子と日馬富士のもめごと。師匠と相撲協会の対立と、師匠の敗北。部屋を移ることになったのは主体的選択ではない。しかしとにかく現役力士は相撲を取るしかない。寡黙に相撲に取り組んだ。

表立って元師匠・貴乃花を語るのはまだ難しいだろう。しかし四股名に「貴」の名が残る。活躍すればそれが恩返しになる。記録をひもとけば、間違いなく将来の角界を背負って立つ力士になる期待ができる。

ただ、今の相撲界は横綱の衰えが目立っており、上位陣が不安定になっている。にもかかわらず実力で上を打ち倒す存在がいない。今場所もみんな休んでいる中での優勝。上位陣を打ち破ってこそ世代交代ができる。今年は3人の初優勝力士が出た。いろんな力士にチャンスが出てきているのも事実だ。そういう意味では角界は不祥事続きではあるが、新しい力士が台頭する時期にも来ている。来年に期待したい。




ktu2003 at 18:50コメント(0) 

2018年09月25日

大相撲の元横綱貴乃花親方(46)が25日、日本相撲協会に退職願を提出。午後5時から本人による記者会見が行われ、冒頭、同席した代理人の弁護士が「年寄貴乃花の代理人として引退届を提出し、貴乃花部屋に所属する全員の代理人として千賀ノ浦部屋に変更したい旨を出した」と報告(朝日新聞)。

これも「平成の終わり」案件になるのだろうか。

このところスポーツ界に相次いでいた「パワハラ」「暴力」問題だが、その最たるものは相撲だったことは疑いない。そして暴力事件をめぐり、協会と厳しく対立した上、弟子の暴力事件によって逼塞することになった貴乃花親方が、ついに協会を去る決断を下した。

記者会見で主張したのは、告発の内容について「事実無根」と認めるよう有形無形の要請を受け、事実は曲げられないので、自ら退職するというものである。8月7日に書面が届いているということは、文書が存在するということである。それが公表されればわかる。
何が「事実無根」なのであろうか。相撲協会は説明する必要があるだろう。

ともあれ、貴乃花親方の一連の行動は「改革」への思いとはいっても不可解であったことは否めない。政治力のなさも露呈し、協会の多数派にはあえなく敗れ去った。賛同していた親方衆もいたが、結局離れてしまった。とはいえ関取3人を育てているから、部屋を指導する親方としての指導力はそれなりにあるといえる。また、現役時代以来の絶大な人気は、今の相撲協会にとっても重要な財産になるはずだった。取り扱いに失敗したのは間違いない。7月に決まった「一門への所属」を義務づけるという取り決めも、あまり意味がわからない。貴乃花つぶしを狙ったという向きもある。

いずれにしても虎を野にはなったという感もある。協会を離れて彼が何をするのか。協会批判を繰り広げられたら厄介だろう。


ktu2003 at 19:10コメント(0) 

2018年09月09日

 テニスの4大大会最終戦、全米オープン第13日は8日(日本時間9日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで、女子シングルスの決勝が行われ、初優勝に挑む第20シードの大坂なおみ(日清食品)が、元世界ランク1位で第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米)を6―2、6―4のストレートで破り、初優勝。男女を通じて日本勢初の快挙を達成した。(朝日新聞)

勢いで押し切ったという感じだが、女子テニス界の世代交代を印象づける一戦となるかもしれない。

長年女子テニス界の頂点に君臨したセリーナ・ウィリアムズだが、昨年出産。年齢のこともあり、さすがにベストの状態ではない。しかしながら確実に復活してきていた。そのセリーナを「あこがれ」と公言する大坂。準決勝後のインタビューでは「I love you」という言葉を対戦相手に贈ったほどである。

しかし試合内容では大坂が圧倒した。セリーナは審判の判定に不満を示してペナルティを食らい、ラケットを叩きつけるなど、平常心を失った。この状況をみても、大坂が勝者にふさわしい。

大坂は大阪生まれ。父親はハイチ出身のアメリカ人。3歳でアメリカに移住したから、実質的にはアメリカ人といってもいいが、国籍は日本との二重国籍。そして現在住民票は札幌にあるという。祖父が根室にいるということも、大きく報道されている。競技者としての国籍は、日本を選択した。

一線に登場したのは2016年。そして今年に入ってから急成長。世界の有力選手を破ってツアーを制覇し、すでにセリーナにも勝利した経験がある。インタビューでのユーモラスな受け答えや、たどたどしい日本語の愛らしいキャラクターで、人気も急上昇中だ。四大大会で上位まで勝ち進んだのは今回が初めて。その初めてのチャンスをつかみとった。

日本女子で世界と戦ってきた選手といえば、古くは沢松和子、そして伊達公子、杉山愛といったあたりが思い浮かぶが、彼女たちは日本で育ち、体形は小柄だった。大坂はアメリカ育ちで身長は180cm。体格にも恵まれている。そのあたりも、新しい時代がやってきた感を抱かせる。

グローバル化が進み、国際結婚が増えてきた現在、スポーツ界では外国人の血を引く選手の活躍が目立つ。陸上のケンブリッジ、柔道のベイカー、卓球の張本、と次々に思い浮かぶ。野球界のダルビッシュやサッカーの酒井高、相撲の御嶽海などもすでにいる。身体能力という点では、いろんな血が混ざってくるほうが向上するものである。

今回の全米オープンでは錦織も準決勝まで進出した。全仏では穂積・二宮ペアが日本人同士のペアで初めて準優勝を果たしている。世界で戦える日本の選手が増えれば、テニスの人気ももっと上がってくるだろう。大坂はキャラクターが明るく、世界的な人気選手になっていくことを期待したい。


ktu2003 at 07:41コメント(0) 

2018年08月31日

体操の日本女子代表候補の宮川紗江選手が、日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長らから「パワーハラスメントを受けた」と29日の記者会見で主張した問題で、塚原夫妻が31日、5枚の文書で反論した(朝日新聞)。

最初は選手への指導者の暴力事件として表に出てきた。
そして指導者に処分が下された。ところが被害者の宮川の姿勢から、雲行きが変わってくる。宮川は引き続きコーチの指導を受けたいと希望。そして会見で、暴力的な指導はあったとしたうえで、協会側の圧力を指摘したのである。

両者の主張が食い違っているので何とも言えないが、どうやら体操界の構造的な問題が明らかになってきたようだ。すなわち塚原夫妻が取り仕切る朝日生命体操クラブが、事実上選手育成についても日本の中枢を握るような形になってしまっている。そしてクラブによる有力選手引き抜きの問題もあり、同クラブならびに塚原夫妻に対する反発が協会内にも相当ありそうなのだ。

話を整理しないといけないのは、宮川を指導する速見コーチも、その指導について暴力的という指摘がたびたびあったらしい。ただその処分の仕方、そして宮川の処遇について、どうやら事案を利用して塚原夫妻が自分の側に取り込むことを画策した、という可能性が出てきている。

話はレスリングに近いという印象を持った。もともと特定の集団で指導していた人物が、そのあまりの優秀さによって競技団体自体を統括するかのような力を持ってしまい、自らの集団を優遇してしまうというものである。そして指導者に逆らうと競技を続けるうえで不利になる。

それぞれに背景が違うとはいえ、スポーツ界に相次ぐ不祥事の根源には、特定の指導者や上層部に権力が集中してしまうこと、また体育会系独特の上下関係重視がありそうだ。そしてこれは社会的に決して小さな問題ではない。政治・経済の中枢の話ではないが、より小さな業界の中で不当な形で権力を振りかざしている人物は多いだろう。そして彼らに逆らえずに泣き寝入りしている人もまた多い。その状況に声をあげないで、どうして国や社会レベルの不公正を変えられるだろうか?

だから、スポーツ界が注目されている現在、うみはしっかり出しておくことが大切だ。そしてその構造変化は、絶対他の業界にも波及する。と同時に、構造を変えられなければ世の中の空気にも影響するだろう。


ktu2003 at 20:16コメント(0) 

2018年07月16日

サッカーのワールドカップ(W杯)・ロシア大会は15日(日本時間16日未明)、モスクワのルジニキ競技場で決勝があり、フランス(世界ランク7位)が4―2でクロアチア(同20位)を下し、自国開催の1998年大会以来、2度目の優勝を飾った。(朝日新聞)

順当な結果といえば結果なのだろうが、クロアチアが試合内容的には押していた。
しかし先制点はオウンゴール。これは決勝戦としては史上初の出来事だった。すぐにクロアチアは追いついたのだが、その直後にPKを取られてしまう。これがVARを適用されたもので、この失点が非常に響いたように思われる。
後半に入るとクロアチアが攻め続けるものの、フランスがカウンターで攻め返す構図となり、点が入るのはフランスのほう。個人技で2点を加え、クロアチアの反撃を1点にとどめた。

フランスが今回も手堅く試合をしたといえそうだ。確かに決して面白いサッカーとは言えないのかもしれない。だが、屈指のタレントを擁してもいまいちなチームが目立った中、フランスは若手を中心としてよくまとまっていた。クロアチアもベテラン中心ながらまとまりがあるチームだったので、サッカーの流れがそういう方向にいっているのだろうか。

今大会を振り返ってはっきりしたことは、手数をかけないでゴールまで持っていくサッカー、そしてタレントに頼らないサッカーが主流になりつつあるということだ。またVAR導入でシミュレーションや、ディフェンスの強引な守りが難しくなった。チームの完成度がどうしてもクラブに比べ低くなることを考えると、より国や監督の戦略が重要になる。スターがいるとかえってやりにくくなるんではないか。そうなると小国にも十分にチャンスがある。参加国が今後増えることも議論されているとすると、最高峰のプレーは欧州CLで、名誉やライト層へのアピールはW杯で、というすみ分けがより明確になっていくのではないか。


今大会、印象に残ったチームは小国が多い。クロアチアはもちろん、3位のベルギー、予選で散ったがアイスランドも健闘した。参加国が増えたら、そういうチームがもっと増えるんだろうか。


ktu2003 at 07:28コメント(0) 

2018年07月12日

いろいろあったワールドカップも準決勝。

フランス1−0ベルギー
フランスが堅い守りを見せ、高い攻撃力のベルギーを跳ね返した。後半早々のウムティティの先制ゴールを守り切った。

クロアチア2−1イングランド
イングランドが早々に先制するも、クロアチアが攻め続けて、後半23分にペリシッチが同点ゴール。そして延長後半にマンジュキッチが逆転ゴール。

ベルギーの攻撃力をフランスが見事に止めて、試合巧者ぶりを発揮した。露骨な時間稼ぎなどもあったが、そこはさすがに優勝経験国。クロアチアの驚くべき粘りはすごい。決勝トーナメントはなんと3試合とも延長戦。消耗は激しいが、ついに初めての決勝にたどり着いた。

一般的にはフランスが有利だろうが、クロアチアもタレントはそろっている。準決勝と同様、若いチームを動揺させることができれば、クロアチアにチャンスありだ。

ktu2003 at 20:56コメント(0) 

2018年07月08日

ヨーロッパ選手権のようになった準々決勝のもう2試合。

イングランド2−0スウェーデン
イングランドが前半30分にセットプレーから先制すると、終始試合を優位に進め、後半14分にも追加点。スウェーデンにチャンスを作らせず圧倒。

クロアチア2−2(PK4−3)ロシア
ロシアのハードワークがクロアチアを苦しめた。先制は前半31分チェリシェフ。しかし39分にクラマリッチがヘッドで同点。後半はクロアチアが攻め立てて、ロシアが守るという展開。そして延長前半にクロアチアが勝ち越すが、後半10分にFKからフェルナンデスがヘッドで追いつき、PK戦に。クロアチアGKスバシッチは足を痛めていたが、1本を止め、さらにロシア側がもう1本外したことにより、勝利。

イングランドが28年ぶり、クロアチアも20年ぶりのベスト4だ。イングランドはサッカーの母国にワールドカップを持ち帰る、と意気込んでいる。クロアチアも小国ながらタレントをそろえている。だが2試合連続のPK決着はコンディションにかなり影響しそうである。

スウェーデンは予選から強豪を苦しめてきたが、ついにここで力尽きた。ロシアは最弱の開催国と言われながら、初戦の大勝で勢いに乗り、あわやというところまで強豪に食い下がった。大会の盛り上がりに大きく貢献したといえよう。

ktu2003 at 08:59コメント(0) 

2018年07月07日

準々決勝は注目のカードばかりだ。

フランス2−0ウルグアイ
守備の固いウルグアイを相手に、苦しむかとみられたフランスだったが、前半40分にヴァランのシュートで先制。後半に入ってウルグアイが人を入れ替えたところを攻め、グリーズマンのシュートをGKがキャッチミスで追加点。ウルグアイは攻撃の要・カバーニを欠き、スアレスが不発に終わった。

ベルギー2−1ブラジル
攻勢のブラジルに対しベルギーはカウンター。前半13分にオウンゴールでベルギーが先制すると、31分にはカウンターからデブライネがミドルシュートで2点目。後半に入るとブラジルが反撃に転じるが、ベルギーがクルトワの好守などでよくしのぎ、反撃を1点に抑えた。

欧州vs南米の2試合はいずれも欧州勢の勝利に終わった。南米の個人技中心のサッカーが、いよいよ通用しなくなってきているのではないかと見立てられた。もちろんタレントの存在は不可欠だが。
フランスやベルギーが様々な攻めのバリエーションがあるのに対し、ウルグアイもブラジルもスアレス・ネイマールといったタレントに頼る攻撃になってしまう。
ブラジルはかつてはタレント集団という印象があったが、近年はどうも違う。

フランスーベルギーは好カードだ。事実上の決勝という評判さえある。



ktu2003 at 09:31コメント(0) 

2018年07月03日

惜敗、といっていいのだろうと思う。
確かに勝てそうな、ベスト8が近づいた気がした。

前半の滑り出し、動きが良かった。チャンスを何度かつくった。時間が進むにつれてベルギーにチャンスが増えていったが、よくしのいでいた。そして前半0−0で終わる。
後半の立ち上がりも動きがよかった。そして柴崎のパスが縦にとおり、原口がゴールを決めて先制。それから4分後には香川からボールを受けた乾がシュートを放ち、2−0とする。

ベルギーが攻めにかかる。高い選手を2人入れると、さっそく機能し始める。そして24分にベルトンゲンのヘッドがゴールを割ってしまう。その5分後には途中出場のフェライニが高さを生かし、同点とする。

そのあとはベルギーに押される展開。日本は本田を投入して決着をつけにかかる。その狙いはアディショナルタイムに入ってから、フリーキックを得た本田の技に託された。キックは枠に飛んだが、キーパー・クルトワに防がれる。その直後のコーナーキックをキャッチしたクルトワから、一瞬のカウンター。あっという間にゴールにやってきて、最後はシャドリの一撃が決まった。

惜敗ではあったけれども、ベルギーというチームの強さを感じた一戦でもあった。力の差はあっても食い下がることはできた。3度目の決勝トーナメントにして、ようやく得点を挙げた。間違いなくベルギーを本気にさせたのである。とはいえベスト16で終わったことも事実。ここからの道は、メキシコを参照するまでもなく厳しい。

今大会ほど、日本が「話題」になった大会もなかったのではないか。最初の試合ではいきなり相手に退場者が出て、2試合目ではセネガルに2度リードされて追いつき、ポーランド戦ではリーグ突破のための作戦で物議をかもした。グループリーグは3試合とも異例の展開だった。そして今回は、優勝候補の一角でもある相手に2−0とリードを取り、そして終了間際に散った。

また、大会前にいろんなことがあった点でも異例だった。直前の監督交代は言うまでもなく議論になり、日本代表への期待を大幅に減らしてしまった。もし、きちんとしたチーム作りができていたら、あるいはもっといい結果だったのだろうか?

選手の年齢層が高く、これからは世代交代がうまくいくかどうかが課題になる。東京五輪もあるので、その世代とうまく連動させたい。監督の人選も、あるいは若い世代の育成も見据えたものにしていくべきかもしれない。

いまや代表は多くの選手が海外のチームに在籍する。世界のプレーを経験している選手がほとんどになった。問題は、完成度をどう高めるのか。世界的な選手がもっともっと必要だ。おそらく道のりは順調にいかない。アジアで取りこぼしたり、強豪に叩きのめされることも何度もあるだろう。一歩一歩である。

ktu2003 at 19:21コメント(0) 

2018年07月01日

決勝トーナメントからがワールドカップだ。とはよく言われる話。
有力チームはグループリーグにはピークを持ってこない。トーナメントを見据えて戦う。それがゆえに、グループリーグで取りこぼしてしまう事態も珍しくはないのだが。

見比べればすぐにわかる。明らかにプレーの質が違っていることを。

フランス4−3アルゼンチン
フランスの速攻が光った一戦。19歳の新鋭、エムバペの突破がPKを獲得して先制。アルゼンチンはディ・マリアの同点ゴールから、後半にはメッシのアシストもあり逆転する。しかしフランスはババールのゴールで同点とすると、エムバペがまたもスピードある突破を見せて、立て続けに2ゴール。アルゼンチンも最終盤に意地を見せたが及ばず。

ウルグアイ2−1ポルトガル
ウルグアイの2トップがまたも躍動した。前半にスアレスからカバーニの流れで先制すると、同点にされたあと再びカバーニのゴールが決まった。ウルグアイは守備の意識も高く、ポルトガルの効果的な反撃を許さなかった。

現代サッカー界の2大スター、メッシとロナウドがともに敗退。2人とも数多くの栄光に包まれてきたが、ワールドカップの栄冠には輝けないまま終わりそうである。もちろん2人は所属チームでは最高の輝きを見せるが、代表ではまた違うのだろう。そしてメッシに引導を渡したのが、19歳の選手だったのも象徴的だ。新しい時代の幕開けが迫っている。10代どころか、20代前半の選手も代表にあまりいない日本とはあまりに違う。

ktu2003 at 06:36コメント(0) 

2018年06月29日

随分批判が多いようなのだが、グループリーグの最終戦というのはこれまでこんな試合が
多々あったのではないだろうか。そういうワールドカップの世界に、日本も踏み込んできたということではある。

先発6人を入れ替えてきた。これはおそらくこの先を見据えた、ある種の温存策ともいえる。ベテランが多いことはこれまで幸いしてきたが、何せ高温の中での試合であることも考えると、やむを得ない選択だったとはいえよう。

日本側が何回か決定的なチャンスを作ったが、ポーランド側とともに動きが良くなかった。やはり猛暑はサッカーではパフォーマンスを落とす。そして後半のセットプレーから失点。セネガルーコロンビア戦を横にらみしながらの試合は、コロンビアがリードを取ったことによって、露骨な時間稼ぎへと入っていく。

セネガルが同点に追いついたらどうするのか?そういう疑問がわきつつも、長い時間を消費するため、パスをつないでいく作戦へ。長谷部を投入してそれを統率する。ポーランドも勝っているので無理に試合を動かそうとしない。そして狙い通りの結果、なんとイエローカードの枚数の差でグループリーグ突破、という初めてのケースとなった。

試合内容には言うまでもなく批判が集まっている。全力プレーを放棄したからである。しかも勝ちや引き分け狙いならともかく、負け試合の中でだ。しかし今大会前の評判を思えば、決勝トーナメントへ行くという結果を残したこと自体が望外の話である。キーはコロンビアだった。立ち上がりに退場者を出し、3試合目では勝利して、日本側にいずれも有利な状況を作った。

前回優勝のドイツが敗退し、3大会連続で前回優勝国が敗退しているというのが、グループリーグの過酷さを物語っている。決勝トーナメントへ行けるという結果を残したことについては、きちんと評価をするべきだ。それとともに、すでに選手選考の段階から指摘されているサッカー界の今後につながるか、という意味ではなかなか難しくなった。次は強豪ベルギーが相手で、勝利は非常に難しいだろう。

歩みが早いのか遅いのかわからないが、少しずつ前に進んでいると思いたい。しかし世界のトップレベルははるかかなただ。


ktu2003 at 07:06コメント(0) 

2018年06月25日

深夜の一戦。
立ち上がりからセネガルの速攻が決まる。11分に川島のパンチングがマネにあたり、そのままゴールで先制された。しかしその後はセネガルの攻勢が緩み、34分に乾が持ち込んで右足のシュートを右隅に決めて同点。
後半に入ると再三日本がチャンスを作るが、セネガルがサイドから崩しにかかり、26分にワゲが右サイドに走り込んでゴールし勝ち越し。

すると日本は本田、つづいて岡崎を投入。33分に乾が折り返したボールを本田が蹴り込んだ。キーパーが飛び出していたことも幸いした。その後はセネガルもラフなプレーが目立ち、日本側のボールの精度も落ち、そのまま引き分けた。

2度にわたってリードされたのに追いつく、というあまり見られない戦いぶりだった。
セネガルのスピードをある程度殺すことに成功し、防戦一方ではなく攻めることができた。そして途中交代の本田がまた得点に絡んだ。見事な試合運びではあった。

もちろん、決定機がほかにも何度もあり、それを決めきれないのが強豪との差だろう。セネガルも、速攻がさすがな半面、プレーの粗さや肘打ちなどラフプレーもみられ、やはりこのあたりに世界との差は感じられた。

本田や岡崎といったところの起用については批判の声も多かった。パラグアイ戦で何かつかんだようである。彼らベテランをここ一番で投入するという形なら、生きるのではないか。本田自身も、この起用法にフィットしつつある。気持ち的にもちろんスタメンがいいとしても、途中出場でおいしい場面を演出するのも悪くはない。

しかしスポーツはいい。日本とセネガルは人口や経済力で大きな差がある。普段セネガルからのニュースを目にすることもあまりない。しかし優れたサッカー選手の技を見、互いに競い合い、あるいはサポーター同士が交流する。どちらも試合後はゴミ拾いをしたという。こういう交流が世界平和につながるのだ。

コロンビアがポーランドを蹴落とした。これで第3戦に、グループリーグ突破がかかる。日本はポーランドに勝つか引き分けなら突破決定。負けた場合はコロンビアーセネガルの結果次第。いずれにしろ、すでに敗退が決まったポーランド、というシチュエーションは一般的には有利なはず。もう一段上の高みを、みたいものだ。

ktu2003 at 15:09コメント(0) 
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